JPH0350011B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

（発明の分野） 本発明は複合加工糸製造のための供給原糸、特
にポリアミドフイラメントを含む供給原糸及び該
供給原糸の同時延伸仮撚加工法に関する。 （従来技術） 熱可塑性の長繊維糸を仮撚加工して嵩高糸とす
ることは古くから行なわれている。この方法によ
れば、比較的簡単な加工で、大きな嵩の糸が得ら
れるので大変便利であるが、一方では加工糸の風
合が単調で人工的なきらいがある。その為、より
天然スパンの風合に近付ける方法として複数の糸
を同時仮撚する方法が提案されている。例えば第
３図に示す様に原糸１を仮撚装置５で仮撚し、こ
れに原糸２をオーバーフイードしながら巻き付か
せる様に供給してヒーター６にてセツトした後解
撚する事により芯鞘二層構造複合糸８を作るなど
の、方法である。然しながら、この方法は原糸１
に原糸２を巻付けて行く両者の出合い点が不安定
になり易い欠点があり（逆にこれを利用した節糸
も出来るが）、節のない均整な糸を得るには高度
の技術を必要とし、更には、供給速度の異なる糸
を同時に糸掛けするので、操作に熟練を要するな
ど問題を有していた。 これを改良せんとして、第４図の如く供給原糸
１と供給原糸２′を同時供給し、その代り供給原
糸１に対し供給原糸２′の分子配向度を大幅に低
く（即ち切断伸度を大幅に高く）することによ
り、仮撚した時原糸１の周囲に伸び易い原糸２′
を蔓巻きさせて２層構造にする方法が提案され
た。これにより同時給糸で２層構造にすることが
可能となり加工安定性や操作性が改善されたが、
この場合、原糸２′の分子配向度をあまりにも下
げ過ぎると繊維が劣化して耐久性が悪くなつた
り、染色堅牢性が低下したり、或いは原糸１と原
糸２′との染色差が大きくなつて外観を悪くした
りするきらいがある。特に、ポリアミド繊維に於
いては、原糸２′の分子配向度を大幅に低くする
（切断伸度を大幅に大きくする）と綿ライクな優
れた風合が得られる反面、染色堅牢性がいちじる
しく低下し実用に供しえなくなる。この染色堅牢
性を改良するには原糸２′の分子配向を上げれば
よいわけであるが、ポリアミドの場合ポリエステ
ル等と異なり紡糸巻取時水分の影響で自己伸張す
る領域がある。この領域はポリマー組成、デニー
ル構成、紡糸条件によつて異なるが、ナイロン−
６の場合およそ紡速1300〜3500ｍ／分で紡出糸の
切断伸度200〜70パーセントであり、この領域で
は工業的には巻取ることが出来ない。これに対し
て、紡速3500ｍ／分以上（切断伸度が70パーセン
ト以下となる）の、いわゆる高速紡糸領域では再
び巻取可能になる。しかしながら、切断伸度70パ
ーセント程度の原糸２′と２′よりも更に切断伸度
の低い原糸１との複合仮撚加工糸では染色堅牢性
は満足されるものの風合面が低下するといつた相
反する問題を有しており、ポリアミドマルチフイ
ラメントで切断伸度が70〜200パーセントを有す
るマルチフイラメント糸が望まれている。 （発明の目的） 本発明は、従来採用不可とされていた切断伸度
が70〜200パーセントであるポリアミドマルチフ
イラメント糸を複合加工に適した状態で実用に供
することにある。 更に、本発明の目的は、染色堅牢度に富み、且
つ綿様風合を呈する、芯鞘二層構造複合糸を提供
することにある。 （発明の構成） 本発明によれば (1) 切断伸度が70〜200パーセントである自己伸
長性であるポリアミドマルチフイラメントと、
切断伸度が前記ポリアミドマルチフイラメント
よりも30パーセント以上低い低伸度ポリアミド
マルチフイラメントとがコスパン（co−spun）
により引取られ、その際２個／Ｍ以上の交絡に
よつて複合されていることを特徴とする複合繊
維、及び (2) 切断伸度が70〜200パーセントである自己伸
長性であるポリアミドマルチフイラメントと、
切断伸度が前記ポリアミドマルチフイラメント
よりも30パーセント以上低い低伸度ポリアミド
マルチフイラメントとがコスパン（co−spun）
により引取られ、その際２個／Ｍ以上の交絡に
よつて複合されてなる複合繊維を、同時延伸仮
撚加工に付することを特徴とする仮撚２層構造
加工糸の製造法 が提供される。 本発明について更に詳述する。 本発明の複合繊維は少なくとも一成分が、切断
伸度70〜200パーセントを有するポリアミドマル
チフイラメントを含んでいるものである。このポ
リアミドマルチフイラメント糸は仮撚加工等にお
いて、２層構造加工糸の鞘成分となるものであ
り、かかる高伸度成分としてポリアミドを用いる
ことにより天然の綿ライクな織編物が得られるも
ので、これ以外のポリマー例えばポリエステルを
用いても綿ライクなものは得られない。 又、このポリアミドマルチフイラメントの切断
伸度は好ましくは80〜150パーセントとするのが
良い。該伸度が70パーセント未満の場合には２層
構造加工糸が得にくくなるばかりか、綿ライクな
織編物が得られず、同時に深い色相も得られな
い。 一方200パーセントを越えると２層構造加工糸
は容易に得られる反面、染色堅牢性に劣り実用に
耐えなくなる。 次に、本発明の複合繊維のもう一方の成分は前
記ポリアミドマルチフイラメントよりも切断伸度
が30パーセント以上更に好ましくは50パーセント
以上低いものでなければならない。この差が30パ
ーセント未満の場合、十分な２層構造を有する加
工糸が得られず、従つて綿ライクな織編物風合も
得られない。尚、この低伸度成分としてはポリエ
