JPH0349405B2 - - Google Patents

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JPH0349405B2
JPH0349405B2 JP60004391A JP439185A JPH0349405B2 JP H0349405 B2 JPH0349405 B2 JP H0349405B2 JP 60004391 A JP60004391 A JP 60004391A JP 439185 A JP439185 A JP 439185A JP H0349405 B2 JPH0349405 B2 JP H0349405B2
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JP
Japan
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tip
cover
lens
endoscope
lens frame
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JP60004391A
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JPS61163315A (ja
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Hisao Yabe
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPS61163315A publication Critical patent/JPS61163315A/ja
Publication of JPH0349405B2 publication Critical patent/JPH0349405B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は先端部に電子部品を内蔵した内視鏡に
関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
近年、内視鏡の多機能化とともに電子化が進ん
でいる。たとえば、観察手段として固体撮像素子
を用いる内視鏡が提供されている(特開昭58−
69528号公報参照)。ところで、この種のものを含
めて一般に、内視鏡は電気メスなどの電気的処置
具とともに使用することがあり、電気メスの高周
波ノズルを防止するため、その内視鏡先端部の外
装部材を接地シールドしている。しかし、この方
式であると、内視鏡先端部内に接地した固体撮像
素子やその周辺回路が開口露出しているので、こ
れより上記外装部材を通じて漏電し、患者が感電
する危険があつた。
一方、感電防止のため、内視鏡は使用の都度消
毒液によつて消毒することが必要であるが、この
消毒を完全にするためにはある程度長い時間、消
毒液に浸せきさせておくことが必要である。しか
し、このとき可撓管の外装チユーブなどを通じて
水蒸気が内視鏡内に入り込み、内視鏡内部が高湿
度となる。そして、この水分はCCDなどの固体
撮像素子や電線の接続部などの金属部に対して結
露しやすく、非接続部間にまたがつて結露する
と、短絡し、撮像不可能になる。
〔発明の目的〕
本発明は、上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、内蔵される電子部
品および電線接続部の電気的絶縁を確保し、かつ
結露による短絡を防止したことを特徴とする内視
鏡を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は内視鏡先端部に電子部品を設けるとと
もに、この電子部品に電線を接続した内視鏡にお
いて、上記電子部品の周囲を電気シールド部材に
よつて包囲し、上記電気シールト部材の外周を電
気絶縁材料によつて覆うとともに、電気絶縁材料
からなる封止材により少なくとも上記電子部品、
および電線の接続端部の金属露出部分を取り込ん
