JPH0351259Y2 - - Google Patents

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JPH0351259Y2
JPH0351259Y2 JP1985084400U JP8440085U JPH0351259Y2 JP H0351259 Y2 JPH0351259 Y2 JP H0351259Y2 JP 1985084400 U JP1985084400 U JP 1985084400U JP 8440085 U JP8440085 U JP 8440085U JP H0351259 Y2 JPH0351259 Y2 JP H0351259Y2
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bell crank
rotation axis
arm
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actuating rod
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D7/00Steering linkage; Stub axles or their mountings
    • B62D7/06Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
    • B62D7/14Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
    • B62D7/15Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels
    • B62D7/1518Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a mechanical interconnecting system between the steering control means of the different axles
    • B62D7/1527Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a mechanical interconnecting system between the steering control means of the different axles comprising only mechanical parts, i.e. without assistance means
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/16Alternating-motion driven device with means during operation to adjust stroke
    • Y10T74/1625Stroke adjustable to zero and/or reversible in phasing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両の後輪を前輪の操舵操作に連動
して操舵し得る前後輪操舵車の後輪操舵装置に係
り、特に、前輪側ステアリングリンク機構にその
前端部を連結されて後方に延び前輪の操舵操作に
応じて作動する連結部材(正逆回転するシヤフト
又は往復動するリンク等)と、この連結部材を後
輪側ステアリングリンク機構の作動ロツドに連結
し前記連結部材の作動に応じて前記作動ロツドを
その軸線方向へ変位させて後輪を操舵する連結機
構を備えてなる前後輪操舵車の後輪操舵装置に関
する。
〔従来技術〕
この種の後輪操舵装置において、前記連結機構
にて後輪の前輪に対する舵角比及び操舵方向を変
化させるようにした装置が、従来、特開昭59−
26363号公報、特開昭59−26364号公報、特開昭59
−26365号公報等にて提案されている。しかして、
同公報にて提案されている装置においては、前記
連結機構が、前記連結部材(回転シヤフト)によ
つて回転される入力軸と、この入力軸に自在継手
を介して揺動可能に連結された出力軸と、この出
力軸を前記入力軸に対して傾斜させる駆動手段に
