JPH0342626A - 薄膜ダイオードの製造方法 - Google Patents

薄膜ダイオードの製造方法

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JPH0342626A
JPH0342626A JP89177042A JP17704289A JPH0342626A JP H0342626 A JPH0342626 A JP H0342626A JP 89177042 A JP89177042 A JP 89177042A JP 17704289 A JP17704289 A JP 17704289A JP H0342626 A JPH0342626 A JP H0342626A
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JP
Japan
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film
metal film
etching
forming
photoresist
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JP89177042A
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English (en)
Inventor
Noboru Taguchi
昇 田口
Etsuo Yamamoto
悦夫 山本
Takashi Toida
戸井田 孝志
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はマトリクス状に配置した画素のそれぞれに設け
たスイッチング素子を制御することによって液晶を駆動
し、画像表示を行なう液晶表示装置におけるアクティブ
マトリクス素子の製造方法に関する。
〔従来の技術とその課題〕
液晶駆動のスイッチング素子としてアモルファスシリコ
ンルミn薄膜ダイオードを用いたものが、例えば特開昭
62−262891号公報に記載されている。これは第
5図に示すように、一方の基板に複数の行電極15と画
素電極とを設け、この画素電極と行電極15との間に逆
並列接続した複数のダイオード19を接続する。他方の
基板には複数の列電極17を設け、この2枚の基板間に
液晶21を封入する。
上記公報に記載の薄膜ダイオードの製造方法を第6図に
示す。なお第6図は1つのダイオードの断面を図示しで
ある。
まず第6図(a)に示すように、基板11上の全面に透
明導電膜16を形成し、ホトエツチングにより透明導電
膜16をパターニングして、行電極15と画素電極26
とを形成する。その後全面に光遮蔽性と導電性とを併せ
もつクローム(Cr )からなる第1の金属膜25と、
半導体、膜29と、クロームからなる第2の金属膜27
とを順次形成スル。この半導体膜29はアモルファスシ
リコンからなり、導電型がpin構造を有する。第1の
金属膜25と第2の金属膜27とは、半導体膜29へ光
照射があると、半導体膜29のpin接合にリーク電流
が流れ、ダイオードがスイッチング素子としての機能を
果たさず、表示画像品質が低下することを防止するため
の光遮蔽膜として設げる。その後全面に感光性樹脂を形
成しホトリソグラフィーにより、この感光性樹脂をパタ
ーニングし第2の金属膜27上にパターニングした感光
性樹脂66を形成する。
次に第6図(b)に示すように、感光性樹脂66をエツ
チングのマスクとして乾式エツチングにて、第2の金属
膜27と半導体膜29と第1の金属膜25とを順次エツ
チングする。この第2の金属膜27と半導体膜29と第
1の金属膜25との乾式エツチングにおいては、半導体
膜29と第1の金属膜25および第2の金属膜27との
膜質の違いにより、両者間のエツチング速度に大きな差
があり、第1の金属膜25および第2の金属膜27パタ
一ン寸法より小さいパターン寸法を有する半導体膜29
が形成される。
次に第6図(C)に示すように、全面に層間絶縁膜69
を形成する。この層間絶縁膜69の形成においては、半
導体膜29に対して第2の金属膜27がオーバーハング
状に形成されているため、層間絶縁膜69の段差被覆性
が悪くなる。このため透明導電膜16と第1の金属膜2
5と半導体膜29と第2の金属膜27とで構成される段
