JPH0348416A - フィルムコンデンサ用下塗り含浸剤 - Google Patents

フィルムコンデンサ用下塗り含浸剤

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JPH0348416A
JPH0348416A JP18267589A JP18267589A JPH0348416A JP H0348416 A JPH0348416 A JP H0348416A JP 18267589 A JP18267589 A JP 18267589A JP 18267589 A JP18267589 A JP 18267589A JP H0348416 A JPH0348416 A JP H0348416A
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JP
Japan
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epoxy resin
curing
accelerator
curing accelerator
organic acid
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Pending
Application number
JP18267589A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Hirai
平井 一明
Kiyohiko Kuramoto
清彦 倉本
Yukiyoshi Takayama
高山 幸義
Masayuki Ito
正幸 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shikoku Chemicals Corp
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
Shikoku Chemicals Corp
Nitsuko Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、樹脂外装フィルムコンデンサ用の下塗り含浸
剤に関する. 〔従来の技術〕 樹脂外装フィルムコンデンサの一例の縦断面を第4図に
示す.この種のコンデンサの製造では、金属化プラスチ
ックフィルムを巻回し、巻回端面にメタリコン(金属溶
射)によって電極部を形成後、リード線を電極部に溶接
し、その後耐候性を向上するため、全体を加熱含浸また
は真空含浸後、熱硬化して性能を得ている.上記含浸硬
化処理後に樹脂外装をほどこす.外装樹脂は、外形・機
械的保護のためで、耐湿特性は主として含浸硬化処理の
状況で定まる。
上述の製造方法において、下塗り含浸剤は、従来、エポ
キシ樹脂を主剤とし、酸無水物を主威分とする硬化剤を
使用時に配合する2液含浸剤を用いていた. しかし、2液型の含浸剤を製造現場で使用する場合には
、エポキシ樹脂・硬化剤を別々に保管し、使用時に計量
しなければならず、現場作業としては極めて不適当であ
った。したがって従来から、混合した状態の1液型の含
浸剤であって、フィルムコンデンサの製造に最適な含浸
剤が希求されていた. 〔発明が解決しようとする課題〕 フィルムコンデンサ用の下塗り含浸剤は、含浸後行なわ
れる硬化温度95〜120℃,硬化時間1〜2時間とい
った硬化作業を前提として選ばれる.含漫の際に、プラ
スチックフィルムがよく濡.れること、また硬化した後
で¥JA縁抵抗が高いことが要求される. フィルムコンデンサ用の下塗り含浸剤として、液状エポ
キシ樹脂に微粉末シリカ,硬化剤、硬化促進剤を混合し
たものが有ったが、2液型に起因する貯蔵性の問題があ
り、また上記威分の混合が難しく、現状では可使時間が
たとえば半日程度で短く、製造現場で使いにくいものと
なっている.この可使時間は所定の粘度以下であること
を保証する貯蔵時間であるが、主として硬化促進剤の性
質、混合割合できまる.フィルムコンデンサの製造上要
求される硬化条件(120℃,1〜2時間)をみたすだ
けを考えて硬化促進剤を大目にすれば可使時間が短くな
り、硬化促進剤を少なくすれば確かに可使時間は長くな
る.しかし熱硬化処理が120℃の硬化温度では長時間
の処理が必要で2時間以上となり、また硬化条件をかえ
て130℃以上で高温硬化すると硬化時間は短くなるが
、コンデンサの特性に悪い影響をあたえる.本発明の目
的は、上記の事情に鑑み、1液型で可使時間が長く、し
かも含浸硬化処理に問題がないフィルムコンデンサ用下
塗り含浸剤を提供することにある. 〔課題を解決するための手段〕 本発明の下塗り含浸剤は、液状エポキシ樹脂を主成分と
して、この主威分に微粉末シリカ,液状有機酸無水物.
