JPH0354128B2 - - Google Patents

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JPH0354128B2
JPH0354128B2 JP60114405A JP11440585A JPH0354128B2 JP H0354128 B2 JPH0354128 B2 JP H0354128B2 JP 60114405 A JP60114405 A JP 60114405A JP 11440585 A JP11440585 A JP 11440585A JP H0354128 B2 JPH0354128 B2 JP H0354128B2
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prepolymer
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chain extender
prepolymers
isocyanate
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    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/12Layered products comprising a layer of synthetic resin next to a fibrous or filamentary layer
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
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    • B32B7/00Layered products characterised by the relation between layers; Layered products characterised by the relative orientation of features between layers, or by the relative values of a measurable parameter between layers, i.e. products comprising layers having different physical, chemical or physicochemical properties; Layered products characterised by the interconnection of layers
    • B32B7/04Interconnection of layers
    • B32B7/12Interconnection of layers using interposed adhesives or interposed materials with bonding properties
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
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    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
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    • C08G18/10Prepolymer processes involving reaction of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen in a first reaction step
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、反応性で、100%固体で、セグメン
ト化された相分離性のポリエーテルポリウレタン
プレポリマーに関する。更に詳しくは、本発明
は、前記プレポリマーの製法、そのプレポリマー
の新規の物性、そのプレポリマーによつて可能に
なつた加工、そのプレポリマーから得られるエラ
ストマー、およびそのエラストマーから得られる
生成物に関する。 従来、加工の問題に基づいて原理的に特徴づけ
られる、3種の異なる化学的ルートにより、エラ
ストマー性をもつポリウレタンポリマーを調製す
ることは知られていた。例えば、シー・ヘプバー
ン(C.Hepburn)、ポリウレタン・エラストマー
ズ(Polyurethane Elastomers)、アプライド・
サイエンス・パブリツシング社(Applied
Science Publishing Ltd.)1982、およびサンダ
ース(Saunders)およびフリツシユ(Frisch)、
ポリウレタンズ・ケミストリー・アンド・テクノ
ロジー・パート・テクノロジー
(Polyurethanes Chemistry and Technology、
Part.Technology)、ロバート・イー・クリ
ーガー・出版社(Robert E.Krieger Publishing
Company)1983を参照されたい。これらのエラ
ストマーの3種のグループは、液体、ロール練り
用(millable:ミル処理可能)ゴムまたは熱可塑
性プラスチツクとしての加工によつて区別され
る。 ポリウレタン技術において一般に使用される分
子構成単位、イソシアネート種、ポリオール、お
よび連鎖延長剤は当業界で周知である。前記の分
子構成単位を使用する際に採用する当量比に依存
して、所望の最終製品を達成するのに使用すべき
加工技術、および最終製品の性質の両者を決める
各種の特性が達成される。本明細書に添付の第1
図は、従来のポリウレタンエラストマー技術にお
いて一般に使用されている、イソシアネートとポ
リオールと連鎖延長剤との当量百分率を、三角座
標プロツトによつて示したものである。 第1図の領域Aは、エラストマー性をもち、連
鎖延長化、セグメント化、高分子量熱可塑性ポリ
ウレタンを得るのに通常使用する当量化の輪郭を
示すものである。2官能性試薬のこの反応(ワン
−シヨツトまたはプレポリマー)における理論最
大分子量は、水素種(ポリマールおよび連鎖延長
剤)を活性化するジイソシアネートの当量比が1
である場合に達成される。従つて、熱可塑性ポリ
ウレタンは、イソシアネート50%当量領域の実質
的な中央にある。 固体ポリウレタンエラストマーへの熱可塑性プ
ラスチツクのルートは、2つの群に細分類するこ
とができる。すなわち、或る溶媒に完全に可溶
で、加工の前後に化学架橋を含まないもの、およ
び初期架橋は含まないが加熱−後硬化(ポストキ
ユアー)後に、わずかな架橋化構造を形成するも
のである。 前者の群の方が、より多く出現し、イソシアネ
ートと活性水素官能との本質的に当量のまたはわ
ずかに過剰の活性水素成分との反応によつて最も
普通に製造される。この群からの製品は、特定の
溶媒に対して本質的に敏感で、或る溶媒中で広く
膨潤し、その他の溶媒に溶解するという欠点をも
つている。この点から、或る領域の用途例えばコ
ーチング、接着剤およびシーラントにおける前記
製品の適用が制限されている。 熱可塑性ポリウレタンの第2の群においては、
合成は同様であるが、若干過剰のイソシアネート
を使用して、未反応イソシアネート基を少量含む
最終ポリマーを生成する。次に、これらのイソシ
アネート基は、アロフオネートおよびピユーレツ
ト形成を通して最終ポリマーを架橋するのに利用
することができる。この方法により架橋密度は低
く、最終熱可塑性ポリウレタンポリマーには加熱
−後硬化を与えて、前記の残留休眼イソシアネー
ト基を活性化する必要がある。 両方の群の熱可塑性ポリウレタン加工は、溶融
加工技術によつて進めることができ、そして前者
の群は溶液技術によつて進めることができる。溶
融加工例えば射出成形、押出およびカレンダリン
グは、一般に、かなり精巧な装置と、往々にして
熱可塑性ポリウレタン自体の分解温度に近づく高
温とを必要とする。一般に、これらの製品は高分
子量と高融点とをもつている。低融点熱可塑性ポ
リウレタンは公知であるが、それらのポリマーの
強度例えば引張強さ、伸びパーセントおよび引裂
抵抗は一般に貧弱である。溶液系では、通常、高
極性溶媒例えばテトラヒドロフラン、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド、M−ピロー
ルが必要であり、環境要因について考慮する必要
があり、溶媒の高コストおよびエネルギーも必要
である。 固体ポリウレタンエラストマーへのロール練り
用(millable)ゴムのルートは第1図の領域Bに
含まれる。通常のゴム加工技術をこの群のポリマ
ーに適用させることでできるようにするため、そ
の中のポリマーは、連鎖延長剤またはポリオール
のいずれかを過剰に使用する合成の際に連鎖終結
化され、そして前記熱可塑性ポリウレタンよりも
低分子量の貯蔵安定性可塑性ポリマーをもたらす
点で区別される。適切な最終物性を得るために、
一般に前記のプレポリマーを、追加のイソシアネ
ートの使用によつて更に連鎖延長化または架橋化
し、あるいは適当な場合には、イオウまたは過酸
化物によつて硬化する。 エラストマー性をもつポリウレタンを導く液体
加工は、第1図の領域Cに存在するプレポリマー
または通常「キヤスチング」系と称するものに細
分類することができる。 キヤストポリウレタンエラストマーは、反応体
を液体状(プレポリマーまたはワンシヨツトルー
ト)で混合し、次に反応性混合物を適当な技術例
えばキヤスチングまたは成形により、その最終形
状に2次成形し、そして連鎖延長/架橋への反応
を続ける方法によつて製造する。完全硬化は、代
表的には、3〜24時間の100℃における熱空気−
後硬化によつて行なう。一般に、連鎖延長剤を加
えてプレポリマーと混合(あるいは3成分全部を
ワンシヨツト技術で混合)した後では、これらの
種の反応は、その後のポツトライフを数分間に制
限してしまう。この点については、例えば米国特
許第3471445号明細書によつて提供された改良を
参照されたい。前記の方法は、一般に全部が低分
子量である2種以上の液体を混合することを含ん
でいるので、硬化が或る段階へ進行するまでは系
の初期物性が貧弱であることが分かる。キヤスト
ポリウレタンエラストマーに使用されるイソシア
ネート:ポリオール:連鎖延長剤の当量比は、大
部分のこの系を、一般にイソシアネートをわずか
に過剰にする傾向をもつて、熱可塑性ポリウレタ
ンの領域特性に近づけているが、原理的には、こ
れらの系は、非常に多様な当量比を使用すること
ができる。 前記のプレポリマーの連鎖延長とは異なり、第
1図の領域Cのプレポリマーが直接使用された。
アロフオネートおよびビユーレツト形成による架
橋ならびにイソシアネートと水との反応を通して
