JPH0356176A - 2ピース缶胴外面仕上げ塗装方法及び外面仕上げ塗装2ピース缶 - Google Patents

2ピース缶胴外面仕上げ塗装方法及び外面仕上げ塗装2ピース缶

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JPH0356176A
JPH0356176A JP19125889A JP19125889A JPH0356176A JP H0356176 A JPH0356176 A JP H0356176A JP 19125889 A JP19125889 A JP 19125889A JP 19125889 A JP19125889 A JP 19125889A JP H0356176 A JPH0356176 A JP H0356176A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は2ピース缶外面仕上げ塗装方法及びその2ピー
ス缶に係り、より詳細には必要最小限の外面仕上げ塗膜
厚を有しながらアブレージョン耐性及びパストライズ耐
性等に優れた2ピース缶を提供すると共に、そのような
2ピース缶の外面仕上げ塗装方法に関するものである。
(従来技術) 金属素材をダイスとポンチとの間で絞りしごき加工して
形成される2ピース缶(シームレス缶)は、缶胴側面に
継目がなく、缶胴全面に印刷が可能で、美観にも優れて
いるため、炭酸飲料や、ビール等の自主圧力を有する内
容品を収容するための耐圧缶として広く使用されている
この2ピース缶は通常の2ピース缶とは異なり、成形前
の金属素材に予め、塗装、印刷等を施すことは困難であ
り、このため戊形後の個々の缶体に塗装を行わなければ
ならない。2ピース缶の塗装は、例えば特公昭58−5
712号公報に記載されている通り、缶胴側壁部を塗料
が施されたローラと接触させることにより行われる。
ところで、製缶工場での空缶の移送、カートン詰め、輸
送や、缶詰工場での空缶あるいは実缶の移送カ一トン詰
め、輸送等に際しては缶胴相互の接触や移送具との接触
による塗膜のアブレーション傷(スリ傷)が入り易く、
また、内容物充填缶詰のパストライズ処理においても、
塗膜に傷が入る傾向がある。この傷の発生を防止するた
めに塗装印刷層の上面に外面仕上げ塗料を塗布すること
が広く行われている。
(発明が解決しようとする課[) しかしながら、塗装印刷面の傷の発生を防止するに充分
な膜厚の外面仕上げ塗料を施すことは、塗料使用量の増
加による製缶コストの増大を招くばかりでなく、塗料焼
付け時に於けるミスト発生量の増大による環境汚染の問
題及びミスト回収のための公害防止コストの増大を生じ
る。一方、製缶の分野では、製缶コストを低減させよう
とする絶えざる要求があり、しかもこのコストの低減は
缶の諸性能を実質上低下させることなしに行われること
が基本となっている。
従って、本発明の目的は、2ピース缶胴の塗装印刷面上
に必要最小限の外面仕上げ塗膜が施されていながら、ア
ブレージョン耐性とパストライズ耐性との組合せに優れ
た外面仕上げ塗装2ピース缶及びそのための外面仕上げ
塗装方法を提供するにある。
本発明の他の目的は、2ピース缶胴外面に厚さの異なる
外面仕上げが一定の分布で施されており、諸耐性に優れ
しかも製缶コストの低減された2ピース缶及びそのため
の塗装方法を提供するにある。
本発明の更に他の目的は、上記厚み分布を有する外面仕
上げ塗装を1回のローラ塗布により行われる方法を提供
するにある. (課題を解決するための手段) 本発明によれば、転写ロールに外面仕上げ塗料を施し、
