JPH0350057Y2 - - Google Patents

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JPH0350057Y2
JPH0350057Y2 JP1984020171U JP2017184U JPH0350057Y2 JP H0350057 Y2 JPH0350057 Y2 JP H0350057Y2 JP 1984020171 U JP1984020171 U JP 1984020171U JP 2017184 U JP2017184 U JP 2017184U JP H0350057 Y2 JPH0350057 Y2 JP H0350057Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は包装用緩衝材に関し、特に瓶を複数
本まとめて外装ケースに収納する際に、個々の瓶
を隔離して緩衝性良好に保護できるものを提供し
ようとしている。
従来、清涼飲料水等のガラス瓶を半ダース等の
複数本まとめて包装するには、紙製のカートンボ
ツクスに同じく紙製の中仕切り板を設けて、各瓶
を隔離して収納したり、硬質の合成樹脂等からな
り、中仕切りを一体形成した成形ケースに収納し
ていた。
しかし、上記従来の包装では瓶に対する緩衝性
に劣り、また輸送時等の振動によつて瓶がガタつ
き、騒音が発生する問題もあつた。
そこで、上記問題を解決するため、発泡ポリス
チレンシート等からなる緩衝仕切り材を使用する
ことが提案されており、例えば、実公昭49−
29988号に開示されている。
上記先行技術は、2つ折りにした板状の緩衝材
の外面に瓶の外形に沿つた凹凸形状を形成してお
き、左右2列に並べた瓶列の中間に上記緩衝材を
挿入して、瓶を保護するものである。
しかし、上記緩衝材では、瓶の胴部側面のうち
中央側の半円部分のみしか緩衝材に当接せず、瓶
の底面や胴部の外側半円部分は完全に露出したま
まで、直接外装ケースと接触している。そのた
め、瓶同士の衝突による破損に対しては緩衝材に
て保護できても、輸送中に加わる外力や衝撃に対
する保護性能は不充分であり、特に比較的薄くて
壊れ易い清涼飲料水等の小型のガラス瓶の場合に
は問題があり、一層の改善が望まれていた。
そこで、この考案においては、上記シート製の
中仕切り緩衝材を改良し、瓶等の収納物に対する
緩衝保護性能を一層高めた緩衝材を提供するもの
であり、その構成としては、全体が略平板状をな
し、左右の内側板を、互いに対向できるよう、幅
の狭い上面板を間に介して折曲自在に連設し、両
内側板の外端には各々底面板および外側板を順次
連設し、内側板と底面板および外側板とが内側板
外方でコ字状になるよう折曲自在に形成し、内側
板の外面には瓶等の収納物の外形に沿つて当接可
能な凸状部を、左右の内側板で対称に複数列形成
し、さらに、両内側板の裏面には、組立時に互い
に当接する支持用凸部を、左右の内側板で互いに
一致する位置に形成していることを特徴としてい
る。
次いで、この考案の実施態様について、図を参
照しながら以下に例示する。
第1図〜第4図は展開状態の緩衝材1を表して
おり、緩衝材1は全体が矩形の略平板状をなし、
発泡ポリスチレンシート等にて成形されている。
そして、左右2枚の矩形状をなす内側板10,2
0が、中央に幅の狭い帯状の上面板30を介して
一体に連設されてあり、上面板30と両内側板1
0,20との連設個所の裏面には、各々V字状の
折曲溝40が形成されてあり、左右の内側板1
0,20を上面板30と直角に内側板10,20
同士が互いに平行に対向するよう折曲自在になつ
ている。
さらに左右の内側板10,20の外端には各々
底面板50,60および外側板70,80が順次
連設されている。上記各内側板10,20と底面
板50,60との連設個所、および底面板50,
60と外側板70,80との連設個所には、各々
緩衝材1の上面側にV字状の折曲溝90が形成さ
れている。そして、片側の1組の内側板10、底
面板50および外側板70にてコ字状をなすよう
折曲自在になつており、他方側の1組の内側板2
0、底面板60および外側板80についても同様
である。
従つて、緩衝材1全体としては、上面板30を
中央にして、左右に2組のコ字状の収納部分が構
成できるようになつている。
なお、折曲溝40および折曲溝90としては、
両側の各板を略直角に折曲できれば、V字状のほ
か、直線状あるいはU字状の溝でもよく、また他
部分より厚みを減じた薄肉部を形成してもよい。
さらに1個所の連設個所に形成する折曲溝40ま
たは90の本数も、1本のみのほか、2本また
は、3本等の複数本で実施することもできる。
次に内側板10,20の上面には、収納する瓶
B等の胴部分の外形状のうち、半円部分のみに略
沿つた弧状の曲面側壁を有する凸状部11,21
が、内側板10,20の短手方向に沿つて膨出形