差部には、層間絶縁膜69が形成されない。
次に第6図(d)に示すように、ホトエツチングにより
層間絶縁膜69に接続穴41を形成する。その後全面に
導電膜46を形成し、ホトエツチングにより導電膜46
をパターニングして配線45を形成する。この導電膜4
6の形成においても、第6図(C)を用いて説明した半
導体膜29に対して第2の金属膜27がオ−バーハング
状に形成されていることに起因して、導電膜46の段差
被覆性が悪くなる。このため第2の金属膜27と画素電
極26とを接続する配線45が断線するという課題を有
する。
上記課題を解決して配線の断線が発生しない薄膜ダイオ
ードの製造方法を提供することが、本発明の目的である
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本発明における薄膜ダイオード
は下記記載の製造工程により製造する。
(イ)基板上の全面に透明導電膜を形成しこの透明導電
膜上に第1のホトレジストを形成しこの第1のホトレジ
ストをマスクにして透明導電膜をエツチングして行電極
と画素電極とを形成する工程と、全面に第1の金属膜と
半導体膜と第2の金属膜とを順次形成しこの第2の金属
膜上に第2のホトレジストを形成する工程と、この第2
のホトレジストをマスクにして第2の金属膜と半導体膜
とを乾式エツチングでエツチングする工程と、第1の金
属膜を湿式エツチングでエツチングを行ない第1の金属
膜をエツチングすると同時に第2の金属膜をエツチング
し半導体膜パターン寸法以下のパターン寸法を有する第
2の金属膜を形成する工程と、全面に層間絶縁膜を形成
しこの層間絶縁膜上に第3のホトレジストを形成する工
程と、この第3のホトレジストをマスクに層間絶縁膜を
エツチングして接続穴を形成しさらに全面に導電膜を形
成しこの導電膜上に第4のホトレジストを形成する工程
と、この第4のホトレジストをマスクに導電膜をエツチ
ングし配線を形成する工程とを有する。
(ロ)基板上の全面に透明導電膜を形成しこの透明導電
膜上に第1のレジストを形成しこの第1のレジストをマ
スクにして透明導電膜をエツチングして行電極と画素電
極とを形成する工程と、全面に第1の金属膜と半導体膜
と第2の金属膜とを順次形成しこの第2の金属膜上に第
2のレジストを形成する工程と、この第2のレジストを
マスクにして第2の金属膜と半導体膜とを乾式エツチン
グでエツチングする工程と、第1の金属膜を湿式エツチ
ングでエツチングを行ないサイドエッチ部を有する第1
の金属膜を形成すると同時に第2の金属膜をエツチング
して半導体膜パターン寸法以下のパターン寸法を有する
第2の金属膜を形成する工程と、全面に導電膜を形成し
この導電膜上に第3のレジストを形成する工程と、この
第3のレジストをマスクにして導電膜をエツチングし配
線を形成しさらに第3のレジスト開口部の第2の金属膜
と半導体膜とを除去する工程とを有する。
〔実施例〕
以下図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第1図(a)〜(g)は本発明の第1の実施例における
薄膜ダイオードの製造方法を工程順に示す断面図であり
、第2図は本発明の薄膜ダイオードを示す平面図である
。なお第1図は第2図におげろA −人断面を示す。以
下第1図と第2図とを参照して説明する。
まず第1図(a)に示すように、透明ガラスからなる基
板11上の全面に、透明導電膜16として例えば酸化イ
ンジウムスズ(ITO)を5Qnm〜200nmの厚さ
で形成する。この透明導電膜16は真空蒸着法あるいは
スパッタリング法により形成する。その後感光性材料を
全面に形成し、ホトマスクを用いて露光、および現像を
行ない第1のホトレジスト61を形成する。この第1の
ホトレジスト61の平面ノ<ターン形状は、第2図の二
点鎖線56で示す。その後第1のホトレジスト61をエ
ツチングのマスクとして用い、透明導電膜16を塩化第
二鉄と塩酸との混合溶液でエツチングし、透明導電膜1
6からなる行電極15と画素電極26とを形成する。そ
の後第1のホトレジスト61を除去する。
次に第1図(b) K示すように、全面に第1の金属膜
25として膜厚lQQnm程度のモリブデン(MO)を
スパッタリング法あるいは真空蒸着法で形成する。その
後第1の金属膜25上の全面に、水素化アモルファスシ
リコン(a−8i:H)からなる半導体膜29をプラズ