のプレポリマーの連鎖延長によつて、通常、硬化
が行なわれる。この使用においては、ポリエステ
ルプレポリマーとポリエーテルプレポリマーとの
間の別異の特徴が観察される。 前記プレポリマーの物理的形状は、通常、ポリ
エーテルまたはポリエステルポリオールのいずれ
を使用したかに各々依存して、一般に、粘性液体
からロウ状の低融点固体までの範囲をもつてい
る。一般に、ポリエーテルプレポリマー系は、実
質的に硬化サイクルに沿うまでは、いかなる最終
物性も示さない。多くのポリエステルプレポリマ
ー系は、ポリエステルセグメントが結晶化する本
来の傾向のために、硬化サイクルの初期から多く
の最終物性を示す。ポリエーテルプレポリマーの
前記の加工特性により、一定の一体性、生強度、
低流動性等の性質が要求される用途における、ポ
リエーテルプレポリマーの多くの産業上の利用性
が制限されている。 エラストマー性をもつ硬化ポリマーをもたらす
ポリウレタンの他の群は、ブロツキング剤でマス
クしたポリイソシアネート(ブロツクイソシアネ
ート)の混合物としてポリオールを使用する、
「ブロツク化」イソシアネート・「ワン・パツケー
ジ」法によつて提供されるものである。ブロツク
化イソシアネート法は、ブロツキング剤を除去し
て硬化するための比較的高温を必要とする点で不
利である。得られた硬化ポリマー中にブロツキン
グ剤が部分的に残留した場合には、そのブロツキ
ング剤がエラストマーの物性に悪影響を与え、ブ
ロツキング剤の散乱に関連して環境汚染の原因と
なる。これらの欠点のため、得られた樹脂は限ら
れた用途しか許されない。 制限はあるものの、第1図の領域Dで表わされ
る、イソシアメートとポリオールと連鎖延長剤と
の当量比に含まれる、従来のポリウレタンエラス
トマーも存在する。領域Dからのこれらのエラス
トマーは、一般に、過剰のイソシアメート種をも
つていることが特徴である。この領域からの大部
分のエラストマーは、前記のキヤスチング技術に
よつて2次加工される。この群の代表は、サウン
ダーズ(Saunders)およびフリツシユ
(Frisch)、ポリウレタンズ・ケミストリー・アン
ド・テクノロジー・パート・テクノロジー
(Polyurethanes Chemistry & Technology、
Part Technology)、ロバート・イー・クリ
ーガー出版社(Robert E.Krieger Publishing
Company)1983、345頁および350頁に記載のキ
ヤスト・アジプレン(Adiprene)/MOCA系で
ある。前記のとおり、キヤスチング技術に制限さ
れるので、全試薬混合後のポツトライフが制限さ
れていた。 EPA制限、溶媒の高コスト、溶媒除去のエネ
ルギーさらには多くの溶媒の毒性の認識の増大に
強いられて、接着剤、コーチング等用の高固体系
への傾向が過去10年間みられた。100%固体系に
おける困難性は、高度に特殊化した装置を必要と
する頻繁に現われる状況を必要としない加工特性
をもち、特定の物性例えば生強度を達成する点に
あつた。 米国特許第2917486号明細書は、領域Dの当量
からの中間体を、安定剤の添加により、後の加工
に貯蔵することができることを記載している。安
定剤は、貯蔵または加工の際の早期ゲル化を防止
する。しかしながら、追加イソシアネートの添加
によつて、安定化が、後で克服される必要があ
る。プレポリマー内で触媒量のアシルハライド例
えばp−ニトロベンゾイルクロライドを使用し
て、貯蔵の際の架橋に対して安定化し、そして加
工を促進することも当業界で認められている。 米国特許第3049573号明細書は、他の後利用で
きるイソシアネート成分によつて得られるものよ
りも優れた物性をもつコーチング用組成物をもた
らす、規則系ポリエステルイソシアネート末端化
成分を提供した。多官能性イソシアネート種を成
分の1つとして使用する通常溶液中の2成分系、
あるいは1成分−水分硬化溶液系のいずれかが提
供された。 米国特許第4273911号明細書は、融点低下性ジ
オール連鎖延長剤2種と強度強化性ジオール連鎖
延長剤1種との添加により、受け入れることので
きる最終物性をもつ、低溶融温度加工性熱可塑性
ポリウレタンを記載している。その中では、溶融
挙動と最終物性との間の受け入れることのできる
妥協が行なわれている。 溶融加工性があり、しかも受け入れることので
きる最終物性をもつ有用なポリウレタンエラスト
マーを、ポリオキシプロピレンのポリオールから
調製する多数の試みが行なわれてきた。例えば、
米国特許第3915937号および第4239879号各明細書
を参照されたい。ポリエーテルウレタンの加水分
解に対する化学的抵抗性をもち、しかも、通常使
用されるポリ(オキシテトラメチレン)グリコー
ルよりも原料コストが低くそして低温溶融加工性
のポリ(オキシプロピレン)グリコールの経済
性、ならびに受け入れることのできる物性をもつ
系が強く望まれている。 同様に、溶融加工性で受け入れることのできる
物性をもつ有用なポリウレタンを、ポリオキシエ
チレンのポリオールから調製する多数の試みが行
なわれてきた。例えば、米国特許第3164565号お
よび第3901852号各明細書を参照されたい。後者
の明細書においては、ソフトセグメントに対する
ハードセグメントの実質的に釣合つた重量比およ
び約1:1の活性水素に対するイソシアネート当
量比の狭い範囲内において、良好な系が調製され
た。しかしながら、これは、特に、ポリオキシエ
チレン成分が所望の生成物が他の特性例えば親水
性に影響を与える生成物を得ることが望ましい場
合を制限している。 米国特許第4367327号明細書は、通気性および
防水性を提供する溶液キヤスト織物コーチングと
して使用する、ポリオキシエチレンポリウレタン
フイルムを記載している。通気性用のポリオキシ
エチレン含量と、生成物性能に必要なエラストマ
ー物性との間の妥協が行なわれている。 必要な物性例えば極限引張強さ、極限伸び、弾
性率、引裂強度および耐摩耗性を、有用で商業的
魅力をもつ高親水性ポリマーコーチング中に得る
ことは歴史的に困難なことであつた。これは、経
済性から溶融加工性が要求される場合には、更に
困難なものとなる。具体的には、高親水性ポリマ
ーフイルムは、特に水で膨潤した場合には、摩擦
および(または)屈曲により簡単に引裂かれある
いは損傷を受け、そして弱いという傾向があつ
た。従つて、物性の点で従来付随した劣化を伴わ
ずに、増加した親水性をもつ、溶融加工性の系を
製造する要求は現在も存在する。 当業界において、ポリウレタンポリマー、特
に、ポリオールソフトセグメント(A)とポリウレタ
ンハードセグメント(B)とが互いに違いになる、
(AB)oセグメント化ブロツクコポリマー型のもの
が、優れたエラストマー特性を示すことは周知で
ある。これらのコポリマーの独特の性質は、ハー
ドセグメントおよびソフトセグメントが相分離し
た場合に存在する2相微小構造に直接関連してお
り、ハードセグメントが分域(domain)を形成
し、これが強化充填剤として作用しそしてポリマ
ーネツトワークを凝似架橋するものであることが
広く受け入れられている。 従つて、本発明の目的は、前記の困難性を克服
すること、および、貯蔵安定性で、中温溶融加工
性で、一成分系で、100%固体で、反応性のポリ
ウレタンプレポリマーであつて、硬化した場合
に、(AB)o型セグメント化ウレタンコポリマーの
代表的な優れた物性をもつエラストマーを提供す
るポリウレタンプレポリマーを提供することにあ
る。 ソフトセグメントと適当なハードセグメントと
をもち、反応性で、100%固体の、セグメント化、
相分離性ポリウレタンプレポリマーが提供され
る。そのプレポリマーは、 () 数平均分子量約600〜約3500および官能価
少なくとも2のポリ(アルキレンエーテル)ポ
リオール(A)と、 () 官能価少なくとも2のイソシアネート(B)と () 分子量範囲約500以下および官能価少なく
とも2の低分子量連鎖延長剤(C)と の反応生成物であつて、前記の反応体は、式 (a) EqNCO/EqOH+EqCE≧1.1 (b) EqOH≧EqCE (c) EqCE>0 (式中、EqNCOは使用するイソシアネート種の当
量であり、EqOHおよびEqCEは、各々使用するポリ
(アルキレンエーテル)ポリオールおよび連鎖延
長剤のモル当量である)で表わされる関係を満足
する割合で使用するものとし、ソフトセグメント
はポリ(アルキレンエーテル)ポリオールから提
供され、そして、適当なハードセグメントはジイ
ソシアネートと連鎖延長剤との反応生成物によつ
て提供されしかもハードセグメントとソフトセグ
メントとの熱力学的不相溶性の結果としてプレポ
リマー内にハードセグメントとソフトセグメント
との相分離を起こすものである。 好ましい反応生成物は、 () 数平均分子量約600〜3500ポリ(アルキレ
ンエーテル)ポリオール(A)と、 () ジイソシアネート(B)と、 () 分子量範囲約500以下の低分子量2官能性
連鎖延長剤(C)と の反応生成物である。 最も好ましいものは、 () 数平均分子量約600〜約3500のポリ(アル
キレンエーテル)グリコール(A)と、 () ジイソシアネート(B)と、 () 分子量範囲約500以下の低分子量2官能性
連鎖延長剤(C)と の反応生成物である。 前記のプレポリマーは、シーラントとして、接
着剤として、そして各種基板上のコーチングとし
て、そして、各種の造形品例えばフイルム、管お
よび棒の形で有用である。前記プレポリマーを含
む組成物は電線絶縁体中で有用である。 前記のプレポリマーは、低温で溶融加工性であ
る。 硬化すると、前記のプレポリマーは、重合し
て、優れた物性例えば引張強さ、伸び、耐摩耗性
および引裂強さをもつエラストマーになる。 フイルムの形状において、そして、前記ポリオ
ールがポリ(オキシエチレン)グリコールである
場合には、優れた水蒸気透過率が達成され、そし
て、エラストマーフイルムを各種織物または他の
基板との複合材として形成した場合には、その複
合材は雨保護衣料品において特に有用である。 本発明によれば、相分離性ポリウレタンプレポ
リマーは、 () 数平均分子量約600〜約3500および官能価
少なくとも2のポリ(アルキレンエーテル)ポ
リオール(A)と、 () 官能価少なくとも2のイソシアネート(B)と () 分子量範囲約500以下および官能価少なく
とも2の低分子量連鎖延長剤(C)と の反応生成物であつて、前記の反応体は、式 (a) EqNCO/EqOH+EqCE≧1.1 (b) EqOH≧EqCE (c) EqCE>0 (式中、EqNCOは使用するイソシアネート種の当
量であり、EqOHおよびEqCEは、各々ポリ(アルキ
レンエーテル)ポリオールおよび連鎖延長剤の当
量である) で表わされる関係を満足する割合で使用した生成
物である、反応性で、100%固体の相分離性、セ
グメント化ポリウレタンプレポリマーである。本