ステル、ポリオレフイン、ポリアミド等、任意の
熱可塑性合成繊維を用いることが出来るが、染着
性の点で高伸度成分と異なるポリマーを用いれば
ヘザー効果のある織編物が得られる。又、同じポ
リアミドポリマーを用いれば均染性の優れた良好
なものが得られる。この場合低伸度成分の切断伸
度は70パーセント以下に調整して水分による伸張
を防止する必要がある。更に本発明の複合繊維は
ポリアミドマルチフイラメントと該ポリアミドマ
ルチフイラメントよりも低い切断伸度を有するマ
ルチフイラメントが２個／Ｍ以上好ましくは10個
以上更に好ましくは20個以上の交絡部によつて複
合されている。 ２成分間の交絡が２個／Ｍより少ない場合、２
成分の複合が不十分となり、紡糸巻取時或いは加
工に供する場合、２成分が分離して巻取不能或い
は供給不良トラブルが発生しやすくなる。この面
から、交絡の程度は、より好ましくは10個／Ｍ以
上にするのが良い。又、交絡部を20個／Ｍ以上に
すれば加工糸での２成分の分離を防ぎ、より取扱
性が改善された２層構造糸を加工供給時に新たな
交絡装置を使用することなく製造出来る。 次に本発明の複合繊維の製造方法について述べ
る。 本発明に用いるポリアミド成分、例えばポリカ
プラミドでは切断伸度70〜200パーセントを有す
る糸条は紡出後、水分の吸収によつて自己伸張を
するため工業的には巻取不可能である。特に、
200パーセント以上の切断伸度を有する未延伸糸
条を70〜200パーセントに調整すべく延伸しよう
とする場合、非常に低速で熱延伸する等が必要で
工業的には不可能に近い。 従つて、本発明者らはいかにして70〜200パー
セントの切断伸度を有するポリアミドマルチフイ
ラメントを巻取るかという課題について検討し、
水分により自己伸張をしない成分と交絡複合して
巻取ることで前記課題が解決されることを見いだ
した。 例えば、第１図に示す如く溶融をポリマーコス
パン（co−spun）により、複数の吐出口を有す
る口金１０から押し出し低伸度成分とする糸条１
１′を周速度の異なる２対のローラ１３′，１３で
自己伸張しない領域迄延伸し、一方、高伸度成分
は切断伸度が70〜200パーセントとなる紡糸速度
領域に速度設定したローラー１４′，１４で引取
りその後交絡装置１５によつて交絡複合して巻取
る方法が容易に採用出来る。 他の方法としては、第２図に示す様に低伸度成
分１１′を通常の紡糸方法で、高伸度成分を吐出
ポリマーが冷却固化されてまもない所で集束ガイ
ド１７によつて集束し空気抵抗を減少させた状態
で高速紡糸、交絡処理して巻取る方法をも採用出
来る。更には紡出後一成分を熱処理して低伸度化
し交絡複合して巻取る等種々の方法が採用出来
る。又、口金の大きさを変えて二成分の切断伸度
を調整する方法も採用出来る。 尚、口金１は同一ナイロンポリマーを溶融押出
しするもの、口金内を２ケ以上の独立した押出し
ゾーンで形成し、その一つからはポリアミドを、
他のゾーンからはポリアミド或いはそれ以外のポ
リマーを吐出させる等、斯界では周知の手段を採
用すればよい。 本発明で提供する複合繊維を用いて芯鞘仮撚２
層構造糸を得るに当つては、通常の延伸仮撚加工
の可能な仮撚機を用いればよい。 ここで、肝要なことは、加工の際の延伸比を少
なくとも1.05（上限は1.30程度）に維持すること
であり、これにより、低伸度糸が比較的芯部に、
また高伸度糸が鞘成分として、前記芯部に巻きつ
いた２層構造糸が得られる。この場合、複合糸段
階での交絡数を20個／Ｍにしておくと、加工後に
おいても２層構造糸の芯一鞘の界面で双方のフイ
ラメントが互いに交絡した、所謂界面交絡構造が
生じて、構造が安定し、極めて取扱い性に優れた
２層構造糸が得られる。 （発明の作用・効果） 本発明によれば、染色堅牢性があり、且つ綿様
風合の仮撚２層構造糸を得るに有用なポリアミド
系の複合繊維が提供される。 ここで、ポリアミド糸を鞘成分とする仮撚２層
構造糸を延伸仮撚加工により得るには出発原糸に
伸度差が必要になる。しかるに高伸度成分の方は
ポリアミドの場合、自己伸張領域にあり、現実に
は巻取不能で、この意味で染色堅牢性、綿様風合
を共に満足する仮撚２層構造糸は望むべくもなか
つたのである。 この点、本発明によれば、自己伸張により巻取
不能ではあつたが、綿様風合、染色堅牢性を満足
するポリアミドフイラメントを高伸度成分とし
て、これを自己伸張せず、巻取可能な低伸度成分
と交絡複合して巻取るようにしたので、所望の加
工用原糸（複合繊維）を実現させるものである。 更に本発明の複合繊維は２層構造加工糸の鞘成
分となるポリアミドマルチフイラメントと芯成分
となるマルチフイラメント糸が一体として複合さ
れているため、加工時に２成分個々に供給する場
合に必要となるクリールスペース、供給糸置場が
少なくてすみ、更に供給糸の配置間違い等のトラ
ブルも防止出来る。 （実施例） 実施例 １ 固有粘度〔η〕1.08で0.3重量パーセントの酸
化チタンを有するポリカプラミドを第１図イに示
す装置を用いて253℃で溶融した後0.3φで20個の
孔を有する口金２個から同時に押出した。押出し
たポリマーは冷却後一方のマルチフイラメントは
油剤付与後ローラー４，４′とローラー５，５′間
で延伸し、他方のマルチフイラメント糸は油剤付
与後ローラー５，５′で引取り、ローラー５，
５′上で２成分を複合した後、交絡装置６で交絡
した後、チーズに巻取つた。この時、ローラー
４，４′、ローラー５，５′の速度を種々変更し、
又交絡装置に供給する空気圧力を種々変更して第