該ロール上の塗料をコーティングロールに転写した後、
塗料印刷された2ピース缶胴外周面に塗布することがら
成る2ピース缶胴外面仕上げ塗装方法において、該転写
ロールを、缶胴の上下両端部に対応する周部分全体に深
い彫刻が施され且つ缶胴の中央部に対応する周部分全体
に浅い彫刻が施されたグラビアロールとし、該グラビア
ロールを使用し、2ピース缶胴外周面の上下両端部に外
面仕上げ塗料を厚く且つ中央部に外面仕上げ塗料を薄く
施すことを特徴とする缶胴外面仕上げ塗装方法を提供す
るものである。
本発明によればまた、2ピース缶缶胴の外周面に印刷層
とその上の透明な外面仕上げ塗料層とが設けられた外面
仕上げ塗装2ピース缶において、2ピース缶の缶胴は、
その上下両端部に外面仕上げ塗料が厚く且つその中央部
に外面仕上げ塗料が薄くなるように塗膜形或が行われて
いることを特徴とする外面仕上げ塗装2ピース缶を提供
するものである. (作用) 本発明は、通常の塗装印刷面の保護や酎傷性の面から要
求される外面仕上げ塗装の膜厚と、パストライズ耐性や
アブレージョン耐性の面から要求される外面仕上げ塗装
の膜厚とには差があり、前者は後者に比較してかなり小
さくてよく、しかも塗装印刷2ピース缶において、パス
トライズ時に塗膜の剥離が生じ、或は移送時にアンプレ
ージョン傷が発生する部分は、缶の極限られた部分、即
ち缶胴の上下端部であり、従って缶胴のこれらの部分に
外面仕上げ塗膜を部分的に厚く設ければ、塗装印刷面の
保護や両耐性について満足すべき缶が必要最小限の塗料
使用量で得られるという知見に基づくものである。
添付図面第6図は、2ピース缶(250ml缶)におけ
る外面仕上げ塗膜の厚みを変化させ、これをパストライ
ズ処理し(湯中80℃、30分)した際の缶胴の下@部
、缶胴上@部及び缶膓中央部における塗膜量と剥離缶数
(%)との関係をプロットしたものである.また,第7
図は、やはり2ビース缶の外面仕上げ塗膜の厚みを変化
させ,これらの缶を振動試験に賦した際の、缶川下@部
、缶胴上端部及び缶胴中央部における塗膜量と疵付面積
(mm2/缶)との関係をプロットしたものである。
これらの結果によると、缶胴中央部ではパストライズ処
理時の塗膜剥離やアブレージョンによる傷の発生に対し
ては塗膜量の影響が殆どなく、その厚みは最小限のもの
でよいのに対して、缶胴の上下端部では仕上げ塗膜の厚
みの影響が大きく、塗膜の厚みを缶胴中央部に比べてか
なり大きく取らなければならないという事実を示してい
る。
本発明では、2ピース缶胴の上下端部には外面仕上げ塗
膜を厚く、中央部には薄く設けることにより、塗料の使
用量を必要最小限のものとしながら、缶膓全面の塗装印
刷面の保護を行いながら、パストライズ酎性とアブレー
ジョン耐性とを付与したものである。
本発明は更に、塗装印刷された2ピース缶胴外面に外面
仕上げ塗料を施す際、缶胴の上下両端部に対応する周部
分に深い彫刻が施され且つ中央部に対応する周部分に浅
い彫刻が施されたグラビアロールを使用すると、1回の
塗装で前記膜厚の分布を有する外面仕上げ塗装2ピース
缶が得られることの知見にも基づくものである。
従来、一段の塗装作業で正常厚みの塗膜と部分厚盛り塗
膜とを形成する塗布ローラとしては、滑らかな円周状表
面から或る正常厚みの塗布用作業面と、アーチ状切り欠
き部からなる厚盛り塗布用作業面とを有するものが知ら
れている(特公昭58−19349号公9!)がこの塗
布ローラは周の一部にアーチ状切り火きを設けることを
必須とし、単に溝を深くした場合(同公報第l表No.