よつて構成されていて、前記出力軸の前記入力軸
に対する傾斜角を前記駆動手段にて変化させるこ
とにより後輪の前輪に対する舵角比及び操舵方向
を変化させることができるようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記した従来の装置においては、前
記出力軸に前記作動ロツドが一体的に連結されて
いるため、前記出力軸が前記入力軸に対して傾斜
すると、前記入力軸が回転しないときにも前記作
動ロツドがその軸線方向へ移動され、後輪のアラ
イメント、特に、トーインが変化して操縦安定性
が悪くなる。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はかかる問題に対処すべく、上記した前
後輪操舵車の後輪操舵装置において、前記連結機
構を、車体に組付けられるハウジングに組付けら
れて前記作動ロツドの軸線方向に対して直交する
第1回動軸線回りに回動可能なキヤリアと、前記
ハウジングに組付けられて前記キヤリアを前記第
1回動軸線回りに回動させる駆動手段と、第1ア
ームと第2アームを備えて前記キヤリアに組付け
られ同キヤリアが定状態にあるとき前記第1回動
軸線を通りかつ前記作動ロツドの軸線に平行な第
2回動軸線回りに回動可能で中立状態(中立状態
とは前輪側ステアリングリンク機構及び後輪側ス
テアリングリンク機構が左右いずれにも操舵され
ていない状態をいう)にて第1アームが前記第2
回動軸線に直交しかつ前記第1回動軸線に対して
所定の傾斜角で延出しまた第2アームが前記第1
回動軸線と同軸的に延出するベルクランクと、こ
のベルクランクの前記第1アームの先端部に連結
されるとともに前記連結部材の後端部に連結され
て同連結部材との連結部を前記第1回動軸線に沿
つて往動又は復動される第1リンクと、前記ベル
クランクの前記第2アームの先端部に連結される
とともに前記作動ロツドに連結されて前記キヤリ
アが定状態にあるとき同作動ロツドとの連結部を
前記第2回動軸線上に位置させてなる第2リンク
とにより構成した。
〔考案の作用〕
本考案において、前輪の操舵時にその操舵に応
じて連結部材が作動すると、第1リンクを介して
ベルクランクがその回動軸回りに回動する。しか
して、このとき、キヤリアが定状態にあつてベル
クランクの回動軸線が作動ロツドの軸腺に平行
(一致している場合を含む)であれば、前輪が右
方又は左方のいずれかの方向へ操舵されて第1リ
ンクがいずれの方向へ移動されても、ベルクラン
クが回動しかつ第2リンクが作動ロツドとの連結
部を頂点として円錐運動するのみで左右方向へ移
動せず、作動ロツドはいずれの方向へも移動しな
い。したがつて、このときには、前輪が操舵され
ても後輪は操舵されない。また、ベルクランクの
回動時においてその回動軸線がキヤリアの回動軸
線を含んで作動ロツドの軸線と平行(同一の場合
も含む)な基準面に対して一方に所定角傾斜して
おれば、前輪が例えば右方(又は左方)へ操舵さ
れることによりもたらされる第1リンクの一方へ
の移動に伴なつてベルクランクの第2アームが一
方へ揺動され、この動きが第2リンクを介して作
動ロツドに伝わり、作動ロツドがその軸線方向の
一方へ移動されて後輪が右方(又は左方)へ操舵
される。すなわち、後輪の前輪に対する操舵方向
が同相とされる。一方、ベルクランクの回動時に
おいてその回動軸線が前記基準面に対して他方に
所定角傾斜しておれば、前輪が例えば右方(又は
左方)へ操舵されることによりもたらされる第1
リンクの一方への移動に伴なつてベルクランクの
第2アームが他方へ揺動され、この動きが第2リ
ンクを介して作動ロツドに伝わり、作動ロツドが
その軸線方向の他方へ移動されて後輪が左方(又
は右方)へ操舵される。すなわち、後輪の前輪に
対する操舵方向が逆相とされる。
〔考案の効果〕
ところで、本考案においては、ベルクランクの
回動軸線の前記基準面に対する傾斜方向及び角度
を、駆動手段によつてキヤリアをその回動軸回り
に回動することにより変化させることができる。
したがつて、ベルクランクの回動軸線の前記基準
面に対する傾斜方向及び角度を駆動手段により車
速等に応じて制御すれば、後輪の前輪に対する舵
角比を車速等に応じて適宜変化させることができ
るとともに、後輪の前輪に対する操舵方向を同
相、不動、逆相のいずれにも選択することができ
