JPH0350071Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0350071Y2
JPH0350071Y2 JP1984179735U JP17973584U JPH0350071Y2 JP H0350071 Y2 JPH0350071 Y2 JP H0350071Y2 JP 1984179735 U JP1984179735 U JP 1984179735U JP 17973584 U JP17973584 U JP 17973584U JP H0350071 Y2 JPH0350071 Y2 JP H0350071Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wide
bag
hook
warp threads
width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984179735U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61117186U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984179735U priority Critical patent/JPH0350071Y2/ja
Publication of JPS61117186U publication Critical patent/JPS61117186U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0350071Y2 publication Critical patent/JPH0350071Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、粉粒物、鉱石、農産物等を大量輸送
又は保管等のためのフレキシブルコンテーに属す
る大形通袋に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の大形通袋のワンウエーバツグ等
にあつては、それに取付けられたフツク付き吊り
バンドは5〜8cmと袋体に対して幅狭のもので、
その袋体に対する取付けも格別に配慮されていな
かつた。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のようにフツク付き吊りバンドが、袋体に
対して幅狭のものであると、フオーークリフト又
はクレーン等での吊り上げ下ろしに際し、その揚
程リーチが長くなり、またその際の衝撃、積重ね
による圧力等で必ずしも荷姿は安定せず、内容物
の重量による袋体の膨らみで荷擦れ等を起こし易
いという欠点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記のような欠点を解決すべく、大
形通袋の袋体を構成するシート基布の原反に、縦
方向に等間隔で向幅の強化組織部を設けたポリオ
レフイン系樹脂製のフラツトヤーンクロスを用
い、このシート基布をもつて袋体を構成するに当
り、広幅強化組織部が袋体の胴部の各面の中央部
にあるようにするとともに、この広幅強化組織部
の幅が胴部面の少なくとも1/3以上にして、この
広幅強化組織部の上方部には、フツク部が胴部の
上端縁より突出するようにフツク付きの広幅バン
ドを縫着するとともに、内容物が袋体の胴部内に
充満したとき、フツク部に挿通した吊りロープが
緊張状態にあるように緊結した構成としている。
ここに、広幅強化組織部とは、縦糸のみを他の
部分より多く打込むか、縦糸のみを他の部分より
太くするか、縦糸に異形状の太いものを打込む
か、縦糸のみを太さの異なるものを交互に打込む
かした織物構成をいうものである。
そして、このような構成にすることにより、フ
オークリフト、クレーン等による揚程リーチをよ
り短くして、その吊り応力で荷姿の安定性を保
ち、もつて大量輸送、保管時等の荷役作業の安全
性を確保すると共に、資材の節約と縫製の合理化
により経済性を高めるようにしている。
(実施例) 従来のワンウエーバツグは、ベルト吊りの場
合、ベルト自体がポリオレフインでもナイロンで
も、必要とする吊り代に対して実測の結果70〜80
cm伸度を伴う揚程リーチがあり、ロープ吊りの場
合は、2本吊りでも、1本吊りの巾着の絞りでも
50〜60cmの揚程リーチがあるが、本考案の場合
は、実測の結果、従来のものの約1/2以下の20〜
40cmにとどめることができるようになつた。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図に示すような投入口付きタイプの大形通
袋Aにおいても、又第2図に示すような投入口が
オープン形タイプの大形通袋Bにおいても、その
袋体a及びa′を構成する第3図に示すような平
織、エンドレス織の原反sは、ポリプロピレン、
ポリエチレン等のポリオレフイン系樹脂製のフラ
ツトヤーンから織成されたものである。
そして、この原反sには、縦方向に等間隔で広
幅強化組織部1が設けられている。
先ず、投入口付きタイプの大形通袋Aについて
説明する。
このような原反sをシート基布として袋体aを
構成したとき、この縦方向の広幅強化組織部1
が、その4角筒状の胴部2の各面の中央部にくる
ようにする。このとき広幅強化組織部1の幅は胴
部2の各面の幅の少なくとも1/3以上となつてい
る。例えば、袋体aは、その大きさが約90cm角で
その高さが約120cmであり、広幅強化組織部1は、
その幅が30〜60cmであつて、この部分には、その
上方部分に、フツク3付きの広幅の吊りバンドb
が外側面より縫着されている。
図示されていないが、表面に印刷の関係上、又
は商品価値を高めるためにフツク付き広幅の吊り
バンドは内側に縫着してもよい。
この広幅の吊りバンドbの幅は、広幅強化組織
部1の幅より若干狭く、縫着部分の長さは、上方
より30〜50cm位であり、この範囲の縫着で、吊り
下げの重量に充分耐え得るものであるが、特に限
定するものではない。胴部2の上部周辺部には、
投入口4の付いた蓋体5が縫着されており、その
投入口4には締紐6が取付けられている。
また広幅の吊りバンドbのフツク3には、吊り
ロープcが挿通されて端部で緊結されているが、
この吊りロープcは内容物が袋体aの胴体2に充
満したとき、緊張状態にあるようになつている。
袋体aの下底は図示されていないが、袋体a内
より内容物を取出すために、投入口4と同様の排
出口の付いた底面部が、胴部2の下辺に縫着され
ている。
原反sのシート基布は、袋体aを構成するため
に、その端部が互いに継ぎ合わされるが、その部
分は、フツク付き吊りバンドbの縫着で補強され
ている。
また、投入口がオープンタイプの大形通袋Bに
ついて説明すると、これは、袋体a′がエンドレス
織りのシート基布から構成され、投入口4′は胴
体2′からそのまま延長されており、図示されて
はいないが、下底における排出口は投入口と同様
のものである。
フツク3′付き吊りバンドb′、吊りロープc′は
投入口付きタイプの大形通袋Aと同様であり、符
号6′は投入口4′の締紐である。
次に、袋体a及びa′のシート基布となる原反s
