JPH0351510Y2 - - Google Patents
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- JPH0351510Y2 JPH0351510Y2 JP1984140897U JP14089784U JPH0351510Y2 JP H0351510 Y2 JPH0351510 Y2 JP H0351510Y2 JP 1984140897 U JP1984140897 U JP 1984140897U JP 14089784 U JP14089784 U JP 14089784U JP H0351510 Y2 JPH0351510 Y2 JP H0351510Y2
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Landscapes
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、例えば寒冷地の家屋について、既設
の窓部に大がかりな工事を施すことなくその断熱
性を高めることができ、しかも脱着容易な窓用パ
ネルに関する。
の窓部に大がかりな工事を施すことなくその断熱
性を高めることができ、しかも脱着容易な窓用パ
ネルに関する。
[従来の技術]
従来、既設の窓部の断熱性を簡単に向上させる
ために、粘着剤や接着剤で窓ガラスに合成樹脂板
やガラス板を取り付け、窓ガラスを二重にするこ
とが知られている(実開昭58−11585号、同58−
60782号)。
ために、粘着剤や接着剤で窓ガラスに合成樹脂板
やガラス板を取り付け、窓ガラスを二重にするこ
とが知られている(実開昭58−11585号、同58−
60782号)。
また、断熱用窓板の外周にパツキング材を取り
付け、これを窓部周囲の額縁内に嵌め込むと共
に、吸盤を用いて窓ガラスに支持させることも知
られている(実開昭55−13357号)。
付け、これを窓部周囲の額縁内に嵌め込むと共
に、吸盤を用いて窓ガラスに支持させることも知
られている(実開昭55−13357号)。
[考案が解決しようとする課題]
しかしながら、粘着剤を用いるものは、温度変
化や湿度によつて粘着剤が劣化しやすく、途中で
剥離を生じたり、合成樹脂板やガラス板の取り外
し時に粘着剤が残留してその除去に手間がかかる
問題がある。
化や湿度によつて粘着剤が劣化しやすく、途中で
剥離を生じたり、合成樹脂板やガラス板の取り外
し時に粘着剤が残留してその除去に手間がかかる
問題がある。
また、接着剤を用いるものは、取り付けが強固
に行える利点があるものの、合成樹脂板やガラス
板の取り外しがしにくくなるばかりか、取り外し
後の接着剤の残留が避けられない問題がある。
に行える利点があるものの、合成樹脂板やガラス
板の取り外しがしにくくなるばかりか、取り外し
後の接着剤の残留が避けられない問題がある。
一方、額縁内にパツキング材を介して断熱用窓
板を嵌合させるものでは、上記のような問題は生
じない反面、十分な取り付け力が得にくく問題が
ある。
板を嵌合させるものでは、上記のような問題は生
じない反面、十分な取り付け力が得にくく問題が
ある。
即ち、取り付け作業は、額縁の大きさに対応し
た大きさに正確に断熱用窓板を切り、これをパツ
キング材を介して額縁内に嵌め込むことで行われ
るが、現実の作業上、断熱用窓板を小さく切り過
ぎ、嵌合力が不足しがちである。このような場
合、細長く丸めた新聞紙等をスペース材として額
縁とパツキング材との間に介在させ、これで嵌合
力を調節することが可能であるが、スペース材が
ずれたり脱落しやすく作業が極めて行いにくくな
る。特にスペース材を複数の辺に介在させる場合
はなおさらである。
た大きさに正確に断熱用窓板を切り、これをパツ
キング材を介して額縁内に嵌め込むことで行われ
るが、現実の作業上、断熱用窓板を小さく切り過
ぎ、嵌合力が不足しがちである。このような場
合、細長く丸めた新聞紙等をスペース材として額
縁とパツキング材との間に介在させ、これで嵌合
力を調節することが可能であるが、スペース材が
ずれたり脱落しやすく作業が極めて行いにくくな
る。特にスペース材を複数の辺に介在させる場合
はなおさらである。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みてな
されたもので、周囲を汚損する心配のない嵌合方
式で断熱用の板材を取り付けるに際し、容易に十
分な取り付け力が得られるようにすることをその
