JPH0354135Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0354135Y2 JPH0354135Y2 JP718288U JP718288U JPH0354135Y2 JP H0354135 Y2 JPH0354135 Y2 JP H0354135Y2 JP 718288 U JP718288 U JP 718288U JP 718288 U JP718288 U JP 718288U JP H0354135 Y2 JPH0354135 Y2 JP H0354135Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- direct
- charging
- furnace
- heating chamber
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 18
- 238000005496 tempering Methods 0.000 claims description 15
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 13
- 239000003517 fume Substances 0.000 claims description 12
- 239000007789 gas Substances 0.000 claims description 12
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- 238000010791 quenching Methods 0.000 description 9
- 230000000171 quenching effect Effects 0.000 description 9
- 239000000463 material Substances 0.000 description 7
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
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- 230000008016 vaporization Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、処理材表面に付着した焼入油を気化
除去する装入室を備えた直火式焼戻炉に関するも
のである。
除去する装入室を備えた直火式焼戻炉に関するも
のである。
(従来の技術)
従来、前記形式の直火式焼戻炉として、特公昭
53−5969号公報に記載のものがある。
53−5969号公報に記載のものがある。
この直火式焼戻炉は、焼戻炉の加熱帯の前部
に、排気口を有する予熱帯を設け、加熱帯の排ガ
スを通過させ、予熱ガスとして有効に利用すると
ともに、前記予熱室に、新たな空気を供給する空
気ノズルとバーナとを設け、前記予熱効果によつ
て気化された焼入部材表面に付着した焼入油をバ
ーナ炎で完全燃焼させ排出するものである。
に、排気口を有する予熱帯を設け、加熱帯の排ガ
スを通過させ、予熱ガスとして有効に利用すると
ともに、前記予熱室に、新たな空気を供給する空
気ノズルとバーナとを設け、前記予熱効果によつ
て気化された焼入部材表面に付着した焼入油をバ
ーナ炎で完全燃焼させ排出するものである。
(考案が解決しようとする課題)
この直火式焼戻炉によれば、予熱帯で焼入部材
に付着している油のバーンオフ(加熱気化)を行
うため、従来のように、焼入炉と焼戻炉との間に
洗浄装置を設ける必要がなく、設置スペースを極
力少なくでき、かつ、洗浄後の排液処理等面倒な
後処理が不要である等の効果を有する。
に付着している油のバーンオフ(加熱気化)を行
うため、従来のように、焼入炉と焼戻炉との間に
洗浄装置を設ける必要がなく、設置スペースを極
力少なくでき、かつ、洗浄後の排液処理等面倒な
後処理が不要である等の効果を有する。
しかしながら、予熱帯での燃焼排ガスは、直ち
に、つまり、排ガスの熱が十分に利用されないま
ま、排気口から排出することになる。また、予熱
帯に空気を供給するため、処理材表面で付着油が
燃焼することにより処理材が酸化しやすく、その
ため、供給空気の制御が面倒であるという新たな
問題点を有する。
に、つまり、排ガスの熱が十分に利用されないま
ま、排気口から排出することになる。また、予熱
帯に空気を供給するため、処理材表面で付着油が
燃焼することにより処理材が酸化しやすく、その
ため、供給空気の制御が面倒であるという新たな
問題点を有する。
したがつて、本考案は、前記従来と同様、洗浄
装置が不要で、しかも処理材の酸化のおそれがな
いとともに、油フユームの熱量を有効に利用する
直火式焼戻炉を提供することを目的とする。
装置が不要で、しかも処理材の酸化のおそれがな
いとともに、油フユームの熱量を有効に利用する
直火式焼戻炉を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
本考案は、前記目的を達成するために、直火式
焼戻炉の装入側に、炉内仕切扉を配設して、装入
室と加熱室とに区画し、前記装入室に直火バーナ
と天井循環フアンとを設けるとともに、炉床部
に、装入室と連通する開口および加熱室と連通す
る排気路を有し、かつ、直火バーナと空気供給口
を備えたヒユーム燃焼室を形成する一方、加熱室
の装入室側に排気ダクトを設け、ヒユームの燃焼
排ガスを加熱室に導入するようにしたものであ
る。
焼戻炉の装入側に、炉内仕切扉を配設して、装入
室と加熱室とに区画し、前記装入室に直火バーナ
と天井循環フアンとを設けるとともに、炉床部
に、装入室と連通する開口および加熱室と連通す
る排気路を有し、かつ、直火バーナと空気供給口
を備えたヒユーム燃焼室を形成する一方、加熱室
の装入室側に排気ダクトを設け、ヒユームの燃焼
排ガスを加熱室に導入するようにしたものであ
る。
(実施例)
つぎに、本考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
明する。
Tは、直火式焼戻炉で、装入室(バーンオフ
室)1と加熱室11とから構成され、図示しない
焼入炉から搬送されて来る処理材Wは装入室1で
予熱され、付着焼入油が気化除去されて加熱室1
1に至り、所定の焼戻し処理が行なわれる。
室)1と加熱室11とから構成され、図示しない
焼入炉から搬送されて来る処理材Wは装入室1で
予熱され、付着焼入油が気化除去されて加熱室1
1に至り、所定の焼戻し処理が行なわれる。
前記装入室1は、炉内仕切扉2により区画され
