JPH0346893Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0346893Y2 JPH0346893Y2 JP1986056694U JP5669486U JPH0346893Y2 JP H0346893 Y2 JPH0346893 Y2 JP H0346893Y2 JP 1986056694 U JP1986056694 U JP 1986056694U JP 5669486 U JP5669486 U JP 5669486U JP H0346893 Y2 JPH0346893 Y2 JP H0346893Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- embedded
- embedded bolt
- molded
- bolt
- soft material
- Prior art date
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- Expired
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- 239000007779 soft material Substances 0.000 claims description 20
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 6
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 6
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、軟質物品の取付技術に係り、特にゴ
ム及び軟質合成樹脂等の軟質材から成る成形物品
に取付又は接続用等、各種埋込ボルトの基部を埋
設一体成形し、このボルトを他の物品に締結固着
する機能性に優れた軟質材における埋込ボルトの
埋込部構造に関するものである。
ム及び軟質合成樹脂等の軟質材から成る成形物品
に取付又は接続用等、各種埋込ボルトの基部を埋
設一体成形し、このボルトを他の物品に締結固着
する機能性に優れた軟質材における埋込ボルトの
埋込部構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、第6図に示すような埋込ボルト50
の基部51を成形物品52の一部にインサート成
形して螺子部を突出し、該突出した螺子部を成形
物品52の取付又は接続等に使用する構造が数多
く使用されている。
の基部51を成形物品52の一部にインサート成
形して螺子部を突出し、該突出した螺子部を成形
物品52の取付又は接続等に使用する構造が数多
く使用されている。
しかし、上記従来の構成では成形物品52がゴ
ム又は軟質合成樹脂等の軟質材である場合は、埋
込ボルト50の基部51を大面積に構成しても、
被取付部53にナツト54等によつて強力に締結
され、埋込ボルト50に引つ張り荷重がかかると
基部51の脛部にある軟質材が外径方向に膨出し
て該部構造が崩れてしまうため、締結に必要な充
分な抗力が得られなくなるという問題を有してい
た。
ム又は軟質合成樹脂等の軟質材である場合は、埋
込ボルト50の基部51を大面積に構成しても、
被取付部53にナツト54等によつて強力に締結
され、埋込ボルト50に引つ張り荷重がかかると
基部51の脛部にある軟質材が外径方向に膨出し
て該部構造が崩れてしまうため、締結に必要な充
分な抗力が得られなくなるという問題を有してい
た。
本考案は、上記問題に鑑みて創案されたもので
あり、ゴム及び軟質合成樹脂等の軟質材から成る
成形物品において、埋込ボルトの基部を締結に必
要な充分な抗力が得られる如く強固に埋設一体成
形してなる軟質材における埋込ボルトの埋込部構
造を提供することを目的とするものである。
あり、ゴム及び軟質合成樹脂等の軟質材から成る
成形物品において、埋込ボルトの基部を締結に必
要な充分な抗力が得られる如く強固に埋設一体成
形してなる軟質材における埋込ボルトの埋込部構
造を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本考案に係る軟質
材における埋込ボルトの埋込部構造は、ゴム及び
軟質合成樹脂等の軟質材から成る成形物品に取付
又は接続用等、各種埋込ボルトの基部を埋設一体
成形する構造において、上記埋込ボルトの基部に
該埋込ボルトの軸方向と略直交方向の適宜拡がり
を有する抵抗板を一体又は一体的に構成し、上記
抵抗板の全周縁又はその一部には凸条曲成部と、
該凸条曲成部に連続する延出部が埋込ボルトの突
出方向に向かう垂れ込み部を形成すると共に、上
記抵抗板を含む埋込ボルト基部を成形物品の一部
にインサート成形することを要旨とするものであ
る。
材における埋込ボルトの埋込部構造は、ゴム及び
軟質合成樹脂等の軟質材から成る成形物品に取付
又は接続用等、各種埋込ボルトの基部を埋設一体
成形する構造において、上記埋込ボルトの基部に
該埋込ボルトの軸方向と略直交方向の適宜拡がり
を有する抵抗板を一体又は一体的に構成し、上記
抵抗板の全周縁又はその一部には凸条曲成部と、
該凸条曲成部に連続する延出部が埋込ボルトの突
出方向に向かう垂れ込み部を形成すると共に、上
記抵抗板を含む埋込ボルト基部を成形物品の一部
にインサート成形することを要旨とするものであ
る。
上記埋込ボルトの基部に該埋込ボルトの軸方向
と略直交方向の適宜拡がりを有する抵抗板を一体
又は一体的に構成しているため、埋込ボルトに軸
方向の引つ張り荷重がかかつた場合、該抵抗板の