解決すべき課題とするものである。
されたもので、周囲を汚損する心配のない嵌合方
式で断熱用の板材を取り付けるに際し、容易に十
分な取り付け力が得られるようにすることをその
解決すべき課題とするものである。
[課題を解決するための手段]
上記課題を解決するために本考案において講じ
られた手段を第1図ないし第4図で説明すると、
本考案では、弾性材料で構成されたパネル枠3
と、このパネル枠3が周囲に巻き付けられた透光
性板材2とからなり、パネル枠3は、断面が略下
向きコ字形をなす本体4の頂部に、外方に凸に湾
曲しかつ本体4の頂部の一側から他側に向つて突
出した突出片状の弾性変形部5を有するもので、
このパネル枠3は、透光性板材2の周縁部をその
本体4の脚部6間に挟み込んで透光性板材2の周
囲に巻き付けられており、しかも透光性板材2の
四隅で屈曲されたパネル枠3の屈曲部分には、本
体4の頂部付近を頂点とする三角形状に形成され
た脚部の切り欠き7と、弾性変形部5を横断する
切り込み8とが設けられている窓用断熱パネル1
とするという手段を講じているものである。
られた手段を第1図ないし第4図で説明すると、
本考案では、弾性材料で構成されたパネル枠3
と、このパネル枠3が周囲に巻き付けられた透光
性板材2とからなり、パネル枠3は、断面が略下
向きコ字形をなす本体4の頂部に、外方に凸に湾
曲しかつ本体4の頂部の一側から他側に向つて突
出した突出片状の弾性変形部5を有するもので、
このパネル枠3は、透光性板材2の周縁部をその
本体4の脚部6間に挟み込んで透光性板材2の周
囲に巻き付けられており、しかも透光性板材2の
四隅で屈曲されたパネル枠3の屈曲部分には、本
体4の頂部付近を頂点とする三角形状に形成され
た脚部の切り欠き7と、弾性変形部5を横断する
切り込み8とが設けられている窓用断熱パネル1
とするという手段を講じているものである。
[作用]
本考案に係る窓用パネル1は、第6図、第7図
に示されるように、既設の窓部の窓枠9がその周
縁の木枠11等の額縁内に嵌合して取付けられる
もので、そのときにパネル枠3の弾性変形部5が
圧縮弾性変形し、この反撥力によつてしつかり固
定されるものである。
に示されるように、既設の窓部の窓枠9がその周
縁の木枠11等の額縁内に嵌合して取付けられる
もので、そのときにパネル枠3の弾性変形部5が
圧縮弾性変形し、この反撥力によつてしつかり固
定されるものである。
ところで、上記固定力は、外方に凸に湾曲した
パネル枠3の弾性変形部5が、嵌合時に偏平化さ
れる方向に圧縮性変形することによつてもたらさ
れる。そして、この弾性変形部5が、本体4の頂
部の一側から他側に向つて突出した突出片状をな
していることによつては、次の作用がもたらされ
るものである。
パネル枠3の弾性変形部5が、嵌合時に偏平化さ
れる方向に圧縮性変形することによつてもたらさ
れる。そして、この弾性変形部5が、本体4の頂
部の一側から他側に向つて突出した突出片状をな
していることによつては、次の作用がもたらされ
るものである。
即ち、透光性板材2の四隅に位置するパネル枠
3の屈曲部に、弾性変形部5を横断する切り込み
8が形成されているが、この切り込みの8形成を
容易にしているものである。
3の屈曲部に、弾性変形部5を横断する切り込み
8が形成されているが、この切り込みの8形成を
容易にしているものである。
更に説明すると、この切り込み8は、屈曲部で
弾性変形部5がつぶれてしまうのを防止するもの
で、弾性変形部5による本窓用パネル1の固定力
を十分発揮させる上で不可欠なものである。
弾性変形部5がつぶれてしまうのを防止するもの
で、弾性変形部5による本窓用パネル1の固定力
を十分発揮させる上で不可欠なものである。
ところで、弾性変形部5が横断半円形状の突出
部等の場合、この切り込み8の形成は、この突出
部の上から、ナイフ等で本体頂部にまで食い込ま
ない範囲で切れ目を入れることで行わざるを得な
い。しかし、切れ目の深さを正確に調整しにく
く、切り込み8の深さに過不足を生じがちであ
る。
部等の場合、この切り込み8の形成は、この突出
部の上から、ナイフ等で本体頂部にまで食い込ま
ない範囲で切れ目を入れることで行わざるを得な
い。しかし、切れ目の深さを正確に調整しにく
く、切り込み8の深さに過不足を生じがちであ
る。
これに対して本考案における弾性変形部5で
は、その一側が自由端あるので、ハサミを入れて
必要な長さを切るだけで上記切り込み8を形成す
ることができ、切り込み8の形成を過不足なく行