発明は、前記の新規プレポリマー、そのプレポリ
マーによつて可能になつた加工、そのプレポリマ
ーから得られるポリウレタンエラストマー、およ
びそのプレポリマー製の製品を提供するものであ
る。 好ましい反応生成物は、 () 数平均分子量約600〜約3500のポリ(アル
キレンエーテル)ポリオール(A)と、 () ジイソシアネート(B)と、 () 分子量範囲約500以下の低分子量2官能性
連鎖延長剤(C)と の反応生成物である。 最も好ましいものは、 () 数平均分子量約600〜約3500のポリ(アル
キレンエーテル)グリコール(A)と、 () ジイソシアネート(B)と、 () 分子量範囲約500以下の低分子量2官能性
連鎖延長剤(C)と の反応生成物である。 本発明の説明を明瞭にして便利にするために、
以下の記載は、2官能性化合物に限定して行な
う。しかしながら、これは本発明の範囲または精
神を限定するものではないものと理解されたい。
当業者には明らかなとおり、用途に応じて、2よ
り大きい官能価を使用して、所望の性質例えば圧
縮永久歪をもたらすことができる。 ポリウレタンエラストマーポリマーの優れた物
性は、ハードおよびソフトセグメントが系相分離
した場合に存在する2相微小構造によるものであ
ることが当業界において広く受け入れられてい
る。本発明は、ポリウレタンポリマー中に有効な
ハードおよびソフトセグメントを導入する新規の
一成分系を提供するものである。 本発明は、適当なハードセグメントとソフトセ
グメントとをもつプレポリマーを提供する。これ
らのポリウレタンプレポリマーは、第1図の領域
Dの範囲内に含まれ、そして数学的には前記式(a)
で表わされる、過剰の反応性イソシアネート官能
基をもつている。 本明細書においてプレポリマーとは、前記の反
応生成物をいう。しかしながら、更に簡単にする
ために、前記プレポリマーを式() 〔式中、Xは分子量範囲約600〜約3500のポリ
(アルキレンエーテル)グリコール(A)から水酸基
2個を除去して得られる残基であり、Yは、有機
ジイソシアネート(B)からイソシアネート基2個を
除去して得られる残基であり、Zは、分子量範囲
約500以下の低分子量2官能性連鎖延長剤(C)から
活性水素2個を除去して得られる残基であり、そ
して mとnとは、各々、正の実数である〕 で表わすことができるものと考える。 前記式()は、更に一般的には、模式的構造
式() 〔式中、 | は当業者に周知の隣接有機種と有
機ジイソシアネートとを反応させた残基である
が、前記式の端部におけるペンダント | のよ
うに、隣接種が存在しない場合には、未反応イソ
シアネート官能基が存在するものとし、 〓〓〓〓は分子量範囲約600〜約3500のポリ(ア
ルキレンエーテル)グリコール(A)から水酸基2個
を除去して得られる残基であり、 〓〓は、分子量範囲約500以下の低分子量2官能
性連鎖延長剤(C)から活性水素2個を除去して得ら
れる残基であり、そして mとnとは、各々、正の実数である〕 で表わすことができる。 前記の式を明瞭にする例として、分子量1450の
ポリ(オキシエチレン)グリコール(A)と、4,
4′−ジフエニルメタンジイソシアネート(B)と、
1,4−ブタンジオール(C)とを後述する方法によ
り、イソシアネート(B):多グリコール(A):連鎖延
長剤(C)の当量比4:2:1で反応させた場合は、
前記式()においてm=1、n=1、 X=−CH2CH2−(O−CH2CH2)−p (pは分子量約1450とするもの)
【式】および Z=−O−CH2CH2CH2CH2−O− となり、あるいは式() で表わされるものとなる。 あるいは、更に、本明細書に記載の方法によつ
て、前記と同じ種をイソシアネート(B):多グリコ
ール(A):連鎖延長剤(C)の当量比5:2:2で反応
させた場合は、m=2およびn=1となり、そし
て式() で表わされるものとなる。 あるいは、更に、本明細書に記載の方法によつ
て、前記と同じ種を当量比6:3:2で反応させ
た場合は、m=1およびn=2となり、そして式
() で表わされるものになる。 ソフトセグメントが多グリコール、ここではポ
リ(アルキレンエーテル)グリコール(A)から提供
されるものであり、そしてハードセグメントが有
機ジイソシアネート(B)と低分子量2官能性連鎖延
長剤(C)との反応生成物から提供されることは当業
者には一般に理解されるものと考える。式()
に従えば、前記の点は以下のとおりに表わされ
る。 前記の模式的構造式に従えば、 記号〓〓〓〓は前記のソフトセグメントであり、
記号の集合例えば | 〓〓 | は前記のハー
ドセグメントを表わすことは理解されよう。従つ
て、有機ジイソシアネート(B):ポリ(アルキレン
エーテル)グリコール(A):連鎖延長剤(C)の当量比
5:2:2の反応生成物からなるプレポリマー
は、以下の式() で表わされることが理解されよう。 当業者には明らかなとおり、前記のイソシアネ
ート官能基は、高度に反応性であり、そして、反
応条件、使用する種、予想外の汚染物等に依存性
があり、そしてこれらはすべて、得られる反応生
成物に影響を与える。従つて、前記の式()お
よび模式的構造式()は、本発明のプレポリマ
ーの最も理解しやすい最初の概要を示すものであ
り、これは、更に正確に説明すれば、 () 数平均分子量約600〜約3500のポリ(アル
キレンエーテル)グリコール(A)と、 () ジイソシアネート(B)と、 () 分子量範囲約500以下の低分子量2官能性
連鎖延長剤(C)と の反応生成物であつて、前記の反応体は、式 (a) EqNCO/EqOH+EqCE≧1.1 (b) EqOH≧EqCE (c) EqCE>0 (式中、EqNCOは使用するイソシアネート種の当
量であり、EqOHおよびEqCEは、各々使用する多グ
リコールおよび連鎖延長剤の当量である)で表わ
される関係を満足する割合で使用した反応させた
ものである。 本発明のプレポリマーは、ポリウレタンエラス
トマー合成用としての当業界での通常の方法によ
つて調製することができる。前記の方法に含まれ
るプレポリマーの製法は、第1工程でイソシアネ
ートとポリオールとを反応させ、こうして得られ
るイソシアネート末端プレポリマーを続いて化学
量論的不足量の連鎖延長剤と反応させて、第1図
の領域Dに含まれそして前記の式(a)、(b)および(c)
を数学的に満足する当量をもつプレポリマーを得
るものである。全反応体を同時に導入するワンシ
ヨツト法も、本発明のプレポリマーの合成に適し
ている。本発明の反応性−相分離性ポリエーテル
ポリウレタンプレポリマーを調製するには、プレ
ポリマールートが好ましい方法である。後述する
最も好ましい態様において、本発明のプレポリマ
ーは、イソシアネート末端プレポリマーの狭い分
子量分布に有利な態様でポリオールを液体状ジイ
ソシアネートに徐々に加え、続いて、不足量の連
鎖延長剤を加えることによつて調製する。 どちらの方法を使用するにしても、驚ろくべき
ことに、本発明の反応性プレポリマーは、他のポ
リウレタンプレポリマーで代表的に使用する安定
化例えばアシルハライド例えばp−ニトロベンゾ
イルクロライドによつて提供される安定化の必要
なしに、優れた貯蔵安定性をもつことが見出され
た。100%固体系として室温で貯蔵し、しかも、
反応性イソシアネート種の存在下で或る濃度のウ
レタン基および(または)尿素基をもつているに
もかかわらず、保存性は、計算した理論百分率イ
ソシアネートに近似する百分率の遊離イソシアネ
ート残留コンシステンシー、および、ゲル形成な
しに、長期間に亘りこれらの系の加工性を維持す
ることのできる能力によつて示される。更に、そ
して驚ろくべきことに、前記と同じ方式でそして
同じ反応体から調製するが、使用する反応体の割
合が前記の式(b)の要件を満足しない場合の、非常
に関連のあるポリウレタンプレポリマーの場合に
は、非常に劣つた保存安定性を示し、そして合成
の際に理論イソシアネート百分率を達成するのが
困難であることがわかつた。 本発明によるプレポリマーと、使用する反応体
の割合が前記式(b)の要件を満足しない点のみが異
なる関連するプレポリマーとの貯蔵安定性におけ
る前記の顕著な差は、プレポリマー鎖中のハード
セグメントの位置が原因しているものと考えられ
る。前記で使用する合成法により、前記の式(a)、
(b)および(c)をすべて満足するとともに第1図の領
域D1の範囲内に入るプレポリマーは、ソフトセ
グメントの間にはさまれたプレポリマー鎖の内部
にハードセグメントを示すものと考えられる。一
方、前記で使用する合成法により、式(a)と式(c)と
は満足するが式(b)を満足せず、そして第1図の領
域D2の範囲に入るプレポリマーは、ハードセグ
メントの間にソフトセグメントをはさんだプレポ
リマー鎖上にペンダントしたハードセグメントを
示すものと考えられる。 説明のために、本発明の貯蔵安定性プレポリマ
ーを、有機ジイソシアネート(B)とポリ(アルキレ
ンエーテル)グリコール(A)と低分子量2官能性連
鎖延長剤(C)との、前記の式を満足する当量比4:
2:1で反応させた生成物によつて提供する。こ
のプレポリマーは、以下の模式的構造式()で
表わされる。 同じ方法で、しかも同じ反応体から、ただし、
式(b)を満足しない条件で製造したプレポリマーを
当量比4:1:2で提供する。このプレポリマー
は貧弱な貯蔵安定性を提供するものと予想され、
以下の模式的構造式()で表わされる。 本発明のプレポリマーが前記の式(b)を数学的に
満足する要件は、内部ハードセグメントの構造的
要件と等しいものと考えられる。 更に、式(a)、(b)および(c)が満足される場合であ
つても、必ずしもすべての内部ハードセグメント
がプレポリマーの貯蔵安定性を提供するものでは
ないことが見出された。ハードセグメントがプレ
ポリマー鎖の内部に位置することが必要なだけで
はなく、ハードセグメントが「適当な」ハードセ
グメントでなければならないものと考えられる。
適当なハードセグメントとは、プレポリマー鎖中
に見出されるハードおよびソフトセグメントの相
分離を起こすものである。前記の相分離はソフト
セグメント内に分散したハードセグメントの分域
をもたらすものと考えられる。この2相形態は、
4:2:1プレポリマー系によつて以下の模式的
構造式()で表わすことができる。 この2相形態が、本発明のプレポリマーの安定
性の源泉であるものと考えられる。これは、プレ
ポリマー鎖の易動度を有効に減少し、そして、2
つの分域の間のインターフエイスに利用すること
のできる活性水素種を減らしながら、ハードセグ
メントを通してイソシアネートとの反応に利用す
ることのできる活性水素種の有効濃度を減少する
ものと考えられる。 適当なハードセグメントは、本発明のプレポリ
マーのハードおよびソフトセグメントの相分離を
行なうものである。(AB)o型熱可塑性ポリウレタ
ンにおいて相分離に影響を与える因子は広く研究
されており、これらの成果を、本発明のプレポリ
