JPH0347536A - 微生物吸着材及びその製造方法 - Google Patents

微生物吸着材及びその製造方法

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JPH0347536A
JPH0347536A JP1181576A JP18157689A JPH0347536A JP H0347536 A JPH0347536 A JP H0347536A JP 1181576 A JP1181576 A JP 1181576A JP 18157689 A JP18157689 A JP 18157689A JP H0347536 A JPH0347536 A JP H0347536A
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彰則 南
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    • C08F226/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a single or double bond to nitrogen or by a heterocyclic ring containing nitrogen
    • C08F226/06Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a single or double bond to nitrogen or by a heterocyclic ring containing nitrogen by a heterocyclic ring containing nitrogen
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    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、水処理における水中の微生物の吸着材、バイ
オリアクターやバイオセンサーにおける微生物面体の保
持担体などとして使用される微生物吸着材に関し、とく
に水中の菌体を効率良く吸着てきる微生物吸着材に関す
る。
[従来技術] 従来、上下水道の微生物を除去する手段として、塩素消
毒法などの殺菌作用を有する水可溶性化学物質が使用さ
れている。しかし、これらの化学物質は一般に毒性が強
いことが多く、とくに、飲料水や、食品又は医薬品製造
用の水に添加して用いるには問題があった。例えば、上
記塩素消毒では、処理反応においてトリハロメタン等の
有機ハロゲン化物が生成するが、最近、このトリハロメ
タンに発癌性があり、生物濃縮を受けることがわかり、
環境汚染問題として大きく取り上げられている。
このため、水に不溶性で微生物を除去てきる材質が強く
要望されている。
一方、バイオリアクターやバイオセンサーの分野では、
最近、微生物菌体を生きた状態て担体に固定化させ、微
生物によって生産される菌体内または菌体外の酵素を利
用することが考えられている。これら微生物の担体への
固定化方法としては、従来、物理的吸着法、共有結合法
などが知られている。この内、物理的吸着法は結合が弱
く、微生物が脱離することがあり、共有結合法は比較的
強固な結合が得られるが、反応方法によっては酵素が変
性しやすく、とくに微生物菌体の場合には死滅するおそ
れがある。このため、微生物菌体を死なせたり、活性を
低下させたりすることなく、安定に固定化できる担体が
望まれている。
上述のような水処理の微生物除去材やバイオリアクター
の担体における要求を満たす材料として、特公昭62−
41641号公報には、橋かけポリビニルピリジニウム
ハライドからなる不溶性高分子化合物が提案されている
。この化合物は、高い効率で、しかも、生きた状態で微
生物を捕えることができ、その上、水に不溶性であるた
め環境を汚染することがない非常に優れた微生物吸着材
である。
しかしながら、上記の橋かけポリビニルピリジニウムハ
ライドは水だけでなく、通常の有a溶剤にも不溶である
ため、固体としてしか取り扱えず、加工が困難で、一般
にはビーズ形状で使用されるので、単位重量当たりの表
面積が小さく、吸着効率が悪いという問題があフた。こ
れを解消するためには、例えばビーズの径を小さくすれ
ば良いが、この様にすると、目づまりか生じて使用でき
なくなるおそれがあフた。
なお、橋かけ構造を持たないポリビニルピリジニウムハ
ライドは水溶性であって、水処理材として用いた場合に
は流失する問題があるだけでなく、′rL菌性があるこ
とが知られている。
[発明が解決すべき課題] 本発明は上記従来技術の欠点を解消すべくなされたもの
であり、水系で使用しても溶解せず、微生物の活性を低
下させることなく吸着することができ、かつ、表面積が
大きく、微生物の吸着効率が高い微生物吸着材を得るこ
とを課題とする。
[[題を解決する手段] 本発明は、一般式、 2 (ただし、式中R1はベンジル基、04〜CIGのアル