いやすいものである。
は、その一側が自由端あるので、ハサミを入れて
必要な長さを切るだけで上記切り込み8を形成す
ることができ、切り込み8の形成を過不足なく行
いやすいものである。
本考案におけるパネル枠3の脚部6は、パネル
枠3の透光性板材2周縁部への取り付けを安定さ
せると共に、本窓用パネル1の嵌合力を調整する
ためのスペース材12(第8図参照)を用いる場
合に、その収納部を形成しているものである。
枠3の透光性板材2周縁部への取り付けを安定さ
せると共に、本窓用パネル1の嵌合力を調整する
ためのスペース材12(第8図参照)を用いる場
合に、その収納部を形成しているものである。
これを具体的に説明すると、本窓用パネル1の
嵌合力が不足している場合、例えば細長く折つた
新聞紙などをスペース材12として介在させるこ
とでこれを調整することができる。この場合、単
に本窓用パネル1と窓枠9や額縁との間にスペー
ス材12を介在させたのではスペース材12がず
れたり脱落しやすく、本窓用パネル1の嵌合作業
が行いにくくなる。ところが本窓用パネル1にお
いては、そのパネル枠3の脚部6間にスペース材
12を押し込んでおき、パネル枠3をやや浮かせ
て取り付けることで嵌合力を調整することがで
き、スペース材のずれや脱落なく嵌合力の調整が
できる。
嵌合力が不足している場合、例えば細長く折つた
新聞紙などをスペース材12として介在させるこ
とでこれを調整することができる。この場合、単
に本窓用パネル1と窓枠9や額縁との間にスペー
ス材12を介在させたのではスペース材12がず
れたり脱落しやすく、本窓用パネル1の嵌合作業
が行いにくくなる。ところが本窓用パネル1にお
いては、そのパネル枠3の脚部6間にスペース材
12を押し込んでおき、パネル枠3をやや浮かせ
て取り付けることで嵌合力を調整することがで
き、スペース材のずれや脱落なく嵌合力の調整が
できる。
また、本考案において、パネル枠3の脚部6に
形成されている三角形の切り欠き7は、脚部6に
よつてパネル枠3の屈曲が阻害されないようにす
るためのもので、上記切込み8と相俟つて、パネ
ル枠3を透光性板材2の周囲に安定した状態で巻
き付けられるようにするものである。
形成されている三角形の切り欠き7は、脚部6に
よつてパネル枠3の屈曲が阻害されないようにす
るためのもので、上記切込み8と相俟つて、パネ
ル枠3を透光性板材2の周囲に安定した状態で巻
き付けられるようにするものである。
[実施例]
本窓用パネル1は、第1図に示されるように、
透光性板材2の周縁にパネル枠3を設けたものと
なつている。
透光性板材2の周縁にパネル枠3を設けたものと
なつている。
パネル枠3は、第2図に示されるように、断面
が略下向きコ字形をなす本体4の頂部に弾性変形
部5を有するものとなつている。この弾性変形部
5は、外方に凸に湾曲し、かつ本体4の頂部の一
側から他側に向かつて突出した突出片状をなして
いる。また、パネル枠3の脚部6の先端間の間隔
は、透光性板材の厚さよりやや狭くなつており、
第3図に示されるように、この脚部6間に透光性
板材2の周縁部を挟み付けるようにしてパネル枠
3が透光性板材2の周縁部に取り付けられてい
る。
が略下向きコ字形をなす本体4の頂部に弾性変形
部5を有するものとなつている。この弾性変形部
5は、外方に凸に湾曲し、かつ本体4の頂部の一
側から他側に向かつて突出した突出片状をなして
いる。また、パネル枠3の脚部6の先端間の間隔
は、透光性板材の厚さよりやや狭くなつており、
第3図に示されるように、この脚部6間に透光性
板材2の周縁部を挟み付けるようにしてパネル枠
3が透光性板材2の周縁部に取り付けられてい
る。
透光性板材2としては、通常の板ガラスの他、
ポリメチルメタアクリレート板、ポリカーボネイ
ト板、ポリスチレン板、硬質塩化ビニル板等の合
成樹脂板、発泡ポリスチレン板、発泡ポリメチル
メタアクリレート板等の合成樹脂発泡板が好適に
使用できる。
ポリメチルメタアクリレート板、ポリカーボネイ
ト板、ポリスチレン板、硬質塩化ビニル板等の合
成樹脂板、発泡ポリスチレン板、発泡ポリメチル
メタアクリレート板等の合成樹脂発泡板が好適に
使用できる。
パネル枠3の材料としては、ポリウレタン、ポ
リ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、
ポリプロピレン、合成ゴム等の比較的軟質の合成
樹脂や、これらの低発泡体が好適に使用できる。
