JPH0354838Y2 - - Google Patents

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JPH0354838Y2
JPH0354838Y2 JP1986131848U JP13184886U JPH0354838Y2 JP H0354838 Y2 JPH0354838 Y2 JP H0354838Y2 JP 1986131848 U JP1986131848 U JP 1986131848U JP 13184886 U JP13184886 U JP 13184886U JP H0354838 Y2 JPH0354838 Y2 JP H0354838Y2
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JP
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roller
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cylinder
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は内面研削盤のワーク支持装置の改良に
関する。
(従来技術とその問題点) 従来、環状ワークの内周面を研削する内面研削
盤のワーク支持装置としては、基台に回転自在に
支承され、ワークの下部を支持する下ローラと、
基台に固定され、ワークの側部を支持するシユー
部材と、基台に上下移動可能に取付けられたアー
ム部材に回転自在に支承され、ワークの上部を加
圧支持する上ローラとが設けられた、いわゆる2
ローラ1シユータイプのものが提案されている
(実公昭56−14029号公報参照)。
一方、環状ワークの内周面を研削する研削盤の
ワーク支持装置としては、フレームに回転自在に
支承された支持アームの上部ローラの下降位置
を、そのフレームの上部に設けた取付プレートの
固定ストツパと、上記支持アームの後端側上面の
可動ストツパによつて規制し、その規制位置をス
プリング及びクランプ用シリンダによつて保持さ
れるようにしたものが提案されている(実開昭51
−50484号公報参照)。
ところが、上記2ローラ1シユータイプでは、
上ローラは加圧シリンダで加圧されるが、加圧位
置の規制がないものであつたから、上ローラまた
はワークの振動により、ワークの加工寸法のばら
つき幅が大きいという問題があつた。
また、ストツパ部材を固定した後者のもので
は、上部ローラが支持アームの支軸の片側でスト
ツパとクランプ用シリンダとで片持式に規制及び
加圧保持されているに過ぎないため、油圧変動等
によつて加圧力が変動し、支持に安定性を欠き、
その結果、ワークの下降寸法のばらつき幅が大き
くなつてしまう問題があつた。
(考案の目的) 本考案は上記従来の問題を解消するためになさ
れたもので、上ローラの下降(加圧)位置を適正
な規制力と加圧力とによつて確実に規制するよう
にして、ワークの加工寸法のばらつき幅を小さく
することを目的とするものである。
(考案の構成) このため本考案は、2ローラ1シユータイプの
内面研削盤のワーク支持装置において、基台にヒ
ンジ軸によつて取付けられたアーム部材に回転自
在に支承され、ワークの上部を上記アーム部材の
ヒンジ軸の片側の加圧シリンダによつて加圧支持
する上ローラと、基台に固定され、上記アーム部
材のヒンジ軸の他側でそのアーム部材の下動を当
て止めて、上ローラの下降位置を規制するクラン
プシリンダのストツパ部材と、上記加圧シリンダ
のローラ加圧用油室と、クランプシリンダのスト
ツパ部材上昇加圧用油室とを連通させる同期作動
用油路とが設けられていることを特徴とするもの
である。
(作用,効果) 本考案によれば、アーム部材のヒンジ軸を境に
して一側を加圧シリンダによつて加圧支持すると
ともに他側をクランプシリンダよりなるストツパ
部材によつて加圧シリンダにより加圧力を受合つ
た状態で上ローラの下降位置を規制するようにし
たことに加えて、加圧シリンダのローラ加圧用油
室とクランプシリンダのストツパ部材上昇加圧用
油室とを同期作動用油路によつて連通させたの
で、上ローラの加圧シリンダによる加圧力とクラ
ンプシリンダによる規制力とが常に一定の割合で
バランスするようになり、ワークに対する上ロー
ラの加圧力が許容値(設定値)以上に強くなつて
も、規制力もこれに対応して強くなつて、ワーク
を必要以上に加圧して変形させてしまうといつた
ことが無くなる。また、逆に上ローラの加圧力が
不足した場合にもこれに対応して規制力も弱まる
ので、ワークを飛び上がらせるといつた不具合を
生ずることがなく、結局ワークをバランスよく加
圧・規制することができるので、高精度の研削加
工が行える。
さらに、本考案によれば、上ローラをバランス
よく支持することができるのでワークの外径のバ
ラツキや非真円のワークに対しても正確な研削加
工が行え、油圧の変動をも確実に吸収して安定し
た研削が行える。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面について詳細
に説明する。
第1図及び第2図に示すように、内面研削盤の
ワーク支持装置には、基台1の下部に水平軸2で
回転自在に支承され、環状ワークWの下部を支持
する下ローラ3が設けられている。
また、基台1の側部にボルト4,4で固定さ
れ、ワークWの側部をチツプ5で支持するシユー
部材6が設けられている。
該基台1の側部には、シユー部材6の後側上方
に位置するインシユート7た固定され、該インシ
ユート7でワークWがシユー部材6上に落下供給
され、該ワークWは、基台1の側方に設置された
ローデイングシリンダ8のプツシヤー9で突かれ
て、下ローラ3と、シユー部材6とで支持される
供給位置に送り込まれるようになる。
一方、基台1の上部には、後側がヒンジ軸11
(第3図参照)で上下移動可能に取付けられたア
ーム部材12が設けられ、該アーム部材12の前
側には水平軸13で回転自在に支承され、ワーク
Wの上部を支持する上ローラ14が設けられてい
