JPH034869Y2 - - Google Patents

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JPH034869Y2
JPH034869Y2 JP15389985U JP15389985U JPH034869Y2 JP H034869 Y2 JPH034869 Y2 JP H034869Y2 JP 15389985 U JP15389985 U JP 15389985U JP 15389985 U JP15389985 U JP 15389985U JP H034869 Y2 JPH034869 Y2 JP H034869Y2
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valve
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port
chamber
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、3ポートエア電磁弁に係り、特に、
パイロツト形ポペツト式電磁弁に関する。
〔従来技術〕
この種の電磁弁は、従来、第2図にてその一例
を示したように、主弁Vaとパイロツト電磁弁Vb
によつて構成されていて、主弁Vaはボデイ11
と上下のカバー12,13からなる弁本体10と
同弁本体10内に組込んだ弁体20及びばね30
によつて構成されている。ボデイ11は、図示し
ない空気圧源に接続される供給ポート11aと、
図示しないアクチユエータに接続される負荷ポー
ト11bと、大気に連通する排出ポート11cを
有するとともに、通路11d,11e,11fを
有し、また第1弁座11gと第2弁座11hを有
していて、両弁座11g,11hは同軸的に設け
られている。
弁体20は、両弁座11g,11hと同軸的か
つ軸方向へ移動可能に組付けられていてばね30
によつて図中上方へ付勢されており、上方向移動
端(すなわち、図示状態)にて第1弁座11gに
着座する第1ポペツト21と、同第1ポペツト2
1に連結ロツド23を介して連結されて下方向移
動端にて第2弁座11hに着座する第2ポペツト
22と、同第2ポペツト22に一体的に設けられ
てボデイ11の内孔11i内に気密的かつ軸方向
へ摺動可能に嵌挿され背部(上部)にパイロツト
室R1を形成するピストン24(このピストン2
4は第1ポペツト21のシート面積Aより大きい
受圧面積Bを有している)によつて構成されてい
る。パイロツト室R1は上部カバー12に設けた
通孔12aを通して制御室R2に常時連通してお
り、同室R2はパイロツト電磁弁Vbのバルブプ
ランジヤ41が図示状態にあるとき同バルブプラ
ンジヤ41の外周に形成されている通路42、固
定コア43に設けた通路43a,及びキヤツプ4
4に設けた通孔44aを通して大気に連通し、ま
たバルブプランジヤ41が上動して固定コア43
の通路43aを閉じかつ上部カバー12に設けた
通路12bを開いたとき同通路12b及びボデイ
11の通路11dを通して供給ポート11aに連
通するようになつている。
一方、パイロツト電磁弁Vbは、上述したバル
ブプランジヤ41や固定コア43と、バルブプラ
ンジヤ41を下方へ付勢するばね44及び電磁コ
イル45等によつて構成されていて、電磁コイル
45への通電時には制御室R2を供給ポート11
aに連通させ、また非通電時には図示のごとく制
御室R2を大気に連通させる。
なお、上部カバー12に組付けたノブ51とボ
ール52はバルブプランジヤ41を手動にて上動
させるためのものであり、ノブ51はピン53に
より抜け止めされている。
しかして、同電磁弁において負荷ポート11b
と排出ポート11cの連通を遮断しかつ負荷ポー
ト11bを供給ポート11aに連通させるために
は、パイロツト電磁弁Vbの電磁コイル45に通
電してパイロツト室R1を供給ポート11aに連
通させ、供給ポート11aからパイロツト室R1
にエア(圧縮空気)を導いて同エア圧により弁体
20を下動させ、第1ポペツト21を第1弁座1
1gから離すとともに第2ポペツト22を第2弁
座11hに着座させる必要がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記した従来の3ポートエア電磁弁