特にパネル枠3の弾性変形部5は、透光性板材2
の材料にもよるが、10〜300g/cmの圧縮弾性変
形力が得られるものであることが好ましい。例え
ば6mm厚の発泡ポリスチレン板を透光性板材2と
したときには、50〜100g/cmの圧縮弾性変形力
が得られるものが好ましい。後述する本窓用パネ
ル1の取り付け時に、その圧縮弾性変形に伴う反
撥力によつて、しつかり本窓用パネル1を取り付
けることができるようにするためである。この圧
縮弾性変形力が小さすぎると本窓用パネル1が取
り付け箇所から外れやすくなり、逆に大き過ぎる
と取り付け作業がしにくくなる。
リ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、
ポリプロピレン、合成ゴム等の比較的軟質の合成
樹脂や、これらの低発泡体が好適に使用できる。
特にパネル枠3の弾性変形部5は、透光性板材2
の材料にもよるが、10〜300g/cmの圧縮弾性変
形力が得られるものであることが好ましい。例え
ば6mm厚の発泡ポリスチレン板を透光性板材2と
したときには、50〜100g/cmの圧縮弾性変形力
が得られるものが好ましい。後述する本窓用パネ
ル1の取り付け時に、その圧縮弾性変形に伴う反
撥力によつて、しつかり本窓用パネル1を取り付
けることができるようにするためである。この圧
縮弾性変形力が小さすぎると本窓用パネル1が取
り付け箇所から外れやすくなり、逆に大き過ぎる
と取り付け作業がしにくくなる。
次に、本窓用パネル1の組立から取り付けまで
を第4図ないし第7図で説明する。
を第4図ないし第7図で説明する。
まず、本窓用パネル1を取り付けるべき窓部の
寸法を測り、この値よりやや小さ目に透光性板材
2を切断する。このとき、透光性板材2が合成樹
脂発泡板であると、カツターナイフ等で簡単に切
断できるので好ましい。
寸法を測り、この値よりやや小さ目に透光性板材
2を切断する。このとき、透光性板材2が合成樹
脂発泡板であると、カツターナイフ等で簡単に切
断できるので好ましい。
透光性板材2の四辺の長さに合わせてパネル枠
3を切断した後、透光性板材2の四隅に相当する
パネル枠3の位置で、第4図に示されるように、
その脚部6に頂角90度の三角形状の切り欠き7を
形成すると共に、弾性変形部5に切り込み8を入
れる。
3を切断した後、透光性板材2の四隅に相当する
パネル枠3の位置で、第4図に示されるように、
その脚部6に頂角90度の三角形状の切り欠き7を
形成すると共に、弾性変形部5に切り込み8を入
れる。
次いで、上記パネル枠3を、第5図に示される
ように透光性板材2の周縁に巻き付けるようにし
て嵌め込むことで本窓用パネル1の組立を終了す
る。
ように透光性板材2の周縁に巻き付けるようにし
て嵌め込むことで本窓用パネル1の組立を終了す
る。
このようにして組み立てた本窓用パネル1を、
第6図に示されるように、パネル枠3の弾性変形
部5を圧縮弾性変形させつつ各窓枠9内に嵌め込
むと、窓ガラス10部分が、窓ガラス10と透光
性板材2の二重構造となつて、この窓部の断熱性
が向上する。このとき、本窓用パネル1は、その
弾性変形部5が圧縮弾性変形されることに伴う反
撥力によつてしつかり窓枠9内に保持されるの
で、多少の振動によつても脱落する心配がない。
特にこのように窓枠9内に本窓用パネル1を嵌め
込む場合、透光性板材2を窓ガラス10に密着さ
せてもよいが、両者間にある程度の空隙を残して
おくと断熱効果が高くなるので好ましい。
第6図に示されるように、パネル枠3の弾性変形
部5を圧縮弾性変形させつつ各窓枠9内に嵌め込
むと、窓ガラス10部分が、窓ガラス10と透光
性板材2の二重構造となつて、この窓部の断熱性
が向上する。このとき、本窓用パネル1は、その
弾性変形部5が圧縮弾性変形されることに伴う反
撥力によつてしつかり窓枠9内に保持されるの
で、多少の振動によつても脱落する心配がない。
特にこのように窓枠9内に本窓用パネル1を嵌め
込む場合、透光性板材2を窓ガラス10に密着さ
せてもよいが、両者間にある程度の空隙を残して
おくと断熱効果が高くなるので好ましい。
また、本窓用パネル1は、第7図に示されるよ
うに、窓部周縁の木枠11内に嵌め込むこともで
きる。このようにした場合、窓の開閉はできなく
なるが、単に窓ガラス10部分の断熱性の向上だ
けではなく、窓枠9の周囲からの隙間風等も確実
に遮断でき、一層断熱効果が向上するので好まし
い。
うに、窓部周縁の木枠11内に嵌め込むこともで
きる。このようにした場合、窓の開閉はできなく