で密封した内視鏡である。
〔発明の実施例〕 第1図および第2図は本発明の第1の実施例を
示すものである。
第1図は内視鏡装置の全体を示し、1は内視
鏡、2は内視鏡制御装置であり、内視鏡制御装置
2内にはビデオプロセス回路3が内蔵されてい
る。また、内視鏡制御装置2外にはビデオプロセ
ス回路3に接続されたモニタ4が設けられてい
る。
上記内視鏡1における挿入部5の先端部分は第
2図で示すように構成されている。すなわち、こ
の先端部分は挿入部5の可撓管(図示しない。)
の先端に連結された湾曲管6の先端に連結した先
端構成部材7を設けてなり、この先端構成部材7
には後述するように各種の部材が組み込まれるよ
うになつている。なお、上記先端構成部材7は金
属製でもよいが、合成樹脂あるいはセラミツクで
もよい。また、湾曲管6は複数の湾曲用駒8を互
いに回動自在に連結してなる芯部材の外周に電気
絶縁性の合成樹脂製の外皮9を被覆してなるもの
である。
先端構成部材7の外周面には電気絶縁性の材料
からなる先端カバー11が密に被嵌されている。
さらに、先端構成部材7には後述する対物観察ユ
ニツト12が着脱自在に取り付けられている。ま
た、対物観察ユニツト12に並んで先端構成部材
7には照明レンズ13が気密的に設けられ、この
照明レンズ13の内側には光学繊維束からなるラ
イトガイド15の先端が連結されている。ライト
ガイド15の先端部は先端構成部材7を貫通して
この先端構成部材7に固定されている。また、照
明レンズ13は上記先端カバー11に貫通して設
けた孔16に気密的に嵌め込まれて接着されてい
るがその照明レンズ13の外端面は先端カバー1
1の外端面よりも内側に深く引つ込んでいる。つ
まり、先端カバー11によつて照明レンズ13の
周囲に壁17を形成している。これによつて後述
する対物レンズ側に直接照明光が入り込まず、フ
レアを防止できるようになつている。
また、先端構成部材7には先端カバー11を貫
通して外部に突出する送気送水ノズル18が設け
られ、この送気送水ノズル18には挿入部5内に
挿通した送気送水チーユーブ19が接続されてい
る。送気送水ノズル18は電気絶縁性材料から形
成されている。
さらに、先端構成部材7には筒状のチヤンネル
先端部材21を嵌挿する孔22が貫通され、チヤ
ンネル先端部材21の外周にはOリング23を被
嵌する周回溝24が形成されている。つまり、チ
ヤンネル先端部材21は孔22に対してOリング
23により気密的に嵌挿されている。また、チヤ
ンネル先端部材21は先端構成部材7の側壁に螺
挿する抜止めねじ25により定位置に固定される
ようになつている。なお、抜止めねじ25の取付
け位置には電気絶縁性のポツテング材30を充填
することにより封止されている。また、チヤンネ
ル先端部材21の開孔26は上記先端カバー11
に開口したチヤンネル孔27に連通している。さ
らに、チヤンネル先端部材21には挿入部5内に
挿通したチヤンネルチユーブ28に接続されてい
る。そして、開孔26、チヤンネル孔27および
チヤンネルチユーブ28内により挿通用チヤンネ
ル29を形成し、各種処置具などを挿通できるよ
うになつている。
一方、上記対物観察ユニツト12は対物レンズ
系33、電子部品としてたとえば固体撮像素子3
4とそのフレキシブル基板35、およびフレキシ
ブル基板35に接続される電線36を少なくとも
組み込んだものである。上記フレキシブル基板3
5にはたとえばトランジスタ、コンデンサや抵抗
などの電子部品31が取り付けられている。ま
た、対物レンズ系33は複数のレンズ37を金属
製のレンズ枠38内に気密的に接着固定してな
り、レンズ枠38の先端には観察用カバーレンズ
39が取付け固定されている。なお、複数のレン
ズ37と観察用カバーレンズ39との間にはレン
ズ枠38の一部によつて形成する絞り孔40が設
けられている。また、レンズ枠38の外周には気
密的に接着される電気絶縁性のレンズ枠カバー4
1が被嵌されている。このレンズ枠カバー41の
先端は上記レンズ枠38の先端よりもさらには先
端カバー11の先端面よりも外方に突出してい
