JPH0343398Y2 - - Google Patents

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JPH0343398Y2
JPH0343398Y2 JP1990023264U JP2326490U JPH0343398Y2 JP H0343398 Y2 JPH0343398 Y2 JP H0343398Y2 JP 1990023264 U JP1990023264 U JP 1990023264U JP 2326490 U JP2326490 U JP 2326490U JP H0343398 Y2 JPH0343398 Y2 JP H0343398Y2
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pulse
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input
injection
circuit
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/30Controlling fuel injection
    • F02D41/32Controlling fuel injection of the low pressure type

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内燃機関の燃料噴射用電子制御装
置、更に詳細にはパルス期間が回転数や負荷等の
動作パラメータに従つて変化する電子噴射パスル
を発生する時限素子を備えた内燃機関の燃料噴射
装置用電子制御装置に関する。
従来のこのような装置においては噴射パルスの
最大期間を制限する装置が設けられている。従来
では、噴射パルスの期間の最大値が制限されてい
るだけなので、動作パラメータが激しく変動する
ような場合には、前後する噴射パルスの変化量が
大きく、内燃機関の動作が不安定になるという欠
点がある。従つて噴射装置を備えた内燃機関を駆
動する場合最大の噴射期間を定めるだけでなく、
必要に応じ噴射パルスの変化をパルスごとに制限
することが望ましいことが明らかになつた。従来
の制御装置の場合には前後して現われる噴射パル
スの期間の時間差を常に監視するようなことは不
可能である。
従つて、本考案の課題は、噴射パルスのパルス
期間の変動を制限し、内燃機関を静かにかつ安定
して運転させることができる内燃機関の燃料噴射
装置用電子制御装置を提供するものである。
本考案によれば、時限素子に関連して後続の噴
射パルスを時限する限界値を形成する時間制御回
路が設けられ、更に後続の噴射パルスならびに少
なくとも1つの限界値を受ける選択回路が設けら
れる。時点tnにおける噴射パルスを基準にして次
の噴射パルスの期間を制限する限界値が形成さ
れ、それによつて時点tn+1における次の噴射パ
ルスはその限界値内に保持される。本考案の制御
装置をデジタル素子を用いて実現することが好ま
しく、それによつて精度および信頼性が大きくな
る他に通常のデジタル装置に容易に適用させるこ
とが可能になる。
このように本考案によれば、噴射パルスに続く
次の噴射パルスのパルス期間を、先行する噴射パ
ルスのパルス期間に1より小さい係数を掛けるこ
とにより得られる第1の限界値と1より大きな係
数を掛けることにより得られる第2の限界値内に
制限するようにしているので、2つの前後する噴
射パルス間の変動を所定の値に制限でき、内燃機
関を静かにかつ安定して駆動することが可能にな
る。なお、噴射パルス期間の最大変化量をどの位
に設定すべきかはそれぞれの内燃機関ならびに所
望の乗り心地に従つて決められる。
本考案の好ましい実施例によれば、連続する噴
射パルスの期間の変動は内燃機関の温度が所定の
温度になつてから行なわれる。噴射パルスの期間
の許容変動量の値は好ましくは0.75と1.25の係数
を掛けることによつて求められる。限界値をこの
ように掛算を用いて形成する他に更に加算的に限
界値を形成することも可能である。この場合掛算
的に行なうかあるいは加算的に行なうかの選択は
種々の観点とりわけ経済性等を考慮して定められ
る。
次に添付図面を参照して本考案の実施例を詳細
に説明する。
第1図は本考案の内燃機関の燃料噴射装置用電
子制御装置の概略ブロツク図を示す。時限素子1
0は回転数発信器11からの信号および圧力セン