脛下部の軟質材は押し潰されると共に、外径方向
に膨出しようとするが、上記抵抗板の全周縁又は
その一部に埋込ボルトの突出方向に屈曲した垂れ
込み部が構成されているため、該垂れ込み部と取
り付け面間の軟質材のつぶれ変形量が大きく、従
つて該部の内部応力の方が大きくなり、埋込ボル
トの周りの軟質材のはみ出しを阻止するように作
用する。この結果埋込ボルトの引張力に対する見
掛けの内部応力が大となり、強い締結力に応える
ことができる。
と略直交方向の適宜拡がりを有する抵抗板を一体
又は一体的に構成しているため、埋込ボルトに軸
方向の引つ張り荷重がかかつた場合、該抵抗板の
脛下部の軟質材は押し潰されると共に、外径方向
に膨出しようとするが、上記抵抗板の全周縁又は
その一部に埋込ボルトの突出方向に屈曲した垂れ
込み部が構成されているため、該垂れ込み部と取
り付け面間の軟質材のつぶれ変形量が大きく、従
つて該部の内部応力の方が大きくなり、埋込ボル
トの周りの軟質材のはみ出しを阻止するように作
用する。この結果埋込ボルトの引張力に対する見
掛けの内部応力が大となり、強い締結力に応える
ことができる。
以下、本考案に係る軟質材における埋込ボルト
の埋込部構造の実施例を図面に従つて説明する。
の埋込部構造の実施例を図面に従つて説明する。
第1図乃至第3図は、本考案の第一の実施例を
示すもので、自動車用ヘツドランプクリーナのバ
ンパーへの取付構造である。
示すもので、自動車用ヘツドランプクリーナのバ
ンパーへの取付構造である。
図面において、1は、上部に洗浄水噴射ノズル
2を設けたノズルホルダー3を略中央部縦方向に
内装したゴム又は軟質合成樹脂からなるノズルケ
ースであり、該ノズルケース1の取付基部4をバ
ンパーaの上面に固設する取付構造について本考
案の構造を採用したものである。5は、取付基部
4の肉厚中に円板状又は矩形盤状等各種形状の頭
部6をインサート成形した埋込ボルトであり、該
埋込ボルト5の螺子部7を取付基部4の下面から
突出させると共に、上記頭部6の脛下には適宜面
積を有する矩形又は円形等の各種形状になる抵抗
板8が嵌合せしめられ、埋込ボルト5と共にイン
サート成形して成るもので、上記抵抗板8の両側
縁には凸条曲成部9に連続して先端が埋込ボルト
5の突出方向に向かう垂れ込み部10を構成し、
かつその延出部を更に側方へ曲成する構造になつ
ている。
2を設けたノズルホルダー3を略中央部縦方向に
内装したゴム又は軟質合成樹脂からなるノズルケ
ースであり、該ノズルケース1の取付基部4をバ
ンパーaの上面に固設する取付構造について本考
案の構造を採用したものである。5は、取付基部
4の肉厚中に円板状又は矩形盤状等各種形状の頭
部6をインサート成形した埋込ボルトであり、該
埋込ボルト5の螺子部7を取付基部4の下面から
突出させると共に、上記頭部6の脛下には適宜面
積を有する矩形又は円形等の各種形状になる抵抗
板8が嵌合せしめられ、埋込ボルト5と共にイン
サート成形して成るもので、上記抵抗板8の両側
縁には凸条曲成部9に連続して先端が埋込ボルト
5の突出方向に向かう垂れ込み部10を構成し、
かつその延出部を更に側方へ曲成する構造になつ
ている。
上記自動車用ヘツドランプクリーナをバンパー
aに設置する場合は、第3図に示すようにバンパ
ーaに穿設した取付孔bに埋込ボルト5の螺子部
7を挿入し、バンパーaの内面側から該螺子部7
にナツト11を螺合締結して取付を完了する。上
記締結に際して、ナツト11を強固に回動すると
埋込ボルト5に抜出方向の引つ張り荷重がかかる
ため、この引つ張り荷重によつて抵抗板8の脛下
部の軟質材Aが押し潰され、外径方向に膨出しよ
うとするが、上記抵抗板8の周部に凸条曲成部9
とこれに続く垂れ込み部10が構成されているた
め、該垂れ込み部10とバンパーa取り付け面間
の軟質材Bのつぶれ変形量が大きく、したがつて
B部の内部応力の力がA部の内部応力より大きく
なり、埋込ボルト5の周りの軟質材Aのはみ出し
を阻止するように作用する。この結果、埋込ボル
ト5の引張力に対する該埋込ボルト5の埋込部を
把持する内部応力が大きくなり、強い締結力を発
揮する。
aに設置する場合は、第3図に示すようにバンパ
ーaに穿設した取付孔bに埋込ボルト5の螺子部
7を挿入し、バンパーaの内面側から該螺子部7
にナツト11を螺合締結して取付を完了する。上
記締結に際して、ナツト11を強固に回動すると
埋込ボルト5に抜出方向の引つ張り荷重がかかる
ため、この引つ張り荷重によつて抵抗板8の脛下
部の軟質材Aが押し潰され、外径方向に膨出しよ
うとするが、上記抵抗板8の周部に凸条曲成部9
とこれに続く垂れ込み部10が構成されているた
め、該垂れ込み部10とバンパーa取り付け面間
の軟質材Bのつぶれ変形量が大きく、したがつて
B部の内部応力の力がA部の内部応力より大きく
なり、埋込ボルト5の周りの軟質材Aのはみ出し
を阻止するように作用する。この結果、埋込ボル
ト5の引張力に対する該埋込ボルト5の埋込部を
把持する内部応力が大きくなり、強い締結力を発
揮する。
第4図及び第5図は、それぞれ抵抗板の形状を
異にする本考案の他の実施例を示すものである。
異にする本考案の他の実施例を示すものである。
第4図の抵抗板8は、全周縁部に垂れ込み部1
0を構成したものであり、また第5図の抵抗板8
は、複数の埋め込みボルト5を連設するようにし
たものである。
0を構成したものであり、また第5図の抵抗板8
は、複数の埋め込みボルト5を連設するようにし
たものである。
上記変形例でも判るように、本考案は、考案の
本質を変えること無く種々の変様又は用途の変更
を行うことができるとはいうまでもない。