3及び第3図C)には、厚盛り塗膜のバラツキが著しく
大で、更にミスチング,気泡の抱き込み等の塗膜欠陥が
著しく認められるのに対して,本発明ではグラビアロー
ルを使用し、缶胴上下端部に対応する周部分全面に深い
彫刻が施され且つ缶胴中央部に対応する周部分全面に浅
い彫刻が施されたグラビアロールに仕上げ塗料を施し、
このグラビアロール上の塗料をコーティングロールに一
旦転写した後、2ビース缶胴に施すことにより、前述し
た欠陥なしに、所定の厚み分布を有する外面仕上げ塗膜
を缶JP!塗装印刷面上に形成することが可能となるの
である.この特徴について更に説明すると、2ピース缶
胴外周面はコーティングロールに転接して仕上げ塗料が
塗布され、コーティングロールは転写ロールに転接して
そこから塗料の供給(転写)を受ける。従来の転写ロー
ルではコーティングロールに仕上げ塗料を均一にしか転
写することができず、また、仕上げ塗料の供給量の調節
も煩雑であったが、転写ロールをグラビアロールとする
ことによって,コーティングロールへの上塗り供給量の
調節が正確に細かくできるもである。即ち、2ピース缶
の両端部外周面と転接するコーティングロール面、この
ロール面と転接するグラビアロー゛ル面の彫刻の深さま
たは線数(彫刻セル容積!)を大きくして塗料の供給量
が大となるように調節し,その他の中央部についてはグ
ラビアロール面の彫刻の深さを浅くして少ない塗料の供
給量となるように細かく調節したものである。このよう
なグラビアロールによる塗料量の調節は、従来の転写ロ
ールと吸い上げロールとの間隙調節によって行うものに
比べて設定が簡単であり、上述した上塗り塗料のコーテ
ィング量の範囲内に確実に設定することができ、またコ
ーティングロール面の所望の位置に正確に供給すること
ができる。従って、2ピース缶の上塗り工程において、
上記特徴を有するグラビアロールを使用することにより
、2ピース缶には簡単且つ確実に上下両端部に厚く上塗
りされ、上述した優れた2ピース缶が提供されるのであ
る。
(発明の好ましい実施態様) 以下添付図面に従って本発明に係る2ピース缶胴外面仕
上げ塗装方法及び外面仕上げ塗装2ピース缶の好ましい
実施態様を示す。尚、本発明は以下に示す実施態様に示
したコータ装置等の使用に限るものではない。
第1図は本発明に使用される2ピース缶の断面図である
。第上図に示すように2ピース缶10は上端部12がネ
ックイン加工され、2ピース缶lOの外周面には印刷層
が形威されている。2ピース缶の上下の角部12、14
付近の領域Aは、製缶時の取扱等において9M撃を受け
る場合が多くなっており、一方2ピース缶の中央部外周
面は衝撃をあまり受けない領域Bとなっている。
第2図は本発明に係る2ピース缶用外周塗装方法が使用
されたコータ装置の概略説明図である。
第2図に示すようにコータ装置l6の左には缶供給コン
ベア18が接続され、供給コンベア18には図示しない
搬送ラインから前記2ピース缶10、10・・・が装填
される。供給コンベア18の缶10はセットドラム20
を介してスピンドルm構22に送られ、スピンドル機構
22は缶10を回転可能に保持することが出来る機構に
なっている。スピンドル機構22は円盤状のターンデス
ク24の外周部に所定間隔おいて全周に設けられ、缶1
0はターンデスク24の回転(第2図の矢印A)に応じ
て搬送される。
ターンデスク24に隣接して塗布ヘッド機vI126が
配せられ、塗布ヘッド機構26にはコーテイングローラ
40が設けられている。スピンドル機構22に保持され
た缶10はこのコーティングローラ40と転接し,上塗
り塗料(外面仕上げ塗料)がその外周面に塗布される。
上塗りされた缶10はトランスファドラム28.30、
32、34、に順次搬送され,図示しない後段の工程へ
送られている。
第3図及び第4図は本発明に係る塗布方法が使用された
塗布ヘッド機構26内の説明図であり、コーティングロ
ール40には缶10の他にグラビアロール42が転接さ
れる。グラビアロール42にはスクレーパ46及び供給
ヘッド48が配せられる。供給ヘッド48には上塗り塗
料50が供給され、上塗り塗料5oはグラビアロール4
2の回転と共に1[ホ次そのロール面42Aに供給され
、スクレーパ46で余分な量が除去される。グラビアロ
ール面42Aの上塗り塗料50はコーティングロール面
