JPH0352708Y2 - - Google Patents

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JPH0352708Y2
JPH0352708Y2 JP1868482U JP1868482U JPH0352708Y2 JP H0352708 Y2 JPH0352708 Y2 JP H0352708Y2 JP 1868482 U JP1868482 U JP 1868482U JP 1868482 U JP1868482 U JP 1868482U JP H0352708 Y2 JPH0352708 Y2 JP H0352708Y2
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rear end
container
sliding
wall
stopper
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、滑動栓を口部に向けて摺動する注
射器式押し出し容器に関する。
〔従来の技術〕
周知の注射器は、筒状胴体の前部に口部を設
け、口部に注射針を取付け、胴体の開口後端より
内部に、胴体より長いピストンを挿入し、ピスト
ンの摺動により薬液を針から注射するものであ
る。(例えば実公昭55−34977号公報、実公昭55−
43982号公報) 一方、この注射器の原理を利用した押し出し容
器として、容器口部が閉鎖されている筒状胴体の
開口後端より内部に流動性のある収容物を入れ、
胴体の開口後端に押し蓋付きのキヤツプを螺合
し、使用する際、口部を切り開き、キヤツプに螺
合するネジの回動により押し蓋を前進し、該押し
蓋の前進にて収容物を口部より出す押し出し容器
が知られている。(例えば実公昭55−10311号公
報) 〔考案が解決しようとする問題点〕 従来の注射器式押し出し容器は、筒状胴体の開
口後端にキヤツプを螺合した場合、キヤツプより
後方に胴体長さに相当したネジが突出するので、
キヤツプより突出したネジが移動輸送中に他物と
接触して折れたり、振動してネジの螺合部より収
容物が漏れ出る不都合があつた。又容器胴体に挿
入する押し蓋を押し出し容易に挿入すると、収容
物が胴体と押し蓋の間から後ろに漏れ出る不都合
があるし、収容物を漏れなく押し出し得るように
押し蓋を挿入すると、押し蓋の押し出しが困難に
なる不都合があつた。
そこでこの考案は、ピストンを滑動栓とこれに
着脱し得る押棒より構成し、滑動栓を脱落不能に
挿入できて、しかも滑動栓の挿入部からの漏れの
ない注射器式押し出し容器を提供することを目的
としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案における押
し出し容器は、筒状胴体の前部に口部を設けた容
器本体と、胴体の内部に開口後端より摺動可能に
挿入する滑動栓、滑動栓の後部に連結する押棒、
容器胴体の後部に嵌挿する合成樹脂のリング、及
び口部に螺合するキヤツプより構成され、胴体の
後端部外周に前記リングの後脱を阻止する膨出部
を設けたものである。
そして滑動栓は胴部に中空部を設け、容器口部
に面する滑動栓前面壁を彎曲変形可能な薄肉に形
成し、滑動栓後壁に中空部と連通する連結口を設
け、押棒の先部に前記連結口に挿入係止する連結
子を設けるものである。又容器胴部の後部に嵌挿
するリングは、周壁より外周向きに鍔を突設する
もので、周壁の後端より中心方向に滑動栓の離脱
を防ぐ内向壁を突設することも可能である。
〔作用〕
筒状胴体に挿入した滑動栓は、筒状胴体の開口
端部を塞いでいるが、滑動栓の後部に押棒を連結
し、その押棒の押圧により、滑動栓を口部に向け
て摺動することができる。又容器胴体の後部外周
に嵌挿したリングと、該リングの後脱を阻止する
胴体の膨出部は、容器胴体を補強し、滑動栓摺動
時の指掛けとなる。
滑動栓の前面壁は彎曲変形可能な薄肉に形成さ
れているので、前面壁の変形にて内圧を吸収した
り緩衝することができる。
〔実施例〕
次に本案押し出し容器の構造を実施例の図面に
より説明すると、1は筒状胴体2の前部に口部3
を有する容器本体で、胴体2の後端部外周に膨出
部4を形成し、後方に向けて開口している。この
容器本体1の少なくとも筒状胴体2は、アルミ又
はアルミ合金等の金属壁20で形成されるか、金
属壁20の内面と外面の少なくとも一方に樹脂層
21、又は樹脂層21とワツクス層22を順に積
層するものであり、膨出部4は第5図の如く胴体
2の後端部に肉厚膨出部4Aを設けるか、第6図
の如く胴体2の後端部を外周方向に折曲げ、鍔状
折膨出部4Bを設け、或は第1図乃至第3図の如
く胴体2の後端部を外周に巻込んでカール状膨出
部4Cを設けるか、第7図の如く胴体2の後端部
を外周に折畳んで折畳膨出部4Dを形成するもの
である。
5は容器胴体2の外周に嵌挿する合成樹脂製の
リングで、リング5は筒状胴体2の外側に嵌挿す
る周壁50に、指掛け用の鍔52を外周向きに突
設し、容器本体1の口部3側より胴体2に嵌挿
し、胴体2の後端部に設けた膨出部4に係止する
まで挿入するか、リング周壁50の内周に凹部を