サ12からの信号に基づき、噴射期間tpを決定す
る。この噴射期間tpはあとに接続された補正回路
13において温度発信器14の出力信号に従つて
補正される。補正回路13のあとには時間制御回
路15ならびに選択回路16が接続され、その場
合選択回路16は時間制御回路15からの信号、
温度発信器14からの信号ならびにスタート信号
発信器17からの信号を受ける。この選択回路1
6は駆動回路(図示せず)を介して電磁噴射弁1
8に接続される。時間制御回路15において噴射
パルスの期間を制限する限界値が求められ、選択
回路16によつて噴射パルスの期間は時間制御回
路の出力信号ならびに温度発信器14とスタート
信号回路17からの信号に応じて最小値あるいは
最大値に制限される。
第1図より詳細な制御回路のブロツク図が第2
図に示されている。温度発信器14とスタート信
号回路17の信号はスタート制御回路20に接続
され、そのスタート制御回路20の出力は選択回
路16の第1の入力21に接続される。噴射パル
スを補正する補正回路13の出力は更に3つの入
力24,25,26ならびに出力27を有する制
御回路装置23の第1の入力22に接続されると
共に、選択回路16の第2の入力29にも接続さ
れる。
端子30は一定の周波数0を有する信号が印加
され、この端子30は周波数制御回路31,32
に接続され、その周波数制御回路の出力信号の周
波数はそれぞれ0.75倍および1.25倍になる。更に
端子30は時間制御回路36.46のそれぞれの入力
35,41に接続される。この時間制御回路3
6,46の入力39,43は制御回路装置23の
出力27に接続される。更に周波数制御回路3
1,32は時間制御回路36,46の入力38,
44に接続される。
駆動電圧電源48はリード線49を介して微分
回路50に接続され、その微分回路の出力は制御
回路装置23の入力26ならびに時間制御回路3
6,46の入力37,42に接続される。時間制
御回路36,46の出力40,45は制御回路装
置23の入力24,25に接続されると共に、更
に選択回路16の2つの入力52,53に接続さ
れる。選択回路16の出力54はリード線55を
経て図示されていない駆動回路を介して噴射弁1
8に接続される。
スタート制御回路20によつて、どの時点から
選択回路16がその本来の機能を行なうことがで
きるかが決められる。というのは、内燃機関の温
度が所定の温度以下の場合には噴射パルスの期間
の変化に対しては制限を行うべきではないからで
ある。
両周波数制御回路31,32は異なる周波数の
出力信号を発生する。その場合与えられた係数に
よつてそれぞれ先行する噴射期間に対して後続す
る噴射期間の最高変化許容値が決められる。時間
制御回路36,46において先行する噴射パルス
は異なる周波数で係数され、その後選択回路16
に印加されて限界値が形成される。
次に、第2図の回路の動作を詳細に説明する
と、時点tnにおいて補正された噴射パルスtiが選
択回路16の入力ならびに制御回路装置23の入
力22に印加される。2つの時間制御回路36,
46によつて時点tn+1の時には長さが0.75×ti
と1.25×tiの2つのパルスが作られる(時点tnの
時にはtiである)。時点tn+1の時この両パルス
は時点tn+1の時の新しい噴射パルスtiと比較さ
れ、その時選択回路16は長さが前の噴射パルス
の0.75倍から1.25倍の間にある噴射パルスを発生
する。補正回路13において発生した噴射パルス
で、前の噴射パルスよりも1.25倍大きい期間を持
つ噴射パルスあるいは前の信号よりも0.75倍小さ
い値を持つ噴射パルスは抑圧されるので、電磁噴
射弁に印加される噴射パルス期間の変動幅は所定
の値よりは大きくならないようにすることができ
る。
第2図の回路の詳細が以下の図に示されてい
る。
第3a図、第3b図は第2図の制御回路装置2
3を示し、この場合第3b図は第3a図の回路装
置に対する附属回路で、ti信号パルスの正確な発
生時点において出力信号を発生することができる
回路を示す。第3a図の制御回路装置23は種々
のパルス期間を有する3つの入力22,24,2
5を有する。入力22には長さがtiの補正された
噴射パルスが印加され、入力24には時間制御回
路46において発生されたパルスで長さが1.25×
tiのパルスが印加され、入力25には長さが0.75
×tiのパルスが印加される。他の入力26を介し
て全体の制御装置の接続時点を決定するトリガ信