マ化学気相成長法により形成する。半導体膜29は第1
の金属膜25側から導電型がp型と、i型すなわち不純
物をほとんど含まない真性半導体と、n型とのダイオー
ド構造を有する。それぞれの膜厚はp型層が10nm−
100nmS j型層が038m〜1.0μm1n型層
が10 nm−100nmとする。その後全面に第2の
金属膜27として、膜厚1100n程度のモリブデンを
真空蒸着法あるいはスパッタリング法で形成する。その
後全面に感光性材料を形成し、露光、現像を行ない第2
のホトレジスト66を形成する。この第2のホトレジス
ト66の平面パターン形状は、第2図の破線49で示す
次に第1図(0に示すように、第2のホトレジストロ6
をエツチングのマスクとして用い、乾式エツチングとし
て例えば反応性イオンエツチング装置を用いた異方性イ
オンエンチングにより、第2の金属膜27と半導体膜2
9とをエツチングする。
乾式エツチングにおけるエツチングガスとしては、四フ
ッ化炭素(CF4)に対して10%の酸素(02)を添
加しれ混合ガスを用いる。このときの反応性イオンエツ
チング装置内の真空度は、8パスカル(pa )程度、
高周波電力0.3W/crL〜0.4W/crj、、エ
ツチングガスを60 SCCM(standard C
ubiCCentimeters per m1nut
e)の流量で供給する。この第2の金属膜27と半導体
膜29の乾式エツチングにおいては、両者の膜質の違い
によりエツチング速度が異なり、第1図(C)に示すよ
うに、第2の金属膜27パタ一ン寸法より小さなパター
ン寸法を有する半導体膜29が形成される。
次に第1図(d)に示すように、第1の金属膜25をリ
ン酸(H3r’o、 ) :酢酸(CH8COOH):
硝酸(HNO3)=10:30:1の組成比のエツチン
グ液を用いて、湿式エツチングでエツチングする。この
第1の金属膜25の湿式エツチングガスにおいては、第
1の金属膜25と同じ材料で構成されている第2の金属
膜27の側面も同時にエツチングされる。このため第1
図(C)を用いて説明した、半導体膜29に対してオー
パーツ・ング状に形成されていた第2の金属膜270オ
一バーハング部がエツチング除去され、半導体膜29パ
ターン寸法以下のパターン寸法を有する第2の金属膜2
7が形成される。さの後第2のホトレジスト66を除去
する。
次に第1図(e)に示すように、全面に層間絶縁膜69
として膜厚05μm〜10μmの窒化シリコン膜(S 
i xNy )をプラズマ化学気相成長法により形成す
る。その後感光性材料を全面に形成し、ホトマスクを用
いて露光、現像を行ない第3のホトレジスト65を形成
する。この第3のホトレジスト65の平面パターン形状
は第2図の実線47で示す。
次に第1図(f)に示すように、第3のホトレジスト6
5をエツチングのマスクとして用い、層間絶縁膜69を
乾式エツチングあるいは湿式エツチングによりエツチン
グして、接続穴41を形成する。
その後第3のホトレジスト65を除去し、さらに全直に
導電膜46としてモリブデンをスパッタリング法により
厚さ03μm〜2.0μm形戊形成。
その後金筋に感光性材料を形成し、露光、現像を行ない
第4のホトレジスト67を形成する。この第4のホトレ
ジス)57(’)平面パターン形状は、第2図の一点鎖
線51で示す。
次に第1図(g)に示すように、第4のホトレジスト6
7をエツチングのマスクとして用い、乾式エツチングと
して例えば反応性イオンエツチング装置を用いて導電膜
46をエツチングして、配線45を形aする。乾式エツ
チングにおけるエツチングガスは、四フッ化炭素と酸素
との混合ガスを用いる。なお薄膜ダイオードは第2図の
斜線部分に形成される。その後第4のホトレジスト67
を除去し、素子形成基板は完成する。液晶表示装置は、
この素子形成基板と対向基板との両基板に一般的な手法
により液晶配向処理を行ない、2枚の基板を貼り合わせ
た後、液晶を封入し、さらにこうして形成した液晶セル
の外側にそれぞれ偏光軸をねじった形で偏光板を配置し
て完成する。
本発明の薄膜ダイオードの製造方法においては、第2の
金属膜27と半導体膜29とを乾式エツチングでエツチ
ング後、第1の金属膜25を湿式エツチングでエツチン
グしている。このため半導体膜29と第1の金属膜25
および第2の金属膜27との膜質の差に起因する半導体