マー用の適当なハードセグメントを達成する目的
に使用することができる。例えば、ゴールド・ロ
バート(Gould Robert)編、マルテイフエー
ズ・ポリマーズ(Multiphase Polymers)、1
章、「モルホロジー・アンド・プロパテイー・オ
ブ・セグメンテツド・コポリマーズ
(Morphology and Properties of Segmented
Copolymers)、1979、3〜30頁の論文を参照され
たい。一般に、2相構造をもたらす因子は、ハー
ドおよびソフトセグメント間に熱力学的不相溶性
をもたらすものであり、これは、セグメントの
型、セグメントの長さ、セグメントの相溶性、化
学組成、2次加工方法およびセグメントの結晶化
能力に依存する。 ハードセグメントがソフトセグメント内で分散
した分域に相分離する傾向に影響を与える因子は
多数存在するので、本発明の技術的範囲におい
て、「適当な」ハードセグメントと不「適当な」
ハードセグメントとを正確に分ける線が存在しな
いことは当業者に明らかであるものと思われる。
条件および状況を、結局、各々独立に評価するこ
とが必要である。 前記したとおり、セグメント化プレポリマーの
ハードセグメントは、有機ジイソシアネート(B)と
低分子量2官能性連鎖延長剤(C)との反応によつて
得られる残基である。適当なハードセグメントに
対して、この反応生成物は、使用するポリオール
またはソフトセグメントと熱力学的に不相溶性で
あるハードセグメントを製造する必要がある。一
般に、熱力学的不相溶性の条件が満足される限
り、当業界で公知の有機ジイソシアネートおよび
低分子量2官能性連鎖延長剤を本発明において使
用することができる。 本発明によつてプレポリマー用に使用するのが
好ましい有機ジイソシアネート(B)は、以下の性質
すなわち、嵩性(bulk)、イソシアネート官能基
のまわりの対称性、剛性、芳香族性、結晶性およ
び高純度の数種または全部を示すものである。限
定するものではないが、例を挙げれば、4,4′−
ジフエニルメチルジイソシアネート、シクロヘキ
サンジイソシアネート、p−フエニレンジイソシ
アネート、1,5−ナフタレンジイソシアネー
ト、トルエンジイソシアネート、p−キシレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシア
ネート、4−ビス(イソシアナメチル)シクロヘ
キサン、p−テトラメチルキシレンジイソシアネ
ート、m−テトラメチルキシレンジイソシアネー
ト等である。有機ジイソシアネート(B)は、単独で
または各々を混合して使用することができる。 本発明によるプレポリマー用に使用する低分子
量2官能性連鎖延長剤(C)は、分子量範囲約40〜約
500のものであり、以下の性質すなわち、対称性、
剛性、分枝をもたないこと、低分子、芳香族性、
結晶性および高純度の数種または全部を示すもの
である。驚ろくべきことに、本発明に従つて、予
想より広い範囲の連鎖延長剤を使用することがで
き、そして前記の特性をもつプレポリマーを生成
することができることが見出された。適当な連鎖
延長剤は以下の化合物群からもたらすことができ
る。 () 芳香族、開鎖脂肪族および脂環式のグリコ
ールならびにそれらの組合せ、 () 芳香族ジアミン、 () アルカノールアミンおよびヒドロキシアシ
ルアミン、 () 開鎖脂肪族および脂環式ジアミンは適当な
合成法が首尾よく与えられることが更に考えら
れる。 限定するものではない例を挙げれば、1,4−
ブタングリコール−1,6−ヘキサングリコー
ル、ヒドロキノンジ(ヒドロキシエチル)エーテ
ル、ビス(ヒドロキシエチル)ビスフエノール
A、ビス(2−ヒドロキシプロピル)ビスフエノ
ールA、ビス(2−ヒドロキシプロピル)イソフ
タレート、ビス(2−ヒドロキシエチル)カルバ
メート、1,2−ビス(2−アミノフエニルチ
オ)エタン、トリメチレングリコールジ−p−ア
ミノベンゾエート、レゾルシノールジ(ヒドロキ
シエチル)エーテル、1,4−シクロヘキサンジ
メタノール、4,4′−ジヒドロキシジフエニルス
ルホン、4,4′−メチレンビス(o−クロロアニ
リン)、フエニレンジアミン、メチレンビス(ア
ニリン)、エタノールアミン、N,N′−(ビス−
2−ヒドロキシエチル)ジメチルヒダントイン、
エチレンジアミン、ブタンジアミン等である。低
分子量2官能性連鎖延長剤(C)は、単独でまたは
各々の混合で使用することができる。 本発明によつてプレポリマー用に使用するポリ
(アルキレンエーテル)グリコール(A)は、分子量
範囲約600〜約3500のものである。本明細書にお
いて「ポリ(アルキレンエーテル)グリコール」
とは、末端水酸基2個をもつポリ(アルキレンエ
ーテル)主鎖の多グリコール(マクログリコー
ル)を意味する。更に一般的には、前記の用語
は、水酸基で末端化された2官能性ポリエーテル
を意味する。これらの化合物は、通常、環状エー
テル例えばアルキレンオキシドまたはジオキソサ
ンの重合により、あるいはグリコールの縮合によ
り得られる。これらの化合物は、場合により、ポ
リ(アルキレン)グリコール、ポリ(アルキレン
オキシド)グリコール、ポリグリコール、ポリオ
キシアルキレン、n−ポリオキシアルキレンジオ
ールとして知られている。これらの化合物は、式
() HO−(RO)−rH (式中、Rはアルキレン基であり、rは1より大
きい整数である) で表わすことができる。 本発明で有用なポリエーテルにおいては、r
は、ポリ(アルキレンエーテル)グリコールの分
子量が約600以上になるのに充分な大きさである。
Rで表わされるアルキレン基は必ずしも全部が同
じものである必要はない。異なるアルキレンオキ
シドまたはグリコールの混合物のランダムもしく
はブロツク共重合によつて形成した多グリコール
を使用することができ、あるいは、ポリグリコー
ルを環状エーテル例えばジオキサンから誘導する
ことができ、これは式 HO(CH2OCH2CH2O)tH で表わされる生成物をもたらす。このアルキレン
基は直鎖であつても、または分枝鎖例えばポリ
(プロピレンエーテル)グリコールであつてもよ
い。この群の化合物の典型的な代表例は、ポリテ
トラメチレングリコール、ポリ(プロピレンエー
テル)グリコール、ポリ(オキシエチレン)グリ
コール、ならびに、エチレンオキシドとプロピレ
ンオキシドとのブロツクまたはランダム共重合に
よつて得られるコポリマー、ならびに、テトラヒ
ドロフランとエチレンオキシドとの共重合によつ
て得られるコポリマーである。ポリ(アルキレン
エーテル)グリコール(A)は、単独でまたは各々の
混合で使用することができる。 本発明によつて製造されるプレポリマーは、前
記の利点を提供する、当業者に公知の他の多グリ
コールから調製することができるものであること
も理解されたい。これらのポリオールとしては、
ポリエステル、例えば、2塩基酸とジオールとの
反応またはε−カプロラクトンの付加重合から調
製されるものが含まれる。更に、適当なポリオー
ルとしては、ヒドロキシ末端のポリエステル−ア
ミオ、ポリカーボネート、ポリブタジエンまたは
それらのコポリマーが含まれる。 当業者には明らかなとおり、本発明の最も好ま
しいプレポリマーは、2官能性化合物から調製し
たもので、或る物性を達成したものであるが、前
記のプレポリマーは、より多い官能価の種を種々
の量で導入することによつて仕立てることもでき
る。プレポリマー内への、より多い官能価および
従つてより多い分枝は、ポリオール、イソシアネ
ートまたは連鎖延長剤から系中に導入することが
できる。 本発明のプレポリマーは、低分子量においてさ
え、室温で一般に固体であるが、ハードセグメン
トをもたないかまたは不溶性ハードセグメントを
もつ従来のプレポリマーは、非常な高分子量にな
るまでは固体でないことが一般的であることが見
出された。この固体の性質は、ハードセグメント
が分域中で凝集する際に起こるプレポリマー系の
増加した分子相互作用およびより高い規則性に基
づくものであることができる。前記の適当なハー
ドセグメントをもたらすこれらの系は、プレポリ
マーの全体の外観が通常は高度に不透明性の白色
固体であるのに充分な程度に、室温で相分離する
ことが一般に決定された。ソフトセグメント内に
いかなる結晶性も欠如しているこれらの系におけ
る前記の不透明性は、ハードおよびソフトセグメ
ント分域の反射率の差異によるものであると考え
られる。本発明のプレポリマーの2相形態によつ
て導入される前記の不透明性を使用して、起こり
つつある相分離の程度を定量的に測定することが
でき、そして、更に、形成されるハードセグメン
トの適正度を評価する最初の目やすの手段として
使用することができる。 驚ろくべきことに、本発明の相分離性ポリウレ
タンプレポリマーは、ハードセグメントをもつそ
れらの熱可塑性ポリウレタン類似物と比べて、独
特のメルトフロー性を提供することが分かつた。
これらの相分離性プレポリマーは、低融点であ
り、そして、代表的な熱可塑性ポリウレタン技術
が提供するよりも低い温度で溶融加工することが
できることが見出された。更に、これらのプレポ
リマーは、一般に、ハードセグメント分域の溶融
の直後に、溶融粘度に鋭い減少を示す。一度、充
分なエネルギーを相分離性プレポリマー系に与え
て、ハードセグメント分域により提供される内部
分子相互作用を除去し、そして、相混合を許す
と、プレポリマーの低分子量が、有意の低い鎖相
互作用および従つて低粘度をもたらす。 プレポリマーの低融点特性によつて提供される
有意の特徴は、尿素官能価を含むハードセグメン
トを使用できることである。ジアミン連鎖延長剤
から得られるハードセグメントが、それらのグリ
コール類似体よりも改良された物性を提供するこ
とは公知である。しかしながら、前記の尿素含有
ハードセグメントにおいて現われる増加した水素
結合は、しばしば、分解点へ系を加熱することを
必要とし、従つて溶液系へ制限された使用の必要
性を要求する。 前記したとおり、低融点熱可塑性ポリウレタン
それ自体は公知である。しかしながら、公知の低
融点熱可塑ポリウレタンは、良好な物性プロフイ
ルを一般にはもつていない。公知の低融点熱可塑
性ポリウレタンは、例えば、2官能性反応体と活
性水素をもつ大量の1官能性化合物例えばアルコ
ールまたはアミンとを含む反応混合物を使用する
ことによつて調製されてきた。前記の反応混合物
は、比較的短鎖の、従つて理解できるように、貧
弱な物性プロフイルを示すポリウレタンの製造を
もたらす。更に、低融点熱可塑性ポリウレタン
は、低融点であるが同時に貧弱な物性プロフイル
をもつハードセグメントを製造するグリコールの
配合によつて調製されてきた。米国特許第
4273911号明細書は、ハードセグメント内におけ
る融点低下および強度向上ジオールの釣合により
改良された物性をもつ低融点ポリウレタンを開示
している。 ポリウレタンエラストマーにおいて、使用時の
