JPH0355156B2 - - Google Patents

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JPH0355156B2
JPH0355156B2 JP24822183A JP24822183A JPH0355156B2 JP H0355156 B2 JPH0355156 B2 JP H0355156B2 JP 24822183 A JP24822183 A JP 24822183A JP 24822183 A JP24822183 A JP 24822183A JP H0355156 B2 JPH0355156 B2 JP H0355156B2
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bead
skin
epidermis
shape
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JP24822183A
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JPS60145182A (ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] この発明は、自動車用座席における玉縁を取り
付けた表皮構造及び玉縁の取付方法に関する。
[従来技術] 従来の自動車用座席に使用する玉縁は断面円形
の頭部と、その外周方向に突出する取付脚を有
し、複数に分割された表皮の各構成片のハギ合せ
部に用いることが一般的であつた。これを第1図
及び第2図に示す。
第1図は、一般的な自動車用座席であつて表皮
構成片A,Bのハギ合せ部に玉縁Cがサンドイツ
チされている。この構造は第2図に明らかなよう
に、表皮構成片A,Bの先端に形成された折り返
し部分と、取付脚部Dを三者重ねてミシン縫いし
たものである。なおC′は針金などの硬い芯材であ
る。ところで、このような従来方法では、玉縁は
表皮の構成片のハギ合せ部分にしか使用できない
から、表皮の平坦部に使用できず、その本来有す
る装飾機能を自由に発揮させることができない。
また、このような観点より、第3図及び第4図
に示す公知例のように、略逆U字型の電極Eの間
に、断面円形の取付脚部を有さない玉縁Fを挟
み、これを他の電極G上に置いた表皮Hに圧接し
つつ、両電極間に高周波電流を通電し、玉縁Fと
表皮Hの接触部Iを溶融させて、玉縁Fを表皮H
に溶着する方法が提案されている。
しかしながら、この方法では、表皮Hの表面に
玉縁Fの両側に沿つて電極跡である2本の凹状J
が不可避的に発生する。ところが、この凹状J
は、表皮Hと玉縁Fの間に間隔を設けるものであ
るから、長く自動車用座席を使用すると、この凹
状Jの中に埃やゴミが詰まり、この埃等の帯Kが
玉縁Fに沿つて自動車用座席全体に出現してしま
う。このような状態を放置すると、乗員に不潔感
を起させ、自動車の内装部品として要求される装
飾性を全く無にしてしまう。しかも、一度このよ
うな帯Kが生ずると、なかなか掃除によつて取り
除くことが困難であり、また、しばしば掃除する
ことを要するとなれば、著しく乗員に不便な感じ
を与える。
[発明の目的] 本発明は、かかる従来技術の問題点を解消する
ことを目的とするものであつて、取付脚のない玉
縁を用いて、自動車用座席の表皮表面のいかなる
場所にも、かつ自在の形状に、縫製により、固着
することができ、そのうえ埃等のたまる溝を形成
しないようにした玉縁付表皮と、表皮に玉縁を取
り付ける方法を提供するものである。
[発明の構成] 本発明の玉縁付表皮は、断面がほぼ円形の玉縁
と表皮とに接触部分を縫合し、縫目が外部に露出
しないようにしたことを特徴とするものである。
本発明の玉縁取付方法は、玉縁を表皮に縫合す
る場合において、断面がほぼ円形の玉縁を成形し
ながら、前記表皮の送り方向と逆方向に送り出す
工程と、成形後の前記玉縁を前記表皮に接触さ
せ、かつその接触点で、前記玉縁を反転させて、
前記玉縁の送り出し方向を前記表皮の送り方向と
