JPH0350373Y2 - - Google Patents

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JPH0350373Y2
JPH0350373Y2 JP1151884U JP1151884U JPH0350373Y2 JP H0350373 Y2 JPH0350373 Y2 JP H0350373Y2 JP 1151884 U JP1151884 U JP 1151884U JP 1151884 U JP1151884 U JP 1151884U JP H0350373 Y2 JPH0350373 Y2 JP H0350373Y2
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JP
Japan
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heat
heat exchanger
condenser
generator
absorber
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JP1151884U
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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 この考案は吸収冷凍機に係り、特に有効に熱回
収のできる吸収冷凍機に関する。
〔考案の背景〕
従来のこの種の吸収冷凍機は、第1図に示すよ
うな冷凍サイクルを有している。この冷凍サイク
ルについて以下に説明する。1は発生器であり、
この発生器は54%の稀溶液をバーナー2で加熱
し、高温蒸気と58%濃溶液とに分離する。このよ
うに分離された高温蒸気は、凝縮器3内の凝縮器
コイル4で冷却され凝縮熱を放出して液冷媒とな
る。この液冷媒は、減圧弁としてのキヤピラリー
5を経て蒸発器6において蒸発器コイル7の内部
を流れる冷水より熱を奪うことにより蒸発して蒸
気冷媒となり、さらに吸収器8に至る。一方、発
生器1で分離した前記濃溶液は、熱交換器9を経
て吸収器8に至り、ここで蒸発器6からの前記蒸
発気冷媒を吸収する。この際発生する吸収熱は、
吸収器コイル10上に前記濃溶液を流下させるこ
とにより冷却水に奪われる。濃溶液は蒸気冷媒を
吸収して稀溶液となり、熱交換9を経て発生器1
に至り吸収冷凍サイクルが形成される。
なお、蒸発器コイル7内を流れる冷水は、蒸発
器6で熱を奪われてより低温の冷水となつた後、
空調空間に設けられた空調器で室内を冷房するこ
とにより熱を得て、再び蒸発器6に戻る。また、
吸収器コイル10および凝縮コイル4内を流れる
冷却水は、この両コイルを通過する際に熱を得
て、これを図示しない冷却塔で大気中に放散した
後、再び冷凍機に戻る。
以上より明らかなように吸収冷凍機は蒸発器6
および発生器1で熱を得て、これを吸収器8およ
び凝縮器3を通過する冷却水を介して冷却塔で大
気中に放散している。この冷却塔での放散温度レ
ベルは、通常、大略40〜50℃程度であり、一方市
水が一般に5〜15℃であるため、市水をまず冷却
水で予熱した後ボイラーに給水すればボイラーで
の加熱量が減少しエネルギー回収ができエネルギ
ー節約効果は大きい。上記従来の冷凍機の場合予
熱コイル11を凝縮器3内に設け、この予熱コイ
ル11で凝縮器3内の蒸気冷媒を凝縮させ予熱さ
せている。しかしながら、このような従来の冷凍
機にあつては、予熱コイル11は凝縮器3内の凝
縮熱の一部を回収するにとどまり、吸収器8での
熱回収がまつたくできず、熱回収量が小さいとい
う欠点があつた。また凝縮器3と吸収器8との内
部双方に予熱コイルを設ければ双方より熱回収が
図れるものの、機器本体が大型化してしまうとい
う不都合があつた。
〔考案の目的〕
この考案は上記の点に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、熱回収効率を高めた吸収冷凍機
を提供することにある。
〔考案の概要〕
この考案は、上記目的を達成するため、吸収冷
凍機の凝縮器及び吸収器の双方に熱交換器を設
け、該双方の熱交換器のうち少なくとも一方を2
重管の内管内部に熱回収流体を流せるようにした
ことを特徴とするものである。
〔考案の実施例〕
以下この考案を図面に基づいて説明する。
第2図は、この考案に係る吸収冷凍機の一実施
例を示す系統図である。第2図に示す実施例にお
いて第1図に示す吸収冷凍機と同一構成要素には
同一の符号を付してその冷凍サイクルの説明を省
略する。
第2図に示す実施例が第1図に示す冷凍機と異
なるところは、凝縮器3内の凝縮器コイル20お
よび吸収器8内の吸収器コイル21を、いずれも
第3図に示すような外管31と内管32よりなる
2重管コイル30で形成してあり、その外管31
と内管32との間の空間33に冷却水を流し、内
管32内の空間34に予熱すべき流体としての市
水を流すようにした点にある。
したがつて第2図において、冷却水は冷却水入
口15より吸収器コイル21および凝縮器コイル
20を進行して冷却水出口16よりでる間に冷凍
機より熱を奪うが、同時に内管32の空間34内
を流れる市水は市水入口17より入り冷却水から
熱を奪う。すなわち、内管32の空間34内を流
れる市水は吸収熱と凝縮熱の双方の一部を冷却水
を介して回収することができる。
なお、第2図に示す実施例では、給湯予熱のた
めの2重管30で形成した熱回収用熱交換器とし
てのコイルは、吸収器コイル21および凝縮器コ
イル20の双方に設けてあるが、必ずしも両コイ
ルを2重管にする必要がなく、いずれか片方のみ
2重管30で形成した該コイルとし、他方を通常
の熱交換器としても熱回収がはかれることはいう
までもない。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、この考案によれば、
吸収器で発生する吸収熱および凝縮器で発生する
凝縮熱の双方から熱回収することができるように
したので、熱回収量が、大きく、しかも、熱回収
用の熱交換器の少なくとも一方を2重管としたの
で、冷凍機本体を小型化できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の給湯予熱回路が設けられた吸収
冷凍機を示す系統図、第2図はこの考案に係る2
重管冷却コイルを用いた熱回収用熱交換器を設け
た吸収冷凍機を示す系統図、第3図はこの考案の
実施例に用いる2重管を示す断面図である。 1……再生器、3……凝縮器、4……凝縮器コ
イル、6……蒸発器、8……吸収器、10……吸
収器コイル、11……予熱コイル、20……凝縮
器コイル、21……吸収器コイル、30……2重
管、31……外管、32……内管、33……空
間、34……空間、15……冷却水入口、16…
…冷却水出口、17……市水入口、18……市水
出口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 稀溶液を加熱し高温蒸気と濃溶液に分離する
    発生器と、該発生器からの高温蒸気冷媒を凝縮
    して液冷媒とする凝縮器と、該凝縮器からの液
    冷媒を減圧弁を介して蒸発させる蒸発器と、該
    蒸発器で蒸発した蒸気冷媒を、該発生器で分離
    され熱交換器を介して導入した濃溶液に吸収さ
    せて稀溶液とし、該稀溶液を該熱交換器を介し
    て該発生器に送る吸収器とを備え、これらが循
    環系を形成している吸収冷凍機において、前記
    凝縮器と前記吸収器との内部に熱回収用熱交換
    器を設け、前記熱回収用熱交換器は少なくとも
    一方を2重管で構成してなりかつ該2重管に冷
    却用流体をも流すようにしたことを特徴とする
    吸収冷凍機。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記熱回収用熱交換器の2重管は、その外管と内
    管との空間に冷却用流体を、その内管の内部空
    間に熱回収用流体を流すようにしたことを特徴
    とする吸収冷凍機。
JP1151884U 1984-01-30 1984-01-30 吸収冷凍機 Granted JPS60123568U (ja)

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JP1151884U JPS60123568U (ja) 1984-01-30 1984-01-30 吸収冷凍機

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JPS60123568U JPS60123568U (ja) 1985-08-20
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