１表に示す切断伸度特性の複合繊維を得た。又、
単独での巻取結果を合せて示す。 デニールは巻取後２成分おのおの40デニールに
なる様吐出量を調整した。 尚、本発明に於ける切断伸度、交絡度の測定は
次の方法による。 切断伸度：インストロン社製インストロン型引
張り試験器を用いて測定長５cm、引張速度20
cm／分、チヤート速度20cm／分、初荷重0.1
ｇ／deで測定するその際、低伸度成分は第２
図に於けるＬを切断伸度とし高伸度成分はＨを
切断伸度として５回の平均で示した。 交絡度：試料に１ｇ／deの荷重を負荷し１ｇ／
deのフツクを単糸間に挿入し引つかかり部に
しるしを付け、１ｍ間のしるし個数を５回平均
で示した。 FIELD OF THE INVENTION The present invention relates to a feed yarn for the production of composite textured yarns, in particular a feed yarn comprising polyamide filaments, and a process for simultaneous stretching and false twisting of the feed yarn. (Prior Art) False-twisting thermoplastic long fiber yarns to form bulky yarns has been practiced for a long time. This method is very convenient because a large bulky yarn can be obtained with relatively simple processing, but on the other hand, the texture of the processed yarn is monotonous and tends to be artificial. Therefore, a method of simultaneously false twisting multiple yarns has been proposed as a method to more closely resemble the texture of natural spun. For example, as shown in Fig. 3, the raw yarn 1 is false-twisted in a false twisting device 5, and the raw yarn 2 is fed thereto so as to be wound thereon while overfeeding, set in a heater 6, and then untwisted. In this method, a core-sheath two-layer composite yarn 8 is produced. However, this method
It has the disadvantage that the point where the raw yarn 2 meets the yarn 2 tends to become unstable (on the contrary, knotted yarn can also be used), and advanced techniques are required to obtain a well-balanced yarn without knots. Furthermore, since threads having different feeding speeds are threaded at the same time, it requires skill to operate. In an attempt to improve this, the supply yarn 1 and the supply yarn 2' are simultaneously fed as shown in FIG. By increasing the elongation (significantly higher elongation), the raw yarn 2' can easily stretch around the raw yarn 1 when false-twisted.
A method was proposed to create a two-layer structure by winding the fibers. This made it possible to create a two-layer structure with simultaneous yarn feeding, improving processing stability and operability.