る。また、本考案においては、中立状態にて駆動
手段によりキヤリアをその回動軸回りに回動する
ことによつてベルクランクの回動軸線の前記基準
面に対する傾斜方向及び角度を変化させることが
でき、このときにはベルクランク及び第1リンク
がキヤリアと一体的に回動するのみで第2リンク
は移動せず、作動ロツドはその軸線方向へ移動し
ないため、後輪のアライメントは全く変化せず操
舵安定性は全く損なわれない。
また、本考案においては、前輪側ステアリング
リンク機構に連動して往復動される第1リンクの
動きが当該連結機構の構成部材であるベルクラン
クと第2リンクを介して作動ロツドに伝達するよ
うになつているため、当該連結機構の構成をシン
プルにできて、コンパクトに構成することができ
る。
〔実施例〕
以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は本考案に係る後輪操舵装置を備えた前
後輪操舵車を概略的に示していて、同車両におい
て前輪側ステアリングリンク機構10を構成する
ラツクバー11をステアリングホイールWSの操
作により左右方向へ変位されるもので、各前輪
WFに舵角を与えるナツクルアーム12にタイロ
ツド13を介して連結されている。また、第1図
〜第3図にて示すように、後輪側ステアリングリ
ンク機構20を構成する左右一対の作動ロツド
(リレーロツド)21は後述する連結機構Aにて
左右方向(軸線L1方向)へ変位されるもので、
各後輪WRに舵角を与えるナツクルアーム22に
タイロツド23を介して連結されている。ラツク
バー11と作動ロツド21とは、回転シヤフト3
0と連結機構Aを介して連結されている。
回転シヤフト30はメインシヤフト31、前後
一対の中間シヤフト32,33及びピニオンシヤ
フト34の4本のシヤフトに分割されており、メ
インシヤフト31は中間シヤフト32及びピニオ
ンシヤフト34を介してラツクバー11に連結さ
れている。このメインシヤフト31は車体に回転
可能に支持されていて、車体の前部から後方へ所
定長さ延びている。
連結機構Aは、第1図〜第4図にて示したよう
に、車体に組付けられるハウジング40と、これ
に組付けられる入力軸41、セクタギヤ42、ス
ライダ43、キヤリア44、駆動手段45と、キ
ヤリア44に組付けられるベルクランク46と、
ベルクランク46とスライダ43間に介装される
第1リンク47と、ベルクランク46と作動ロツ
ド21間に介装される第2リンク48によつて構
成されている。
入力軸41は、第3図にて示したように、軸受
51,51を介してハウジング40に回動可能に
組付けられていて、その軸上にはポールナツト4
1aが組付けられている。セクタギヤ42は、そ
の軸部42aにて図示しない軸受を介してハウジ
ング40に回動可能に組付けられていて、ボール
ナツト41aのラツク41bに噛合する円弧状歯
部42bとスライダ43の一側に設けたラツク4
3aに噛合する円弧状歯部42cを備えている。
スライダ43は、作動ロツド21の軸線L1に対
して直交して設けたハウジング40の内孔40a
内に軸方向へ摺動可能に組付けられている。
キヤリア44は、軸受53,54を介してハウ
ジング40に回動可能に組付けられていて、スラ
イダ43の軸線L2(作動ロツド21の軸線L1
に直交する線)回りに回動するようになつてい
る。また、キヤリア44は、その後端にギヤ44
aを備え、その前端に一対の支持部44bを備え
ている。駆動手段45は、キヤリア44のギヤ4
4aに噛合するピニオン45aと、これを正転・
停止・逆転させる電動モータ45bからなり、電
動モータ45bはその正転・停止・逆転が車速等
に応じて制御されるように構成されている。
ベルクランク46は、キヤリア44の支持部4
4bに軸受55を介して回動可能に組付けられて
いて、キヤリア45が図示状態(定状態)にある
とき作動ロツド21の軸線L1と一致する軸線L
3回りに回動するようになつている。また、ベル
クランク46は、第4図に示したように、第1ア
ーム46aと第2アーム46bを備えていて、第
1アーム46aは図示中立状態(中立状態とは前
輪側ステアリング機構10及び後輪側ステアリン
グ機構20が左右いずれにも操舵されていない状
態をいう)にて軸線L3に直交しかつ軸線L2に
対して所定の傾斜角で車両下方に延び、第2アー