る。このレンズ枠カバー41の突出する先端突縁
部42は観察用カバーレンズ39の周囲において
突き出し、照明レンズ13側からの照明光が直接
対物レンズ系33に入り込むのを阻止し、いわゆ
るフレアを防止するようになつている。観察用カ
バーレンズ39の周囲とレンズ枠カバー41の先
端部との間は電気絶縁性のポツテング材43を充
填することにより封止されている。つまり、レン
ズ枠38は外部に露出していない。
また、このレンズ枠カバー41の外周は上記先
端構成部材7に形成した貫通孔45に密に嵌挿さ
れ、着脱自在に取り付けられるようになつてい
る。すなわち、レンズ枠カバー41の外周面部に
はOリング46を被嵌する周回溝47が形成され
ている。つまり、レンズ枠カバー41は貫通孔4
5に対してOリング46により気密的に嵌挿され
ている。また、レンズ枠カバー41は先端構成部
材7の側壁に螺挿する抜止めねじ48により定位
置に固定されるようになつている。なお、抜止め
ねじ48の取付け位置は電気絶縁性のポツテング
材49を充填することにより外部に対して気密的
に封止されている。
一方、上記固体撮像素子34は金属製で筒状の
素子枠51の内部に取り付けられてる。この素子
枠51における固体撮像素子取付け部分の外径は
上記レンズ枠カバー41の外径より大きい。そし
て、素子枠51の先端部はレンズ枠38の外周に
接合されるとともに、導電性接着剤により接着固
定されている。レンズ枠カバー41はその素子枠
51の先端部外周に被嵌されている。
また、固体撮像素子34に接続されるフレシキ
ブル基板35は上記素子枠51の後端にねじ結合
されたシールドパイプ52により包囲されてい
る。シールドパイプ52は金属製で上記素子枠5
1に電気的に接続されている。シールドパイプ5
2は電線36の接続端部分を含むように後方に延
出している。シールドパイプ52の後端は金属製
の電線固定部材53が連結され、上記シールドパ
イプ52に電気的に導通している。つまり、レン
ズ枠38、素子枠51、シールドパイプ52、電
線固定部材53は互いに電気的に導通し、これら
により長尺な筒状のシールド部材54を構成して
いる。
電線固定部材53の後端外周には電線保護チユ
ーブ55が接続されている。そして、電線36は
この電線保護チユーブ55内を通じて第1図で示
すようにビデオプロセス回路3に接続されてい
る。電線36の先端部分は電線固定部材53内に
挿通されるとともに、紐56によりその電線固定
部材53に締結固定されている。なお、電線56
はシールド線により構成され、そのシールドを担
当する線57はフレキシブル基板35と電線固定
部材53に電気的に接続されている。
上記シールドパイプ52および電線固定部材5
3の各内部には電気絶縁性のポツテング剤58が
密に充填されている。したがつて、上記シールド
パイプ52および電線固定部材53の内部にある
フレキシブル基板35、電線36およびそれらの
接続端部などがその電気絶縁性のポツテング剤5
8内に埋め込まれる。
一方、上記素子枠51およびシールドパイプ5
2の外周には電気絶縁性のチユーブ59が密に被
嵌されている。そして、チユーブ59の先端は上
記レンズ枠38の後端外周に被嵌されるととも
に、紐60により締結されている。また、チユー
ブ59の後端は電線固定部材53の外周に被嵌し
た電線保護チユーブ55の外周に被嵌されるとと
もに、紐61により締結されている。なお、チユ
ーブ59の先端部内側で素子枠51の周部にはポ
ツテイング剤62が充填されている。
なお、上記各ポツテング剤30,43,49,
58,62は、たとえばエポキシ系またはシリコ
ン系の電気絶縁性接着剤が用いられる。
しかして、上記構成において固体撮像素子3
4、およびこれに附随するフレキシブル基板35
やその他の電子部品31からなる電子部品の電気
回路部分はレンズ枠38、素子枠51、シールド
パイプ52および電線固定部材53からなるシー
ルド部材54によつて包囲され、シールドされて
いる。したがつて、挿通用シヤンネル29を通じ
て電気メスを挿入して使用しても上記電気回路は
高周波ノイズの影響を受けない。