良好な物性にとつて、予想される使用温度よりも
かなり低いガラス転移温度(Tg)をもつソフト
セグメントと、予想される使用温度よりもかなり
高い溶融温度(Tm)をもつハードセグメントと
をもつことが好ましいことは通常理解されてい
る。後者の温度は熱可塑性ポリウレタン全体の溶
融温度を制御するものであると理解されてきた。
本発明のプレポリマーの驚ろくべき特徴は、低融
点特性を考慮した場合に、ハードセグメントのこ
の溶融温度を抑制する大きさである。更に、本発
明のプレポリマーは、ハードセグメント溶融温度
(Tm)であると考えられるものによつて示され
た特性よりもかなり低いメルトフロー特性を、多
くの場合に、もつことが分かつた。更に具体的に
言えば、熱機械分析(Thermal Mechanical
Analysis)およびメルト・フロー・インデツク
スは、示差走査熱量法によつて測定されるTmに
関連する吸熱量よりも低いメルトフローおよび軟
化点を示す。プレポリマーを水でさえも硬化させ
た後で、ハードセグメント溶融温度(Tm)がか
なりの程度に高温に上昇し、例外的な物性をもち
そして或る場合には溶融加工を行なうことのでき
る(もつとも、かなりの程度により高い温度にお
いては当業界の他の熱可塑性ポリウレタンにおい
て典型的であるが)硬化ポリウレタンエラストマ
ーが生成されることの発見は同様に驚ろくべきこ
とである。本発明の相分離性セグメント化プレポ
リマーの前記の性質は、プレポリマー内における
相混合性および(または)低規則性ならびに低分
子量、そしてプレポリマーを硬化した際の高分子
量に伴う向上した相分離性および(または)高規
則性のの両者に負うものであることがありうる。 前記したとおり、熱分析すなわち示差走査熱量
法(DSC)、熱機械分析法(TMA)、メルトフロ
ーインデツクス(MFI)、熱重量分析法(TGA:
thermal gravimetric analysis)、および勾配ホ
ツトプレート(GHP:gradient hot plate)を
使用して、前記の熱特性および相分離分域の寄与
を検出しそして調べた。これらの熱技術によつて
セグメント化ポリウレタンを分析することは多く
の文献に発表されている。例えば、ゴールド・ロ
バート(Gould Robert)編、マルチフエーズ・
ポリマーズ(Multiphase Polymers)、4章「サ
ーモプラスチツク・ポリウレタン・エラストマ
ー・ストラクチヤー・サーマル・レスポンス・リ
レイシヨンズ(Thermoplastic Polyurethane
Elastomer Structure Thermal Response
Relations)」、1979、83〜96頁の論文を参照され
たい。 本発明のプレポリマーから製造されるセグメン
ト化ポリウレタンエラストマーは、極限引張強
さ、伸び、弾性率および引裂強さによつて測定し
た場合に、(AB)oセグメント化ポリウレタンポリ
マーに典型的な優れた物性を示す。本発明のプレ
ポリマーは、イソシアネート末端プレポリマーの
硬化に当業界で通常使用する方法によつて硬化す
ることができる。限定するわけではないが、例を
挙げれば、水分、ブロツク化アミン、オキサゾリ
ジン、エポキシド、トリイソシアヌレート環形
成、アロフオネートおよびビユーレツト架橋等で
ある。使用する硬化技術に依存して、得られるポ
リウレタンエラストマーは、硬化を行なつた際
に、高溶融温度熱可塑性ポリウレタンであるか、
または熱硬化性ポリウレタンであるのかいずれか
であることができる。 当業者には明らかなとおり、本発明のエラスト
マーの最終物性は、反応する種の同一性、化学量
論および分子量を変えることによつて、かなりの
程度変えることができる。従つて、前記の式(a)、
(b)および(c)を満足させるように製造したエラスト
マー性またはプラスチツク性を示す硬化プレポリ
マーの間の正確な境界を決めることは実際上不可
能である。プレポリマー中で使用する反応体の量
は、とりわけ、プレポリマーおよび最終硬化ポリ
ウレタンの両者の所望の性質に依存している。 本発明のプレポリマーによつて独特の利点が提
供される。すなわち、前記プレポリマーを1成分
100%固体系として直接使用し、そして硬化して、
優れた最終物性を得ることができる。更に、前記
プレポリマーを他の樹脂および(または)硬化技
術との組合せで使用して、更に独特の結果を得る
ことができる。 限定するわけではないが、例を挙げれば、ポリ
マーブレンドを経るポリマーアロイイング技術ま
たはインターペネトレーテイング・ポリマー・メ
ツトワーク(IPN:interpenetrating polymeric
network)技術等を使用することができる。本発
明のプレポリマーは多様性があるので、これらを
仕立てて、前記の因子を考慮することにより、異
なる溶融加工温度を得ることができ、従つてプレ
ポリマーを仕立てて他の樹脂の加工特性に適合さ
せ、従つて配合を更に容易にさせることができ
る。例えば、前記のプレポリマーを、高充填化エ
チレンアクリル樹脂中に5重量%未満で首尾よく
配合し、従来可能であつたものより驚ろくべきこ
とに2倍の引裂強さを得ることができる。更に、
本発明のプレポリマーは、限定するものではない
が、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポ
リアミド、ポリアミン、ポリスルフイド、ポリエ
ーテル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリ
クロロプレン、ポリ塩化ビニル、ポリシロキサ
ン、ビニルポリマー等とのポリマーブレンド、ポ
リマーアロイ、およびインターペネトレーテイン
グポリマーネツトワークとしても有用であること
を理解されたい。 本発明の相分離性、セグメント化ポリエーテル
ポリウレタンプレポリマーによつて提供される独
特で相当な結果は、硬化前のポリエーテルプレポ
リマーの良好な中間的物性プロフイルである。従
来技術で通常利用することのできるポリエーテル
プレポリマーでは、一般に、それらを実質的に硬
化させる前は、良好な物性は得られない。本発明
のポリエーテルプレポリマーのセグメント化相分
離性の結果として、プレポリマーを加工の際に冷
却するにまかせると、見掛け架橋の急速な上昇が
起こる。これにより高い分子内相互作用が得ら
れ、これによつて高い有効粘度または通常生強度
(green strength)と称するものが得られる。従
つて、これらのプレポリマーは、イソシアネート
官能基を通して硬化する前の、若干の良好な物性
を発現させる。 更に、驚ろくべきことに、本発明のプレポリマ
ーは、特に当業界においてより通常のプレポリマ
ーと比較して、水で硬化した場合に発泡性が低い
という望ましい傾向を示す。この点は、使用する
セグメントが相分離する傾向が強い場合には特に
あてはまる。これにより、減少した発泡性がない
場合と可能であるものと比較して、より大きな断
面厚さで改良された物性が得られる。 ポリオキシエチレンのポリ(アルキレンエーテ
ル)グリコール(A)から調製される本発明のプレポ
リマーにおいては、更に予想外の結果が見出され
た。適当なハードセグメントを含むセグメント化
相分離性ポリオキシエチレプレポリマーにおい
て、1度硬化したそのフイルムは、水蒸気透過速
度および物性プロフイルの増加を同時に示すこと
が見出された。商業的に有用であることを許す程
度に高度に親水性のポリマーにおいて、必要な物
性、すなわち、極限引張強さ、極限延び、弾性
率、引裂強さおよび摩耗特性を得ることは歴史的
に困難であつた。具体的には、高親水性ポリマー
フイルムは弱く、特に水で膨潤した場合に、摩擦
および(または)屈曲によつて容易に引裂かれま
たは損傷をうける傾向があつた。 歴史的には、水蒸気透過と物性との間に最も適
当な妥協を見出す必要があつた。前記のプレポリ
マールートは、物性の付随する劣化を伴わず、む
しろその増加を伴つて、高い水蒸気透過率をもつ
エラストマーを提供する。水蒸気透過率および物
性の前記の上昇は、これらプレポリマーのポリウ
レタンをもたらす異質相構造の結果であるものと
考えられる。結果として、ポリオキシエチレンソ
フトセグメントはハードセグメント分域によつて
強化され、そして水分子には、親水性ポリオキシ
エチレンの同様の重量%を含む同質相において経
験されるものと比較して、親水性ソフト分域にお
いて、より短かい有効分散通路長さが提供され
る。 更に、前記のプレポリマールートは、米国特許
第3901852号明細書に記載の、分子中に存在する
合計ソフトセグメントとその中に存在する合計ハ
ードセグメントとの間の、重量に基づく等しい釣
合いの制限の範囲外での、望ましい物性および溶
融加工を考慮している。更に、本発明は、米国特
許第4367327号明細書に記載されているとおり、
反応混合物の最大45重量%よりも大きいポリオキ
シエチレン含量を考慮しており、そしてしかも優
れた物性をもつている。 本発明の反応性、セグメント化、相分離性ポリ
エーテルポリウレタンプレポリマーの物性、特性
および範囲によつて、前記プレポリマーは、とり
わけ、接着剤、コーチングおよびシーラントとし
て使用するのに良く適したものとなつている。 前記のとおり、本発明のプレポリマーは、好ま
しくはプレポリマー法によつて、そして最も好ま
しくは前記のバツチプレポリマー法によつて製造
する。反応体の混合は、当業界において通常の任
意の方法および装置によつて行なうことができ
る。好ましくは、個々の成分はウレタン等級とし
て受け入れ、そして従つて、水分含量が低いかま
たは実質的に水を不在にする。これは、通常の方
法、例えば、共沸蒸留、あるいは使用圧力下での
水の沸点より高い温度における減圧下の加熱によ
つて行なう。後者の方法は、成分の脱ガスを行な
うのに好ましい。 前記の反応体の割合は、前記の当量範囲と一致
する。 ジイソシアネート(B)は、雰囲気温度下で、好ま
しくは、雰囲気湿度へのイソシアネートの露出を
最少にする条件下で、まず、反応容器に装入す
る。その反応容器は、雰囲気水分を排気し、そし
て窒素でガスシール(ブランケツト)する。続い
て、窒素の不活性雰囲気中のジイソシアネート
を、一般に40℃〜100℃の温度、好ましくは、使
用するジイソシアネートの融点の少し上の最少温
度にする。このジイソシアネートに、しばしばジ
イソシアネートと同温度に加熱した、液体として
のポリ(アルキレンエーテル)グリコール(A)を加
える。グリコールをジイソシアネートに滴加する
速度は、任意の時点でグリコールをジイソシアネ
ートによつて実質的にキヤツプすることができる
速度である。すなわち、ジブチルアミン滴定法ま
たは同様の方法で測定した場合の遊離イソシアネ
ートの実際の百分率は、その点への既知量のグリ
コール添加によつて予想される遊離イソシアネー
トの理論百分率に近似している。グリコールの添
加に続いて、こうして形成されたイソシアネート
末端プレポリマーを、加熱するが、これは、1度