設け、周壁50の後端より中心に向けて内向壁5
1を突設し、胴体2の後部に後方より嵌合し、周
壁50の凹部を膨出部4に嵌合係止するものであ
る。
6は容器胴体2の開口後端より内部に挿入し口
部3に向けて摺動可能となる滑動栓で、滑動栓6
は弾力を有するゴム又は合成樹脂にて形成され、
胴体2より1回り小径の胴部60の外周に、胴体
2に内接する凸条64を1条以上形成し、滑動栓
6の内部に中空部62を設け、滑動栓6の前面壁
61を彎曲変形可能な薄肉と成し、滑動栓6の後
壁に中空部62と連通する連結口63を穿設する
もので、滑動栓6の前面壁61を容器肩部30に
合うよう三角錐に形成することが望ましい。
7は滑動栓6の後部に連結する押棒で、押棒7
は容器胴体2又はリング内向壁51の内径より1
回り細い横断面十字状を成す棒体70の先部に、
滑動栓6の連結口63に挿入係止する連結子71
を設け、棒体70の尾部に指掛け72を突設し、
滑動栓6を口部3に向けて摺動するものである。
8は容器口部3の外側に螺合するキヤツプ、8
Aは口部3に螺合する側壁80の先部に収容物の
注出口82を設けたキヤツプ、8Bは注出口82
の下方に針部83を設けたキヤツプで、該キヤツ
プ8Bにあつては側壁80の下部に破断可能なス
カート81か、又は容器肩部30の外側まで開脚
して嵌挿するスカート81を設け、側壁80の深
い螺合により針部83で容器口部3の盲蓋31を
破断開口し得るようにすることが望ましい。
本案の押し出し容器は上記構造であるから、予
め容器胴体2の開口後端に膨出部4を一体に設け
た容器本体1と、筒状胴体2の開口後端より内部
に挿入する滑動栓6、及び滑動栓6の連結口63
に挿入係止する押棒7を夫々形成しておく一方、
数種類のキヤツプ8,8A,8Bと容器胴体2に
嵌合する合成樹脂製のリング5を形成しておく。
上記の如く形成した容器本体1の内、口部3を
盲蓋31で塞ぐ容器本体1にあつては、先ず筒状
胴体2の開口後端より内部に収容物を入れ、次に
滑動栓6を挿入し、滑動栓6にて筒状胴体2の後
端部を塞ぎ、収容物を容器本体1に密封する。
又口部3が開口している容器本体1にあつて
は、口部3にキヤツプ8を螺合し、口部3を塞い
だ後、前記の如く筒状胴体2の開口後端より内部
に収容物を入れ、滑動栓6を挿入して筒状胴体2
の後端部を塞ぐか、反対に筒状胴体2の開口後端
より内部に滑動栓6を挿入し、滑動栓6にて筒状
胴体2の後端部を塞いだ後、開口している口部3
より収容物を入れ、口部3をキヤツプ8にて密封
するものである。
容器胴体2に嵌合し膨出部4に係止するリング
5は、胴体2に収容物を入れる前でも後でも嵌合
係止することができる。但し内向壁51を突設し
たリング5にあつては、先ず胴体2に収容物を入
れ、胴体2の後端部に滑動栓6を挿入して塞いだ
後、リング5を嵌挿して膨出部4に係止しなけれ
ばならない。
本案の押し出し容器より密封した収容物を取出
す場合、先ず口部3に螺合するキヤツプ8を取外
し、注出口82を設けたキヤツプ8Aと交換する
か、キヤツプ8Bを深く螺進して針部83で容器
口部3の盲蓋31を破断開口した後、容器胴体2
の開口後端を塞いでいる滑動栓6の連結口63に
押棒7の連結子71を挿入連結し、注射器を操作
するが如く人差し指と中指をリング5の鍔52に
掛け、親指で滑動栓6に連結した押棒7の指掛け
72を押圧し、滑動栓6を口部3に向けて摺動せ
しめ、注出口82より収容物を押し出すものであ
る。
容器胴体2に挿入する滑動栓6の前面壁61
が、彎曲変形して内圧を吸収したり緩衝し得る程
度に薄肉となり、しかも胴体60の凸条64が容
器胴体2に内接し、胴体2の後端部が膨出部4と
リング5によつて補強されているため、胴体2の
後端部に挿入した滑動栓6は簡単に脱落すること
がない。
尚、考案の具体的な実施にあつては、上記実施
例に限定されるものではなく、例えばリング5の
嵌挿を省略し、容器胴体2の後端部外周に設けた
膨出部4に直接手指を掛け、滑動栓6に連結した
押棒7を押圧しすることも可能であるし、リング
5を容器胴体2の後端部外周に接着、又は融着し
ても同様の目的を達することができる。又収容物
を取出す場合、先ず滑動栓6に押棒7を嵌入連結
し、次に口部3に螺合したキヤツプ8Bを螺進
し、キヤツプ8Bの針部83で口部3の盲蓋31
を開口した後、押棒7にて滑動栓6を口部3に向
けて摺動することもできるし、容器胴体2の後端
部外周に設ける膨出部4と、胴体2に嵌挿するリ
ング5、容器胴体2の内部に挿入する滑動栓6と
これに連結する押棒7、及び容器本体1の口部3
とこれに嵌合するキヤツプ8の具体的な形状構造
等は、この考案の要旨に反しない限り適宜可能で
ある。
〔考案の効果〕
従つて本案の押し出し容器は、筒状胴体の開口
後端より内部に流動物を収容し、開口後端に滑動
栓を挿入して封鎖するものであるが、滑動栓は胴
体より外部に露出することがないので、移動輸送
中に押し出し容器が振動しても滑動栓が脱落する
こともないし、他物に接触して脱落することもな
い。しかも滑動栓の胴部は容器胴体に内接し、前
面壁は内圧が生じた際、彎曲変形して内圧を吸