膜29に対する第2の金属膜270オ一バーハング部が
解消し、層間絶縁膜69および導電膜46の段差被覆性
が改善され、配線45の断線が発生することはない。
本発明における第2の実施例を第3図と第4図とを用い
て説明する。第3図(a)〜(f)は本発明の第2の実
施例における薄膜ダイオードの製造方法を工程順に示す
断面図であり、第4図は本発明の薄膜ダイオードを示す
平面図である。なお第3図は第4図におけるB−B断面
を示す。
まず第3図(a)に示すように、透明ガラスからなる基
板11上の全面に、透明導電膜16として酸化インジウ
ムスズを真空蒸着法あるい1まスパッタリング法により
、厚さ5Qnm〜200nm形戊する。その後感光性材
料を全面に形成し、ホトマスクを用いて露光、現像を行
ない第1のレジスト55を形成する。この第1のレジス
ト55の平面パターン形状は、第4図の二点鎖線53で
示す。
その後第]のレジスト55をエツチングのマスクとして
、透明導電膜16を塩化第二鉄と塩酸との混合溶液でエ
ツチングし、透明導電膜16からなる行電極15と画素
電極26とを形成する。その後第1のレジスト55を除
去する。
次に第3図(b)に示すように、全面に第1の金属膜2
5として膜厚]00nm程度のモリブデンをスパッタリ
ング法あるいは真空蒸着法で形成する。
その後第1の金属膜25上の全面に半導体膜29として
水素化アモルファスシリコンをプラズマ化学気相成長法
により形成する。半導体膜29(ま第1の金属膜25側
から導電型が、p型と、I型すなわち不純物をほとんど
含まない真性半導体と、n型とのダイオード構造を有す
る。この半導体膜29のそれぞれの膜厚は、p型層がl
Qnm〜1100n、i型層が03μm〜10μm1 
n型層が]、 On m〜1. OOn mとする。そ
の後半導体膜29上の全面に、第2の金属膜27として
膜厚]−0Q n m程度のモリブデンをスパッタリン
グ法あるいは真空蒸着法により形成する。その後全所に
感光性材料を形成し、露光、現像を行ない第2ルシスト
57を形成する。この第2のレジスト57の平面パター
ン形状は、第4図の破線49で示す。
次に第3図(C)に示すように、第2のレジスト57を
エツチングのマスクとして用い、乾式エツチングとして
例えば反応性イオンエツチング装置を使用した異方性イ
オンエツチングで、第2の金属膜27と半導体膜29と
をエツチングする。乾式エツチングにおけるエツチング
ガスとしては、四フッ化炭素と酸素との混合ガスを用い
る。この第2の金属膜27と半導体膜29との乾式エン
チングにおいては、両者の膜質の違いに起因してエツチ
ング速度が異なるため、第3図(C)に示すように、第
2の金属膜27が半導体膜29に対してオバーハング状
に形成される。
次に第3図(d)に示すように、第1の金属膜25を湿
式エツチングでエツチングして、サイドエッチ部61を
有する第1の金属膜25を形成する。
この第1の金属膜25におけるサイドエッチ部61の形
成方法としては、第1の金属膜25のエツチングが終了
したジャストエッチからさらにエツチングを継続するこ
とにより、サイドエッチ部61が形成できる。この第1
の金属膜25のサイドエッチ部61のサイドエツチング
量は051μm〜10μmとする。このサイドエッチ部
61のサイドエツチング量は、前述のジャストエッチか
らのエツチング時間により制御する。この第1の金属膜
25の湿式エツチング工程においては、第1の金属膜2
5と同じ材料で構成されている第2の金属膜270側筒
も同時にエツチングされる。このため第3図(C)を用
いて説明した、半導体膜29に対してオーバーハング状
に形成された第1の金属膜25のオーバーハング部がエ
ツチング除去され、半導体膜29パターン寸法以下のパ
ターン寸法を有する第2の金属膜27が形成される。そ
の後第2のレジスト57を除去する。
次に第3図(e)に示すように、全面に導電膜43とし
てモリブデンをスパッタリング法により、厚さ0.3μ
m〜2.0μm形成する。その後全面に感光性材料を形
成し、露光、現像を行ない第3のレジスト59を形成す
る。第1の金属膜25の側面にはサイドエッチ部61が
形成されているため、導電膜46と第1の金属膜25と
の間にはこのサイドエッチ部61FC対応した空間が発
生し、導電膜46と第1の金属膜25とは短絡しない。
次に第1図(f)に示すように、第3のレジスト59を