形成された本発明のプレポリマー生成物を使用容
器内で更に攪拌することができることが経験上見
出される最低の温度に加熱するのが好ましい。特
に、形成されるハードセグメント、望ましい分子
量および使用する反応容器/スターラーに依存す
るが、前記の最低温度は約60℃〜約150℃である。
得られる発熱量を使用して反応塊が所望の最終温
度に到達するのを助けることのできる温度に中間
プレポリマーがなつた直後またはなる方に、その
中間プレポリマーに、通常、雰囲気温度で、2官
能性連鎖延長剤(C)を装入する。連鎖延長剤の反応
性が充分に遅く、温度が上昇した際に系の取扱い
ができる粘度より上の粘度への上昇を起こさない
点において、前記の添加を行なうことができる。
発熱量が、望ましい温度より高い温度上昇をもた
らさない限り、連鎖延長剤を1度に装入するのが
好ましい。 連鎖延長剤を添加する直前および(または)直
後に、反応塊を真空によつて脱ガスする。典型的
には、プレポリマーの不透明性が現われ始めたら
すぐに、あるいは、同様に、粘度の有意の上昇が
認められた際に、脱ガスを行なうことができる。
遊離のイソシアネート含量が、計算した理論的遊
離イソシアネートの最終百分率よりも約0〜20%
低下するまで、反応塊を或る温度下に保ち、次
に、プレポリマーを適当な容器へ取出し、窒素下
でシールし、すべての雰囲気水分を排出する。 あるいは、好ましいバツチプレポリマー法にお
いては、前記の最も好ましい方法で述べた速度よ
り速い速度で、そして発熱量による望ましくない
温度上昇を起こさない速度で、ポリ(アルキレン
エーテル)グリコール(A)をジイソシアネート(B)に
加えることができる。 本発明のプレポリマーを、あまり好ましくない
ワンシヨツト法で調製する場合には、反応体を任
意の順序で本質的に同時に装入する。有利には、
ポリ(アルキレンエーテル)グリコール(A)と2官
能性連鎖延長剤(C)とをプレブレンドし、1成分と
して反応容器に供給する。もう1つの成分はジイ
ソシアネート(B)である。この反応は、プレポリマ
ー法について前に特定した最終反応温度の範囲内
で実施するのが有利である。一般に、不透明また
は上昇した粘度の点で、プレポリマーを前記のよ
うに脱ガスすることができる。理論的終点の約0
〜20%が得られた際に、脱ガス化プレポリマーを
適当な容器内へ移動する。 温度および、反応塊の温度での時間を最少にし
て、起こる可能性のある望ましくない副反応例え
ばアロホネート、ビユーレツトおよびトリイソシ
アヌレート基の形成を回避するのが有利である。
前記の副反応は分枝および架橋の原因となり、生
成物の望ましくない融点上昇をもたらし、更に、
セグメント化系の秩序を破壊する。 必須の要件ではないが、本発明のプレポリマー
を調製するのに使用する反応混合物中に触媒を含
めるのが望ましいことがある。活性水素を含む化
合物とイソシアネートとの反応を触媒する、当業
界で通常使用する任意の触媒をこの目的に使用す
ることができる。触媒の使用量は、一般に、反応
体の約0.02〜約2.0重量%の範囲内である。 所望により、本発明のプレポリマーは、ポリウ
レタンエラストマーと組合せて通常使用される添
加剤例えば顔料、充填材、潤滑剤、安定剤、酸化
防止剤、着色剤、難燃剤等を、調製の任意の適当
な段階で配合することができる。通常のポリウレ
タンプレポリマー技術において適切であるよう
に、添加剤の低水分レベルを保証する同様の注意
をする必要がある。 前記のバツチ法の別法として、本発明の同様に
受け入れることのできるプレポリマーを、例えば
反応押出機を使用することにより、連続的に製造
することができるものと考えられたい。更に、プ
レポリマー調製の際のアミン官能基の高反応性を
考慮すると、好ましい方法では、RIM混合機ヘ
ツドに代表的に見られるようなインピンジメント
型混合機を使用する。 エラストマー被覆織物を、第2図に示すよう
に、本発明のプレポリマーから製造することがで
きる。ここで、FEPフルオロカーボンポリマー
の連続ベルト2は加熱ロール4の上を通過し、本
発明の液体状プレポリマー6をドクターブレード
8によつてベルト2上に施こし、その上にフイル
ム10を形成する。ベルトおよびフイルムは、矢
印で示す回転方向で冷却ロール12に運ばれ、織
物14が、図示するように、ロール12とロール
16とのニツプ内でフイルム10に施こされる。
このフイルムは、この時点で若干の生強度をも
ち、若干粘着性がある。フイルムを担持した複合
織物18をピールバー20によつてFEPベルト
から剥がし、続いてこの複合材は、矢印で示すと
おり、通常の硬化工程(図示してない)へ進み、
これによつて本発明のエラストマーでコーチング
された織物が製造される。 水蒸気透過率(WVTR:moisture vapor
transmission rate)を測定するために使用する
試験について以下に説明する。その方法は、薄い
〔一般に10mil(約0.25mm)未満〕親水性フイルム
およびその複合材の試験用として適していること
がわかつた。 この方法においては、蒸留水および酢酸カリウ
ム飽和塩溶液約70mlを、口部内径6.5cmの4.5オン
ス(約127.6g)ポリプロピレン製カツプ中に装
入する。米国メリーランド州のダブリユー・エ
ル・ゴア・アンド・アソシエーツ社(W.L.Gore
& Associates,Incorporated)から市販の製
品表示PN10300NAの延伸膨張PTFE膜
(EPTFE)〔ガーレイ(Gurley)数5.5秒、バブル
ポイント26.8psi、厚さ25μmおよび重量12g/
m2〕を、前記カツプのリツプ部に熱シールし、塩
溶液を含む、ぴんと張つた漏れ止め微孔質がリヤ
ーを作る。同様のEPTFE膜を5インチ(約12.7
cm)のエンブロイダリー輪にぴん張つて取り付
け、水浴の表面上に浮かせる。温度制御室および
水循環浴を使用して、水浴アセンブリを23℃±
0.1℃に制御する。 MVTR試験用の試料を、直径3インチ(約7.6
cm)のエンブロイダリー輪にぴんと張つて取り付
け、相対湿度約86%の室内で48時間平衡化する。
次に、そのフイルムを調節して前記輪内でぴんと
張り、浮遊EPTFE膜の表面上へ、表を下にして
置く。 カツプアセンブリを1/1000gの最も近くに秤
量し、供試試料の中心上に逆転状態で置く。 水と飽和塩溶液との間の駆動力によつて水移動
が提供され、拡散による水束がその方向で提供さ
れる。試料を15分間試験し、続いてカツプアセン
ブリを取り除き、再び1/1000g内に秤量する。 試料のMVTRをカツプアセンブリの重量増加
から計算し、24時間当りの試料表面積m2当りの水
のg数で表現する。 第2のカツプアセンブリを同時に1/1000g以
内に秤量し、前記と同様に逆転方向で供試試料の
上に置く。2回繰り返したMVTR値によつて定
常状態MVTRが観察されるまで、試験を繰返す。
薄いフイルムでは、これは一般に2回の連続的試
験が必要なだけである。 数種の厚さのフイルムを試験し、その値を、適
当な場合には直接比較の目的で、標準化フイルム
厚さの2ミリ(約0.05mm)に外挿推定する。 以下の実施例に提供する摩擦データは、研摩機
が70×50メツシユステンレススチールスクリーン
であること以外は、フエデラル・スタンダード
(Federal Standard)191、メソツド(Method)
5304に規格されている方法によつて行なつた。摩
擦の破損は、フエデラル・スタンダード191・メ
ソツド5516により、3分間、30インチ(約76cm)
の静水圧ヘツドのもとで、水の漏れによつて測定
した。摩擦の結果は、漏れの破損のない摩擦サイ
クルの数によつて報告する。 例 1 以下の最も好ましい方法を使い、4,4′−ジフ
エニルメタンジイソシアネート(B)196.2g(1.570
モル当量)とポリ(オキシテトラメチレン)グリ
コール(A)386.2g(0.7847当量)と1,4−ブタ
ンジオール(C)17.64g(0.3920モル当量)とから、
本発明のプレポリマーを調整した。 1000mlのジヤケツト付き樹脂ケツトルに、4,
4′−ジフエニルメタンジイソシアネートを室温で
加え、全フラスコを真空で排気し、乾燥窒素でパ
ージした。次に、4,4′−ジフエニルメタンジイ
ソシアネートを80℃に加熱して、ジイソシアネー
トを溶融させた。このジイソシアネートに、ポリ
(オキシテトラメチレン)グリコールを室温で攪
拌下に、追加漏斗から加えた。このポリ(オキシ
テトラメチレン)グリコールは、予め、95℃で2
時間減圧下で加熱することにより、脱ガスしてお
く。ポリ(オキシテトラメチレン)グリコール
は、1.5時間かけて添加した。更に20分後、標準
ジブチルアミン滴定方法によつて測定したとこ
ろ、遊離イソシアネート値は5.6%であることが
分かつた。 こうして形成されたイソシアネートキヤツプ化
ポリ(オキシテトラメチレン)グリコールに、急
速攪拌下および完全窒素パージ下において、1,
4−ブタンジオールを1回装入で加えた。30分
後、遊離イソシアネート値は2.7%であることが
分かり、プレポリマーは無色から不透明白色に変
わつた。 こうして形成されたセグメント化プレポリマー
〔プレポリマー()〕を反応器から直接ペイント
カンへ、温たかいまま注ぎ入れ、窒素でガスシー
ルし、そして封印した。プレポリマー()は模
式的構造式 で表わすことができる。 こうして形成され、容器に入れたプレポリマー
()は、全体の2.6%イソシアネートの安定イソ
シアネート価および前記のプレポリマーの加工能
力によつて示されるように、4ケ月後においても
貯蔵安定性であることがわかつた。表1に示した
このプレポリマーの他の特性は更に本発明を説明
するものである。 水分硬化フイルムの性質もその中に提供する。
硬化フイルムの調製は、プレポリマーの容器を
110℃で30分間加熱し、続いて固定間隔0.13mmの
引落棒を使い、第2図に示した方法と同様のリリ
ースシート上に直接プレポリマー()のフイル
ムをキヤスチングすることによつて行なつた。次
に、このフイルムを、相対湿度90〜100%の室内
で雰囲気温度に置くことにより硬化した。
【表】
【表】 例 2 本発明のプレポリマーの生強度特性および中間
物性プロフイルを説明するために、当業者になじ
みの深い性質のプレポリマーを製造して、プレポ
リマー()と比較した。従来のプレポリマー
は、4,4′−ジフエニルメタンジイソシアネート
(B)100.8g(0.8064モル当量)と分子量650のポリ
(テトラメチレン)グリコール(A)199.2g(0.605
モル当量)とから調製した。これは、プレポリマ
ー()に近似する、従来のプレポリマーのポリ
(テトラメチレン)グリコール重量%の最終分子
量を提供した。 前記の従来のプレポリマーは、連鎖延長剤を加
える前の例1に記載の方法と同様の方法によつて
合成した。最終イソシアネート価は2.62%であつ
た。この方法で調製したプレポリマーは、高粘性