また、シールド部材54の外周はそれぞれ電気
絶縁性のレンズ枠カバー41、ポツテング剤4
3、チユーブ59、電線36自体の絶縁被覆、電
線保護チユーブ55によつて周囲に対して絶縁さ
れているので、ビデオプロセス回路3から、万
一、多大な漏れ電流が流れ込んでも患者が感電す
ることがない。
また、固体撮像素子34、およびこれに附随す
るフレキシブル基板35やその他の電子部品3
1、電線36の接続部、および各端子部分はポツ
テング剤58内に埋め込まれており、完全に密封
絶縁されているので、前述したように消毒液に長
時間浸せきして挿入部5内が高湿度になつても、
上記電気回路部分に水蒸気が結露することがな
い。
ところで、内視鏡では滅菌のため、エチレンオ
キサイドガス雰囲気中にさらすが、このとき電子
部分を劣化させ、ついには破壊してしまう。しか
し、この実施例では上述したように対物観察ユニ
ツト12内が気密にシールされており、さらに、
シールドパイプ52の内部はポツテング剤58が
充填されているため、エチレンオキサイドガスは
電子部品には達しない。特に、高価な固体撮像素
子34に達しないので、その破壊を防止できる。
もつとも、実際にはエチレンオキサイドガスは樹
脂中にも若干浸透するが、ポツテング剤58の厚
さも大きく、したがつて、固体撮像素子34に達
する濃度は極めて低く、問題はない。
また、対物レンズ系33、固体撮像素子34、
フレキシブル基板35、その他の電子部品31お
よび電線36などからなる構成要素が対物観察ユ
ニツト12としてユニツト化されているととも
に、そのユニツトにおいてシールド、電気絶縁、
そして封止が完成されている。このため、機能動
作等の信頼性が高い。さらに、この対物観察ユニ
ツト12は先端構成部材7に対して着脱自在であ
るので、万一対物観察ユニツト12に故障が生じ
たときにはその対物観察ユニツト12毎交換すれ
ばよいので、修理期間が短かくてよい。したがつ
て、医者が内視鏡1を使えない期間が短かくて済
む。しかも、対物観察ユニツト12毎交換するの
で、修理によつて信頼性が低下しない。また、そ
のユニツト以外の部分の故障ではその対物観察ユ
ニツト12をそのまま再利用できる。
また、この実施例ではレンズ枠38をシールド
部材54として使用しているので、固体撮像素子
34から前方のシールド部材54の長さLを充分
に取ることができ、しかも、絞り孔40の径Dは
上記長さLに比べて非常に小さい。したがつて、
レンズ37側から入射するノイズの遮断性が非常
によい。なお、レンズ枠38をシールド部材54
にする場合、工業用内視鏡ではGND回路が外部
に露出していてもよいので、対物観察ユニツト1
2の電気的絶縁は不要である。
また、照明レンズ13の周囲は壁17によつて
対物レンズ系33側に直接照明光が入り込まず、
フレアを防止する。さらに、レンズ枠カバー41
の突出する先端突縁部42は観察用カバーレンズ
39の周囲において突き出し、照明レンズ13側
からの照明光が直接対物レンズ系33に入り込む
のを阻止し、いわゆるフレアを防止するが、この
構成は照明レンズ13と観察用カバーレンズ39
との間にのみ設けてもよい。
第3図は本発明の第2の実施例を示す。この実
施例は、まず対物観察ユニツト12を電気的絶縁
材料からなる先端構成部材7の前方に引き抜ける
ようにしたものである。すなわち、レンズ枠カバ
ー41の外径よりシールドパイプ絶縁用チユーブ
59の外径を小さくしたものである。また、レン
ズ枠38は素子枠51に対し、3本の傾き調整ビ
ス70と、3本の芯だしビス71により支持され
ている。つまり、上記レンズ枠38は3本の傾き
調整ビス70によりその傾きが調整され、3本の
芯だしビス71により芯だし調整される。なお、
レンズ枠38と素子枠51とは3本の芯だしビス
71により電気的に導通されている。また、レン
ズ枠38と3本の傾き調整ビス70および3本の
芯だしビス71との間は導電性接着剤で導通され
ている。また、固定撮像素子34は固定ビス72
により固定される。固定撮像素子34の足は曲げ
られ、回路基板73に接続されている。なお、固