エンチングのマスクとして用い、導電膜46を乾式エツ
チングあるいは湿式エツチングによりエツチングして配
線45を形成する。さらにその後第3のレジスト59を
エツチングのマスクとして、第3のレジスト59に覆わ
れていない領域、すなわち第3のレジスト59開口部の
第2の金属膜27と半導体膜29とを、四フッ化炭素と
酸素との混合ガスをエツチングガスとして用い、反応性
イオンエツチング装置を使用してエンチング除去する。
なお薄膜ダイオード素子は、第4図の斜線部分に形成さ
れる。行電極15は第4図に示すように、透明導電膜1
3と導電膜46との2層構造になっており、配線抵抗を
低減している。
第3図および第4図を用いて説明した薄膜ダイオードの
製造方法においては、薄膜ダイオードを3枚のホトマス
クを用いて製造することが可能である。そのうえ第2の
金属膜27と半導体膜29とを乾式エツチング後、第1
の金属膜25を湿式エツチングでエツチングしている。
このため半導体膜29に対する第2の金属膜270オー
パーツ・ング部が、第1の金属膜25の湿式エツチング
時にエツチング除去される。したがって導電膜46の段
差被覆性が改善され、配線45の断線が発生することは
ない。
以上の説明においては、第1の金属膜25と第2の金属
膜27とはモリブデンを用いた例で説明したが、遮光性
と導電性とを併せもつ材料であればモリブデン以外の材
料でも適用できる。さらに第1の金属膜25と第2の金
属膜27とは同一材料を用いた例で説明したが、必ずし
も同一材料を用いる必要シまなく、湿式エツチングにお
けるエツチング液で第1の金属膜25と第2の金属膜2
7とが同時にエツチング可能な材料で、それぞれ第1の
金属膜25と第2の金属膜27とを構成してもよい。さ
らにそのうえ第1の金属膜25と第2の金属膜27とを
異なる材料で構成し、第1の金属膜25を湿式エツチン
グでエツチング後、第2の金属膜27を第1の金属膜2
5のエツチング液と異なるエツチング液を用いた湿式エ
ツチングにて、半導体膜29に対する第2の金属膜27
のオバーハング部をエツチング除去してもよい。
半導体膜29の導電型として第1の金属膜25側からp
型層と1型層とn型層とを積層した例で説明したが、第
1の金属膜25側からn型層と1型層とp型層との積層
膜でもよく、さらに第1の金属膜25側からn型層とp
型層あるいはp型層とn型層との積層膜でもよい。
導電膜46としてモリブデンを使用した例で説明したが
、高融点金属膜や高融点金属珪化膜や金属膜も適用可能
である。
さらに層間絶縁膜69は窒化シリコン膜以外にも、酸化
シリコン膜(SiOX)、酸窒化シリコン膜(SiON
)、酸化アルミニウム膜(A i 203)などの絶縁
膜が使用可能である。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように本発明の薄膜ダイオードの
製造方法においては、第2の金属膜と半導体膜と−を乾
式エツチングでエツチング後、第1の金属膜を湿式エツ
チングでエツチングしている。
このため半導体膜と第1の金属膜および第2の金属膜と
の膜質の差に起因する半導体膜に対する第2の金属膜の
オーバーハング部がエツチング除去され、導電膜の段差
被覆性が改善され、配線の断線が発生ずることはない。
したがって高い表示画像品質を有する液晶表示装置が得
られる。
従来は第2の金属膜と半導体膜と第1の金属膜とのエツ
チングをすべて乾式エツチングで行なっていた。このた
めガラス基板からのアルカリイオンの溶出を抑えるため
の、例えば酸化シリコン膜などの透明絶縁膜を透明導電
膜下のガラス基板表面への形成が不可能であった。これ
は乾式エツチングにおいては、エツチングイオンで透明
絶縁膜表面がエツチングされ透明絶縁膜の透過率が悪化
するため、基板表面への透明絶縁膜の形成ができなかっ
たためである。これに対して本発明の薄膜ダイオードの
製造方法においては、第1の金属膜のエツチングを湿式
エツチングで行なっているため、第1の金属膜のエツチ
ング液で1′!、基板表面に形成する透明絶縁膜がエツ
チングされず、基板表面への透明導電膜の形成が可能と
なる。このため基板からのアルカリイオン溶出を、基板
表面に形成した透明絶縁膜で抑制することが可能となり
、液晶材料がアルカリイオンのため電気抵抗が小さくな
ることを防止して、液晶表示装置の表示不良発生を完全