の透明な液体であることがわかつた。この従来の
プレポリマーは以下の模式的構造式で表わされ
る。 この従来のプレポリマーとプレポリマー()
との生強度の差を示すため、以下の剥離試験法を
使用した。 プレポリマーの加熱試料を準備し、次に、固定
間隔0.076mmの引落棒を使いそして1.7オンス/ヤ
ード・タツフエタ(taffeta)の織物上に直接フ
イルムをキヤスチングすることによつて、各各の
フイルムを製造した。タツフエタの第2層を、均
質な圧力を与えながら、前記のキヤストフイルム
のすぐ上に置き、金属ロールとゴムロールとの間
のニツプ中で一緒の層にラミネート化した。1イ
ンチ(約2.5cm)幅のストリツプを打抜き、フイ
ルムのキヤスチングから10分間以内に、その上で
剥離試験を実施した。前記の従来のプレポリマー
の方は剥離力0.2〜0.25ポンド(約0.09〜0.11Kg)
が必要であつた。一方、プレポリマー()の方
は、前記の従来のプレポリマーよりも少なくとも
2倍の剥離力が必要であつた。両者の破壊態様
は、凝集破壊性のものであつた。 例 3 本発明の親水性系を説明するために、各種の当
量の4,4′−ジフエニルメタンジイソシアネート
(B)と各種分子量のポリ(オキシエチレン)グリコ
ール(A)とヒドロキノンジ(β−ヒドロキエチル)
エーテル(C)とから、以下の方法を使用して、数種
のプレポリマーを調製した。 フレーク化した4,4′−ジフエニルメタンジイ
ソシアネートを反応器に装入し、加熱および80℃
での攪拌により、乾燥パージ下で溶融されるにま
かせた。80℃のポリオキシエチレンを、加熱添加
漏斗から攪拌反応器中へ、約2時間かけて徐徐に
加えた。そのポリオキシエチレンは、約2時間減
圧下で100℃で予め脱ガスしたものであつた。標
準ジブチルアミン滴定によつて測定した場合に、
ポリオキシエチレンの最終添加後1時間以内に、
イソシアネート理論百分率に一般に達した。こう
して得られたイソシアネート末端化ポリオキシエ
チレンを、温度を100℃に上昇させながら、この
段階で、減圧下で脱ガスした。増加した窒素パー
ジ下および攪拌下で、ヒドロキノンジ(β−ヒド
ロキシエチル)エーテルを100℃で反応体に装入
した。ヒドロキノンジ(β−ヒドロキシエチル)
エーテルの添加直後に、反応体の温度を125℃に
上げた。この時点から開始して、生成物を減圧下
で脱ガスした。ヒドロキノンジ(β−ヒドロキシ
エチル)エーテル添加の後で、粘度上昇が観察さ
れ、その直後に不透明性が現われた。生成物が理
論イソシアネート値に近ずいたとき〔これは通
常、ヒドロキノンジ(β−ヒドロキシエチル)エ
ーテル添加の1時間以内である〕、暖たかくて粘
稠で不透明な白色のプレポリマーを、窒素でガス
シールしたペイントカンへ取出し、封印し、放置
して冷却した。その後、プレポリマーをイソシア
ネート値について監視したところ、長期間に亘つ
て非常に安定であることが分かつた。こうして得
られたポリマーは、更に、その加工特性が維持さ
れることによる安定性を示し、そしてゲル形成が
無く保たれた。更に、このプレポリマーは以下に
示す特徴を示した。例1と同様に、フイルムをキ
ヤスチングし、雰囲気湿度で硬化した。
【表】 タンジイソシアネー

ト(モル当量)

【表】 例 4 本発明の親水性プレポリマーの物性プロフイル
および水分透過性に関する相分離の効果を説明す
るために、本質的に同じ重量%のポリオキシエチ
レンを含むが、相分離姓ハードセグメント濃度が
異なる各種のプレポリマーを合成した。具体的に
は、プレポリマー、、および例3からのそ
の後のフイルムである。 表3のデータは、改善された相分離に伴つて、
物性およびMVTRが同時に改善されることを示
している。
【表】
【表】 例 5A 4,4′−ジフエニルメタンジイソシアネート
96.1g(0.769モル当量)と分子量1450のポリ
(オキシエチレン)グリコール277.3g(0.384モ
ル当量)と1,2−ビス(2−アミノフエニルチ
オ)エタン26.56g(0.1922モル当量)とから、
以下の方法を使用して、プレポリマー〔プレポリ
マー(A〕を調製した。 フレーク化した4,4′−ジフエニルメタンジイ
ソシアネートを1000ml反応器に装入し、加熱およ
び80℃での攪拌により、乾燥窒素パージ下で溶融
されるにまかせた。80℃のポリ(オキシエチレ
ン)グリコールを、添加漏斗からジイソシアネー
トへ攪拌しながら2時間かけて徐々に加えた。そ
のポリ(オキシエチレン)グリコールは、2時間
減圧下で95℃で予め脱ガスしたものであつた。60
分後、遊離イソシアネートは4.32%であつた。 第1工程で形成されたイソシアネートキヤツプ
化ポリ(オキシエチレン)グリコールの温度を
100℃に上げた。フレーク化1,2−ビス(2−
アミノフエニルチオ)エタン26.56gを反応器に
装入した。この工程において、激しい攪拌と窒素
パージとを維持した。プレポリマーはすぐに、無
色から半透明黄色に変化した。次の15分間で、プ
レポリマーの粘度は上昇した。1,2−ビス(2
−アミノフエニルチオ)エタンの添加後20分して
から、プレポリマーをペイントカンへ取出し、窒
素でガスシールし、封印した。試料を取出して遊
離イソシアネート滴定を行なつた。この時点でで
は、プレポリマーは高粘性で半透明黄色であつ
た。後に、遊離イソシアネートが2.02%であつた
ことが分かつた。この時点で、過度の熱処理を避
けるため、フイルムをキヤスチングして硬化し
た。特性を以下の表4Aに示す。 包装したプレポリマーAは、安定したイソシ
アネート値をもち、少なくとも数日間は作業性を
維持することが分かつた。プレポリマーAの物
性は、尿素ハードセグメントに対して予想外に低
かつた。このプレポリマーにおける前記の点およ
び不透明性の欠如は、この系における前記ハード
セグメントの適切性に関して問題を提起するもの
であるが、現在のところ、この結果は完全に理解
されているわけではない。
【表】
【表】 例 5B 4,4′−ジフエニルメタンジイソシアネート
91.90g(0.7352モル当量)と分子量1000のポリ
(オキシテトラメチレン)グリコール182.8g
(0.3679モル当量)と1,2−ビス(2−アミノ
フエニルチオ)エタン25.37g(0.1836モル当量)
とから、本発明のプレポリマー〔プレポリマー
(B)〕を調製した。 スターラーを備え、窒素パージした1000ml反応
器中に、4,4′−ジフエニルメタンジイソシアネ
ートを固体状で装入した。窒素パージして、反応
器の温度を80℃に上げた。ジイソシアネートが溶
融したときに、ポリ(オキシテトラメチレン)グ
リコールを、50分間かけて、添加漏斗から徐々に
加えた。このポリ(オキシテトラメチレン)グリ
コールは、減圧下で95℃で予め脱ガスしたもので
あつた。更に45分間後に、遊離イソシアネート値
は5.3%であることが分かつた。 反応器の温度を100℃に上げた。1,2−ビス
(2−アミノフエニルチオ)エタンを固体状で1
度に加えた。15分後、プレポリマーは無色から半
透明黄色に変わつた。この時点で、プレポリマー
をペイントカンへ注ぎ、窒素下で封印した。この
ときに取出した滴定試料は、遊離イソシアネート
値2.3%をもつていた。粘度の過度の上昇を防ぐ
ためには、1,2−ビス(2−アミノフエニルチ
オ)エタンが反応した直後にプレポリマーを注ぐ
ことが重要であることが分かつた。粘度の急激な
上昇は、高温下で起こるビユーレツト形成のため
であると考えられる。過度の熱処理を避けるため
に、この時点でフイルムをキヤスチングし、硬化
した。特性を以下の表4Bに示す。
【表】 例 6 プレポリマー()により、通常の直接グラビ
アプリンターを使用して、織物およびプラスチツ
クフイルムのラミネート化用の好都合な溶融不含
接着剤を提供した。ダブリユー・エア・ゴア・ア
ンド・アソシエーツ社(W.L.Gore and
Associates,Inc.)から市販の製造表示
PN11124NAの延伸膨張PTFE膜上に、その膜の
約50%の適用範囲を提供する方式で、グラビアロ
ーラーより、プレポリマー()のドツトパター
ンを計量提供した。グラビアローラーを120℃に
加熱した。約5.5g/ヤード2(約4.6g/m2)のレ
イダウン(laydown)が提供されることが分かつ
た。膜をグラビアローラーに対して低ジユロゴム
ローラーにより保持し、充分な圧力をかけて膜上
での接着剤ドツトの消失を行なつた。プリント化
膜を、75fpmで約18インチ(約46cm)の距離を移
動させ、100℃に加熱したクロムロールと低ジユ
ロゴムローラーとの間のニツプ中で3.0オンス/
ヤード(約93.3g/m)のタスラン(商品名:
Taslan)織物にラミネートした。プレポリマー
内で発生した相分離によつて、接着剤の織物中へ
の吸上が防止された。その較化性が良好な湿潤性
を提供した。ラミネート化生成物をコア上に巻
き、雰囲気湿度で硬化するにまかせた。続いて、
標準的方法による撥水処理で、ラミメート全体を
処理した。 こうして形成されたラミネートは、相分離性に
よつて提供される制御された接着剤含浸により、
良好な風合いをもつことが分かつた。前記接着剤
は優れた耐久性を提供し、前記織物と膜とのラミ
ネートは、メイタツグ(Maytag)洗浄器中での
連続1500時間に亘る雰囲気温度における水攪拌に
よつて脱ラミネートしなかつた。 例 7 本例は、不適当なハードセグメントが得られ、
プレポリマーが本発明の範囲外になる状況につい
て説明する。 例1に記載の方法と同様の方法を使用するが、
但し、例1で使用した1,4−ブタンジオールに
代えて、ネオペンチルグリコール10.14g
(0.1950モル当量)を使用し、更に4,4′−ジフ
エニルメタンジイソシアネート97.65g(0.7982
モル当量)および分子量1000のポリ(オキシテト
ラメチレン)グリコール192.21g(0.3906モル当
量)を使用して、適当でないハードセングメント
を含むプレポリマーを調製した。 このプレポリマーは室温で透明な高粘性液体で
あることが観察された。更に、室温で貯蔵したと
ころ、7日間でイソシアネート値が2.86%から
1.34%へ低下した。これは貯蔵安定性が劣つてい
ることを示すものである。 例 8 前記例3に記載した方法と同様の方法により、
4,4′−ジフエニルメタンジイソシアネート
176.34g(1.41モル当量)と分子量1450のポリオ
キシエチレン252g(0.3527モル当量)とヒドロ
キノンジ(β−ヒドロキシエチル)エーテル
71.67g(0.7054モル当量)との反応により、前
記式(b)の範囲外になるプレポリマーを調製してみ
た。ヒドロキノンジ(β−ヒドロキシエチル)エ
ーテルの添加後30分間以内に、プレポリマーは本
質的にゲル化し、イソシアネート値が、理論値の
2.96%イソシアネートよりかなり下の1.45%であ
ることが分かつた。 第2の試験として、ヒドロキノンジ(β−ヒド
ロキシエチル)エーテルを添加してから15分後に
