JPH0346314Y2 - - Google Patents

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JPH0346314Y2
JPH0346314Y2 JP1986187115U JP18711586U JPH0346314Y2 JP H0346314 Y2 JPH0346314 Y2 JP H0346314Y2 JP 1986187115 U JP1986187115 U JP 1986187115U JP 18711586 U JP18711586 U JP 18711586U JP H0346314 Y2 JPH0346314 Y2 JP H0346314Y2
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hose body
flexible tube
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tube
sealing
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JP1986187115U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は圧力流体供給装置から吐出される圧力
流体の脈動を吸収することにより、該脈動に伴う
騒音をなくすようにした脈動吸収管に関する。
[従来の技術] 一般に自動車のパワーステアリング装置及びそ
の他の各種油圧、空気圧装置などの圧力流体装置
においては、ポンプの如き圧力流体供給装置と、
その圧力流体によつて作動する作動装置と、これ
らの装置を連結する圧力伝達用配管及び作動装置
により構成されている。しかしながら、圧力流体
供給装置の吐出口から吐出される圧力流体は通常
圧力脈動を生じているため、圧力伝達用配管が振
動して騒音を生じ、著しいときは前記作動装置の
作動が不安定になるという欠点がある。このため
種々の脈動吸収管が考えられており、一般には脈
動吸収管を内外二重筒構造とし、内外筒の間隔の
一端を封止することにより反射形消音部を設け、
これにより脈動を吸収するものと脈動吸収管の内
径を部分的に絞つてオリフイス部を設け、このオ
リフイスを通過するときのオリフイス効果により
脈動を減衰させるものとに大別される。前者の例
として例えば特開昭61−6494号公報に記載された
第9図に示す脈動吸収管がある。この脈動吸収管
はホース本体a内部にその内径より小径の可撓管
bを内挿してなる二重管構造である。また可撓管
bの中間部外周に巻回された封止部cが設けら
れ、さらに封止部cに対応する部分のホース本体
a外周からソケツトdをカシメてある。このため
ホース本体aと可撓管bの間は封止部cにおいて
分断され、2つの反射形消音部e及びfが形成さ
れる。このようにすると、2つの反射形消音部を
設けても可撓管bを一本だけですますことが可能
なため、組付け等に優れている。
また、実開昭60−149595号公報には、封止部を
ホース本体内へ内挿された金属製の内筒と一体に
形成されたものが示されている。
[考案が解決しようとする問題点] ところで上記従来例においては、可撓管bの周
囲に封止部cを巻回形成する必要があるので、そ
れだけ工数が多くなる。また可撓管b上に封止部
cを設ける場合の位置決めを厳格にしなければ、
封止部cの設定位置にバラツキが生じ、その結果
反射消音の効率が変動する。そこで本考案は組付
け工数を削減し、かつ加工精度を高めて消音効率
の変動を抑制することを目的とする。
そのうえ、前記特開昭61−6494号公報記載のも
のは、封止部が金属であるため、ホース本体との
接触部は樹脂と金属との接触になつている。この
点は前記実開昭60−149595号公報記載のものも同
様である。しかし、ホース本体と封止部は脈動に
伴つてそれぞれ異なる運動をするので、両者の接
触部には間断なく力が加わることになり、このよ
うな金属と樹脂との接触では樹脂側の疲労が大き
くなり、製品寿命を短くする。そこで、係る部分
の耐疲労性を向上させて製品寿命を長くすること
が望まれる。本考案はかかる要請の実現を目的と
する。
[問題点を解決するための手段] 本考案の脈動吸収管は、ホース本体と、該ホー
ス本体の内径よりも小さい外径を有し、該ホース
本体内へ挿入されかつ両端が前記ホース本体の各
端部と間隔をもつて配される可撓管と、該可撓管
の外周上全周に亘つて形成されかつ前記ホース本
体の内周面へ密接する封止部とからなり、該封止
部の両側で前記ホース本体の内周面と前記可撓管
の外周面との間に反射形消音部を形成したものに
おいて、前記可撓管を前記封止部と一体に形成す
るとともに、封止部とホース本体との接触部を樹
脂相互の接触としたことを特徴とする。
[考案の作用] 可撓管の外周に一体の封止部を形成したから、