ム46bは図示中立状態にて軸線L2に沿つて車
両前方に延びている。
第1リンク47は、その後端47aをボールジ
ヨイント61を介してスライダ43の軸心に連結
しまたその前端47bをボールジヨイント62を
介して第1アーム46aの先端に連結することに
より組付けられていて、図示中立状態にて両ボー
ルジヨイント61,62の連結点を結ぶ線L4と
ベルクランク46の回動中心とボールジヨイント
62の連結点を結ぶ線L5とのなす角が略90度と
なるようになつている。一方、第2リンク48
は、その中央部48aを軸受56を介してベルク
ランク46の第2アーム46bに軸方向へ摺動可
能に連結しまたその両端48b,48cをボール
ジヨイント63,64を介して作動ロツド21に
連結することにより組付けられていて、作動ロツ
ド21の連結点は図示状態にあるベルクランク4
6の回動軸線L3(軸線L1と一致している)上
に位置いている。
このように構成した本実施例においては、ステ
アリングホイールWSを操作すると、ラツクバー
11が左右方向へ変位して前輪WFが操舵され
る。この操舵時には、ラツクバー11によつて回
転シヤフト30が回転され、連結機構Aにおける
入力軸41が第2図の時計・反時計方向に回動す
る。
しかして、この入力軸41の回動時、キヤリア
44が図示状態にあつてベルクランク46の回動
軸線L3が作動ロツド21の軸線L1と一致して
おれば、前輪WFが右方又は左方のいずれかの方
向へ操舵されて入力軸41がいずれかの方向へ回
動されても、入力軸41の第2図図示時計方向
(又は反時計方向)への回動に伴なつてセクタギ
ヤ42が第3図図示反時計方向(又は時計方向)
へ回動され、スライダ43が前方(又は後方)へ
軸方向移動され、ベルクランク46が第4図図示
時計方向(又は反時計方向)へ回動されて、第2
リンク48が作動ロツド21との連結部(両ボー
ルジヨイント63,64)を頂点として円錐運動
するのみで左右方向へは移動せず、作動ロツド2
1はいずれの方向へも移動しない。したがつて、
このときには、前輪WFが操舵されても後輪WR
は操舵されない。
また、キヤリア44が駆動手段45によつて図
示実線の状態から第2図図示反時計方向へ90度回
動されていて、ベルクランク46の回動軸線L3
が作動ロツド21の軸線L1に対して90度傾斜し
ておれば、前輪WFが右方(又は左方)へ操舵さ
れることによりもたらされる入力軸41の第2図
図示時計方向(又は反時計方向)への回動に伴な
つてセクタギヤ42が第3図図示反時計方向(又
は時計方向)へ回動され、スライダ43が前方
(又は後方)へ移動され、ベルクランク46が第
3図図示反時計方向(又は時計方向)へ回動さ
れ、これが第2リンク48を介して作動ロツド2
1に伝わり、作動ロツド21がその軸線L1方向
の左方(又は右方)へ移動されて後輪WRが右方
(又は左方)へ操舵される。すなわち、後輪WR
の前輪WFに対する操舵方向が同相とされる。か
かる作動は、入力軸41において、ベルクランク
46の回動軸線L3が作動ロツド21の軸線L1
とキヤリア44の回動軸線L2を含む基準面(本
実施例においては両軸線L1,L2が同一面にあ
るためこの基準面に両軸線L1,L2が含まれる
が、一般的には、軸線L2を含んで軸線L1に平
行な面を基準面という)に対して一方へ傾斜して
おれば(換言すれば、車両上方からみて、ベルク
ランク46の第1アーム46aが車両右方へ傾斜
しておれば)、後輪WRの前輪WFに対する舵角比
に差が生じるものの、同様に得られる(後輪WR
の前輪WFに対する舵角比は、ベルクランク46
の回動軸線L3が作動ロツド21の軸線L1に対
して90度傾斜しているとき最大である)。
一方、キヤリア44が駆動手段45によつて図
示実線の状態から第2図図示時計方向へ90度回動
されていて、ベルクランク46の回動軸線L3が
作動ロツド21の軸線L1に対して90度傾斜して
おれば、前輪WFが右方(又は左方)へ操舵され
ることによりもたらされる入力軸41の第2図図
示時計方向(又は反時計方向)への回動に伴なつ
てセクタギヤ42が第3図図示反時計方向(又は
時計方向)へ回動され、スライダ43が前方(又
は後方)へ移動され、ベルクランク46が第3図
図示時計方向(又は反時計方向)へ回動され、こ
れが第2リンク48を介して作動ロツド21に伝