号が入力される。
制御回路装置23の本質的な部分は2つのオア
ゲート60,61であり、その出力はアンドゲー
ト62に接続される。オアゲート60,61のそ
れぞれの入力は噴射期間を制限する限界値用の入
力24,25に接続される。オアゲート61の第
2の入力は直接入力22に接続され、また一方オ
アゲート60の第2の入力はアンドゲート64の
出力に接続される。そのアンドゲート64の第1
の入力は制御回路装置23の入力22に接続さ
れ、またその第2の入力はDフリツプフロツプ6
5の反転出力に接続される。Dフリツプフロツプ
65のリセツト入力は制御回路装置23の入力2
6に接続される。Dフリツプフロツプ65のD入
力は連続的に駆動電圧UBを受け、またトリガ入
力はインバータ66を介して入力22に接続され
る。
第3b図の装置はDフリツプフロツプ70を有
し、そのトリガ入力には噴射パルスtiが印加さ
れ、またその非反転出力はオアゲート71の第1
の入力に接続される。オアゲート71の第2の入
力はDフリツプフロツプ70のリセツト入力と同
様に第3a図のアンドゲート62の出力に接続さ
れる。
第3a図ならびに第3b図の回路装置の動作を
第4図を参照して説明する。
第4図aにおいて信号の立上がり端において燃
料噴射装置の電子制御装置の制御開始時点が示さ
れている。第4図bでは、前後して現われる噴射
パルスtin、tin+1、tin+2がそれぞれ示されて
いる。第4図cは微分回路50の出力信号を示
し、それによつて制御装置の制御開始時点が定め
られることが理解される。第4図dはフリツプフ
ロツプ65の反転出力に現われる出力信号を示
す。入力26を介して現われるトリガパルスおよ
びD入力に印加されるプラスの電圧によつて反転
出力にはDフリツプフロツプ65のリセツト入力
にトリガパルスの端部が発生した時に正のパルス
が現われる。フリツプフロツプ65の出力に現わ
れる電位は正のトリガ信号端部によつて切り換え
られ、フリツプフロツプが図示したように接続さ
れている場合には噴射パルスtiが終了した時にそ
のようになる。このパルスが終つたあと、フリツ
プフロツプ65の出力電位は一定に保たれる。と
いうのは、D入力には継続的に正の信号が印加さ
れ、また入力26を介してはリセツト信号が発生
しないからである。
第4図eはアンドゲート64の出力信号を示
す。アンドゲート64は制御装置が接続されるご
とに長さtinのパルスのみを発生する。というの
は、フリツプフロツプ65の反転出力に現われる
出力信号はもはや高い電位にならないからであ
る。
時間制御回路36,46は制御回路装置負23
の入力24,25を介して時点tn+1の時にそれ
ぞれ長さが0.75×tinおよび1.25×tinの信号を発
生するのに利用される。この状態は第4図fおよ
び第4図gにそれぞれ図示されている。
第4図hはオアゲート60の出力信号を示す。
これによつてこの図から時点tnにおいては長さti
のパルスがオアゲート60を通過し、続いて前の
パルスの1.25倍の長さを持つパルスのみが通過さ
れることが理解される。オアゲート61の出力信
号は時点tin+1における噴射パルスの期間と時
点tinにおける噴射パルスの期間の0.75倍のうち
それぞれ大きい値をとる。
第4図iはアンドゲート62の出力信号を示
し、この図から噴射期間はそれぞれ前の噴射期間
の0.75倍〜1.25倍の値の範囲に制限されることが
理解される。
第4図jは第3b図のDフリツプフロツプ70
の出力信号を示し、その出力信号はtiパルスの立
上がり端が発生する時点においてそれぞれ現われ
る鋭いパルスから発生する。第4図kに示したよ
うに、オアゲート71によつて第4図iと同じパ
ルスが得られる。第3b図の回路は第4図kのパ
ルスの立上がり端が確実に発生するようになるよ
うにする機能を果たす。
時間制御回路36,46を実現させる方法が第
5図に示されている。両時間制御回路36,46
の構造は異なるわけではなく、単に信号の周波数
が異なるだけである。時間制御回路36の詳細は
次のとおりである。
第1のカウンタ75のカウント入力は入力38
と接続され、そのカウンタのカウント準備入力
(キヤリーイン)76はインバータ77を介して
入力39に接続される。第2のカウンタ78は第
1のカウンタ75に接続され、入力35に印加さ
れる周波数で第1のカウンタ75のカウント状態
を調べる。更に6つのDフリツプフロツプ80〜85