可撓管の長さ方向における封止部の設定位置は、
可撓管に対して常時一定である。そこで可撓管を
ホース本体内に入れ、所定位置において封止部の
外周をホース本体の内周面に密接させる。すると
封止部の両側に所定の反射形消音部が正確に形成
される。そのうえ、ホース本体と封止部の接触部
は樹脂相互の接触になるので、脈動によりホース
本体と封止部が異なる運動を行つても、接触部に
おける双方の疲労は少なくなる。
[実施例] 第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図は本考案に係る脈動吸収管を用いた自動車
用パワーステアリング装置のシステム図、第2図
は脈動吸収管の要部の部分断面図、第3図は消音
効果を従来のものと比較して示すグラフである。
なお本実施例においては、圧力流体を油圧装置の
作動オイルとしてあるが、他に適宜流体を用いた
ものにも適用可能であることはもちろんである。
まず第1図に示すように、脈動吸収管1は自動
車用パワーステアリング装置のパワーステアリン
グ作動部2と、油圧ポンプ3及びオイルタンク4
からなる作動油供給部との間に接続されて使用さ
れる。脈動吸収管1はホース本体5と、ホース本
体5より短くかつこの中へ内挿される可撓管6か
らなる二重構造をなす。可撓管6の外径はホース
本体5の内径よりも小さく、ホース本体5と可撓
管6の間に間隔が形成されるようになつている。
ホース本体5はゴムや合成樹脂等の適宜材料から
なり、本実施例では繊維を一体化して補強されて
いる。可撓管6はゴムや剛性樹脂等適宜の可撓性
の材料からなり、可撓管6の中間部にはホース本
体5の内径と等しい程度の外径を有する封止部7
が一体に形成されている。ホース本体5の外周部
分で封止部7に相当する金属製の締め付けリング
8が巻回されてカシメ固定されている。これによ
りホース本体5の内周面と封止部7の外周とは液
密に接触し、ホース本体5と可撓管6の間隔を左
右に2分して反射形消音部9及び10を形成す
る。またホース本体5の両端部にはニツプル11
が接続され、そのフランジ12によつてカシメ固
定されて一体化されている。ニツプル11にはパ
イプ13が接続している。また脈動吸収管1の他
端も同様な構造であり、ニツプル14が固着され
ている。なお、ホース本体5の両端部内側におい
て可撓管6の各端部はニツプル11,14と接続
せず間隔を有している。
第2図は脈動吸収管1の要部断面図を示し、封
止部7の内径部はほぼホース本体5の内径と同程
度にまで拡大している。また反射形消音部9及び
10の長さA,Bは消音すべき脈動波の波長に合
わせて適宜調整されている。この脈動吸収管1を
組立てるのは、まずホース本体5と可撓管6と
別々に形成しておく。このとき可撓管6の中間部
に封止部7を一体成形しておくことは当然であ
る。次に可撓管6をホース本体5内へ挿入し、所
定位置において封止部7に対応する位置でホース
本体5の外周から締め付けリング8をカシメる。
これによりホース本体5の内周と封止部7の外周
が密接し、ホース本体5と可撓管6の間隔はこの
部分で左右に分断される。したがつて可撓管6の
固定工程と同時に反射形消音部9,10の形成も
なされることになる。その後、ホース本体5の両
端にニツプル11及び14を固定すれば脈動吸収
管1が組立てられる。
次に本実施例における脈動吸収管1の作用を説
明する。油圧ポンプ3から圧送された作動オイル
は、油圧管13を通つてニツプル11からホース
本体5内へ入り、可撓管6を経て反対側のニツプ
ル14からパワーステアリング作動部2へ供給さ
れる。このときホース本体5内に入つた作動オイ
ルの本流Cは脈動状であるが、これから別れた分
流Dは、ニツプル11と可撓管6の端部間に間隔
があるので、ここから反射形消音部9内へ入る。
しかし反射形消音部9は封止部7外周によつて行
き止まり状となつているので、封止部7において
反転し戻り、本流Cと合流する。さらに封止部7
内部に入つた本流Eは、封止部7が拡大室となつ
て逆にオリフイス部を形成しているため、ここで
矢示Fのような広がつた流れを形成して通過す
る。また可撓管6を通過した本流Gには、一度反
射形消音部10内に入つてから反転して来た分流
Hが合流する。ゆえにホース本体5の入口側にお
いて脈動状であつた本流Cは、逆オリフイス部1
5による逆オリフイス効果並びに反射形消音部
9,10による反転効果により脈動の減衰を受け
る。したがつて出口側の本流Hは整流されたもの
となる。その結果、第3図に示すように従来品と
比べ大きな減衰率が得られる。
しかも、封止部7が可撓管6と一体に形成され
た樹脂製部分であるから、ホース本体5と封止部
7との接触部は樹脂相互となる。ゆえに、作動オ
イルの脈動により、ホース本体5と封止部7が異
なる運動を行つても、ホース本体5と封止部7の
接触部における双方の疲労は少なくなり、製品の
寿命が延びる。
第4図乃至第8図には他の実施例を示す。これ