わり、作動ロツド21が軸線L1方向の右方(又
は左方)へ移動されてWRが左方(又は右方)へ
操舵される。すなわち、後輪WRの前輪WFに対
する操舵方向が逆相とされる。かかる作動は、入
力軸41の回動時において、ベルクランク46の
回動軸線L3が上述した基準面に対して他方へ傾
斜しておれば(換言すれは、車両上方からみて、
ベルクランク46の第1アーム46aが車両左方
へ傾斜しておれば)、後輪WRの前輪WFに対する
舵角比に差は生じるものの、同様に得られる(後
輪WRの前輪WFに対する舵角比は、ベルクラン
ク46の回動軸線L3が作動ロツド21の軸線L
1に対して90度傾斜しているとき最大である)。
ところで、本実施例においては、車速等に応じ
て制御される電動モータ45bによつてキヤリア
44がその軸線L2回りに回動されることによ
り、ベルクランク46の回動軸線L3の前記基準
面に対する傾斜方向及び角度が変化するため、後
輪WRの前輪WFに対する舵角比及び操舵方向が
車速等に応じて適宜変化する。
また、本実施例においては、図示中立状態にて
電動モータ45bによりキヤリア44がその軸線
L2回りに回動されることによつてベルクランク
46の回動軸線L3の前記基準面に対する傾斜方
向及び角度が変化され、このときにはベルクラン
ク46がキヤリア44と一体的に回動し第1リン
ク47がボールジヨイント61を頂点として円錐
運動するのみで第2リンク48は移動せず、作動
ロツド21はその軸線L1方向へ移動しないた
め、後輪WRのアライメントは全く変化せず操縦
安定性は全く損なわれない。
更に、本実施例においては、第2リンク48が
ベルクランク46の第2アーム46bに軸方向へ
摺動可能とされ、また中立状態にて両ボールジヨ
イント61,62の連結点を結ぶ線L4とベルク
ランク46の回動中心とボールジヨイント62の
連結点を結ぶ線L5とのなす角が略90度となるよ
うにしてあるため、第1リンク47が前方へ所定
量S移動することにより得られるベルクランク4
6の第2アーム46bの一方への回動量θと、第
1リンク47が前方へ所定量S移動することによ
り得られるベルクランク46の第2アーム46b
の他方への回動量θが同じである(第4図参照)。
したがつて、後輪側ステアリングリンク機構20
が操舵される場合において、入力軸41が一方へ
所定量回動されることにより得られる作動ロツド
21の一方への軸方向移動量と、入力軸41が他
方へ所定量回動されることにより得られる作動ロ
ツド21の他方への軸方向移動量を等しくするこ
とができる。
また、本実施例においては、前輪側ステアリン
グリンク機構10に連動して往復動される第1リ
ンク47の動きが当該連結機構Aの構成部材であ
るベルクランク46と第2リンク48を介して作
動ロツド21に伝達するようになつているため、
当該連結機構Aの構成をシンプルにできて、コン
パクトに構成することができる。
〔変形例〕
(1) 上記実施例においては、前輪側ステアリング
リンク機構10の動きを連結機構Aに伝える連
結部材として回転シヤフト30を採用するとと
もに、同回転シヤフト30の回転を第1リンク
47の後端47aの軸方向移動に変換するため
に入力軸41、セクタギヤ42、スライダ43
等を用いたが、回転シヤフト30に代て前輪側
ステアリングリンク機構10の動きに応じて往
復動するリンクを採用し、同リンクによつて第
1リンク47の後端47aを直接軸方向へ移動
させるようにすれば、上記した入力軸41、セ
クタギヤ42、スライダ43等を省略して本考
案を実施することもできる。
(2) また、上記実施例においては、後輪側ステア
リングリンク機構20の作動ロツドとして左右
一対の作動ロツド21を採用し、かつベルクラ
ンク46の第2アーム46bと作動ロツド21
を連結する第2リンクとして第2リンク48を
採用したが、第5図にて示したように、後輪側
ステアリングリンク機構20の作動ロツドとし
て左右に延びる一本の作動ロツド121を採用
し、かつ同作動ロツド121の一部から延出し
たアーム121aにピンジヨイント165を介
して連結されるとともにベルクランク146の
第2アーム146b先端にボールジヨイント1
66を介して連結される第2リンク148を採
用して本考案を実施することも可能である。ピ
ンジヨイント165は、一対のラジアル軸受1
65a,165bや一対のスラスト軸受165