In this case, if the degree of molecular orientation of yarn 2' is lowered too much, the fibers may deteriorate, resulting in poor durability, decreased dye fastness, or a dyeing difference between yarn 1 and yarn 2'. They tend to get bigger and make the appearance worse. In particular, for polyamide fibers, if the degree of molecular orientation of the raw yarn 2' is significantly lowered (the cutting elongation is significantly increased), an excellent cotton-like feel can be obtained, but the color fastness is significantly reduced. It deteriorates and becomes unusable. In order to improve this color fastness, it is sufficient to increase the molecular orientation of the raw yarn 2', but in the case of polyamide, unlike polyester, etc., there is a region where it self-extends due to the influence of moisture during spinning and winding. This region varies depending on the polymer composition, denier structure, and spinning conditions, but
In the case of No. 6, the spinning speed is approximately 1300 to 3500 m/min and the elongation at break of the spun yarn is 200 to 70%, and winding cannot be carried out industrially in this range. On the other hand, in the so-called high-speed spinning region where the spinning speed is 3500 m/min or more (the elongation at break is 70% or less), it becomes possible to wind the material again. However, with a composite false-twisted yarn of yarn 2', which has an elongation at break of about 70%, and yarn 1, which has an even lower elongation at break than yarn 2', the color fastness is satisfied, but the texture deteriorates. However, polyamide multifilament yarns having a breaking elongation of 70 to 200 percent are desired. (Objective of the Invention) The present invention is to put into practical use a polyamide multifilament yarn having a breaking elongation of 70 to 200 percent, which was conventionally considered impossible to use, in a state suitable for composite processing. A further object of the present invention is to provide a core-sheath two-layer composite yarn that is highly dye fast and exhibits a cotton-like texture. (Structure of the Invention) According to the present invention, (1) a self-extending polyamide multifilament having a breaking elongation of 70 to 200 percent;
Co-spun is a low elongation polyamide multifilament whose breaking elongation is 30% or more lower than the polyamide multifilament.
and (2) a self-extending polyamide multifilament having a breaking elongation of 70 to 200 percent. and,
Co-spun is a low elongation polyamide multifilament whose breaking elongation is 30% or more lower than the polyamide multifilament.