ら各実施例はいずれも前実施例における可撓管6
の封止部7部分を示すものである。したがつて前
記実施例と同一部材及び同一部分については同一
の符号を付して説明に代えるものとする。まず第
4図に示すものは、可撓管6周囲に2条に形成さ
れた凸条20,21からなる。このためホース本
体5の外周に締め付けリング8をカシメると、凸
条20と21がホース本体5の壁部に食い込み、
かつホース本体5の一部が凹部22内へ入るの
で、取付位置が堅固になると共に、使用中にホー
ス本体5と可撓管6が相対的にズレることがな
い。
第5図は上記第4図の実施例に対して凹部22
相当部に金属板等からなる補強プレート23を埋
設一体化したものである。これにより締め付けリ
ング8のカシメを強くしても可撓管6側の変形を
防止できる。これと同様な目的で、第6図に示す
第1図乃至第2図のものと同様の封止部7を用い
る場合、この締め付けリング8によるカシメ相当
部に、補強板30を埋設しておくようにすること
もできる。
第7図は封止部7を内厚部40としたものであ
る。したがつて可撓管6の貫通孔(作動オイル通
路)には変化がなく逆オリフイス効果率は生じな
いが、その代りに前記の如く締め付けリング8の
カシメに対する変形防止手段となり得る。
第8図は上記第7図の実施例に加えて、さらに
貫通孔側へ肥大させた肉厚部50を形成し、これ
によりオリフイス部51を設けたものである。こ
のようにすると、オリフイス部51におけるオリ
フイス効果によつて脈動を減衰できる。そのうえ
同時に締め付けリング8のカシメ時における変形
防止もできることは当然である。
[考案の効果] 本考案に係る脈動吸収管は、ホース本体の内周
面と可撓管の外周面との間に形成された間隔を封
止するための封止部を可撓管と一体的に形成して
ある。ゆえに可撓管の外周に封止部を組付ける工
数を不要とし、工数削減を図ることができる。し
かも封止部の位置は成形型によつて定まるので、
別体の封止部を可撓管の外周に組付ける従来の場
合に比べ、可撓管の長さ方向における封止部の取
付位置を極めて精度よくすることができる。ゆえ
に封止部の位置がバラつかず変動することがない
ので、常に一定の脈動吸収効果を維持できる。
そのうえ、ホース本体と封止部との接触部を樹
脂相互の接触にすることができるので、脈動吸収
に伴う接触部の疲労を少なくでき、製品の寿命を
長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は実施例を示し、第1図乃至
第3図は実施例に係り、第1図は使用状態を一部
切欠いて示すシステム図、第2図は要部の断面
図、第3図は消音効果を示すグラフである。第4
図乃至第8図はそれぞれ他の実施例における要部
の断面図である。第9図は従来例の要部の断面図
である。 符号の説明、1……脈動吸収管、5……ホース
本体、6……可撓管、7……封止部、9,10…
…反射形消音部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ホース本体と、該ホース本体の内径よりも小さ
    い外径を有し、該ホース本体内へ挿入されかつ両
    端が前記ホース本体の各端部と間隔をもつて配さ
    れる可撓管と、該可撓管の外周上全周に亘つて形
    成されかつ前記ホース本体の内周面へ密接する封
    止部とからなり、該封止部の両側で前記ホース本
    体の内周面と前記可撓管の外周面との間に反射形
    消音部を形成したものにおいて、前記可撓管を前
    記封止部と一体に形成するとともに、封止部とホ
    ース本体との接触部を樹脂相互の接触としたこと
    を特徴とする脈動吸収管。
JP1986187115U 1986-12-03 1986-12-03 Expired JPH0346314Y2 (ja)

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JP1986187115U JPH0346314Y2 (ja) 1986-12-03 1986-12-03

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JP1986187115U JPH0346314Y2 (ja) 1986-12-03 1986-12-03

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JPS6391793U JPS6391793U (ja) 1988-06-14
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS616494A (ja) * 1984-06-20 1986-01-13 東海ゴム工業株式会社 脈動吸収ホ−ス

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