体撮像素子34のGNDのレンズ枠38はリード
線77で接続されている。また、絶縁用チユーブ
59はシールドパイプ52とレンズ枠カバー41
にそれぞれねじ込まれている。さらに、シールド
部材54の前端と後端とはそれぞれポツテング剤
74,76により封止され、そのシールド部材5
4内を気密的に密閉している。そして、この密閉
空間内には水素や酸素の含まれていない、たとえ
ば不活性ガスが充填されている。なお、この代り
にい乾燥空気を充填してもよい。い。また、素子
枠51、シールドパイプ52および電線固定部材
53はそれぞれ導電性接着剤で接着され、互いに
電気的に導通されている。
さらに、この実施例は照明系としてランプユニ
ツト80を先端構成部材7に着脱自在に取り付け
たものである。ランプユニツト80は電気的絶縁
性の材料からなるユニツト本体81を先端構成部
材7に形成した貫通孔83に嵌挿し、ユニツト本
体81は止めねじ84により締付け固定されてい
る。ユニツト本体81の外周には周回溝85が形
成され、この周回溝85にはOリング86が嵌め
込まれ、貫通孔83との間の気密性を保ようにな
つている。ユニツト本体81の前面部には照明ラ
ンプ87を覆うカバーレンズ88が気密的に取り
付けられている。照明ランプ87の背面部は電気
絶縁性のポツテング剤89により、封止され、上
記照明ランプ87の収納室90を密封している。
また、電線77と照明ランプ87との接続端部は
上記ポツテング剤89内に埋め込まれている。な
お、78は電線保護チユーブである。
このようにランプユニツト80を着脱自在に取
り付けたから照明ランプ、たとえばキセノンラン
プには寿命がありが、交換が必要なとき簡単に交
換することができる。また、上記構成においては
後述するように対物観察ユニツト12と同じよう
に前方から引き出せるので、その作業が容易であ
る。
上記構成においてレンズ枠38はそれぞれ3本
の傾き調整ビス70および芯出しビス71により
その傾き調整と芯だしを行なうのでレンズ性能を
最大限に発揮させることができる。
一方、対物観察ユニツト12を先端構成部材7
に対して着脱自在にするとともに、先端構成部材
7との嵌挿部分の外径をその対物観察ユニツト1
2のうちで最大のものとし、他に部分における外
径をそれよりも小さくしたから、前方にそのまま
引き抜くことができる。したがつて、対物観察ユ
ニツト12が故障した場合、湾客管6側には何等
手を加えずに簡単に修理できる。つまり、抜け止
めねじ48のところのポツテング剤49を削り取
り、その抜け止めねじ48を引き抜く。つぎに、
吸盤を利用して対物観察ユニツト12を外に引き
出す。そして、チユーブ59を回してずらし、シ
ールドパルプ52と電線固定部材53との間で切
断する。ついで、回路基板73から電線36を取
り外し、シールドパイプ52を電線固定部材53
から取り外す。後は新しい対物観察ユニツト12
を接続すればよい。つまり、他の部品を再利用で
きる。このためにはレンズ枠カバー41やシール
ドパイプ52とは接着しないほうがよい。もつて
も、接着しておいてもよい。
第4図は本発明の第3の実施例を示す。この実
施例は側視形内視鏡を構成するものである。先端
構成部材7の外周には筒状の第1の先端カバー9
1が被嵌されている。また、この第1の先端カバ
ー91の先端にはキヤツプ状の第2の先端カバー
92が連結されている。第1の先端カバー91は
先端構成部材7の外周に対して気密的に被嵌さ
れ、また、第1の先端カバー91と第2の先端カ
バー92とも気密的に連結されている。つまり、
先端カバー91と第2の先端カバー92内を気密
的に連設するものであり、その内部に収納室93
を形成している。なお、第1の先端カバー91と
第2の先端カバー92とはともに電気的絶縁性の
材料によつて形成されている。
先端構成部材7の先端部には対物観察ユニツト
12が取付けられている。この対物観察ユニツト
12は側視用プリズム94に対向する対物レンズ
系33、固体撮像素子34、フレキシブル基板3
5など上記実施例と同様な部品からなる。そし