においては、その使用時、図示状態(電磁コイル
45の非通電時)にて弁体20にばね30の力と
第1ポペツト21のシート面積Aに供給圧力を掛
算した力が上方に向けて作用している。
このため、同電磁弁においては、パイロツト室
R1内の圧力が供給圧力に近い圧力まで上昇しな
いと弁体20は下動しない。しかして、同電磁弁
においては、電磁コイル45への通電によりバル
ブプランジヤ41が直ちに上動してパイロツト室
R1が供給ポート11aに連通するものの、エア
は通路12bから制御室R2及び通孔12aを通
てパイロツト室R1に流入するため、パイロツト
室R1内の圧力が大気圧から供給圧力に近い圧力
にまで上昇するには相当の時間が必要であり、電
磁コイル45に通電してから弁体20が下動する
までに長い時間を要する。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記した問題、すなわち通電時の応答
時間が長いという問題を解決すべくなされたもの
で、上記した形式の3ポートエア電磁弁、すなわ
ち、空気圧源に接続される供給ポートとアクチユ
エータに接続される負荷ポートを連通する通路中
に設けられる第1弁座と前記負荷ポートと大気に
連通する排出ポートを連通する通路中に設けられ
る第2弁座を同軸的に設けてなる弁本体と、同弁
本体内に前記両弁座と同軸的かつ軸方向へ移動可
能に組付けられて一方向へばね付勢され一方向移
動端にて前記第1弁座に着座する第1ポペツトと
同第1ポペツトに連結体を介して連結されて他方
向移動端にて前記第2弁座に着座する第2ポペツ
トと同第2ポペツトに一体的に設けられて背部に
パイロツト室を形成するピストンからなる弁体と
によつて構成された主弁を備えるとともに、前記
パイロツト室を前記供給ポート又は大気に選択的
に連通させるパイロツト電磁弁を備えてなる3ポ
ートエア電磁弁において、前記第1ポペツトの背
部に前記パイロツト室に対向しかつ前記負荷ポー
トにのみ常時連通するチヤンバを同軸的に設ける
とともに、同チヤンバ内に前記弁体の一部を延出
して露呈させたことを特徴とする。
〔考案の作用〕
本考案による3ポートエア電磁弁においては、
電磁コイルの非通電時、負荷ポートが供給ポート
との連通を遮断されかつ排出ポートに連通してい
てチヤンバ内に露呈する弁体の一部には大気圧が
作用しているため、同部分の受圧面積に供給圧力
を掛算した力だけ弁体に作用するパイロツト室方
向への力が従来に比して減少する。したがつて、
ピストンの受圧面積が従来のものと同じであれ
ば、電磁コイルへの通電時、パイロツト室内の圧
力が従来のものに比して低い圧力に上昇した時点
で弁体が移動することとなり、その応答時間は従
来に比して短くなる。
〔実施例〕
以下に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。第1図は本考案による電磁弁を示してい
て、同電磁弁は主弁Vaとパイロツト電磁弁Vbに
よつて構成されており、主弁Vaの弁本体10に
おけるボデイ11及び下部カバー13の形状と、
主弁Vaの弁体20における第1ポペツト21及
び連結ロツド23の形状が第2図に示した従来の
電磁弁における形状とわずかに異なるのみで、そ
の他の構成は従来の電磁弁と全く同じであり同一
符号を付して説明を省略する。
下部カバー13は、それ自体に設けた通孔13
aとボデイ11に設けた通孔11jを通してボデ
イ11の通路11e、すなわち負荷ポート11b
に常時連通するチヤンバR3を備えていて、同チ
ヤンバR3内には下部カバー13の内孔13bに
気密的かつ軸方向へ摺動可能に嵌合した連結ロツ
ド23の下端が露呈している。(なお、連結ロツ
ド23の下端に代えて第1ポペツト21の下端が
チヤンバR3内に露呈するようにして実施するこ
とも可能である。) 上記のように構成した本考案による電磁弁にお
いては、その使用時、図示状態にて負荷ポート1
1bが供給ポート11aとの連通を遮断されかつ
排出ポート11cに連通していて、チヤンバR3
に露呈する連結ロツド23の下端受圧面Cには大
気圧が作用しているため、弁体20に作用する上
方への力はばね30の力と第1ポペツト21のシ
ート面積Aから連結ロツド23の下端受圧面Cを
引いた値に供給圧力を掛算して得られる力の和と