プレポリマーを反応器から取除いて前記プレポリ
マーを調製してみた。この段階では、プレポリマ
ーは不透明白色で、均質なペースト状粘性をも
ち、イソシアネート値も4.8%で、理論値をかな
り上回つていることが分かつた。しかしながら、
シソシアネート値は、翌日1.7%へ急激に低下し
た。アロホネート結合の形成が、この望ましくな
い結果を説明しているものと考えられる。 例 9 4,4−ジフエニルメタンジイソシアネート
146.9g(1.175モル当量)と分子量1200のポリオ
キシプロピレングリコール339.9g(0.5877モル
当量)と1,4−ブタンジオール13.20g
(0.2933モル当量)とから、以下の方法によつて
本発明のプレポリマー〔プレポリマー()を調
製した。 液体状の4,4′−ジフエニルメタンジイソシア
ネートを、反応器に装入し、80℃に加熱し、そし
て乾燥窒素でパージした。ジヤケツト付添加漏斗
から、77℃のポリオキシプロピレングリコールを
攪拌下でジイソシアネートに急速に加えた。3時
間後、遊離のイソシアネートは4.8%であること
が分かつた。 第1工程で形成されたイソシアネートキヤツプ
化ポリオキシプロピレングリコールに、室温の
1,4−ブタンジオールを1度に添加した。1.5
時間後、プレポリマーは無色から白色へ変化し、
そして遊離イソシアネートは2.3%であることが
分かつた。 得られたプレポリマーを温かいうちに反応器か
らペイントカンに注ぎ、窒素でガスシールし、そ
して封印した。プレポリマーおよびそれからキヤ
スチングしたフイルムの特性を以下に示す。
【表】
【表】 例 10 第2図に示す方法によつて、被覆織物を調製し
た。選択したプレポリマーを約110℃に予備加熱
し、FEPベルト2から約2ミル(約0.05mm)の間
隔に固定したドクターブレード8によつてできた
パドル6内に置いた。ブレードを約120℃に加熱
した。前記ベルトは、約120℃に維持された加熱
ロール4と接触して動く際に、約90℃に加熱され
る。プレポリマーはドクターブレードにより、ベ
ルト上でフイルム10に形成され、0〜10℃に維
持された冷却ロール12に向かつてベルトが移動
するにつれて、冷却された。次に、ロール12と
ロール16との間のニツプにおいて、相分離化プ
レポリマーフイルムを織物14にラミネート化し
た。被覆織物複合体18は、約90°の剥離角で規
定される剥離棒20上を引つぱられる際に、ベル
トから離された。続いて、この被覆織物を剥離紙
と共に巻き上げ、放置して硬化した。本例では、
続いて、プレポリマー()製の被覆織物を、そ
の織物側について、フルオロカーボン撥水処理で
処理した。被覆織物の特性を以下の表6に示す。
【表】
【表】 更に、前記の被覆生成物は、刻み付け試験およ
び屈曲試験の下で耐久性のある防水性をもつこと
が分かつた。従つて、この被覆生成物は、優れた
雨保護衣料を提供する。 例 11 ダブリユー・エル・ゴア・アンド・アソシエー
ツ社(W.L.Gore & Associates,
Incorporated)から市販の製品表示PN1124NA
の延伸膨張PTFE膜(ガーレイ数約5秒、バブル
ポイント約23psi、厚さ約38mmおよび重量約10
g/m2)と前記のプレポリマー()とから、米
国特許第4194041号明細書に記載の層状物品を製
造した。 3本ロールアセンブリを使用し、全ロールを95
℃に加熱し、プレポリマー()を95℃に加熱し
た。第1ロールと第2ロールとの間のニツプに形
成したパドルを経て、中間ロール上に、プレポリ
マー()の均一な厚さの連続フイルムを形成し
た。ここで、第1ロールはグラビアロールであ
り、第2ロールはゴムロールであつた。ゴムロー
ルとバツキングロールとの間に発生する液圧を調
節して、プレポリマーを延伸膨張PTFE膜マトリ
クス中へ導き、これを20fpmでコーターに供給し
た。複合体を剥離紙と共に巻き上げ、雰囲気空気
中で放置して硬化した。 層状化物品を接着剤によつて3オンス/ヤード
(約93.3g/m2)のタスラン(Taslan)織物にラ
ミネートした。接着剤は、膜表面積の半分以上を
ふさがないようにドツトパターンで塗布した。層
状化物品は、硬化プレポリマー()表面をさら
すようにラミネート化した。ラミネートの特性を
表7に示す。
【表】 更に、前記のラミネートは、屈曲および刻み付
けに対して非常に耐久性があることが分かつた。
従つて、このラミネートは、優れた雨保護衣料を
提供する。 例 12 プレポリマー()は、金属パイプおよびスチ
ールドラムの間の孔の原料漏に対して、溶融状態
で適用した場合に、シーラントとして有効である
ことが分かつた。相分離によつて、プレポリマー
をすぐに固まらせ、続いて雰囲気湿度によつて硬
化させることができた。前記シーラントは有効で
あることが分かつた。 例 13 本発明のプレポリマーの多様性を更に説明する
ために、少量のプレポリマー()を配合したと
ころ、平坦な電気ケーブル外被配合が、その物性
特に引裂強さについて強化されることが分かつ
た。プレポリマー()は、すでに存在する配合
中での加工を容易にすることのできる特性、特に
低溶融温度を提供する。表8に示すとおり、プレ
ポリマー()を含んだ、および含まない電線外
被材料試料を調製した。配合物は、2段階で2本
ロール9″×18″ミルで混合した。 第1段階は、温度20〜100℃において、ミル上
で、表8の第1番から第5番目までの成分を一緒
にすることからなる。混合が完了したように見え
たとき、すなわち、成分の完全な配合と分散が完
了したように見えたとき、材料をミルからシート
として取出し、放置して50℃以下に冷却した。次
に、ミルを放置して50℃以下に冷却した。 第2段階は、第1段階からの冷却シートを冷却
ミルに戻し、続いて表8の第6番目から第9番目
の成分を加え、それらの成分がゴム混合物中に配
合されるようにすることからなる。 この工程段階の際のミル温度は20℃〜80℃の範
囲に維持した。 このシートをミルから取出し、続いて油圧プレ
スの加熱定盤間で、500〜2000ポンド/インチ2
(約36×104〜144×104Kg/m2)の圧力で0.5〜3
mmの厚さのシートに成形した。定盤の温度を、30
分間の成形時間を通じて180℃に維持した。30分
後に、型の圧力を除き、成形シートを取出し、シ
ートを放置して、少なくとも16時間、20±3℃の
温度に冷却した。この試料の特性を表8に示す。
【表】 前記の実施例は、本発明を説明する目的のもの
であり、本発明を実施するのに現在知られている
最も良好な態様を含むものである。しかしなが
ら、前記の実施例は純粋に説明のためだけのもの
であつて、本発明をそれらに限定するものではな
い。なぜなら、当業者には明らかなとおり、前記
の実施例において、本発明の技術的範囲および精
神から逸脱しない限り、変形が可能であるからで
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ポリウレタンエラストマー技術で一
般に使用されている、イソシアネートポリオール
と連鎖延長剤との当量百分率を説明する三角座標
図である。第2図は、本発明のエラストマーで織
物をコーチングする際に使用する装置の説明図で
ある。 2……連続ベルト;4……加熱ロール;6……
プレポリマー;10……フイルム;12……冷却
ロール;14……織物;20……剥離棒。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (1)() 数平均分子量600〜3500および官能
    価少なくとも2のポリ(アルキレンエーテ
    ル)ポリオール(A)と、 () 官能価少なくとも2のイソシアネート(B)
    と () 分子量範囲500以下および官能価少なく
    とも2の低分子量連鎖延長剤(C)と の反応によつて、ソフトセグメントと適当なハ
    ードセグメントとをもち、セグメント化した相
    分離性のポリウレタンプレポリマーを形成し、
    ここで前記の反応成分(A)、(B)および(C)は、式 (a) EqNCO/EqOH+EqCE≧1.1 (b) EqOH≧EqCE (c) EqCE>0 (式中、EqNCOは使用するイソシアネート種の
    当量であり、EqOHおよびEqCEは、各々使用する
    ポリ(アルキレンエーテル)ポリオールおよび
    連鎖延長剤のモル当量である) で表わされる関係を満足する割合で使用するも
    のとし、ソフトセグメントはポリ(アルキレン
    エーテル)ポリオールから提供されるものと
    し、そして、適当なハードセグメントはイソシ
    アネートと連鎖延長剤との反応生成物によつて
    提供されしかもハードセグメントとソフトセグ
    メントとの熱力学的不相溶性の結果としてプレ
    ポリマー内にハードセグメントとソフトセグメ
    ントとの相分離を起こすものであるものとし、
    そして (2) 前記のポリウレタンプレポリマーを硬化する ことを特徴とする、硬化したポリウレタンポリ
    マーの製造方法。 2 前記連鎖延長剤がグリコールである特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 3 前記連鎖延長剤が芳香族ジアミンである特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 4 前記連鎖延長剤がアルカノールアミンである
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 5 前記連鎖延長剤がヒドロキシアリールアミン
    である特許請求の範囲第1項記載の方法。 6 前記連鎖延長剤が脂肪族ジアミンである特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 7 前記連鎖延長剤が、芳香族ジアミン、脂肪族
    ジアミン、グリコール、アルカノールアミンおよ
    びヒドロキシルアシルアミンからなる群から選ん
    だ連鎖延長剤の組合せである特許請求の範囲第1
    項記載の方法。 8 () 数平均分子量600〜3500のポリ(アル
    キレンエーテル)ポリオール(A)と、 () ジイソシアネート(B)と、 () 分子量範囲500以下の低分子量2官能性連
    鎖延長剤(C)と の反応によつてポリウレタンプレポリマーを形成
    する特許請求の範囲第1項記載の方法。 9 () 数平均分子量600〜3500のポリ(アル
    キレンエーテル)グリコール(A)と、 () ジイソシアネート(B)と、 () 分子量範囲500以下の低分子量2官能性連
    鎖延長剤(C)と の反応によつてポリウレタンプレポリマーを形成
    する特許請求の範囲第1項記載の方法。
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