本質を変えること無く種々の変様又は用途の変更
を行うことができるとはいうまでもない。
本考案に係る軟質材における埋込ボルトの埋込
部構造は、以上のように構成したから、軟質材か
ら成る成形物品にインサート成形した埋込ボルト
を、締結に必要な充分な抗力が得られる如く強固
に一体化することができる特徴を有するもので、
本考案実施後の実用的効果は極め大きい。
部構造は、以上のように構成したから、軟質材か
ら成る成形物品にインサート成形した埋込ボルト
を、締結に必要な充分な抗力が得られる如く強固
に一体化することができる特徴を有するもので、
本考案実施後の実用的効果は極め大きい。
第1図は本考案に係る軟質材における埋込ボル
トの埋込部構造の一実施例を示す自動車用ヘツド
ランプクリーナの一部切欠した側面図、第2図は
同要部斜視図、第3図は同締結状態を示す要部側
断面図、第4図及び第5図はそれぞれ抵抗板の異
なつた他の実施例を示す斜視図、第6図は従来の
技術を示す断面図である。 4……取付基部、5……埋込ボルト、6……頭
部、7……螺子部、8……抵抗板、9……凸条曲
成部、10……垂れ込み部、11……ナツト。
トの埋込部構造の一実施例を示す自動車用ヘツド
ランプクリーナの一部切欠した側面図、第2図は
同要部斜視図、第3図は同締結状態を示す要部側
断面図、第4図及び第5図はそれぞれ抵抗板の異
なつた他の実施例を示す斜視図、第6図は従来の
技術を示す断面図である。 4……取付基部、5……埋込ボルト、6……頭
部、7……螺子部、8……抵抗板、9……凸条曲
成部、10……垂れ込み部、11……ナツト。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ゴム及び軟質合成樹脂等の軟質材から成る成形
物品に取付又は接続用等、各種埋込ボルトの基部
を埋設一体成形する構造において、 上記埋込ボルトの基部に該埋込ボルトの軸方向
と略直交方向の適宜拡がりを有する抵抗板を一体
又は一体的に構成し、 上記抵抗板の全周縁又はその一部には凸条曲成
部と、該凸条曲成部に連続する延出部が埋込ボル
トの突出方向に向かう垂れ込み部を形成すると共
に、 上記抵抗板を含む埋込ボルト基部を成形物品の
一部にインサート成形して成ることを特徴とする
軟質材における埋込ボルトの埋込部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986056694U JPH0346893Y2 (ja) | 1986-04-15 | 1986-04-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986056694U JPH0346893Y2 (ja) | 1986-04-15 | 1986-04-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62167616U JPS62167616U (ja) | 1987-10-24 |
JPH0346893Y2 true JPH0346893Y2 (ja) | 1991-10-04 |
Family
ID=30885738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986056694U Expired JPH0346893Y2 (ja) | 1986-04-15 | 1986-04-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0346893Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2600970Y2 (ja) * | 1993-07-23 | 1999-11-02 | 株式会社小糸製作所 | ヘッドランプクリーナー |
JP5151363B2 (ja) * | 2007-09-28 | 2013-02-27 | 三菱自動車工業株式会社 | 電気自動車用バッテリケース |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55150335A (en) * | 1979-05-14 | 1980-11-22 | Pioneer Electronic Corp | Molded body of base plate |
JPS57129730A (en) * | 1981-02-05 | 1982-08-11 | Ikeda Bussan Co Ltd | Insertion of nut into molding |
-
1986
- 1986-04-15 JP JP1986056694U patent/JPH0346893Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55150335A (en) * | 1979-05-14 | 1980-11-22 | Pioneer Electronic Corp | Molded body of base plate |
JPS57129730A (en) * | 1981-02-05 | 1982-08-11 | Ikeda Bussan Co Ltd | Insertion of nut into molding |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62167616U (ja) | 1987-10-24 |
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