JPH0354098Y2 - - Google Patents

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JPH0354098Y2
JPH0354098Y2 JP19316687U JP19316687U JPH0354098Y2 JP H0354098 Y2 JPH0354098 Y2 JP H0354098Y2 JP 19316687 U JP19316687 U JP 19316687U JP 19316687 U JP19316687 U JP 19316687U JP H0354098 Y2 JPH0354098 Y2 JP H0354098Y2
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seams
fabric
swimsuit
bust
water
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JP19316687U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は女性用競泳水着に関するものである。
(従来の技術) 水泳競技においては、水着の機能が競泳記録に
及ぼす影響は大きく、男性用競泳水着に比較して
身体を被覆する度合の大きい女性用競泳水着(以
下水着という)の機能は、競泳記録に直接的に影
響するものである。
水着に要求される機能上の要件は、水泳時の身
体の動きを妨げないこと。とくに腕と脚の運動に
支障がないこと。
身体と水着の間に水が浸入し難く、浸入した水
の排水性が良好なこと。着脱が容易であること等
が要求される。
そこで、水着には、伸縮性の良好なナイロン
糸、ポリエステル糸、ポリウレタン糸やこれらの
交編糸から成るトリコツト編生地等を用いて、身
体の形状にフイツトするカツテイングで縫製され
ており、普遍的な一例を示すと第4図、第5図に
示す通りである。
すなわち、前身頃布Mと後身頃N及び肩ひもP
とからなり、後身頃Nは背中央部を略円形にカツ
トし、肩ひもPと身頃とは背ひもQによつて両肩
こう骨の下方で連結されている。そして、***の
膨出部と***間のくぼみにフイツトするカツテイ
ングによつて、身体と水着と密着せしめて、身体
と水着との間に水の浸入を減じて水の抵抗を極力
少なくするように工夫されており、また、後身頃
Nも背中で排水しやすいように、背中央部を円形
にカツトしてある。
さらに、図示を省略したが、後身頃をヒツプ部
を除いてカツトし、両脇下方を連結ひもでクロス
状に肩ひもに連結して、水の抵抗を減じた水着も
普及している。
また、実開昭62−79820号によれば、数枚の布
片を縫合する縫目が、スリーステツチ縫製により
形成されるとともに、衿ぐりの前部中央から左右
のバスト部を囲うように縁どりしながら左右の脇
腹部を通つてウエスト背部からヒツプ部に至る、
左右対称形状に2本形成された水着も公知になつ
ている。
また、実開昭62−79818号によれば、衿ぐりの
前部中央からそれぞれ前身頃の左右のバスト部を
縁どりしながら脇腹部を通つてヒツプ部中央に至
る左右対称な2本の縫目を形成するとともに、こ
の縫目における、少なくとも前記両バスト部にそ
れぞれ近接する部分をギヤザー縫製した水着も公
知になつている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記実開昭62−79820号の水着は、縫目をスリ
ーステツチ縫製で形成し、衿ぐりの前部中央から
左右のバスト部を囲うように左右の脇腹部を通つ
てウエスト背部からヒツプ部に至る縫製である。
しかし、スリーステツチ縫製は古くから普通に実
施され、この縫目は嵩低くなることは公知であ
る。そして、スリーステツチ縫目が衿ぐりの前部
中央から左右のバスト部を囲うようにしてあるか
ら、バスト部はやや緩めの圧迫になり、バストが
膨出しやすくなると同時に、バストが揺動く傾向
になる。そのため、水泳中に生地がたるんだり、
波打ち現象が生じて水の抵抗が増すこと、また、
バストの大小によつて違いはあるが、バストの膨
出度合いに比例してバストの下方で渦が生じて推
進力にマイナス作用をすることが回流水槽による
実験によつて判明した。
このような問題点は前記実開昭62−79818号に
も見られるところである。
また、水着の回流水槽による水の抵抗を減じる
ための各種実験によれば、バストの膨出を圧迫し
て揺動を少なくすることはもちろん、腰部からの
水の浸入、ヒツプ部の生地のたるみ、波打ち現象
を少なくすることが不可欠であることが判明し
た。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、これらの問題点を解決したもので、
伸縮性を有する布地で縫製する水着において、バ
ストの形状にフイツトする縫製をとらずにバスト
を圧締し、バストの膨出をできるだけ偏平にし
て、身長方向に紡錘状に補整すると共に、身頃布
と脇布との縫合部を身長方向に並行するようにカ
ツテイングして縫製した水着である。