たもので、直火バーナ3と天井循環フアン4とを
有する。
たもので、直火バーナ3と天井循環フアン4とを
有する。
また、炉床部5には、装入室1と連通する開口
6およびこの開口6側に配設した直火バーナ9と
図示しない空気供給口を備えたヒユーム燃焼室1
0が形成され、このヒユーム燃焼室10の反バー
ナ側に加熱室11と連通する排気路8が配設され
ている。
6およびこの開口6側に配設した直火バーナ9と
図示しない空気供給口を備えたヒユーム燃焼室1
0が形成され、このヒユーム燃焼室10の反バー
ナ側に加熱室11と連通する排気路8が配設され
ている。
一方、加熱室11には、直火バーナ12、下面
に多数の噴出ノズル14を有するバツフル13と
循環フアン15とからなる雰囲気強制循環装置1
6および排気ダクト17が配設されている。
に多数の噴出ノズル14を有するバツフル13と
循環フアン15とからなる雰囲気強制循環装置1
6および排気ダクト17が配設されている。
なお、18は搬送ローラ、19は装入扉で、2
0は抽出扉で、21は炉内区画壁である。
0は抽出扉で、21は炉内区画壁である。
前記加熱室11の炉内構造は従来公知の焼戻炉
と同一であるので説明を省略する。
と同一であるので説明を省略する。
前記構成の焼戻炉Tにおいて、装入室1に装入
された焼入油が付着した処理材Wは、直火バーナ
3で約350℃まで予熱され、焼入油はバーンオフ
(加熱気化)される。そして、このとき発生する
大量の油ヒユームを含む可燃性排ガスは、排ガス
ダクト17の吸引作用により開口6から直火バー
ナ9で約800℃に保持されているヒユーム燃焼室
10内に入り、ヒユーム燃焼室10で、所定量の
二次空気が空気供給口から供給されて、ヒユーム
燃焼室10および排気路8を通過する間に完全燃
焼される。
された焼入油が付着した処理材Wは、直火バーナ
3で約350℃まで予熱され、焼入油はバーンオフ
(加熱気化)される。そして、このとき発生する
大量の油ヒユームを含む可燃性排ガスは、排ガス
ダクト17の吸引作用により開口6から直火バー
ナ9で約800℃に保持されているヒユーム燃焼室
10内に入り、ヒユーム燃焼室10で、所定量の
二次空気が空気供給口から供給されて、ヒユーム
燃焼室10および排気路8を通過する間に完全燃
焼される。
その後、この高温燃焼排ガスは、排気路8の開
口7から加熱室11に至り、循環フアン16の作
用により他の炉内ガスとともにバツフル13に吸
引され、噴出ノズル14から焼入部材Wに噴出さ
れる。
口7から加熱室11に至り、循環フアン16の作
用により他の炉内ガスとともにバツフル13に吸
引され、噴出ノズル14から焼入部材Wに噴出さ
れる。
(考案の効果)
以上の説明で明らかなように、本考案によれ
ば、装入室で発生する油ヒユームは、装入室外の
ヒユーム燃焼室で燃焼させるため、二次空気によ
り焼入部材が酸化することは全くない。しかも、
このヒユーム燃焼室からの高温排ガスは、加熱室
に至り、ここで焼入部材の加熱に有効利用され、
材料加熱熱量を約20%低減することができる。
ば、装入室で発生する油ヒユームは、装入室外の
ヒユーム燃焼室で燃焼させるため、二次空気によ
り焼入部材が酸化することは全くない。しかも、
このヒユーム燃焼室からの高温排ガスは、加熱室
に至り、ここで焼入部材の加熱に有効利用され、
材料加熱熱量を約20%低減することができる。
第1図は本考案にかかる直火式焼戻炉の断面図
で、第2図は第1図の−線断面図である。 1……装入室、3……直火バーナ、5……炉床
部、6,7……開口、8……排気路、9……直火
バーナ、10……ヒユーム燃焼室、11……加熱
室、12……直火バーナ。
で、第2図は第1図の−線断面図である。 1……装入室、3……直火バーナ、5……炉床
部、6,7……開口、8……排気路、9……直火
バーナ、10……ヒユーム燃焼室、11……加熱
室、12……直火バーナ。
Claims (1)
- 直火式焼戻炉の装入側に、炉内仕切扉を配設し
て、装入室と加熱室とに区画し、前記装入室に直
火バーナと天井循環フアンとを設けるとともに、
炉床部に、装入室と連通する開口および加熱室と
連通する排気路を有し、かつ、直火バーナと空気
供給口を備えたヒユーム燃焼室を形成する一方、
加熱室の装入室側に排気ダクトを設け、ヒユーム
の燃焼排ガスを加熱室に導入することを特徴とす
る直火式焼戻炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP718288U JPH0354135Y2 (ja) | 1988-01-21 | 1988-01-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP718288U JPH0354135Y2 (ja) | 1988-01-21 | 1988-01-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01110252U JPH01110252U (ja) | 1989-07-25 |
JPH0354135Y2 true JPH0354135Y2 (ja) | 1991-11-28 |
Family
ID=31211982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP718288U Expired JPH0354135Y2 (ja) | 1988-01-21 | 1988-01-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0354135Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6241515B1 (en) * | 2000-05-30 | 2001-06-05 | Tat Technologies, Inc | Device and method for treating combustibles obtained from a thermal processing apparatus and apparatus employed thereby |
JP5437585B2 (ja) * | 2008-03-25 | 2014-03-12 | 光洋サーモシステム株式会社 | 連続焼戻し炉 |
-
1988
- 1988-01-21 JP JP718288U patent/JPH0354135Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01110252U (ja) | 1989-07-25 |
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