一致させる工程と、玉縁の前記反転時に生ずる屈
曲部と前記表皮とを縫合する工程とからなること
を特徴とするものである。
[発明の実施例] 第5図乃至第10図により第一実施例を説明す
る。
本実施例の表皮構造は、第5図及び第6図に示
すように、自動車用座席の表皮1の一枚物の構成
片の平坦部分に玉縁2が固着されている。すなわ
ち、ハギ合せ部分以外の箇所にも玉縁2が設けら
れている。玉縁2は四辺形など直線的なものの他
に、自由奔放な曲線でも、表現されている。な
お、符号3はハギ合せ部に設けられている第2図
に示したような従来の玉縁である。玉縁2は第6
図に詳しく示すように、布製であつて、一枚のテ
ープ状のものを、断面がほぼ円形になるよう折り
曲げたものである。自由端4,5は、この円形部
分の内方へ向つて曲げられて折り込まれ、接触さ
せて、接合部6を形成している。玉縁2は接合部
6が対面するように表皮1上に載置され、接合部
6の付根付近で表皮1と縫着されている。この結
果、縫い糸7は、外部から見えず、隠し縫いとな
つている。
このような表皮構造を形成する方法は第7図乃
至第10図に示してある。第7図はミシン装置の
要部とともに工程の概略を示している。ミシンの
ガイド取付ブラケツト8にはラツパ管9が取り付
けられている。ラツパ管9の一端より矢印イ方向
へ送り込まれた布テープ10は、ラツパ管9を出
た時点では、接合部6を表皮1と反対側(図中で
は上方)に向けた逆向きの玉縁11として、矢印
ロ方向へ送り出される。この玉縁11はブラケツ
ト8に固定されたガイド12の先端において反転
し、表皮1に接合部6を対面させて接触させ、正
常の玉縁2とする。かつ、この反転中にミシン針
13により、縫糸7で玉縁2を表皮1に縫着す
る。表皮1は矢印ハ方向へ送られるから、玉縁2
は連続的に縫着される。第8図はラツパ管9と布
テープ10の変化を説明するものである。ラツパ
管9は板材を筒状に折り曲げたものである。その
一端は断面が略楕円形状の大きめの開口14とな
つている。ラツパ管9の折り曲げ端部15,15
は次第に重なり合うように大きく曲げられ、小さ
めさめの開口をなす出口16付近においては、内
方に大きく折り曲げ突出した起立ガイド17を形
成している(第9図参照)。
布テープ10は出口16に近づくに従い、その
自由端4,5が起立ガイド17により次第に折り
曲げられ、出口16を出たときには、前記した反
転部11aとなる。
この反転部11aを反転しながら、隠し縫いす
る工程を第10図に示す。
矢印ロ方向に送り出された反転部11aはガイ
ド12(第10図では、図示せず)により、その
先端で矢印ニ方向へ反転させられ、このとき屈曲
部18が形成される。この屈曲部18付近の先端
部19,19を針13を用いて、例えば、交互に
千鳥縫いにより縫合する。すると、この縫目は、
の瞬間には、表皮1が矢印ハ方向へ送られるのに
伴ない、完全に反転して正常の形となつた玉縁2
の内部に取り込まれ、隠されてしまう。したがつ
て、もはや外部より縫目を見ることはできなくな
る。
本実施例によれば、玉縁2は隠し縫いにより、
表皮1に縫着される。ゆえに、外部から縫目が見
えて外観を損なうようなことがない。また、従来
のハギ合せ部分に限定されず表皮の平坦部分に対
して玉縁2を縫合でき、かつ、ミシン縫いによ
り、自由自在な形状を表現できる。しかも、従来
の溶着跡など成形跡を生ずることがなく、将来埃
などがたまつて不潔感を与えたり、掃除の手間を
煩わせることがない。
さらに、布テープにより形成し、柔い感触のも
のにでき、かつ、硬い芯材も不要となつているか
ら、従来のように人体に接触した場合、痛さを与
えるような事態を防ぐことができる。
第11図及び第12図には、第二の実施例を示
す。
本例では、第一実施例の方法に対して、二重に
玉縁を形成して、形状の変化や、配色の変化を狙
つたものである。すなわち、第一実施例と同様の
玉縁2に対し、針13を挟んで、反対側に対向さ
せてラツパ管20を設け、第一実施例同様に布テ
ープ10と異なる色や素材のテープを送り込み、
ラツパ管20により成形しながら矢印ホ方向へ送