が設けられ、また3つのオアゲート87〜89、
2つのノアゲート90,91更にノアゲート92
が接続される。オアゲート87,88の出力はカ
ウンタ75,78のプリセツト入力に接続され
る。オアゲート87,88のそれぞれの入力は入
力37と接続され、またオアゲート87の第2の
入力はノアゲート91の出力に、またオアゲート
88の第2の入力はノアゲート90の出力にそれ
ぞれ接続される。
入力39はDフリツプフロツプ81,81のト
リガ入力に接続されると共に、またノアゲート9
2の第1の入力にも接続される。Dフリツプフロ
ツプ80〜80のD入力にはそれぞれ電源電圧が
印加される。フリツプフロツプ82は入力37に
現われる信号によつてリセツトされる。Dフリツ
プフロツプ83〜85のトリガ入力は基準クロツ
ク入力35aと接続される。フリツプフロツプ8
2の反転入力はノアゲート92の他の入力に接続
され、そのノアゲートの出力はフリツプフロツプ
83のD入力に接続される。またその非反転出力
はDフリツプフロツプ84のD入力に接続され、
その非反転出力はノアゲート90に信号を発生す
る。ノアゲート90の第2の入力はフリツプフロ
ツプ84の非反転出力と接続される。同時にフリ
ツプフロツプ84の非反転出力とフリツプフロツ
プ85のD入力が接続され、フリツプフロツプ8
5の非反転出力はノアゲート91の入力に接続さ
れる。ノアゲート91の第2の入力はフリツプフ
ロツプ84の反転出力と接続される。ノアゲート
91の出力はオアゲート87の他にDフリツプフ
ロツプ80のリセツト入力にも接続される。Dフ
リツプフロツプ80の反転出力はノアゲート92
の第3の入力に接続され、また一方、その非反転
出力はDフリツプフロツプ81のリセツト入力に
接続される。フリツプフロツプ80はオアゲート
89からトリガパルスを受け、オアゲート89の
第1の出力はインバータ94を介してカウンタ7
8のキヤリー出力と接続され、その第2の入力は
時間制御回路36の入力に37に接続される。D
フリツプフロツプ81の非反転出力は時間制御回
路36の出力40を構成し、また一方、このフリ
ツプフロツプ81の反転出力の信号はカウンタ7
8のカウント準備入力(キヤリーイン)にフイー
ドバツクされる。
第5図に図示された時間制御回路36の動作は
次のとおりである。電源電圧が接続されると、微
分回路50の出力に正のパルスが発生する。この
パルスによつて両カウンタ75,78はプリセツ
ト入力を介して0にセツトされる。Dフリツプフ
ロツプ80の非反転出力は正の値になり、それに
よつて後続のフリツプフロツプ81はリセツト入
力を介してリセツトされ、その非反転出力には0
の電位が現われる。フリツプフロツプ81からの
反転出力からの信号によつてカウンタ78のカウ
ンタ準備入力(キヤリーイン)は遮断される。入
力39に正のパルスが発生すると、その正の立上
がり端によつてDフリツプフロツプ82の反転出
力は0にセツトされる。フリツプフロツプ81は
リセツト入力を介して0の電位に保持されている
ので最初のパルスが現われてもまだセツトするこ
とができない。入力パルスはカウンタ75に対し
てはゲート時間となるので、カウント入力に印加
される周波数(0.75×0あるいは1.25×0)で計
数を開始する。入力パルスが終了するとDフリツ
プフロツプ82,83,84,85ならびに論理
ゲート92,95,96からなるプリセツト制御
を介してカウント状態は第1のカウンタ75から
第2のカウンタ78に移され、そこで記憶され
る。カウント状態が移されたあと、カウンタ75
は再び0にセツトされ、同様にDフリツプフロツ
プ80の反転出力もリセツト入力を介して0にセ
ツトされる。カウンタ75,78のプリセツトパ
ルスは基準クロツクの周囲期間からそのパルス期
間が定められる。入力39に新しいパルスが発生
すると、フリツプフロツプ81のリセツト入力は
0になつているので新しいパルスの立上がり端に
よつてフリツプフロツプ81の非反転出力は高い
電位にセツトされる。カウンタ75は新しいパル
ス期間の間計数を開始し、それと並行してカウン
タ78はそのカウント入力がフリツプフロツプ8
1の反転出力を介して解除されているので記憶さ
れた状態から周波数0で逆方向に0まで逆算す
る。計数状態が0になるとキヤリーアウトにパル
スが発生し、そのパルスによつてフリツプフロツ
プ80の非反転出力は高い電位にセツトされ、従
つて、またフリツプフロツプ81の非反転出力は