る。
該上ローラ14と下ローラ3の2ローラと、シ
ユー部材6の1シユーで、ワークWが3点支持さ
れるようになる。
上記上ローラ14と下ローラ3のプーリ14
a,3aには、中間プーリ15を介して電動機1
6のプーリ16aとの間にベルト17が張設され
ていて、電動機16により上下ローラ14,3が
同方向回りに回転されるようになる。
上記アーム部材12の後側には、アーム部材1
2とともに上ローラ14を上下移動させるアンロ
ードシリンダ18と、アーム部材12とともに上
ローラ14を下降方向に加圧する加圧シリンダ1
9とが連結されている。
上記アーム部材12の前側下方には、基台1に
ブラケツト20で固定されたクランプシリンダ2
1が設けられ、該クランプシリンダ21のストツ
パ部材(ピストンロツド)22がアーム部材12
の前部12aの下面を当て止めて、上ローラ14
の下降(加圧)位置を規制するようになる。
第3図に示すように、ローデイングシリンダ
8、アンロードシリンダ18、加圧シリンダ1
9、クランプシリンダ21は電磁切換弁24で圧
油が給排制御されるようになつており、また、上
記加圧シリンダ19のローラ加圧用油室19aと
クランプシリンダ21のストツパ部材上昇加圧用
油室21aとは同期作動用油路25によつて連通
するようになつている。
上記のような構成であれば、今、アンロードシ
リンダ18により、アーム部材12とともに上ロ
ーラ14が上移動された状態で、ローデイングシ
リンダ8によりプツシヤー9でワークWが突かれ
ると、ワークWは下ローラ3とシユー部材65と
で支持される供給位置に送り込まれる。
そして、アンロードシリンダ18によりアーム
部材12とともに上ローラ14が下移動されて上
ローラ14がワークWを支持し、ついで加圧シリ
ンダ19によりアーム部材12を介して上ローラ
14がワークWを加圧する。
このとき、アーム部材12の前部12aの下面
がクランプシリンダ21のストツパ部材22に当
て止められるので、上ローラ14の下降(加圧)
位置が規制されるようになる。
従つて、上、下ローラ14,3の電動機16に
よる回転及びこれに伴うワークWの回転時に、ス
トツパ部材22により上ローラ14が必要以上に
下移動しないので、上ローラ14及びワークWの
振動が少なくなり、砥石23(第2図参照)によ
るワークWの下降寸法のばらつき幅が小さくなる
のである。
さらに、稼動中に圧油の圧力変動が生じても、
ストツパ部材22による上ローラ14の規制力
と、加圧シリンダ19による上ローラ14の加圧
力との割合は変動することがなく、また、環状ワ
ークの肉厚または強度に適応した規制力と加圧力
を、使用する圧油の油圧調整だけで容易に設定す
ることができる。
第4図はストツパ部材のない従来のワーク支持
装置による加圧データ、第5図はストツパ部材の
ある本考案に係るワーク支持装置による加工デー
タをそれぞれ示す。
このデータから明らかなように、従来ではばら
つき幅が7μであつたものが、本考案では4μに減
少したことがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るワーク支持装置の斜視
図、第2図は上下ローラ、シユー部材とワークと
の関係を示す側面図、第3図は第1図の装置の油
圧回路図、第4図は従来の加工データを示すグラ
フ、第5図は本考案の加工データを示すグラフで
ある。 1……基台、3……下ローラ、6……シユー部
材、11……ヒンジ軸、13……アーム部材、1
4……上ローラ、18……アンロードシリンダ、
19……加圧シリンダ、21……クランプシリン
ダ、22……ストツパ部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 環状ワークの内周面を研削する内面研削盤のワ
    ーク支持装置であつて、 基台に回転自在に支承され、ワークの下部を支
    持する下ローラと、基台に固定され、ワークの側
    部を支持するシユー部材と、基台にヒンジ軸によ
    つて取付けられたアーム部材に回転自在に支承さ
    れ、ワークの上部を上記アーム部材のヒンジ軸の
    片側の加圧シリンダによつて支持する上ローラ
    と、基台に固定され、上記アーム部材のヒンジ軸
    の他側でそのアーム部材の下動を当て止めて、上
    ローラの下降位置を規制するクランプシリンダの
    ストツパ部材と、上記加圧シリンダのローラ加圧
    用油室とクランプシリンダのストツパ部材上昇加
    圧用油室とを連通させる同期作動用油路とが設け
    られていることを特徴とする内面研削盤のワーク
    支持装置。
JP1986131848U 1986-08-27 1986-08-27 Expired JPH0354838Y2 (ja)

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JP1986131848U JPH0354838Y2 (ja) 1986-08-27 1986-08-27

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JPS6338958U JPS6338958U (ja) 1988-03-12
JPH0354838Y2 true JPH0354838Y2 (ja) 1991-12-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5614029U (ja) * 1979-07-10 1981-02-06

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JPS5150484U (ja) * 1974-10-16 1976-04-16

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JPS5614029U (ja) * 1979-07-10 1981-02-06

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