なつていて、連結ロツド23の下端受圧面Cに供
給圧力を掛算した力だけ第2図に示した従来の電
磁弁に比して弁体20に作用する上方への力が減
少している。
したがつて、電磁コイル45への通電時、パイ
ロツト室R1内の圧力が従来のものに比して低い
圧力に上昇した時点で弁体20が、下方へ移動す
ることとなり、その応答時間は従来に比して短く
なる。
また、本考案による電磁弁においては、電磁コ
イル45を通電状態から非通電にして制御室R2
を供給ポート12aから遮断して大気に連通させ
ると、パイロツト室R1内のエアは大気に開放さ
れ、弁体20はばね30の力と第2ポペツト22
のシート面積Dに供給圧力を掛け算した力を合わ
せた力により上昇作動する。このため、弁体20
は素早く図示状態となり、負荷ポート11bは供
給ポート11aとの連通を遮断されて排出ポート
11cに連通する。なお、かかる作動は第2図の
従来の電磁弁によつても同様に得られる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案は、第
1ポペツトの背部にパイロツト室に対向しかつ負
荷ポートにのみ常時連通するチヤンバを同軸的に
設けるとともに、同チヤンバ内に弁体の一部を延
出して露呈させて、電磁コイルへの通電時におけ
る応答時間を短くしたものであり、弁体を一方向
へ付勢するばねの力を小さくしたり、ピストンの
受圧面積を大きくして、上記した作用(応答時間
の短縮)を得るようにしたものではない。したが
つて、本考案によれば、後者のようにした場合の
不具合、すなわち、電磁コイルを通電状態から非
通電にした場合の作用応答性が低下するといつた
不具合は全く生じない。
また、本考案は、上記した作用を得るために第
1ポペツトのシート面積を小さくしたものではな
いため、供給ポートから負荷ポートへの通過能力
を下げることなく実施できるといつた効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による3ポートエア電磁弁の一
例示す断面図、第2図は従来の3ポートエア電磁
弁の一例を示す断面図である。 符号の説明、10……弁体、11a……供給ポ
ート、11b……負荷ポート、11c……排出ポ
ート、11g……第1弁座、11h……第2弁
座、20……弁体、21……第1ポペツト、22
……第2ポペツト、23……連結ロツド、24…
…ピストン、30……ばね、Va……主弁、Vb…
…パイロツト電磁弁、R1……パイロツト室、R
3……チヤンバ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気圧源に接続される供給ポートとアクチユエ
    ータに接続される負荷ポートを連通する通路中に
    設けられる第1弁座と前記負荷ポートと大気に連
    通する排出ポートを連通する通路中に設けられる
    第2弁座を同軸的に設けてなる弁本体と、同弁本
    体内に前記両弁座と同軸的かつ軸方向へ移動可能
    に組付けられて一方向へばね付勢され一方向移動
    端にて前記第1弁座に着座する第1ポペツトと同
    第1ポペツトに連結体を介して連結されて他方向
    移動端にて前記第2弁座に着座する第2ポペツト
    と同第2ポペツトに一体的に設けられて背部にパ
    イロツト室を形成するピストンからなる弁体とに
    よつて構成された主弁を備えるとともに、前記パ
    イロツト室を前記供給ポート又は大気に選択的に
    連通させるパイロツト電磁弁を備えてなる3ポー
    トエア電磁弁において、前記第1ポペツトの背部
    に前記パイロツト室に対向しかつ前記負荷ポート
    にのみ常時連通するチヤンバを同軸的に設けると
    ともに、同チヤンバ内に前記弁体の一部を延出し
    て露呈させたことを特徴とする3ポートエア電磁
    弁。
JP15389985U 1985-10-08 1985-10-08 Expired JPH034869Y2 (ja)

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JPS6262078U JPS6262078U (ja) 1987-04-17
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