に抑えることができる。
4、図の簡単な説明 第1図(a)〜(g)は本発明の第1の実施例における
薄膜ダイオードの製造方法を工程順に示す断簡図、第2
図は本発明における薄膜ダイオードを示す平面図、第3
図(a)〜(f)は本発明の第2の実施例における薄膜
ダイオードの製造方法を工程順に示ず断面図、第4図(
ま本発明における薄膜ダイオードを示す平面図、第5図
は逆並列接続した薄膜ダイオードを示す回路図、第6図
(a)〜(d)は従来例における薄膜ダイオードの製造
方法を工程順に示す断面図である。
25・・・・・・第1の金属膜、27・・・・・・第2
の金属膜、29・・・・・・半導体膜、46・・・・・
・導電膜、45・・・・・・配線、61・・・・・・サ
イドエッチ部。
第1戦 第1rI1 9 半導体膜 第2図 15゜ 3テ電極 41゜ 才」挽穴 第3図 第3図 29、半導体層 45、配線 61、す4ドエ、ソチ部 第4図 23、匣1系電怜 15、行電極 17、列電微 19、 9”イ4−ド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上の全面に透明導電膜を形成し該透明導電膜
    上に第1のホトレジストを形成し該第1のホトレジスト
    をマスクにして前記透明導電膜をエッチングして行電極
    と画素電極とを形成する工程と、全面に第1の金属膜と
    半導体膜と第2の金属膜とを順次形成し該第2の金属膜
    上に第2のホトレジストを形成する工程と、該第2のホ
    トレジストをマスクにして前記第2の金属膜と半導体膜
    とを乾式エッチングでエッチングする工程と、前記第1
    の金属膜を湿式エッチングでエッチングを行ない前記第
    1の金属膜をエッチングすると同時に前記第2の金属膜
    をエッチングし前記半導体膜パターン寸法以下のパター
    ン寸法を有する前記第2の金属膜を形成する工程と、全
    面に層間絶縁膜を形成し該層間絶縁膜上に第3のホトレ
    ジストを形成する工程と、該第3のホトレジストをマス
    クに前記層間絶縁膜をエッチングして接続穴を形成しさ
    らに全面に導電膜を形成し該導電膜上に第4のホトレジ
    ストを形成する工程と、該第4のホトレジストをマスク
    に前記導電膜をエッチングし配線を形成する工程とを有
    することを特徴とする薄膜ダイオードの製造方法。
  2. (2)基板上の全面に透明導電膜を形成し該透明導電膜
    上に第1のレジストを形成し該第1のレジストをマスク
    にして前記透明導電膜をエッチングし行電極と画素電極
    とを形成する工程と、全面に第1の金属膜と半導体膜と
    第2の金属膜とを順次形成し該第2の金属膜上に第2の
    レジストを形成する工程と、該第2のレジストをマスク
    にして前記第2の金属膜と半導体膜とを乾式エッチング
    でエッチングする工程と、前記第1の金属膜を湿式エッ
    チングでエッチングを行ないサイドエッチ部を有する前
    記第1の金属膜を形成すると同時に前記第2の金属膜を
    エッチングし前記半導体膜パターン寸法以下のパターン
    寸法を有する前記第2の金属膜を形成する工程と、全面
    に導電膜を形成し該導電膜上に第3のレジストを形成す
    る工程と、該第3のレジストをマスクにして前記導電膜
    をエッチングし配線を形成しさらに前記第3のレジスト
    開口部の前記第2の金属膜と半導体膜とを除去する工程
    とを有することを特徴とする薄膜ダイオードの製造方法
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010237503A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Hitachi Displays Ltd 液晶表示装置
US8241935B2 (en) 2002-12-31 2012-08-14 Lg Display Co., Ltd. Method of fabricating liquid crystal display device having concave reflector

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