Provided is a method for producing a false-twisted two-layer textured yarn, which comprises subjecting a conjugate fiber obtained by taking the composite fiber by simultaneously drawing and false-twisting the composite fiber by intertwining 2/M or more fibers. Ru. The present invention will be explained in further detail. The composite fiber of the present invention includes at least one component of a polyamide multifilament having a breaking elongation of 70 to 200 percent. This polyamide multifilament yarn becomes a sheath component of a two-layer processed yarn in false twisting processing, etc., and by using polyamide as such a high elongation component, a natural cotton-like woven or knitted fabric can be obtained. Even if other polymers such as polyester are used, a cotton-like material cannot be obtained. Further, the elongation at break of this polyamide multifilament is preferably 80 to 150%. When the elongation is less than 70%, not only is it difficult to obtain a two-layer textured yarn, but also a cotton-like woven or knitted fabric cannot be obtained, and at the same time, a deep color cannot be obtained. On the other hand, if it exceeds 200%, a two-layer textured yarn can be easily obtained, but the color fastness is poor and it is no longer practical. Next, the other component of the composite fiber of the present invention must have a breaking elongation lower than that of the polyamide multifilament by at least 30%, and more preferably by at least 50%. If this difference is less than 30%, a processed yarn with a sufficient two-layer structure cannot be obtained, and therefore a cotton-like woven or knitted fabric texture cannot be obtained. Note that any thermoplastic synthetic fiber such as polyester, polyolefin, polyamide, etc. can be used as this low elongation component, but if a polymer that is different from the high elongation component in terms of dyeability is used, it will create a weave with a heather effect. A knitted fabric is obtained. Moreover, if the same polyamide polymer is used, a good product with excellent level dyeing properties can be obtained. In this case, the cutting elongation of the low elongation component must be adjusted to 70% or less to prevent elongation due to moisture. Furthermore, the composite fiber of the present invention is composed of a polyamide multifilament and a multifilament having a cutting elongation lower than that of the polyamide multifilament, which is composited by 2/M or more, preferably 10 or more, and more preferably 20 or more intertwined parts. ing. If the number of confounds between two components is less than 2/M, 2
If the components are not sufficiently combined, the two components will separate during winding or processing, and problems such as winding failure or poor supply will easily occur. From this point of view, the degree of entanglement is more preferably 10 pieces/M or more. In addition, if the number of entangled parts is 20/M or more, separation of the two components in the processed yarn can be prevented, and a two-layer structured yarn with improved handling properties can be produced without using a new interlacing device during processing and supply. . Next, the method for manufacturing the composite fiber of the present invention will be described. In the case of the polyamide component used in the present invention, such as polycapramide, the yarn having a breaking elongation of 70 to 200 percent self-extends by absorbing moisture after spinning, and therefore cannot be industrially wound. especially,
When attempting to draw an undrawn yarn having a breaking elongation of 200 percent or more to adjust the elongation to 70 to 200 percent, it is necessary to carry out hot drawing at a very low speed, which is almost impossible industrially. Therefore, the present inventors studied the problem of how to wind a polyamide multifilament having a breaking elongation of 70 to 200 percent, and
It has been found that the above-mentioned problem can be solved by winding up a composite material that is entangled with a component that does not self-extend due to moisture. For example, as shown in FIG. 1, a yarn 1 having a low elongation component is melted and extruded from a spinneret 10 having a plurality of discharge ports using a polymer co-spun.