なるが、単に窓ガラス10部分の断熱性の向上だ
けではなく、窓枠9の周囲からの隙間風等も確実
に遮断でき、一層断熱効果が向上するので好まし
い。
以上の説明において、パネル枠3は透光性板材
2の四周に設けられているが、ことさらパネル枠
3を透光性板材2の四周に設ける必要はなく、上
下または左右の互いに向き合うに辺に設けるよう
ににしてもよい。二辺にのみパネル枠3を設ける
ようにすると、一層本窓用パネル1の組立が容易
となる。
2の四周に設けられているが、ことさらパネル枠
3を透光性板材2の四周に設ける必要はなく、上
下または左右の互いに向き合うに辺に設けるよう
ににしてもよい。二辺にのみパネル枠3を設ける
ようにすると、一層本窓用パネル1の組立が容易
となる。
特に透光性板材2の切断時に小さく切り過ぎた
場合においては、第8図に示されるように、例え
ば細長く丸めた新聞紙等をスペース材12とし、
これを脚部6間に押し込んでおいてから透光性板
材2の周縁部にパネル枠3を取り付けることで調
整することができる。このスペース材12を弾性
変形に富むスポンジ様のものとして、弾性変形部
5の反撥力を補足することも可能である。
場合においては、第8図に示されるように、例え
ば細長く丸めた新聞紙等をスペース材12とし、
これを脚部6間に押し込んでおいてから透光性板
材2の周縁部にパネル枠3を取り付けることで調
整することができる。このスペース材12を弾性
変形に富むスポンジ様のものとして、弾性変形部
5の反撥力を補足することも可能である。
[考案の効果]
本考案は、以上説明した通りのものであり、次
の効果を奏するものである。
の効果を奏するものである。
(1) 本考案のような窓用パネル1の場合、窓枠9
や額縁に対する十分な嵌合力を得るためには、
窓枠9や額縁などの大きさに正確に対応させて
透光性板材2を切断することが必要になる。
や額縁に対する十分な嵌合力を得るためには、
窓枠9や額縁などの大きさに正確に対応させて
透光性板材2を切断することが必要になる。
しかしながら、現実の作業においては、とも
すると切り過ぎて、十分な嵌合力が得られなく
なりやすい。このような場合、スペース材12
を介在させて嵌合力を調整することになる。こ
の時、本考案においては、脚部6間にスペース
材12を押し込んでおいてから透光性板材2の
周縁部にパネル枠3を取り付けることで嵌合力
を調整でき、この調整をスペース材12のずれ
や脱落なく行えるので、スペース材12を用い
た取り付け作業が極めて容易である。
すると切り過ぎて、十分な嵌合力が得られなく
なりやすい。このような場合、スペース材12
を介在させて嵌合力を調整することになる。こ
の時、本考案においては、脚部6間にスペース
材12を押し込んでおいてから透光性板材2の
周縁部にパネル枠3を取り付けることで嵌合力
を調整でき、この調整をスペース材12のずれ
や脱落なく行えるので、スペース材12を用い
た取り付け作業が極めて容易である。
(2) パネル枠3を透光性板材2の周囲に巻き付け
たときの弾性変形部5のつぶれを防止するため
の切り込み8を過不足なく形成しやすいので、
切れ力の不足によつて当該部分のつぶれを生じ
て十分な嵌合力が得られなくなつたり、切れ目
を深く入れ過ぎてパネル枠3が切れやすくな
り、窓用パネル1の取り付けに支障を来すこと
がない。
たときの弾性変形部5のつぶれを防止するため
の切り込み8を過不足なく形成しやすいので、
切れ力の不足によつて当該部分のつぶれを生じ
て十分な嵌合力が得られなくなつたり、切れ目
を深く入れ過ぎてパネル枠3が切れやすくな
り、窓用パネル1の取り付けに支障を来すこと
がない。
(3) 上記切り込み8と、脚部6に設けた三角形状
の切り欠き7とが相俟つて、パネル枠3の機能
を損なわずに透光性板材2の全周にパネル枠3
を巻き付けることができ、安定した嵌合力が得
やすい。
の切り欠き7とが相俟つて、パネル枠3の機能
を損なわずに透光性板材2の全周にパネル枠3
を巻き付けることができ、安定した嵌合力が得
やすい。
第1図は本考案に係る窓用パネルの一実施例を
示す斜視図、第2図はパネル枠の拡大断面図、第
3図はパネル枠の透光性板材への取り付け状態を
示す断面図、第4図及び第5図は各々本窓用パネ
ルの組立手順の説明図、第6図及び第7図は各々
本窓用パネルの取り付け状態を示す断面図、第8
図はスペース材を介在させて嵌合力の調節を図る
場合の説明図である。 1:本窓用パネル、2:透光性板材、3:パネ