キル基またはペンタフルオロフェニルメチル基、R2は
水音原子または01〜C3のアルキル基、Xはハロゲン
原子、Yは水素原子、C1−C5のアルキル基、ベンジ
ル基、エーテル基、カルボキシル基、カルボン酸エステ
ル基またはアリール基)で表わされるビニル系共重合体
が、多孔質基材の表面に付着していることを特徴とする
微生物吸着材に関する。
[作用] すなわち、本発明の微生物吸着材に使用する上記のビニ
ル系共重合体は、橋かけポリビニルピリジニウムハライ
ドと同様の優れた微生物吸着能を有するにもかかわらず
、水には不溶または難溶でありながら、有’aNfI剤
には可溶であって、これを溶液とすることができるので
、橋かけポリビニルピリジニウムハライドでは不可能で
あった、他の基材への含浸やコーティングなどの加工が
可能なのである。本発明の微生物吸着材は、この共重合
体の性質を利用し、優れた微生物吸着性を有するビニル
系重合体を多孔質基材の表面に付着することによって、
ビニル系共重合体の単位ff1ffi当たりの表面積を
大幅に増加せしめ、微生物吸着能を高めたものである。
本発明には、4−ビニルピリジンとモノとニルモノマー
とを共重合した後、ハロゲン化物を作用させて得られる
、下記の一般式で表わされるビニル系共重合体が使用さ
れる。
ただし、式中R1はベンジル基、C4〜CI6のアルキ
ル基またはペンタフルオロフェニルメチル基、R2は水
素原子またはCl−C5のアルキル基、Xはハロゲン原
子、Yは水素原子、c、−c3のアルキル基、ベンジル
基、エーテル基、カルボキシル基、カルボン酸エステル
基またはアリール基である。また、このビニル系共重合
体はランダム共重合体またはブロック共重合体である。
共重合に使用するモノとニルモノマーとしては、エチレ
ン、プロピレン、ブテンなどのモノオレフィン、スチレ
ン、酢酸ビニル、アクリル酸、アクリル酸エステル、メ
タクリル酸、メタクリル酸エステル、脂肪族ビニルエス
テル、アクリロニトリル及びこれらの誘導体などがある
が、これらに限らず、種々のものが単独または組合せて
使用できる。ただし、親水性の高い官能基を有するモノ
とニルモノマーを使用すると、得られる共重合体が重合
度によフては水溶性となるので望ましくない。
このモノビニルモノマーと4−ビニルピリジンとの比率
、すなわち、n:mの割合は、使用されるモノビニルモ
ノマーの種類や、重合度によっても異なるが、大略10
:90〜90:10の範囲にあるのが望ましい、この範
囲よりも4−ビニルピリジンの割合が少ないと十分な微
生物吸着性が得られず、これより多いと得られる共重合
体が水溶性の高いものとなってしまう。
また、上記ビニル系重合体の重合度は少なくとも300
以上であることが望ましく、これより重合度が低いと、
得られる共重合体の水溶性が高いものとなる。
モノビニルモノマーと4−ビニルピリジンとの共重合体
は、ハロゲン化アルキル、ハロゲン化ベンジル、ハロゲ
ン化ペンタフルオロフェニルメチルなどのハロゲン化物
と反応させることにより、ピリジンを4級化し、次式で
表わされる官能基を形成する。
式:X−R,艷V この官能基が主体となフて微生物を活性状態を維持した
ままで、吸着する働きをしているものと考えられる。こ
の機構は明らかではないが、この官能基は正に帯電して
おり、一般に微生物の細胞表面は負に帯電していること
から、静電気的な相互作用が一つの重要な因子であると
推定される。
この様にして得られたビニル系共重合体は、水に対して
実質的に不溶または電溶であって、有機溶剤には可溶で
ある。この性質を利用して、上記ビニル系重合体は有機
溶剤に溶かされて溶液とされる。有aWI剤としては、
アルコール類、エステル類、フェノール類、エーテル類
などが使用できるが、取り扱いやすさなどの点から考え
て、アルコール類を使用することが望ましい。
次に、ビニル系共重合体を溶解した溶液は、多孔質基材
に含浸、スプレー、コーティングなどの手段で付与され
る。この後、乾燥工程を経ることにより、上記ビニル系
共重合体は多孔M基材に付着される。この際、多孔質基
材の内部にわたって、できるだけ広い範囲に均一にビニ
ル系共重合体を付着させるためには含浸によるのが望ま
しい。
多孔質基材に対するビニル系共重合体の付着量は特に限
定されないが、0.01〜20wt%の範囲において吸
着力が高く、かつ経済的である。 20wt%以上では
、ビニル系共重合体の使用量が増す割には吸着効果は上
がらず、不経済となる。
本発明の多孔質基材には、不織布、織物、編物、紙、発
泡体など種々のものが使用でき、有機、無機、全屈から
なる単一、もしくは複合素材が選択可能である。中でも
3次元構造からなる不織布は、表面積が大きく、圧力損
失が低いという点で望ましい。加えて、ビニル系共重合
体が不織布の繊維表面に薄く均一に付着できるので、ビ
ニル系共重合体の単位重量当たりの表面積は、ビーズに
比して最躍的に大きい。この結果、水処理における微生
物の接触面積や、バイオリアクターにおける基質との反