リセツト入力を介して0にセツトされる。その結
果Dフリツプフロツプ81の非反転出力に現われ
るパルスの長さは第2のカウンタ78の計数状態
ならびに周波数0に比例する。
上に述べた動作が第6図のパルス図に図示され
ている。
第6図aは入力38に現われるカウント信号を
示し、従つて第1のカウンタ75の計数入力に現
われる信号を示す。第6図bは時間制御回路36
の電源電圧のカーブである。第6図cは時間制御
回路の入力39に現われる噴射パルス信号を示
し、第6図dはDフリツプフロツプ80の非反転
出力に発生する信号を示す。また、第6図eはフ
リツプフロツプ81の非反転出力に現われる出力
信号を示し、更に第6図fはノアゲート90の出
力信号を示す。更に第6図gはノアゲート91の
出力信号を示す。第1のカウンタのカウント状態
は第6図hに図示されており、また第2のカウン
タ78の計数状態は第6図iに示されている。
第7図は温度発信器14からの信号ならびにス
タート信号回路17からの信号を受けるスタート
制御回路20を示す。スタート制御回路20の出
力は選択回路16の入力21に接続される。スタ
ート制御回路20の本質的な部分はカウンタ95
であり、そのカウンタ基準入力(キヤリーイン)
には温度に関係した信号が印加され、そのカウン
ト入力には基準クロツク信号が印加される。更に
カウンタ95の両入力はアンドゲート96に導び
かれ、そのアンドゲートの出力はカウンタ95の
プリセツト入力に接続される。カウンタ95のカ
ウント状態を示す出力はデコーダ97に接続さ
れ、その出力はDフリツプフロツプ98のトリガ
入力に接続される。フリツプフロツプ98のリセ
ツト入力はスタート信号回路17と接続され、そ
のD入力には継続的に電源電圧が印加される。ス
タート制御回路の出力は選択回路16の入力21
と接続されたDフリツプフロツプ98の非反転出
力によつて形成される。
本考案の電子制御装置の場合、まず冷却水の温
度が所定の温度になつてから噴射パルスの期間に
関する変化状態を制限することが行なわれるよう
にすることが望ましい。第7図に図示した回路の
場合この温度になつてから出力に正の信号が発生
する。温度発信器14はNTC抵抗を有し、冷却
水の温度を検出する。VCO回路によつてNTC抵
抗の電圧は温度に関係した信号に変換され、その
信号はスタート制御回路20のカウンタ95のカ
ウンタ準備入力(キヤリーイン)に入力される。
VCOのパルスは各カウンタ95に対してはゲ
ート時間を表わす。カウンタ95は基準クロツク
周波数で計数を行ない、VCOパルスの終了時再
び0にセツトされる。カウント状態は冷却水の温
度に比例するので、デコーダ97等を用いて所定
の温度が選択される。その温度に達した時、デコ
ーダ97の出力に現われるパルスによつてDフリ
ツプフロツプがセツトされる。フリツプフロツプ
98は自動車をスタートさせる場合にそれぞれス
タート信号回路17を介してリセツトされる。
選択回路16の例が第8図に図示されている。
この選択回路16の機能は所定の限界値内にある
噴射パルスのみを通過させることであり、その場
合同時にスタートステツプも考慮されなければな
らない。この理由から、選択回路16の出力信号
は論理式tik=a・b+c・b・d+c(a〜
dに関しては第2図を参照)を満たすように構成
される。この論理式は第8図に示したような論理
ゲートからなる簡単な回路によつて実現される。
上に説明した回路装置は振動防止回路として応
用することができる。というのは、このような装
置によつて噴射パルスの突然の変動、従つて内燃
機関のトルクの突然の変動が妨げるからである。
上に述べた回路装置はデジタル技術を用いて実現
されるので、既に実現されているデジタル噴射装
置と一緒に回路部分を集積回路とすることができ
るという利点が得られる。その場合変動防止回路
は別個のICで組み立てるかあるいはマイクロコ
ンピユータを用いた場合プログラムにおいて考慮
するようにすることが考えられる。
以上説明したように、本考案では、噴射パルス
のパルス期間にそれぞれ1より小さい係数と1よ
り大きな係数を掛けることにより第1と第2の限
界値を形成し、噴射パルスに続く噴射パルスのパ
ルス期間をその前の噴射パルスのパルス期間にそ
れぞれ1より小さな係数と1より大きな係数を掛
けることによつて得られる第1と第2の限界値内
に制限するようにしているので、噴射パルス期間
を加速減速時にはそれに対応して増減させること