収、又は緩衝し得るように工夫されているので、
収容物が多少膨脹しても、滑動栓が外部に抜け出
ることもないし、収容物が漏れ出ることもない。
又容器胴体の後端は開口していても、胴体の後端
部には膨出部が突設され、且つ胴体後部にリング
が嵌挿されているので、滑動栓を胴体後端部より
口部に向けて摺動した後においても変形すること
もない。又本案押し出し容器より収容物を押し出
す際、胴体の開口後端を塞いでいる滑動栓に押棒
を連結した後、注射器を操作するが如くリングの
鍔に人差し指と中指を掛け、押棒を親指で押圧す
るだけで、収容物を簡単に押し出すことができる
大きな特徴を有している。
更に本案押し出し容器の本体は金属材を主体に
して形成するものであるから、耐ガスバリヤー性
に優れ、収容物の長期保存に適するばかりか、内
向壁を設けたリングにあつては、内向壁が胴体の
開口後端を塞いでいる滑動栓の外側に位置するた
め、滑動栓の脱落防止に役立つ等、本案の押し出
し容器は製作と組立も容易で、取扱い操作も簡単
である特徴と共に、収容物の全量を一時に押し出
す容器として特に最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案押し出し容器の要部構造を示す縦
断面図、第2図はその使用状態を示す縦断面図、
第3図は類例押し出し容器の縦断面図、第4図は
その使用状態を示す縦断面図、第5図乃至第7図
は膨出部の構造例を示す胴体下部の縦断面図、第
8図は類例リングの縦断面図、第9図と第10図
は滑動栓の構造例を示す一部切欠正面図、第11
図乃至第13図は胴体の構造例を示す断面図であ
る。 1……容器本体、2……筒状胴体、3……口
部、31……盲蓋、4,4A,4B,4C4D…
…膨出部、5……リング、50……周壁、51…
…内向壁、52……鍔、6……滑動栓、60……
胴体、61……滑動栓前面壁、62……中空部、
63……連結口、7……押棒、71……連結子、
8,8A,8B……キヤツプ、82……注出口、
83……針部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 筒状胴体2の前部に口部3を設け後端が開口
    している容器本体1と、胴体の開口後端より内
    部に挿入し口部に向けて摺動可能となる滑動栓
    6、該滑動栓の後部に連結する押棒7、及び口
    部に螺合するキヤツプより構成され、容器胴体
    の後端部外周に膨出部4を設け、胴体の後部外
    周に前記膨出部によつて後脱不能となるリング
    5を嵌挿し、膨出部とリングによつて容器胴体
    の補強と滑動栓摺動時の指掛けを可能にした押
    し出し容器。 2 滑動栓6の胴部60に中空部62を設け、容
    器口部3に面する滑動栓の前面壁61を彎曲変
    形可能な薄肉に形成し、滑動栓後壁に中空部と
    連通する連結口63を設け、押棒の先部に前記
    連結口に挿入係止する連結子71を、尾部に指
    掛け72を設けた実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の押し出し容器。 3 容器胴体2に嵌挿するリング5が合成樹脂に
    て形成され、周壁50の外周に鍔52を突設す
    ると共に、周壁の後端より中心方向に内向壁5
    1を突設し、周壁が胴体の後端部外周に設けた
    膨出部4に嵌合係止して離脱不能となり、内向
    壁にて胴体後端部に挿入する滑動栓6の離脱を
    防ぐ実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項
    に記載の押し出し容器。
JP1868482U 1982-02-13 1982-02-13 押し出し容器 Granted JPS58121866U (ja)

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JP1868482U JPS58121866U (ja) 1982-02-13 1982-02-13 押し出し容器

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JP1868482U JPS58121866U (ja) 1982-02-13 1982-02-13 押し出し容器

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JPS58121866U JPS58121866U (ja) 1983-08-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3844348B2 (ja) * 2001-11-19 2006-11-08 アース製薬株式会社 害虫用防除剤注入型処理器

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JPS58121866U (ja) 1983-08-19

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