応効率を大幅に高めることが可能となる。
また微生物を大量に吸着した場合でも、不織布の密度を
コントロールすることにより、空隙を確保し・て目詰り
の生じない構造にできる。
なお、本発明の微生物吸着材によって、吸着する対象と
なる微生物とは、細菌、真菌、藻類、ウィルスなどを言
う。水処理材として本発明の微生物吸着材を用いる場合
には、被処理水に含まれるこれらの微生物を吸着除去す
ることにより水の浄化が行なわれる。また、バイオリア
クターなどに利用する場合には、特定のI!能を有する
面体を、生きたままで、あるいは活性の高い状態で吸着
させ、これら菌体に含まれる酵素を動かせて、反応生成
物を得たり、物質の選別を行なったりする。
(実施例1) 4−ビニルピリジンとスチレンとを40 : 60モル
%の割合で共重合した後、等モル・僅のベンジルプロミ
ドで4級化処理してビニル系共重合体を得た。
一方、レーヨン繊維(m度1.5デニール)からなる1
amウェアを水流絡合処理して、目付90g/m2、厚
み0.5m+の不織布を得た。
この水流絡合不織布に、上記ビニル系重合体を溶解した
エタノ−ルミ8液を含浸した後、75℃で乾燥して、不
織布に対する共重合体の付着率が1.5重量%の微生物
吸着材を得た。
この微生物吸着材を3oφに打抜き、内径3cmのカラ
ムに30枚Fji層充填した後、ニジエリシア・コリを
0.85%食塩水に4.6X 108個/1の濃度に懸
濁させた液を、45m1/hrの速度でカラムに通液し
た。
通液して得た炉液中の生菌数を寒天平板混釈法を用いて
一定時間毎に測定し、除菌率を求め、第1表に示した。
(比較例1) 実施例1でビニル系共重合体を用いず、水流絡合不織布
のみをカラムに充填し、これに、ニジエリシア・コリを
0.85%食塩水に5.5X 101’fm/mlの濃
度に懸濁させた液を、35m1/hrの速度でカラムに
通液した。
通液して得た炉液中の生菌数を一定時間毎に測定し、除
菌率を求め、第1表に示した。
(実施例2) ビニル系共重合体として、4−ビニルピリジンとスチレ
ンとを40 : 60モル%の割合で共重合した後、等
モル量のベンジルクロリドで4級化処理したものを用い
たこと以外は、実施例1と同様にして微生物吸着材を得
た。
この微生物吸着材を実施例1と同様にしてカラムに充填
した後、ニジエリシア・コリを0.85%食塩水に5.
6X 10”個/1の濃度に懸濁させた液を、40m1
/hrの速度でカラムに通液し、炉液中の生菌数を一定
時間毎に測定し、除菌率を求め、第1表に示した。
第1表から明らかなように、実施例1.2のビニル系共
重合体を付着させた水流絡合不織布を用いた微生物吸着
材は、菌の吸着力に優れ、高い除菌率を示したが、比較
例1のビニル系共重合体を付着させていないものは、菌
の吸着力が弱く、しかも時間の経過とともに著しく低下
し、わずか、10%程度の除菌率しか示さなかフた。
第1表 (実施例3) 実施例1の微生物吸着材を3craφに打抜き、内径3
cのカラムに30枚積層充填した後、スタフィロコッカ
ス・アウレウスを0.85%食塩水に2.8×10”個
/mlの濃度に懸濁させた液を、60n+I/hrの速
度でカラムに通液した。
通液して得た炉液中の生菌数を一定時間毎に測定し、除
菌率を求め、第2表に示した。
(実施例/1) 実施例1の微生物吸着材を3cTllφに打抜き、内径
31のカラムに30枚[!充填した後、シュードモナス
・エルギノーザを0.85%食塩水に6.2X 108
個/mlの濃度に5A濁させた液を、30m1/hrの
速度でカラムに通液した。
通液して得た炉液中の生菌数を一定時間毎に測定し、除
菌率を求め、第2表に示した。
第2表から明らかなように、菌の種類にかかわらず、本
発明の微生物吸着材は良好な菌の吸着力を示した。
第2表 (実施例5) 実施例1の微生物吸着材を1.6cmφに打抜き、内径
1.61のカラムに20枚積層充填した後、T−4バク
テリオフアージを0685%食塩水に1.3X 106
個/mlの濃度に!!濁させた液を、20m1/brの
速度でカラムに通液した。
通液して得た炉液中の生菌数を一定時間毎に測定し、除
菌率を求め、第3表に示した。
(比較例2) 実施例5でビニル系共重合体を用いず、水流絡合不織布
のみをカラムに充填し、これに、T−4バクテリオフア
ージを0.85%食塩水に1.3X 10a個/mlの
濃度に懸濁させた液を、20m1/hrの速度でカラム
に通′i伐した。
通i1!シて得た炉液中の生菌数を一定時間毎に測定し
、除菌率を求め、第3表に示した。
第3表から、本発明の微生物吸着材が、面体に比へてよ
り微小なウィルスに対しても有効に働くことがわかった
第3表 (実施例6) ビニル系共重合体として、4−ビニルピリジンとスチレ
ンとを25 : 75モル%の割合で共重合した後、等
モル量のベンジルプロミドで4級化処理したものを用い
たこと以外は、実施例1と同様にして微生物吸着材を得
た。
この微生物吸着材を実施例1と同様にしてカラムに充填
した後、ニジエリシア・コリを0.85%食塩水に2.