40Aに転写された後、缶10に上塗りされる. tJS図に示すようにグラビアロール面42Aは彫刻の
深さによって領域A′とB′に区別されており、その境
界面54.54は平坦になっている。
a域A′は領域B′の両側に配せられ、領域B′の幅は
適用される2ピース缶の中央部の長さとほぼ同様になっ
ている。
領域A′の彫刻の深度は105乃至115μmの範囲が
望ましく、特に107乃至113μmの範囲が望ましい
。また、領域A′の彫刻は断面が三角の複数の溝条部(
斜線型セル)と戒っており、その溝条線数密度は78乃
至82本/インチの範囲のものが望ましい。領域B′の
彫刻の深度は領域A′より浅く85乃至95μmの範囲
が望ましく,特に87乃至93μmの範囲が望ましい。
また、領域B′の彫刻は断面が三角の複数の溝条部(斜
線型セル)と戒っており、その溝条線数密度は88乃至
92本/インチの範囲のものが望ましい。そして、領域
A′の単位当りの塗料の付着量は領域B′の単位当りの
塗料の付着量の1.4乃至1.8倍の範囲と成るのが望
ましい。
これらの領域A′およびB′に付着した塗料は、第4図
に示すようにそれぞれコーティングロール40を介して
2ピース缶外周面の領域A及びBに対応する位置に塗布
される。尚、第5図においては彫刻を斜線型の溝条部と
したが、これに限るものではなく、いわゆる四角鍾のピ
ラミッド型や矩形状の格子型に彫刻してもよい。
境界面54、54は彫刻がされない平坦部であり、この
平坦部は理論上領域A′、B′が彫刻されていることよ
り、第4図に示す彫刻部の頂部56、58と同じ高さに
ならなければならない。しかしながら、頂部56.58
は彫刻時に盛り上げられるため、境界面54は頂部より
低くなる傾向にある。このため、この境界部にも塗料5
0が付着し、コーティングロールへの転写時に境界部で
塗料が途切れることがない。また、境界部の幅は1乃至
5mmの範囲で形成されるのが好ましく、境界部の平坦
面が全くない場合には、塗料を缶10に塗布したときに
缶外周面の領域AとBの境界部が段差を生じてスムース
に塗布されないおそれがある.一方、境界部が前記範囲
内の平坦幅を有していれば、前述したように平坦境界部
面にも塗料が塗布されるという利点を生かして、境界部
付近の塗料はコーティングロール40を介して、缶10
の領域AとBの境界部に中間の−膜厚となって形成され
、塗布面は境界部で途切れることなく、また逆に段差が
見られずスムース面となる。
本発明に使用される2ピース缶の缶素材としては、tI
ItiI金鋼板、テイン・フリー・スチール(電解クロ
ム酸処理鋼板)等の各種表面処理鋼板やアルミニウム等
の軽金属が使用される。本発明に係る塗装方法は特に缶
を軽量にするため薄肉化した深絞り缶に適用するのが好
ましく、これは、このような缶の中央部が容易に撓いで
変形するが上下の角部はほとんど変形しないため、中央
部は第6図及び第7図に示したように#J離性が全く見
られず、上下部はIj4Jm性が高くなっているからで
ある。
上塗り塗料としてはいわゆる仕上がりニス等が使用され
、具体的にはエポキシーア主ノ系塗料,エポキシーアク
リル系塗料、エポキシーエステル系塗料等を用いること
が出来る。これらの上塗り塗料は、その種類によって若
干相違するが、その固形分量が55乃至65%の範囲に
あるのが望ましく、グラビアロールの彫刻の深さと、ま
た境界部のスムース面の形或に関係するものである。
以上のように構成されたグラビアロール42を使用する
と、そのロールのA′及びB′領域には上塗り塗料50
が彫刻の深差に応じてそれぞれ所定の量だけ取り込まれ
,コーティングロール40fに転写される。転写塗料5
0はスクレーパーロール44で均され、特に領域の境界
面に段差が生じないようにされて缶外周面にコーティン
グされる.このとき,缶工0の上下両端部のA領域の塗
料量は70乃至100mg/dボの範囲で有ることが望
ましく、特に25乃至85mg/drrrが望ましい。
また、缶10の中央部B領域の塗料量は45乃至65m
g/dボの範囲で有ることが望ましく、特に50乃至6
0■/drr?が望ましい。A領域の厚みとB領域の厚
みの比は(A/B)1.3/1乃至1.  8/1で有
ることが望ましい。
また,境界部塗料はA領域の厚みとB領域の中間厚みで