成されている。また凸状部11,21は内側板1
0,20の短手方向端部から上方へかけてテーパ
ー状に狭くなるよう形成されている。
そして、上記凸状部11,21は、内側板1
0,20の長手方向に沿つて複数本(図では4
本)を一定間隔毎に列設してあり、2本の隣接す
る凸状部11,21の中間に瓶Bを挿入して使用
する。従つて、内側板10,20の両端の凸状部
11,21については、内側壁のみを弧状に形成
すればよい。
さらに、内側板10,20のうち凸状部11,
21の中間には、矩形台状に裏面側に突出する支
持用凸部12,22が形成されている。支持用凸
部12,22は、左右の内側板10,20が相対
向するよう折曲組立したときに、両側の凸部1
2,22が丁度当接するよう互いに一致する位置
に、丁度当接する高さに形成されている。
次に、底面板50,60の上面には、瓶B等の
底部側面形状に略沿つた、平面形が弧状をなす側
壁を有する、比較的低い凸状部51,61が形成
されている。但し、底面板50,60の両端の凸
状部51,61については、片側側壁のみを弧状
に形成しておけばよい。また底面板50,60の
凸状部51,61の中央には、瓶B等の底面凹部
に沿つた円盤状の平たい凸状部52,62が形成
されている。
次に、外側板70,80には内側板10,20
と対称に、上面には凸状部71,81また裏面に
は支持用凸部72,82が形成されている。
以上のような緩衝材1を形成する素材として
は、ポリスチレン等の各種熱可塑性樹脂からなる
発泡シートが緩衝性や軽量性の点で好適であり、
上記発泡シートに熱可塑性樹脂の非発泡フイルム
が積層された複層シートも使用できる。また、熱
可塑性樹脂の非発泡シートやパルプモールド品な
どの各種シート材料からなる成形品で実施するこ
とも可能である。
次に、上記緩衝材1の使用方法としては、第5
図および第6図に示しており、まず展開状態の緩
衝材1を、上面板30の左右で内側板10,20
が平行に相対向するよう折曲し、さらに底面板5
0,60および外側板70,80を順次コ字状に
折曲する。そして内側板10,20の凸状部1
1,21、底面板50,60の凸状部51,6
1,52,62および外側板70,80の凸状部
71,81で囲まれる収納空間に、各々瓶Bが1
個づつ挿入される。従つて瓶Bは側壁全体および
底面を緩衝材1に当接させて収納保護されること
になる。
そして、瓶Bを収納した緩衝材1は、カートン
ボツクスや段ボール箱あるいは硬質の合成樹脂成
形容器などからなる外装ケースCに収容されて、
輸送保管に供される。なお、このとき外側板7
0,80の支持用凸部72,82が外装ケースC
の内側壁に当接し、瓶Bと外装ケースCとの間に
隙間があくようになつており、外力の影響が直接
瓶Bに伝わり難くして、緩衝性を高めている。
以上に述べた緩衝材1においては、左右の内側
板10,20を、上面板30と折曲溝40とから
なる構造によつて連設することで、左右の内側板
10,20を上面板30の幅だけ隔離できるとと
もに、内側板10,20に形成した支持用凸部1
2,22同士の当接によつて緩衝材1全体の形状
を維持することで、左右に収納した瓶Bを確実に
隔離できるので、瓶B同士が衝突したり悪影響を
与えず、緩衝性良好に収納できて好適である。
なお、凸部12,22は、円形その他の形状で
実施してもよく、1個所の凸部12,22を複数
個に分割して形成しておいてもよい。
上記内側板10,20の支持用凸部12,22
と対称になる外側板70,80の支持用凸部7
2,82についても、前記したように緩衝保護性
の向上に有効であるが、削除したり形状を変更す
ることもできる。
次に、底面板50,60の凸状部51,61,
52,62または外側板70,80の凸状部7
1,81のうち、一部または全部を省略しても、
内側板10,20の凸状部11,21があれば瓶
Bの位置止定は果せ、充分使用可能である(第7
図参照)。
さらに、外側板70,80については、内側板
10,20と同じ高さまで形成しておけば、緩衝
保護性能は最も良好になるが、内側板10,20
の途中までの高さであつても、瓶Bの位置止定お
よび緩衝保護は果せる。この場合、外側板70,
80に形成する凸状部71,81は上半分が切除
された半分形状のものになる(第8図参照)。
この考案の緩衝材1は清涼飲料水やビールある
いは各種薬品等を収容する比較的小型のガラス瓶
Bの包装用に使用するのが最も効果的であるが、
より大型のガラス瓶Bあるいは合成樹脂や陶磁器
製の瓶、さらには上記壊れ易い素材からなる各種
の筒状製品や傷つきを嫌う金属製品等の収納保護
用としても使用できるものである。
以上に述べたこの考案の緩衝材1によれば、瓶
B等の収納物をコ字状に折曲した内側板10,2
0、底面板50,60および外側板70,80
で、3面から当接して収納保護するものであるか
ら、従来のように内側板10,20のみで瓶B等
の片面側からのみ当接して収納保護するものに比