ができ、しかもこの場合前後する噴射パルス期間
の変動幅は、第1と第2の限界値で定まる所定の
範囲に制限することが可能になり、前の噴射パル
ス期間に対して大きく変動することなく、内燃機
関を静かにかつ安定して運転させることが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置に係る内燃機関の燃料噴射
装置用電子制御装置を示す概略ブロツク回路図、
第2図は第1図のブロツク図の一部で、2つの時
間制御回路と選択回路を有する回路のブロツク回
路図、第3a図は第2図の制御回路装置の詳細を
示したゲート回路図、第3b図は第3a図の制御
回路装置に用いられる制御回路を示したゲート回
路図、第4図a〜kはそれぞれ第3a図、第3b
図の回路装置に現われる波形図を示したパルス波
形図、第5図は第1図および第2図に用いられる
時間制御回路の詳細を示したブロツク回路図、第
6図a〜iにはそれぞれ第5図に示す時間制御回
路の各部に発生する信号を示した信号波形図、第
7図はスタート制御回路の詳細を示したブロツク
回路図、第8図は第1図および第2図に示した選
択回路の詳細を示した論理回路図である。 10……時限素子、11……回転数発信器、1
2……圧力センサ、13……補正回路、14……
時間制御回路、16……選択回路、17……スタ
ート信号回路、18……電磁噴射弁、20……ス
タート制御回路、23……制御回路装置、31,
32……周波数制御回路、36,46……時間制
御回路、50……微分回路、75,78……カウ
ンタ、95……カウンタ、97……デコーダ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 電磁噴射弁に供給される電子噴射パルスを形
    成する時限素子を備え、前記電子噴射パルスの
    パルス期間が内燃機関の動作パラメータに従つ
    て変化し所定の限界値に制限される内燃機関の
    燃料噴射装置用電子制御装置において、 前記時限素子により形成された噴射パルスの
    パルス期間に1より小さい係数を掛けることに
    より得られる第1の限界値を形成する手段と、 前記時限素子により形成された噴射パルスの
    パルス期間に1より大きな係数を掛けることに
    より得られる第2の限界値を形成する手段と、 前記噴射パルスに続く噴射パルスのパルス期
    間をその前の噴射パルスのパルス期間にそれぞ
    れ前記1より小さな係数と1より大きな係数を
    掛けることによつて得られる第1と第2の限界
    値内に制限する手段とを設け、 前記前後する2つの噴射パルスのパルス期間
    の変化量を所定の値に制限することを特徴とす
    る内燃機関の燃料噴射装置用電子制御装置。 2 前記限界値を形成する時間制御回路が設けら
    れ、その時間制御回路15は2つのカウンタ7
    5,78を有し、その第1のカウンタにおいて
    噴射パルスが所望の限界値に対応した所定の周
    波数で計数され、その最終値が第2のカウンタ
    に移され、その第2のカウンタにおいて同様に
    所定の周波数で減数される実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載の内燃機関の燃料噴射装置用
    電子制御装置。 3 スタート期間の場合には制限を行なわないよ
    うにした実用新案登録請求の範囲第1項又は第
    2項に記載の内燃機関の燃料噴射装置用電子制
    御装置。 4 前記限界値を形成する時間制御回路が設けら
    れ、その時間制御回路36,46の前には制御
    回路が設けられ、その制御回路は噴射パルスの
    初めにトリガパルスを発生し、またその制御回
    路は一定の電位が印加されるD入力を有するD
    フリツプフロツプ70とそのあとに接続された
    オアゲート71から構成される実用新案登録請
    求の範囲第1項から第3項までのいずれか1つ
    の項に記載の内燃機関の燃料噴射装置用電子制
    御装置。 5 回路を集積回路を用いて構成し、集積化され
    た燃料噴射装置の一部に組み込むようにした実
    用新案登録請求の範囲第1項から第4項までの
    いずれか1つの項に記載の内燃機関の燃料噴射
    装置用電子制御装置。
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