の広幅強化組織部1について説明する。
従来の袋体のシート基布となる原反は、例えば
ポリプロピレンの場合は、1500Drであれば、一
般的に縦15本/吋×横15本/吋の打込みで構成す
るか、又はポリエチレンの場合は、1700Drで 15本/吋×15本/吋の打込みで構成するのが標
準と見做されているが、本考案における広幅強化
組織部1についての具体例は次のようなものであ
る。
ポリプロピレンの原糸を使用した場合、 1 広幅強化組織部の縦糸のみを増糸する。
1500Dr縦18本/吋×横15本/吋 2 広幅強化組織部の縦糸のDrのみを大きくす
る。
2000Dr縦15本/吋×1500Dr横15本/吋 3 広幅強化組織部の縦糸に異質の原糸を使用
し、横糸にポリプロピレンのフラツトヤーンを
使用する。
ダンランタイプ(ポリプロピレンモノフイラ
メントの異形状のもの) 3000Dr縦12本/吋×フラツトヤーン 1500Dr横15本/吋 4 広幅強化組織部の縦糸のみをポリプロピレン
のモノフイラメント原糸1500Drと2000Drとを
1本おきか、または適宜に交互配列し、これに
横糸1500Drフラツトヤーンと15本/吋などを
打込んで織成する。
なお、広幅強化組織部の縦糸の補強糸として
は、シート基布の原反と異なる、例えばナイロ
ン等であつてもよい。
(考案の効果) 本考案は、ポリオレフイン系樹脂製のフラツト
ヤーンクロスの原反のシート基布をもつて構成し
た袋体に対し、その胴部の各面中央部にある広幅
強化組織部の幅が、胴面部の幅の少なくとも1/3
以上であるようにするとともに、この広幅強化組
織部の上方部に、フツク部が胴部の上端縁より突
出するようにフツク付きの広幅バンドを縫着した
から、比較的簡単な構成にもかかわらず、広幅強
化組織部とフツク付き広幅バンドとが、一体化状
態となつて袋体全体が剛性状を帯びて自立性を有
することになり、これによつて、内容物の充填操
作時においてなんら補助具を必要とすることな
く、操作することができるようになり、しかも、
内容物を充填しない不使用時にあつては、これを
広幅強化組織部以外のところより折畳むことがで
きるから、通袋の保管あるいは輸送時には嵩張ら
ず、いずれの場合にあつても、その取扱いがし易
くなる。
また、広幅バンドのフツク部に挿通した吊りロ
ープが、内容物を袋体に充満したとき、緊張状態
にあるように緊結してあるから、内容物を袋体内
に充填して投入口を締括り、フオークリフトを吊
りロープに差し込んで吊り上げると、剛性状を帯
びた広幅の強化組織部及びフツク付きバンドによ
つて袋体内の内容物は各強化組織部間方向に押し
やられて全体として角筒状を呈するようになると
ともに、上表面層が平らに均されて全体として角
筒状の荷姿がよくなり、これがため広幅強化組織
部に縫着したフツク付き広幅バンドによる揚程リ
ーチの大幅な短縮と相俟つて、これを運搬し、あ
るいは積上げ保管するような場合において、その
吊り上げての移動、あるいは段積みの作業が安全
にして極めてし易く、デツドスペースが少なくな
るとともに、荷崩れを生ずることがなくなる。
さらに、フツク付き広幅バンドのフツク部に
は、吊りロープを挿通して緊結しているから、フ
オークリフトのフオークを4方向より差し込むこ
とができ、フツク部は4個所であるにもかかわら
ず広幅のため、吊り部は実質的に8点吊りの効果
を発揮して安定性があり、袋体のシート基布とし
てポリオレフイン系樹脂製のフラツトヤーンクロ
スの原反を使用しているから、内容物の点検のた
めの器具の突き刺しと、胴部の荷擦れに対して強
く、その上広幅バンドをフツク部が胴部の上端縁
より突出するように縫着したものであるから、吊
りバンドを短縮化することができて、資材の節約
とともに縫製の合理化を図ることができ、ポリオ
レフイン系樹脂製のフラツトヤーンクロスの原反
をシート基布とすることと相俟つて製品の低廉化
に多いに寄与することができる。
本考案は、以上述べたように、袋体の基布の材
料、胴体における広幅の強化組織部及びフツク付
き広幅バンド、フツク部に挿通した吊りロープ等
が両々相俟つて、簡単な構成にもかかわらず、袋
体に対する内用物の充填前の操作、充填後の運
搬、段積み等における操作上、格別な効果を奏
し、作業上の安全性と安定化、コストの合理化に
役立つものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の大形通袋にかかるもので、第1
図は投入口付きタイプの大形通袋の斜視図、第2
図は投入口がオープン形タイプの大形通袋の斜視
図、第3図は袋体を構成するシート基布の原反の
一部平面図、第4図は原反の一部組織の拡大図、
第5図は第1図の大形通袋に内容物を充填し、フ
オークリフトを差込んだときの斜視図、第6図は
第2図の大形通袋の内容物を充填したときの斜視
図である。 符号A……投入口付きタイプの大形通袋、B…
…投入口がオープンタイプの大形通袋、a,a′…
…袋体、b,b′……フツク付き広幅吊りバンド、
c,c′……吊りロープ、s……原反、1……広幅
強化組織部、2,2′……胴部、3,3′……フツ
ク、4,4′……投入口、5……蓋体、6,6′…
…締紐。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 縦方向に等間隔の広幅強化組織部を設けたポ
    リオレフイン系樹脂製のフラツトヤーンクロス
    の原反をシート基布とし、これをもつて、上記
    の広幅強化組織部が袋体を構成する胴部の各面
    の中央部にあるようにするとともに、広幅強化
    組織部の幅が胴部面の少なくとも1/3以上にし
    て、この広幅強化組織部の上方部には、フツク
    部が胴部の上端縁より突出するようにフツク付
    きの広幅バンドを縫着するとともに、内容物が
    袋体の胴部内に充満したとき、フツク部に挿通
    した吊りロープが緊張状態にあるよう緊結して
    なる大形通袋。 (2) 縦方向の広幅強化組織部は、縦糸のみを他の
    部分より多く切込むか、縦糸のみを他の部分よ
    り太くするか、縦糸に異形状の太いものを打込
    むか、縦糸のみを太さの異なるものを交互に打
    込むかして構成されている実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の大形通袋。
JP1984179735U 1984-11-27 1984-11-27 Expired JPH0350071Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984179735U JPH0350071Y2 (ja) 1984-11-27 1984-11-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984179735U JPH0350071Y2 (ja) 1984-11-27 1984-11-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61117186U JPS61117186U (ja) 1986-07-24
JPH0350071Y2 true JPH0350071Y2 (ja) 1991-10-25