3X 10B個/1の濃度に懸濁させた液を、70a+
I/hrの速度でカラムに通液し、炉液中の生菌数を一
定時間毎に測定し、除vM率を求め、第4表に示した。
(比較例3〉 ビニル系共重合体として、4−ビニルピリジンとスチレ
ンとを95:5モル%の割合で共重合した後、等モルm
のベンジルプロミドで4級化処理したものを用いたこと
以外は、実施例1と同様にして微生物吸着材を得た。
この微生物吸着材を実施例1と同様にしてカラムに充填
した後、0.85%食塩水を通液したところ、ビニル系
共重合体が徐々に炉液中に漏出してしまったので、測定
は行なえなかった。
(実施例7) ビニル系共重合体として、トビニルピリジンとメタクリ
ル酸メチルとを40 : 60モル%の割合で共重合し
た後、等モル量のベンジルプロミドで4級化処理したも
のを用いたこと以外は、実施例1と同様にして微生物吸
着材を得た。
この微生物吸着材を実施例1と同様にしてカラムに充填
した後、ニジエリシア・コリを0.85%食塩水に3.
8X 108個/alの濃度に懸濁させた液を、50m
1/hrの速度でカラムに通液し、炉液中の生菌数を一
定時間毎に測定し、除菌率を求め、第4表に示した。
(比較例4) ビニル系共重合体として、4−ビニルピリジンとメタク
リル酸メチルとを5:95モル%の割合て共重合した後
、等モル量のベンジルプロミドで4級化処理したものを
用いたこと以外は、実施例1と同様にして微生物吸着材
を得た。
この微生物吸着材を実施例1と同様にしてカラムに充填
した後、ニジエリシア・コリを0.85%食塩水に3.
8X toe個/1の濃度に懸濁させた液を、551/
hrの速度でカラムに通液し、炉液中の生菌数を一定時
間毎に測定し、除菌率を求め、第4表に示した。
第4表から、本発明に使用するビニル系共重合体の原料
物質である4−ビニルピリジンとビニルモノマーの割合
によって、微生物吸着材の微生物の吸着力に差が生じる
ことがわかった。とくに、比−咬例4のように、4−ビ
ニルピリジンの量が減少すると微生物の吸着力は低下し
た。一方、4−ビニルピリジンの量が増加すると微生物
の吸着力は高まる傾向にあるが、この量があまり多くな
ると、比較例3のように樹脂が水溶性となって使用でき
なくなフた。なお、第4表から、とニルモノマー成分を
変更しても、良好な吸着力を持つ微生物吸着材が得られ
ることもわかった。
第4表 (実施例8) 多孔質基材を、ポリエステル繊維(1!&度1.5デニ
ール)からなる、目1寸126g/m2、厚み0.87
+nrxのニードルバンチ不織布に変えたこと以外は実
施例1と同様にして微生物吸着材を得た。
この微生物吸着材を3CIlφに打抜き、内径3cT1
1のカラムに23枚積層充填した後、ニジエリシア・コ
リを0.85%食塩水に5.5X 10B個/1の濃度
に懸濁させた液を、35m1/hrの速度でカラムに通
滴し、炉液中の生菌数を一定時間毎に測定し、除菌率を
求め、第5表に示した。
(実施例9) 多孔質基材を、アクリル繊維(繊度1.3デニール)か
らなる、目付1513/m2、厚み1.11amのニー
ドルバンチ不織布に変えたこと以外は実施例1と同様に
して微生物吸着材を得た。
この微生物吸着材を3cwφに打抜き、内径30のカラ
ムに18枚積層充填した後、ニジエリシア・コリを0.