カプセル化したアミンアダクト型硬化促進剤を含有させ
たものである.硬化促進剤はカプセル化されていること
を特徴とし、50〜150℃の融点を有する粉末状の第
3級アξノ基を有するアミン・エポキシ樹脂付加物を、
トリレンジイソシアネートあるいは4.4′ジフェニル
メタンジイソシアネートから選ばれた一つもしくはその
混合物で、カプセル化したものを用いる.〔作用〕 液状有機酸無水物は硬化剤であって、主戒分の液状エポ
キシ樹脂と反応し硬化を行なわせる.硬化促進剤は上記
硬化反応を制御する,ここで硬化促進剤は、カプセル化
しているのでエポキシ樹脂と硬化剤の反応促進には常温
保管ではその促進作用が弱められ、可使時間が長くなっ
ている.しかも、フィルムコンデンサの含浸後の100
℃前後の硬化処理では有効に寄与することができる。下
塗り含浸剤の各威分割合は、実験的に適切に定められる
.また、フィルムへの付き廻り性を良くするために、液
状エポキシ樹脂に微粉末シリカを加えチキントロピー(
揺変性)を与えているが、その範囲もフィルムコンデン
サとして実施例に示すようにピンホール発生率を見て定
めている.〔実施例〕 主威分であるエポキシ樹脂は、少なくとも1分子中に1
個以上のエポキシ基を有し、以下に例示するl種もしく
は2種以上の混合物で、室温で液状を示すものである.
たとえば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂.ビスフェ
ノールF型エポキシ樹脂,環状脂肪族エポキシ樹脂等で
ある.次にエポキシ樹脂に混合する各戒分について、説
明する, (a)  硬化剤である有機酸無水物は室温で液状を呈
する、たとえば無水コハク酸、無水フタル酸、テトラヒ
ドロ無水フタル酸、メチルテトラヒド口無水フタル酸等
をl種もしくは2種以上混合して用いる. 液状有機酸無水物の配合量に対する硬化状態の性質は第
3図のように示される.配合量がエポキシ基1当量に対
し0.6当量を超えると略々完全硬化になるが、あまり
配合量を増加させると、エポキシ樹脂として体積固有抵
抗が低下してコンデンサとして絶縁性が問題になる.0
.6〜1.5当量が使用限界であり、好ましくは0.8
〜1.2当量である. 伽》微粉末シリカは、たとえば4塩化珪素の酸水素焔中
における加水分解により得られる高分散性の無定形シリ
カを用いる.球形粒子がつながった形になるが、粒子径
は約10ξリミクロン程度のものを用いると、充分揺変
性を与える.その添加量は100重量部に対して1〜1
0重量部好ましくは1〜5重量部である.混合が2重量
部の例では、製品のオンライン検査の結果、外装に表わ
れたピンホールは168H(7日)後、発生率が0.0
5%前後にとどめることができた.(C)  硬化促進
剤は50〜150℃の融点を有する粉末状の第3級アミ
ノ基を有するアξン・エポキシ樹脂付加物を用いるが、
1分子量中にヒドロキシル基を1個以上有するイミダゾ
ール誘導体が好ましい.イミダゾール化合物としては、
イξダゾール,2メチルイもダゾール,2エチルイミダ
ゾール等が、エポキシ樹脂としては主威分としてエポキ
シ樹脂について例示した種類のものが選ばれ、両者の付
加反応により生成する. 本発明の実施例ではイξダゾール化合物として2メチル
イミダゾール、エポキシ樹脂としては、ビスフェノール
A型エポキシ樹脂を用いた付加反応物を用いている. (d)  硬化促進剤のカプセル化は、前記のアミン・
エポキシ樹脂付加物を粉砕して5ξクロン以下となし、
カプセル化剤を用い公知の方法、たとえば、アミン・エ
ポキシ樹脂付加物を溶解することのない溶剤に分散させ
、カプセル化剤を添加する方法等で行なう.カプセル化
剤は1分子中にイソシアネート基を1個以上有する化合
物、特に好ましくはトリレンジイソシアネートあるいは
4.4′ジフェニルメタンジイソシアネートから選ばれ
た1つもしくはその混合物である。
上記カプセル化硬化促進剤の添加割合は第2図のように
実験的に定めた.第2図は可使日数と添加割合の関係で
あって、好ましい適正添加としては1〜3垂量部%であ
る.なお可使日数は40℃保存で、粘度が2000cp
sを超えるときをとっている。これは、フィルムコンデ
ンサ素子の含漫性を考慮して、2000cpsを使用上
限とした表示である. 以上、説明した各或分を含有したエポキシ樹脂を主威分