て、レンズ枠38は電気絶縁性のレンズ枠カバー
41を介して上記先端構成部材7に形成した貫通
孔95に嵌挿して固定されている。また、素子枠
51はレンズ枠38に対して嵌合され、かつ固定
ねじ96により締付け固定されるようになつてい
る。また、フレキシブル基板35に接続される電
線36は先端構成部材7に形成した挿通孔97を
通じて挿入部5の基端部に導かれており、その挿
通孔97の後端部に設けた電線固定部材53に紐
98により締結されている。電線固定部材53に
おける挿通孔97の部分はポツテング剤99によ
り封止されている。
一方、第1の先端カバー91の上壁部分は切欠
され、観察用カバーレンズ101と照明レンズ1
02とが設けられ、観察用カバーレンズ101の
内側には上記側視用プリズム94が設置されてい
る。観察用カバーレンズ101はこれを取り付け
る先端構成部材7に対して電気的絶縁性のポツテ
ング剤103により気密的にシールされている。
また、照明レンズ102の内側には光学繊維束か
らなるライトガイド104の先端部が湾曲した状
態で固形化されて設けられている。なお、観察用
カバーレンズ101と照明レンズ102との間に
はフレア防止用の凸部105が形成されている。
また、上記電気回路部品の周囲は金属性のシー
ルド板106によつて包囲されている。このシー
ルド板106は固体撮像素子34のGNDと電気
的に接続されている。さらに、シールド板106
はリード線107を介してレンズ枠38にも電気
的に接続されている。フレキシブル基板35もレ
ンズ枠38に対しアースされている。素子枠51
の先端には突出部108が形成され、この突出部
108には貫通孔109が穿設されている。
そして、組立てる場合には上記突出部108の
貫通孔109に治具を係合させて素子枠51を前
後させることによりピント出しを行なう。また、
素子枠51を回転させることにより方向出しを行
なう。なお、シールド板106は上記ピント出し
が終るまでは折曲げ部110の部分から上端側は
前方へ真直ぐ伸びてており、ピント出しが終わる
と、その折曲げ部110の部分を折り曲げてから
固体撮像素子34とレンズ枠38に接続する。
なお、上記挿通孔97および第2の先端カバー
92の内部空間をポツテング剤で充填してもよ
い。
また、シールド手段としては第2の先端カバー
92の内面に金属製の板、導電性接着剤層などを
形成し、これにアース線を接続してもよい。レン
ズ枠カバー41の先端面に同じように導電層を形
成し、これにアース線を接続してもよい。
また、上記構成において電気的絶縁はレンズ枠
カバー41、各先端カバー91,92で行われて
いるが、レンズ枠38と先端構成部材7とで放電
が置きやすいので、レンズ枠38の後端面に電気
的絶縁塗料を塗布してもよい。さらに、側視用プ
リズム94を収納する空間部内壁面にも電気的絶
縁塗料を塗布してもよい。また、側視用プリズム
94を収納する空間部内に絶縁性ポツテング剤の
ような充填剤を充填してもよい。この場合には側
視用プリズム94の反射面にアルミ箔などの反射
材料を設けてもよい。側視用プリズム94に換え
ミラーを設けてもよい。
また、先端構成部材7とシールド部材106と
の間も放電しやすいので、これを防止するためフ
レキシブル基板35に絶縁塗装をしたり、挿通孔
97の先端に近い部分を絶縁塗装し、あるいは第
2の先端カバー92および挿通孔97内に絶縁剤
を充填してもよい。もつとも、3kv程度の帯電圧
では1mm程度の空気層で充分なので、レンズ枠カ
バー41の肉圧を1mm以上にすればよい。
また、封止は先端構成部材7と観察用カバーレ
ンズ101、各先端カバー91,92、電線固定
部材53とポツテング剤99,103によつて行
われる。また、第2の先端カバー92と挿通孔4
5の内部を絶縁性のポツテング剤を充填してもよ
い。
ところで、先端構成部材7と第1の先端カバー
91とは接着する必要があるが、仮に、第1の先
端カバー91と第2の先端カバー92とが一体で
あると、先端構成部材7と第1の先端カバー91
との接合面は大きく長いので、水密の信頼性は非