り出す。この成形テープ21を反転部11aの下
側にくるようにして、針13の下で重ね合せて、
反転部11aの反転時に反転部11a、布テープ
21、表皮1の三者を一体に縫合する。この結果
第12図に示すように、配色や形状等において、
装飾効果が優れたものが得られる。
第13図に示す第三の実施例は接合部6の形状
を変化させたものであり、自由端4,5を互いに
重ね合せてなる重合部22を形成したものであ
る。これにより、反転時の形状維持が確実になし
得る。
なお、いずれの実施例においても、玉縁は布テ
ープを成形するものであつたが、予め、合成樹脂
を押し出し成形により、断面を円形(中実も可
能)に成形し、これを縫合することもできる。
また布テープを玉縁に成形する場合には、成形
途中に合成樹脂等による紐状物を芯材として供給
し、芯材入りの玉縁とすることもできる。
[発明の効果] 本発明の表皮構造によれば、表皮表面の平坦部
分に任意かつ自在の形状の玉縁を有し、かつ、隠
し縫いにより縫目が見えず、しかも何の取付跡も
有さないので、玉縁の装飾効果を自由に発揮でき
る。その上、長期使用をしても目立つた埃などが
詰つた溝を生ずることがなく、美麗な状態を維持
できる。また、本発明の方法によれば、自動車用
座席のいかなる表皮表面の場所でも規制されず、
かつ任意な形状に玉縁を形成できる。しかも、何
らの取付跡を表面に残すこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の斜視図、第2図は第1図の
−線による断面図、第3図は他の従来例の製法
を示す部分断面図、第4図は第3図に示す従来例
の成形後の状態を示す部分断面図、第5図は本発
明による実施例の斜視図、第6図は第5図の−
線による断面図、第7図は第一実施例の製法を
示す断面図、第8図は布テープからラツパ管を用
いて玉縁を形成する説明図、第9図は第8図の
−線による断面図、第10図は隠し縫いの工程
を説明する斜視図、第11図は第二実施例の製法
を示す断面図、第12図は第二実施例の第6図に
相当する断面図、第13図は第三実施例の第9図
に相当する断面図である。 1……表皮、2,11……玉縁、3……従来の
玉縁、4,5……自由端、6……接合部、7……
縫糸、8……ブラケツト、9,20……ラツパ
管、10,21……布テープ、11a……反転
部、12……ガイド、13……針、14……開
口、15……端部、16……出口、17……起立
ガイド、18……屈曲部、19……先端部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 自動車用座席の表皮に玉縁を縫合したものに
    おいて、縫目が外部に露出しないように断面がほ
    ぼ円形の玉縁と前記表皮との接合部分を縫合して
    なることを特徴とする玉縁付表皮。 2 自動車用座席の表皮に玉縁を縫合して取り付
    ける方法において、断面がほぼ円形の玉縁を成形
    しながら、前記表皮の送り方向と逆方向に送り出
    す工程と、成形後の前記玉縁を前記表皮に接触さ
    せ、かつその接触点で、前記玉縁を反転させて、
    前記玉縁の送り出し方向を前記表皮の送り方向と
    一致させる工程と、玉縁の前記反転時に生ずる屈
    曲部と前記表皮とを縫合する工程とからなること
    を特徴とする玉縁の取付方法。
JP24822183A 1983-12-31 1983-12-31 玉縁付表皮及び玉縁の取付方法 Granted JPS60145182A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24822183A JPS60145182A (ja) 1983-12-31 1983-12-31 玉縁付表皮及び玉縁の取付方法

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JPS60145182A JPS60145182A (ja) 1985-07-31
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