85%食塩水に3.9X 10a個/1の濃度に懸濁さ
せた液を、50m1/hrの速度でカラムに通を夜し、
!j5液中の生菌数を一定時間毎に測定し、除菌率を求
め、第5表に示した。
(実施例10) 多孔質基材を、ガラス繊維(繊維径6μm)からなる、
目付150g/m2、厚み1.05−の湿式不織布に変
えたこと以外は実施例1と同様にして微生物吸着材を得
た。
この微生物吸着材を3ctIIφに打抜き、内径3cの
カラムに24枚積層充填した後、ニジエリシア・コリを
0.85%食塩水に2.8X 10B個/1の濃度に懸
濁させた液を、55m1/hrの速度でカラムに通液し
、炉液中の生菌数な一定時間毎に測定し、除菌率を求め
、第5表に示した。
(実施例11) 多孔質基材を、レーヨン繊itt <繊度1.5デニー
ル)からなる、目f寸1353/m2、厚み0.90−
の二−ドルパンチ不織布に変えたこと以外は実施例1と
同様にして微生物吸着材を得た。
この微生物吸着材を3(?llφに打抜き、内径3cm
のカラムに26枚積層充填した後、ニジエリシア・コリ
を0.85%食塩水に3.3X 10a個/1の濃度に
懸濁させた液を、55m1/hrの速度でカラムに通液
し、炉液中の生菌数を一定時間毎に測定し、除菌率を求
め、第5表に示した。
第5表かられかるように、多孔質基材の種類によって、
微生物吸着材の微生物の吸着力は若干の変動は受けるが
、いずれも吸着力を有することがわかった。
第5表 [発明の効果] 本発明の微生物吸着材は、上述の如く、水に不溶で有a
溶剤に可溶である、優れた微生物吸着能を有する共重合
体を作成し、これを表面積が大きい多孔質基材に付着さ
せたものである。このため、本発明の微生物吸着材を水
処理材に用いた場合には、水中に含まれる微生物を効率
よく吸着し、時間が経過しても吸着能は低下しにくく、
目詰りなどのトラブルも生じにくい、しかも、本発明に
使用するビニル系共重合体は水に不溶であるので、溶は
出して環境を汚染することもない、また、本発明の微生
物吸着材をバイオセンサーやバイオリアクターとして用
いた場合には、微生物を生きたままの活性の高い状態で
、高い効率で固定化でき、しかも、吸着材が3次元構造
であフて、反応基質や分析対象となる溶液などとの接触
が広い面積でスムーズに行なx、(Dて、優れた生体触
媒機能をする 分に活用することができる。
この様に、本発明の微生物吸着材は水処理材、あるいは
バイオセンサー、バイオリアクターなどに使用するのに
極めて適したものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、式中R_1はベンジル基、C_4〜C_1_
    6のアルキル基またはペンタフルオロフェニルメチル基
    、R_2は水素原子またはC_1〜C_3のアルキル基
    、Xはハロゲン原子、Yは水素原子、C_1〜C_3の
    アルキル基、ベンジル基、エーテル基、カルボキシル基
    、カルボン酸エステル基またはアリール基)で表わされ
    るビニル系共重合体が、多孔質基材の表面に付着してい
    ることを特徴とする微生物吸着材。
  2. (2)一般式中のn:mの割合が10:90〜90:1
    0である請求項1に記載の微生物吸着材。
  3. (3)4−ビニルピリジンとモノビニルモノマーとを共
    重合した後、ハロゲン化物を作用させて、一般式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、式中R_1はベンジル基、C_4〜C_1_
    6のアルキル基またはペンタフルオロフェニルメチル基
    、R_2は水素原子またはC_1〜C_3のアルキル基
    、Xはハロゲン原子、Yは水素原子、C_1〜C_3の
    アルキル基、ベンジル基、エーテル基、カルボキシル基
    、カルボン酸エステル基またはアリール基)で表わされ
    るビニル系共重合体を作成し、次いで該ビニル系共重合
    体を有機溶剤に溶解して非水溶液とし、該非水溶液を多
    孔質基材に含浸し、乾燥することによって、該ビニル系
    共重合体を該多孔質基材表面に付着せしめることを特徴
    とする微生物吸着材の製造方法。
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