Family

ID=30737301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984179735U Expired JPH0350071Y2 (ja) 1984-11-27 1984-11-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0350071Y2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0285186A (ja) * 1988-09-19 1990-03-26 Shinwa Kagaku Kogyo Kk 大形容器
JP3254797B2 (ja) * 1993-02-26 2002-02-12 キヤノン株式会社 2次結像式ファインダー光学系
JP6426588B2 (ja) * 2015-11-20 2018-11-21 株式会社テザック 三叉ラッシング装置、三叉ラッシング方法および三叉ラッシング装置を用いた固縛構造
JP6604698B2 (ja) * 2016-01-23 2019-11-13 日豊製袋工業株式会社 直方体フレコンバック
JP6822795B2 (ja) * 2016-07-19 2021-01-27 日本マタイ株式会社 フレキシブルコンテナ
JP7112291B2 (ja) * 2018-09-05 2022-08-03 太陽工業株式会社 底開きコンテナおよびその移送方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5389578A (en) * 1977-01-10 1978-08-07 Miller Weblift Ltd Flexible bag and method of producing same

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50143938U (ja) * 1974-05-13 1975-11-27

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5389578A (en) * 1977-01-10 1978-08-07 Miller Weblift Ltd Flexible bag and method of producing same

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61117186U (ja) 1986-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950000585B1 (ko) 화물용 자루 및 그의 형성방법
KR100188806B1 (ko) 벌크 화물 운반용 포대
US4521911A (en) Bulk container
US4499599A (en) Stackable flexible bulk container
JPH0220499B2 (ja)
KR101922377B1 (ko) 배플 타입 컨테이너 백
EP2785616B1 (en) Container system comprising a "big bag", a support and a rope
US5785175A (en) Flexible bulk bag with improved base
GB2036691A (en) Flexible skip
JPH0350071Y2 (ja)
JP2012121632A (ja) フレキシブルコンテナバッグ
US6447165B1 (en) Shipping container that can be stiffened
EP0050845B1 (en) Flexible container having four lifting loops
AU2009100871A4 (en) Bulk bag
GB1581438A (en) Containers
GB2130172A (en) Flexible bulk container
SK278368B6 (en) Flexible container
GB1590943A (en) Containers
JPS6231432Y2 (ja)
JPH0239996Y2 (ja)
JPS6223741Y2 (ja)
KR100875255B1 (ko) 유동성 벌크물질 컨테이너
JP3100141U (ja) フレキシブルコンテナ
GB2277730A (en) A sack comprising sheets formed from flattened tubes of circularly woven fabric
GB2094756A (en) Bulk containers