c,165d等からなり、ベルクランク146
の軸線L3の延長線上にて第2リンク148の
軸線L3回りの回動を許容する。またこの変形
例においては、ベルクランク146等と作動ロ
ツド121の干渉を防ぐために、ベルクランク
146の回動軸線L3を作動ロツド121の軸
線L1から所定量偏位させる必要がある。
(3) 更に、上記実施例においては、後輪側ステア
リングリンク機構20の作動ロツドとして左右
一対の作動ロツド21を採用し、かつベルクラ
ンク46の第2アーム46bと作動ロツド21
を連結する第2リンクとして第2リンク48を
採用し、また中立状態にて両ボールジヨイント
61,62の連結点を結ぶ線L4とベルクラン
ク46の回動中心とボールジヨイント62の連
結点を結ぶ線L5とのなす角が略90度となるよ
うにして、中立状態から一方へ操舵されるとき
の作動ロツド21の軸方向移動量と他方へ操舵
されるときの作動ロツド21の軸方向移動量と
が同じになるようにしたが、上記した変形例(2)
のようにした実施例の場合には、第2リンクの
両端連結部を結ぶ線と軸線L2のなす角を考慮
して上記した各線L4,L5のなす角を決定し
て、中立状態から一方へ操舵されるときの作動
ロツドの軸方向移動量と他方へ操舵されるとき
の作動ロツドの軸方向移動量とが同じになるよ
うにすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る後輪操舵装置を備えた車
両の一例を概略的に示す平面図、第2図は第1図
に示した後輪側ステアリングリンク機構を示す拡
大背面図、第3図は第2図の−線に沿う拡大
断面図、第4図は第3図の−線に沿う部分破
断断面図、第5図は本考案の変形例の一つを示す
部分拡大断面図である。 符号の説明、10……前輪側ステアリングリン
ク機構、20……後輪側ステアリングリンク機
構、21……作動ロツド、30……回転シヤフト
(連結部材)、40……ハウジング、44……キヤ
リア、45……駆動手段、46……ベルクラン
ク、46a……第1アーム、46b……第2アー
ム、47……第1リンク、48……第2リンク、
L1……作動ロツドの軸線、L2……キヤリアの
回動軸線(第1回動軸線)、L3……ベルクラン
クの回動軸線(第2回動軸線)、WF……前輪、
WR……後輪、A……連結機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前輪側ステアリングリンク機構にその前端部を
    連結されて後方に延び前輪の操舵操作に応じて作
    動する連結部材と、この連結部材を後輪側ステア
    リングリンク機構の作動ロツドに連結し前記連結
    部材の作動に応じて前記作動ロツドをその軸線方
    向へ変位させて後輪を操舵する連結機構を備えて
    なる前後輪操舵車の後輪操舵装置において、前記
    連結機構を、車体に組付けられるハウジングに組
    付けられて前記作動ロツドの軸線方向に対して直
    交する第1回動軸線回りに回動可能なキヤリア
    と、前記ハウジングに組付けられて前記キヤリア
    を前記第1回動軸線回りに回動させる駆動手段
    と、第1アームと第2アームを備えて前記キヤリ
    アに組付けられ同キヤリアが定状態にあるとき前
    記第1回動軸線を通りかつ前記作動ロツドの軸線
    に平行な第2回動軸線回りに回動可能で中立状態
    にて第1アームが前記第2回動軸線に直交しかつ
    前記第1回動軸線に対して所定の傾斜角で延出し
    また第2アームが前記第1回動軸線と同軸的に延
    出するベルクランクと、このベルクランクの前記
    第1アームの先端部に連結されるとともに前記連
    結部材の後端部に連結されて同連結部材との連結
    部を前記第1回動軸線に沿つて往動又は復動され
    る第1リンクと、前記ベルクランクの前記第2ア
    ームの先端部に連結されるとともに前記作動ロツ
    ドに連結されて前記キヤリアが定状態にあるとき
    同作動ロツドとの連結部を前記第2回動軸線上に
    位置させてなる第2リンクとにより構成したこと
    を特徴とする前後輪操舵車の後輪操舵装置。
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