とする下塗り含浸剤について、主として貯蔵安定性につ
いて実測した結果を述べる.表1にサンプル(実施例・
比較例)の戒分とその性質をあげる. 主威分 シリカ 硬化剤 促進剤 表1 実施例1実施例2 100   100 22 8080 威分 エピコー}828 7Xu5ル#200 HN−2200 2B4MZ BDMA カプセル化    2 1 比較例1比較例2 100   100 22 8080 l 0.1 120℃ゲルタイム 貯蔵安定性 8分  15分  7分  30分く 30日  60日  0.5日  15日表1はすべて
主戒分のエポキシ樹脂100重量部に対する重量部で示
されている.エピコート828(商品名:ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂、エポキシ当量190)、微粉末シ
リカ、硬化剤は商品名、2E4MZは2エチル4メチル
イミダゾール、BDMAはペンジルジメチルアξン、カ
プセル化は本発明で説明したカプセル化した硬化促進剤
である.比較例lは、促進剤が従来例のもので、比較例
2は促進剤の量を少なくした例である.貯蔵性はかなり
よくなっているが、本発明の実施例にはおよばないし、
また硬化処理で温度をあげねばならない問題がある。な
お、ゲルタイムは120℃の熱板上で0.5gの試料を
おき糸ひきかなくなるまでの時間、貯蔵安定性は25℃
で初期値より粘度が2倍になる日数で示してある。
貯蔵性について40℃保存の場合について、粘度変化を
調べた結果を第1図に示す。この実験に用いたサンプル
中、A,Bは本発明によるものでエポキシ樹脂に対して
、Aは微粉末シリヵ2重量部%、有機酸無水物1当量、
本発明の硬化促進剤0.3重量部%で、Bは微粉末シリ
カ2重量部%、有機酸無水物1当量、本発明の硬化促進
剤2重量部%である.サンプルCはBと硬化促進剤をの
ぞいて同じだが、硬化促進剤は従来のものである.従来
例は、使用限界粘度を2000cpsとするとこの限界
を超えるのは0.5日、これに対し本発明例では14日
以上になる。なお常温では1ケ月以上になることは前述
した. 〔発明の効果〕 以上、説明したように、1液型のフィルムコンデンサの
含浸剤として、本発明は、微粉末シリカの量により素子
への付き具合を調整し、また液状有機酸無水物とアよン
アダクト型硬化促進剤とを混合し、その割合を硬化温度
95〜120℃.硬化時間1〜2時間といった硬化条件
で硬化しうるように調整し、しかも可使時間を延長させ
ることができる.硬化促進剤はカプセル化することによ
って、貯蔵中は硬化促進機能を減速させ、硬化処理中は
充分な硬化促進が得られるようにしている.
【図面の簡単な説明】
第1図は40℃保存の場合に、本発明の実施例、従来例
について粘度変化を調べた図、第2図は硬化促進剤の添
加量と可使日数との関係を示す図、第3図は硬化剤(有
機酸無水物)の配合量についての説明図、第4図はフィ
ルムコンデンサの断面図である.

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.液状エポキシ樹脂に、微粉末シリカ,液状有機酸無
    水物,カプセル化したアミンアダクト型硬化促進剤を含
    有してなるコンデンサ用下塗り含浸剤。
  2. 2.微粉末シリカがエポキシ樹脂の1〜5重量部%、液
    状有機酸無水物がエポキシ基の1当量あたり0.8〜1
    .2当量、硬化促進剤がエポキシ樹脂の1〜3重量部%
    である請求項1記載のコンデンサ用下塗り含浸剤。
  3. 3.硬化促進剤は、50〜150℃の融点を有する粉末
    状の第3級アミノ基を有するアミン・エポキシ樹脂付加
    物を、トリレンジイソシアネートあるいは4,4′ジフ
    ェニルメタンジイソシアネートから選ばれた一つもしく
    はその混合物で、カプセル化したものである請求項2記
    載のコンデンサ用下塗り含浸剤。
JP18267589A 1989-07-17 1989-07-17 フィルムコンデンサ用下塗り含浸剤 Pending JPH0348416A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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