1' is stretched by two pairs of rollers 13' and 13 having different circumferential speeds to a region where it does not self-extend, while the high elongation component is stretched by a roller 14 whose speed is set to a spinning speed region where the cutting elongation is 70 to 200%. ', 14, and then the interlacing device 15 intertwines and combines the fibers and winds them up. This method can be easily adopted. As another method, as shown in FIG. 2, the low elongation component 11' is spun using a normal spinning method, and the high elongation component is focused by a focusing guide 17 immediately after the discharged polymer is cooled and solidified. However, it is also possible to adopt a method of high-speed spinning, entanglement, and winding while reducing air resistance. Furthermore, various methods can be employed, such as heat treating one component after spinning to lower the elongation, interlacing and compounding, and winding. It is also possible to adopt a method of adjusting the cutting elongation of the two components by changing the size of the die. The die 1 is for melt-extruding the same nylon polymer, and the inside of the die is formed with two or more independent extrusion zones, one of which extrudes polyamide.
Any means known in the art may be used, such as discharging polyamide or other polymers from other zones. Core-sheath false twisting 2 using the composite fiber provided by the present invention
To obtain the layered yarn, a normal false twisting machine capable of drawing and false twisting may be used. What is important here is to maintain the draw ratio during processing at least 1.05 (the upper limit is about 1.30), so that the low elongation yarn is relatively concentrated in the core.
Further, a two-layer structured yarn is obtained in which the high elongation yarn is wound around the core portion as a sheath component. In this case, if the number of entanglements at the composite yarn stage is set to 20/M, a so-called interfacial entangled structure will occur where both filaments are intertwined with each other at the interface between the core and sheath of the two-layered yarn even after processing. A two-layered yarn with a stable structure and excellent handling properties can be obtained. (Operations and Effects of the Invention) According to the present invention, there is provided a polyamide-based conjugate fiber that has color fastness and is useful for obtaining a false-twisted two-layer structured yarn having a cotton-like texture. Here, in order to obtain a false-twisted two-layer structured yarn having a polyamide yarn as a sheath component by drawing and false-twisting, a difference in elongation is required in the starting yarn. However, in the case of polyamide, the high elongation component is in the self-stretching range and cannot be wound in reality. There was nothing. In this regard, according to the present invention, although it was impossible to wind it due to self-stretching, it is possible to wind it without self-stretching by using a polyamide filament with a high elongation component that satisfies cotton-like texture and color fastness. Since the fibers are interlaced and composited with a low elongation component and then wound, a desired raw yarn for processing (composite fiber) can be realized. Furthermore, since the composite fiber of the present invention has a polyamide multifilament as a sheath component and a multifilament yarn as a core component of the two-layer processed yarn as an integral composite, it is necessary to supply the two components individually during processing. The creel space and supply yarn storage area are reduced, and troubles such as misplacement of the supply yarn can be prevented. (Example) Example 1 Polycapramide having an intrinsic viscosity [η] of 1.08 and containing 0.3 weight percent titanium oxide was melted at 253°C using the apparatus shown in Figure 1A, and then a cap with a diameter of 0.3 and 20 holes was formed. Two pieces were extruded at the same time. After the extruded polymer is cooled, one multifilament yarn is stretched between rollers 4, 4' and 5, 5' after applying an oil agent, and the other multifilament yarn is taken up by rollers 5, 5' after applying an oil agent, and stretched between rollers 5, 5'. ，
After the two components were combined on 5', they were entangled in an interlacing device 6, and then wound into cheese. At this time, the speeds of rollers 4, 4' and rollers 5, 5' were variously changed,
Composite fibers having the cutting elongation characteristics shown in Table 1 were obtained by variously changing the air pressure supplied to the entangling device. or,
The results of individual winding are also shown. The discharge amount was adjusted so that each of the two components had a denier of 40 denier after winding. In the present invention, the cutting elongation and the degree of entanglement are measured by the following method. Cutting elongation: Measured length 5 cm, tensile speed 20 using an Instron type tensile tester manufactured by Instron.
cm/min, chart speed 20cm/min, initial load 0.1
When measuring in g/de, the low elongation component is the second
In the figure, L is the cutting elongation, and the high elongation component is shown as the average of 5 times, with H being the cutting elongation. Degree of entanglement: A load of 1 g/de is applied to the sample, and the
A de hook was inserted between the single threads and a mark was made at the hooked part, and the number of marks per meter was averaged over 5 times.