(実施例) 伸縮製を有するナイロン糸、ポリエステル糸、
ポリウレタン糸やこれらの交編糸から成るトリコ
ツト編生地等で身頃布1を形成し、該身頃布1の
両側に脇布2,2′を配し、該脇布2,2′を脇ぐ
りG,G′から左右の脇腹部L,L′を経由して背面
に廻り、臀部E,Eの上部から尾骨部Dの下方で
合致する曲線状の脇縫4,4′と、背中部Cに開
口部Hを設け、該開口部Hの下方中央部から尾骨
部Dの下方に至る直線状の背縫5とで、身頃布1
に縫合し、肩紐3,3′を肩止縫6,6′と背止縫
7,7′で身頃布1と脇布2,2′に縫着した水着
であり、図中K,Kは股ぐりである。縫合部は可
能な限り縫目を嵩低く平滑にすることが必要であ
り、フラツトロツク縫、スリーステツチ縫等が好
適である。
なお、身頃布1及び脇布2,2′は、幅方向に
緊張するように肩紐3,3′により背面方向に緊
張して肩止縫6,6′と背止縫7,7′で身頃布1
と脇布2,2′に縫着したから、衿ぐりFとバス
トA,Aは圧締されて扁平状になり身体に密着す
る。
身頃布1及び脇布2,2′に用いる布地は、従
来の水着素材に比較して糸の断面積比約1/5とい
う0・59デニールの超極細糸と、耐塩素性に優れ
たポリウレタン糸から成る超極細糸を用いてち密
に編織された素材(商品名=アクアピオン)等を
用いると布地表面の凹凸が平滑になり水の摩擦抵
抗は更に減少する。
(考案の作用効果) 本考案は以上の構成にしたから、この水着は身
長方向に直交する縫合部は皆無になり、着用した
泳者の胸部及び衿ぐり部は伸縮性を有する身頃布
と脇布及び肩紐によつて背面方向に緊張されて身
体に密着し膨出したバストは偏平状に圧締されて
身体は紡錘状に補整されるから、衿ぐり部からの
水の浸入を減じるとともに、バストの下方におけ
る渦の発生を減少せしめて推進力を阻害しない。
また、身頃布と脇布は身長方向に略平行する形状
に形成し、その縫合部は左右脇ぐり部から左右の
脇腹部を経由して臀部の上部から曲線状の脇縫に
よつて脇部のフイツト性を高め、縫合部により布
地の身長方向の伸びを押えるとともに、臀部を尾
骨部において合致する背縫及び臀部の脇縫によつ
て臀部のフイツト性が良好となるから、背中部の
開口部からの水の浸入は減少する。
本考案水気と水流との関係を図に示すと第6図
の通りであり、水流W1,W2,W3……は脇縫及
び背縫に略平行になり、水の抵抗は著減するか
ら、競泳に有益な水着が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の水着を示すもので
第1図は正面図、第2図は背面図、第3図は側面
図であり、第4図、第5図は従来の水着の一例を
示すもので、第4図は正面図、第5図は同背面図
第6図は本考案水着と水流との関係を示す説明図
である。 1……身頃布、2,2′……脇布、3,3′……
肩紐、4,4′……脇縫、5……背縫、6,6′…
…肩止縫、7,7′……背止縫、A,A′……バス
ト、E,E′……臀部、F……衿ぐり、G,G′……
脇ぐり、H……開口部、K,K′……股ぐり、L,
L′……脇腹、W1,W2,W3……水流。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 伸縮性を有する生地から成る身頃布1の両側に
    脇布2,2′を配し、該脇布2,2′を脇ぐりG,
    G′らか左右の脇腹部L,L′を経由して臀部E,
    E′の上部から尾骨部Dの下方で合致する曲線状の
    脇縫4,4′と、背中部Cの開口部Hの下方中央
    部から尾骨部Dの下方に至る直線状の背縫5とで
    身頃布1に縫着し、肩紐3,3′を肩止縫6,
    6′と背止縫7,7′で身頃布1と脇布2,2′に
    縫着したことを特徴とする女性用競泳水着。
JP19316687U 1987-12-19 1987-12-19 Expired JPH0354098Y2 (ja)

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JP19316687U JPH0354098Y2 (ja) 1987-12-19 1987-12-19

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Publication Number Publication Date
JPH0198113U JPH0198113U (ja) 1989-06-30
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4381215B2 (ja) * 2004-03-27 2009-12-09 四ツ目や合資会社 女性用体形補正下着
JP7141994B2 (ja) * 2019-10-25 2022-09-26 株式会社デサント スポーツ用の衣料

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JPH0198113U (ja) 1989-06-30

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