ル枠、4:本体、5:弾性変形部、6:脚部、
7:切り欠き、8:切り込み、9:窓枠、10:
ガラス、11:木枠、12:スペース材。
示す斜視図、第2図はパネル枠の拡大断面図、第
3図はパネル枠の透光性板材への取り付け状態を
示す断面図、第4図及び第5図は各々本窓用パネ
ルの組立手順の説明図、第6図及び第7図は各々
本窓用パネルの取り付け状態を示す断面図、第8
図はスペース材を介在させて嵌合力の調節を図る
場合の説明図である。 1:本窓用パネル、2:透光性板材、3:パネ
ル枠、4:本体、5:弾性変形部、6:脚部、
7:切り欠き、8:切り込み、9:窓枠、10:
ガラス、11:木枠、12:スペース材。
Claims (1)
- 弾性材料で構成されたパネル枠と、このパネル
枠が周囲に巻き付けられた透光性板材とからな
り、パネル枠は、断面が略下向きコ字形をなす本
体の頂部に、外方に凸に湾曲しかつ本体の頂部の
一側から他側に向つて突出した突出片状の弾性変
形部を有するもので、このパネル枠は、透光性板
材の周縁部をその本体の脚部間に挟み込んで透光
性板材の周囲に巻き付けられており、しかも透光
性板材の四隅で屈曲されたパネル枠の屈曲部分に
は、本体の頂部付近を頂点とする三角形状に形成
された脚部の切り欠きと、弾性変形部を横断する
切り込みとが設けられていることを特徴とする窓
用断熱パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984140897U JPH0351510Y2 (ja) | 1984-09-19 | 1984-09-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984140897U JPH0351510Y2 (ja) | 1984-09-19 | 1984-09-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6156484U JPS6156484U (ja) | 1986-04-16 |
JPH0351510Y2 true JPH0351510Y2 (ja) | 1991-11-05 |
Family
ID=30699241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984140897U Expired JPH0351510Y2 (ja) | 1984-09-19 | 1984-09-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0351510Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5513357A (en) * | 1978-07-15 | 1980-01-30 | Matsushita Electric Works Ltd | Heat insulated double window |
JPS5811585B2 (ja) * | 1979-06-23 | 1983-03-03 | 山一電機工業株式会社 | Ic測定装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5811585U (ja) * | 1981-07-14 | 1983-01-25 | タキロン株式会社 | 簡易二重窓構造 |
JPS5860782U (ja) * | 1981-10-21 | 1983-04-23 | 旭化成株式会社 | 簡易二重窓用ビ−ド |
-
1984
- 1984-09-19 JP JP1984140897U patent/JPH0351510Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5513357A (en) * | 1978-07-15 | 1980-01-30 | Matsushita Electric Works Ltd | Heat insulated double window |
JPS5811585B2 (ja) * | 1979-06-23 | 1983-03-03 | 山一電機工業株式会社 | Ic測定装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6156484U (ja) | 1986-04-16 |
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