有ることが好ましく,このような塗布方法によれば境界
部は中間厚み層と成る上、境界部が平滑と成っており塗
布性が良好なものとなる。
(発明の効果) 本発明によれば,2ピース缶外面仕上げ塗装方法に於け
る転写ロールをグラビアロールとし、缶胴の上下両端部
に対応する部分に深い彫刻が施され且つ缶銅の中央部に
対応する部分に浅い彫刻が施された該グラビアロールを
使用したので、2ピース缶胴外周面の上下Wi@部に外
面仕上げ塗料を厚く且つ中央部に外面仕上げ塗料を薄く
施すことが簡単且つ確実にすることが出来る。しかも、
本方法では、上下両端部に塗布される外面仕上げ塗料量
は正確に調節できるものであり、缶の上下外周面と中央
部外周面との塗布量に正確な違いをもたせることが出来
る。また、上下両端部の上塗り塗料を厚く塗り、中央部
を通常の厚みに塗った2ピース缶は、パストライズ耐性
や輸送時のアブレージョン耐性の優れたものとなり、し
かも、前記方法を使用した場合には中央部の塗料をアブ
レージョンの生じない範囲で出来るだけ薄く形成される
ので、従来よりもコストダウンのものが提供される。更
に、塗料の使用量を極力抑えることはミスト等の発生の
未然防止につながる。
(実施例) 以下、本発明に係る2ピース缶外面仕上がり塗装方法及
びその塗装缶についての実施例を説明する。尚、本発明
はこれに限るものではない。
実施例1 第3図に示す塗布ヘッドm構を使用し、グラビアロール
の中央部の領域Bの幅を80mmとし、領域Bの両端の
領域Aを平坦な境界部5mmおいて形成した。領域Aの
彫刻は斜線型で、線数80で深度を120μmとした。
領域Bの彫刻は斜線型で、線数95で深度90μmとし
た。
使用2ピース缶は250o1のブライト缶で、使用塗料
はF40−14OA (実測固形量60.3%)で行っ
た。
その結果,2ピース缶の上下両端部A領域の塗布量、中
央部のB領域の塗布量及び境界部の塗布量を表Yに示し
た.また、外観上、缶の表面の境界部はすべて平滑であ
た。更に、渦中(80℃−30分)の剥離缶数は0. 
 1%以下であった。振動試験による疵付面積はlmI
l12以下であった。
表1 尚、境界部はβ線法により厚膜を測定し塗膜量に換算。
【図面の簡単な説明】
第工図は本発明に使用される2ピース缶の断面図、 第2図は本発明に係る2ピース缶外周面塗装方法が用い
られたロータ装置の説明図、 第3図は本発明に係る2ピース缶外周面塗装方法が用い
られた塗布ヘッド機構の説明図、第4図は塗布ヘッド機
構の平面図、 第5図はグラビアロールの拡大説明図、第6図はlal
当りの缶の仕上がり塗膜量と80゜C、30分(湯中)
での剥離缶数との関係線図、第7図は1個当りの缶の仕
上がり塗膜量と振動試験による疵付面積との関係線図で
ある。 10・・・2ビー・ス缶,  工2・・・上端部、  
14・・・下端部、  l6・・・コータ装置、22・
・・スピンドル機構、  26・・・塗布ヘッド、  
40・・・コーティングロール、  42・・・グラビ
アロール,  44・・・スクレーパーロール。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)転写ロールに外面仕上げ塗料を施し、該ロール上
    の塗料をコーテイングロールに転写した後、塗料印刷さ
    れた2ピース缶胴外周面に塗布することから成る2ピー
    ス缶胴外面仕上げ塗装方法において、 該転写ロールを、缶胴の上下両端部に対応する周部分全
    体に深い彫刻が施され且つ缶胴の中央部に対応する周部
    分全体に浅い彫刻が施されたグラビアロールとし、該グ
    ラビアロールを使用し、2ピース缶胴外周面の上下両端
    部に外面仕上げ塗料を厚く且つ中央部に外面仕上げ塗料
    を薄く施すことを特徴とする2ピース缶胴外面仕上げ塗
    装方法。
  2. (2)2ピース缶缶胴の外周面に印刷層とその上の透明
    な外面仕上げ塗料層とが設けられた外面仕上げ塗装2ピ
    ース缶において、 2ピース缶の缶胴は、その上下両端部に外面仕上げ塗料
    が厚く且つその中央部に外面仕上げ塗料が薄くなるよう
    に塗膜形成が行われていることを特徴とする外面仕上げ
    塗装2ピース缶。
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