【表】【table】

【表】 更に第１表で得られた複合糸をARCT社製
FTF−483−6F機を用いて加工速度400ｍ／分、
ヒーター温度155℃、３軸セラミツクデイスク、
Ｄ／Y2.0で延伸仮撚加工を行なつた。尚、延伸
倍率は1.05〜1.30で加工張力が18〜20ｇになる様
調整した。 得られた加工糸の２層構造複合状態及び織物の
製織製、風合、染色堅牢性の評価結果を第２表に
示す。 尚、評価には熟練者５名が優（◎）、良（○）、
やや不良（△）、不良（×）の４段階評価し平均
したものである。[Table] Furthermore, the composite yarn obtained in Table 1 was manufactured by ARCT.
Machining speed 400m/min using FTF-483-6F machine,
Heater temperature 155℃, 3-axis ceramic disk,
Stretching and false twisting was performed at D/Y2.0. The stretching ratio was adjusted to 1.05 to 1.30 and the processing tension was adjusted to 18 to 20 g. Table 2 shows the evaluation results of the two-layer structure composite state of the obtained processed yarn and the weaving quality, texture, and color fastness of the fabric. The evaluation was conducted by five experts who gave excellent (◎), good (○),
The results are evaluated on a four-level scale of slightly poor (△) and poor (×) and averaged.

【表】 第１表でも明らかな如く、従来単独では巻取不
可能な切断伸度70〜200％の領域のポリアミドも、
自己伸張しない成分と複合することによつて巻取
可能となる。 更に第２表から明らかな如く、本発明の複合繊
維を同時延伸仮撚加工する事によつて優れた風合
でかつ染色堅牢性に優れた織編物の製造が可能で
ある。本実施例でも明らかな如く織編物の風合と
染色堅牢性は加工に供給する複合繊維の複合加工
糸の鞘成分となるポリアミドマルチフイラメント
の切断伸度と、芯成分となる低伸度成分の切断伸
度との差が支配的であり、鞘成分の切断伸度を70
〜200パーセントに調整し、かつ低伸度成分との
切断伸度差を30パーセント以上更に好ましくは50
パーセント以上に調整することが必要である。 又、本発明の複合繊維は２個／Ｍ以上更に好ま
しくは10個／Ｍ以上の交絡部を有することによつ
て加工時の解舒トラブルを防止することが出来
る。更には20個／Ｍ以上の交絡部を有すれば加工
前に新たな交絡処理をすることなく優れた加工
性、製織性、織編物風合を得ることが出来る。[Table] As is clear from Table 1, polyamides with a breaking elongation of 70 to 200%, which conventionally cannot be rolled by themselves,
By combining it with a component that does not self-extend, it becomes possible to wind it. Furthermore, as is clear from Table 2, by simultaneously stretching and false twisting the conjugate fibers of the present invention, it is possible to produce woven or knitted fabrics with excellent hand feel and excellent color fastness. As is clear from this example, the texture and color fastness of a woven or knitted fabric depend on the cutting elongation of the polyamide multifilament, which is the sheath component of the composite processed yarn of the composite fiber supplied for processing, and the low elongation component, which is the core component. The difference with the cutting elongation is dominant, and the cutting elongation of the sheath component is 70
~200%, and the difference in cutting elongation with the low elongation component is 30% or more, more preferably 50%.
It is necessary to adjust it by more than %. Further, the composite fiber of the present invention can prevent unraveling troubles during processing by having 2 or more entangled parts/M, more preferably 10 or more per M. Furthermore, if the number of intertwined parts is 20/M or more, excellent workability, weavability, and texture of the woven or knitted fabric can be obtained without additional intertwining treatment before processing.