常に低くなる。しかも、第1の先端カバー91の
接着作業は素子枠51その他の設定をすべて終わ
つてからとなり、やり直しが難しい。これに対し
てこの実施例は第1の先端カバー91と第2の先
端カバー92として別体に構成したので、まず、
第1の先端カバー91と先端構成部材7をレンズ
枠38、レンズ枠カバー41、シールドパイプ5
2などがない状態で接着できる。したがつて、作
業性がよい。しかも、先端構成部材7の先端付近
のみが水密になればよいのであるが、それは第1
の先端カバー91の先端側開口部に近いので、そ
れのみに作業と注意を集中できる。この実施例で
は先端構成部材7の先端周縁に面取りしてこの面
取り部分の空部に接着剤を入れ、気密性を高める
ようにしてある。なお、この実施例では双眼実態
顕微鏡などで接着剤のまわり状態を確認したり硬
化後のピンホールの有無を確認できるので、信頼
性が高い。さらに、ピンホールが仮にあつたとき
もレンズ枠38、レンズ枠カバー41などがない
ので、接着剤を足したり第1の先端カバー91を
壊して新しくやり直したりしやすい。これは接着
部位が先端側開口に近いからである。そして、先
端構成部材7の先端面近傍で第1の先端カバー9
1と第2の先端カバー92に分けたので、これら
を接着する作業はやりやすく信頼性も高い。特
に、第5図で示すように第1の先端カバー91の
先端より先端構成部材7の先端を前方に突出して
もよい。また、第1の先端カバー91の先端と先
端構成部材7の先端との位置が同じでもよい。
第6図は本発明の第4の実施例を示す。この実
施例は第1の実施例のシールドパイプ52の代り
に金属製網管からなるシールド部材121とし、
電子部品を覆うようにしたものであり、電線36
を通すシールド部材121の後端開口部を導電性
接着剤122で封止する。また、このシールド部
材121には導電接着剤を塗布する。シールド部
材121の内部には電気絶縁性接着剤123を充
填する。さらに、シールド部材121および素子
枠51の各外周を電気絶縁性塗料124で覆うも
のである。
〔発明の効果〕
本発明は内視鏡先端部に電子部品を設けるとと
もに、この電子部品に電線を接続した内視鏡にお
いて、上記電子部品の周囲を電気シールド部材に
よつて包囲し、上記電気シールド部材の外周を電
気絶縁材料によつて覆うとともに、電気絶縁材料
からなる封止材により少なくとも上記電気部品、
および電線の接続端部の金属露出部分を取り込ん
で密封したから、内蔵される電子部品および電線
接続部の電気的絶縁を確保し、かつ結露による短
絡を防止できる。また、本発明はシールド部材ま
たは電気絶縁部材を封止部材と兼用できるので、
その場合はそれだけ小形化が可能で、内視鏡挿入
部を細径化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の内視鏡装置の
概略図、第2図は同じくその内視鏡先端部の断面
図、第3図は本発明の第2の実施例の内視鏡先端
部の断面図、第4図は本発明の第3の実施例の内
視鏡先端部の断面図、第5図は本発明の第3の実
施例の内視鏡先端部の変形例を示す断面図、第6
図は本発明の第4の実施例の内視鏡先端部の断面
図である。 1……内視鏡、7……先端構成部材、31……
電子部品、34……固体撮像素子、36……電
線、54……シールド部材、43,58,62,
74,76……ポツテング剤、122……接着
剤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内視鏡先端部に電子部品を設けるとともに、
    この電子部品に電線を接続した内視鏡において、
    上記電子部品の周囲を電気シールド部材によつて
    包囲し、上記電気シールド部材の外周を電気絶縁
    材料によつて覆うとともに、電気絶縁材料からな
    る封止材により少なくとも上記電子部品、および
    電線の接続端部の金属露出部分を取り込んで密封
    したことを特徴とする内視鏡。
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