べ、はるかに緩衝保護性能が向上する。即ち、外
装ケースCに加わる衝撃や振動等の外力が、直接
瓶Bに作用せず、緩衝材1の底面板50,60や
外側板70,80で吸収されるため、外力に対す
る保護性能は非常に優れたものになる。従つて、
肉厚の薄い小型の瓶Bや壊れ易い物品など、外力
の影響を受け易い物品の収納には特に好適とな
る。
また、瓶Bが移動したりガタつく問題も、3面
を緩衝材1に当接して動きを規制しているため、
瓶Bを確実に位置止定でき、振動や騒音の防止の
ためにも、大きな効果を発揮する。
しかも、左右の内側板10,20を、上面板3
0と折曲溝40とからなる構造によつて連設し
て、左右の内側板10,20を上面板30の幅だ
け隔離するとともに、内側板10,20に形成し
た支持用凸部12,22同士の当接によつて、左
右に収納した瓶Bを確実に隔離できるので、瓶B
同士が衝突したり悪影響を与えず、緩衝性良好に
収納できる。
さらに、緩衝材1は内側板10,20、底面板
50,60および外側板70,80等を全て一体
に連設し、ヒンジ部となる折曲溝40や折曲溝9
0の作用にて折曲組立して使用するので、展開状
態で容易に成形製造できるとともに、緩衝材1の
みでの輸送保管時には、展開状態の緩衝材1を多
数重ね合せてコンパクトに保管および輸送でき
る。また使用時には折曲組立するだけで簡単に使
用に供することができ、取扱いが容易である等、
種々の優れた実用的価値を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施態様を例示するものであ
り、第1図は展開状態の平面図、第2図は一部切
欠正面図、第3図は一部切欠右側面図、第4図は
第1図−線断面図、第5図は使用状態の一部
切欠平面図、第6図は一部切欠側面図、第7図お
よび第8図は夫々別の変更例の一部切欠側面図で
ある。 1……緩衝材、10,20……内側板、11,
21……凸状部、12,22……支持用凸部、3
0……上面板、40……折曲溝、50,60……
底面板、51,61,52,62……凸状部、7
0,80……外側板、71,81……凸状部、7
2,82……支持用凸部、90……折曲溝、B…
…瓶、C……外装ケース。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 全体が略平板状をなし、左右の内側板を、互
    いに対向できるよう、幅の狭い上面板を間に介
    して折曲自在に連設し、両内側板の外端には
    各々底面板および外側板を順次連設し、内側板
    と底面板および外側板とが内側板外方でコ字状
    になるよう折曲自在に形成し、内側板の外面に
    は瓶等の収納物の外形に沿つて当接可能な凸状
    部を、左右の内側板で対称に複数列形成し、さ
    らに、両内側板の裏面には、組立時に互いに当
    接する支持用凸部を、左右の内側板で互いに一
    致する位置に形成していることを特徴とする包
    装用緩衝材。 2 上面板と内側板との連設箇所の裏面に折曲溝
    を形成している上記実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の包装用緩衝材。 3 底面板としては、収納物の底部側面に沿つて
    当接可能な凸状部を形成している上記実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の包装用緩衝材。 4 外側板としては、収納物の外形に沿つて当接
    可能な凸状部を複数列形成している上記実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の包装用緩衝材。 5 外側板としては、裏面に支持用凸部を形成し
    ている上記実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の包装用緩衝材。 6 外側板の高さが、内側板より低く形成されて
    いる上記実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    包装用緩衝材。 7 全体が発泡シートにて形成されている上記実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の包装用緩衝
    材。
JP2017184U 1984-02-14 1984-02-14 包装用緩衝材 Granted JPS60131571U (ja)

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JP2017184U JPS60131571U (ja) 1984-02-14 1984-02-14 包装用緩衝材

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