【図面の簡単な説明】[Brief explanation of drawings]

第１図は本発明の複合繊維の製造例を説明する
ための工程の略線図、第２図は本発明の複合繊維
の切断伸度測定チヤート図、第３図、第４図は従
来の複合仮撚工程の略線図である。 第１図に於いて、１０：紡糸口金、１１：低伸
度成分、１１′：ポリアミド高伸度成分、１２：
油剤付与装置、１３，１３′，１４，１４′：ロー
ラー、１５：交絡装置、１６：ワインダー、第３
図、第４図に於いて１：芯糸成分原糸、２，
２′：鞘成分原糸、３，４：供給ローラー、５：
仮撚装置、６：ヒーター、７：引取りローラー、
８：複合加工糸、９：ワインダー。 Fig. 1 is a schematic diagram of the process for explaining an example of manufacturing the conjugate fiber of the present invention, Fig. 2 is a chart for measuring the cutting elongation of the conjugate fiber of the present invention, and Figs. FIG. 2 is a schematic diagram of a composite false twisting process. In FIG. 1, 10: spinneret, 11: low elongation component, 11': polyamide high elongation component, 12:
Oil application device, 13, 13', 14, 14': roller, 15: entangling device, 16: winder, third
In Figure 4, 1: core yarn component raw yarn, 2,
2': Sheath component yarn, 3, 4: Supply roller, 5:
false twisting device, 6: heater, 7: take-up roller,
8: Composite processed yarn, 9: Winder.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 １ 切断伸度が70〜200パーセントである自己伸
長性であるポリアミドマルチフイラメントと、切
断伸度が前記ポリアミドマルチフイラメントより
も30パーセント以上低い低伸度ポリアミドマルチ
フイラメントとがコスパン（co−spun）により
引取られ、その際２個／Ｍ以上の交絡によつて複
合されていることを特徴とする複合繊維。 ２ 伸度差が50パーセント以上である特許請求の
範囲第１項記載の複合繊維。 ３ 交絡度が10個／Ｍ以上である特許請求の範囲
第１項記載の複合繊維。 ４ 切断伸度が70〜200パーセントである自己伸
長性であるポリアミドマルチフイラメントと、切
断伸度が前記ポリアミドマルチフイラメントより
も30パーセント以上低い低伸度ポリアミドマルチ
フイラメントとがコスパン（co−spun）により
引取られ、その際２個／Ｍ以上の交絡によつて複
合されてなる複合繊維を、同時延伸仮撚加工に付
することを特徴とする仮撚２層構造加工糸の製造
法。 ５ 延伸倍率が1.05〜1.30である特許請求の範囲
第４項記載の仮撚２層構造加工糸の製造法。 ６ 同時延伸仮撚前の複合繊維に更に交絡を付与
する特許請求の範囲第４項記載の仮撚２層構造糸
の製造法。[Scope of Claims] 1 A self-extensible polyamide multifilament with a breaking elongation of 70 to 200% and a low elongation polyamide multifilament with a breaking elongation of 30% or more lower than the polyamide multifilament are cospun. 1. A composite fiber, which is obtained by co-spun, and is composited by intertwining 2/M or more. 2. The composite fiber according to claim 1, which has a difference in elongation of 50% or more. 3. The composite fiber according to claim 1, which has a degree of entanglement of 10 pieces/M or more. 4 A self-extensible polyamide multifilament with a breaking elongation of 70 to 200% and a low elongation polyamide multifilament with a breaking elongation of 30% or more lower than the polyamide multifilament are produced by co-spun. 1. A method for producing a false-twisted two-layer textured yarn, which comprises subjecting the composite fibers which are taken and composited by intertwining 2/M or more at the same time to simultaneous stretching and false-twisting. 5. The method for producing a false twisted two-layer textured yarn according to claim 4, wherein the stretching ratio is 1.05 to 1.30. 6. The method for producing a false-twisted two-layer structured yarn according to claim 4, wherein the composite fibers are further entangled before simultaneous stretching and false twisting.