JPH0342344Y2 - - Google Patents

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JPH0342344Y2
JPH0342344Y2 JP4092484U JP4092484U JPH0342344Y2 JP H0342344 Y2 JPH0342344 Y2 JP H0342344Y2 JP 4092484 U JP4092484 U JP 4092484U JP 4092484 U JP4092484 U JP 4092484U JP H0342344 Y2 JPH0342344 Y2 JP H0342344Y2
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JP
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insulating film
diaphragm body
diaphragm
stress
alloy material
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JP4092484U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は圧力変化を電気信号に変換して出力す
る金属ダイアフラム圧力センサに関する。
従来のダイアフラム式の圧力センサには、ダイ
アフラムにセラミツクを用いたものと、Fe系又
はCu系の金属を用いたものがある。ダイアフラ
ムをセラミツクによつて形成したものは、セラミ
ツクが絶縁性及び耐熱性に優れているから、その
ダイアフラムの表面に抵抗ペーストを印刷、乾燥
及び850℃程度の温度による焼成をすることによ
つて付設して厚膜回路からなる応力センサを容易
に形成し得る特徴を有するが、反面セラミツクは
金属を用いたダイアフラムに比べて製造工程が複
雑で高価であるとともに材質が脆く機械的強度が
低い欠点がある。一方、ダイアフラムをFe系又
はCu系金属によつて形成したものは、機械的な
強度には優れているが、反面、高温で酸化し易い
欠点があり、セラミツクのような絶縁性を有しな
いから応力センサを付設する場合に予め絶縁膜を
形成する必要がある。
しかしながら、Fe系又はCu系金属のダイアフ
ラムは高温で酸化し易いから、絶縁膜は蒸着等の
比較的低温度で可能なコーテイングに限られ、耐
熱性が低いから、斯様な耐熱性の絶縁膜上に上述
のように高温度で焼成する厚膜回路からなる応力
センサを形成することは困難でああつた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、機械的強度に優れるとともに高
温での耐酸化性に優れ、表面に耐熱性に優れた絶
縁膜を形成することができて、高温処理の必要な
厚膜回路からなる応力センサを容易に付設し得る
金属ダイアフラム圧力センサを提供するにある。
以下本考案の一実施例について第1図乃至第3
図を参照しながら説明する。1はダイアフラム本
体で、これはFe−Cr−Al合金材(Fe:71%,
Cr:25%,Al:4%)からなる板材をプレスに
よつて絞り加工することによつて浅底の円形な容
器状に形成したものである。斯かる、ダイアフラ
ム本体1は、絞り加工後に、1160℃の大気中で50
分間の高温酸化処理を施すことにより、合金成分
中のAlを選択的に酸化して全表面部に約1μmの
厚さのアルミナ被膜からなる絶縁膜2が形成され
る。3〜6はダイアフラム本体1の上面側の中央
部及び外周部に位置させて絶縁膜2上に付設され
たピエゾレジステイブな厚膜抵抗からなる応力セ
ンサで、これらは酸化ルテニウム(RuO2)系の
抵抗材ペーストを印刷後、乾燥(150℃、10分
間)、焼成(850℃、10分間)の各工程を経て形成
される。7は各応力センサ3〜6間をブリツジ接
続する厚膜導体からなる印刷導体で、導体ペース
トの印刷、乾燥、焼成により応力センサ3〜6と
同時に形成される。そして、この印刷導体7の所
要部所に面積を拡大した電源端子部7a,7bと
出力端子部7c,7dが夫々形成されている。
次に上記構成の作用について説明する。ダイア
フラム本体1の下面側に圧力Pが上向きに作用す
ると、圧力Pに比例して該ダイアフラム本体1の
中心部には引張応力が作用し、且つ外周部分には
圧縮応力が作用し、応力センサ3〜6に応力に応
じた抵抗値の変化が生じ、電源端子7a,7b間
に一定電圧を印加すると、応力センサ3〜6の抵
抗値変化に伴つた出力電圧が出力される。
上記構成によれば、ダイアフラム本体1が金属
材であるから、プレス加工によつて容易に所望の
形状にでき、セラミツク材料を用いたものに比べ
て加工が容易であるとともに脆さがなく機械的な
強度が非常に優れている。また、ダイアフラム本
体1はAlを含有するFe基合金で融点が1500℃以
上であり、絶縁膜2はダイアフラム本体1に含有
するAlを選択的に酸化して形成されたアルミナ
被膜であるから、絶縁膜2が従来構造のものに比
べて基材との密着性に優れ、且つ耐熱性に優れる
とともにダイアフラム本体1は表面のアルミナ被
膜により保護されて高温での耐酸化性にも優れ、
従つて応力センサ3〜6及び印刷導体7を高温度
(850℃)で焼成する厚膜回路により容易に付設し
得る。
尚、ダイアフラム本体1は、上述したFe−Cr
−Al合金材の他にFe−Al合金材、Fe−Ni−Cr−
Al合金材、Ni−Cr−Al合金材等を用いることが
でき、アルミナ被膜からなる絶縁膜2は高温酸化
処理の代りに陽極酸化処理によつて形成すること
ができ、また、応力センサ3〜6は厚膜回路の他
に薄膜回路及び半導体センサにより形成すること
ができる。
第4図は本考案の他の実施例を示すものであ
り、第1図乃至第3図と異なる部分について説明
する。即ち、8は絶縁膜2の表面に850℃焼成の
誘電体ペーストを印刷、乾燥、焼成の各工程を経
てコーテイングされた絶縁材被膜で、これはアル
ミナ被膜からなる絶縁膜2の絶縁性及び表面粗さ
向上並びに各応力センサ3〜6との密着性向上を
目的としてなされ、この絶縁材被膜8の表面に応
力センサ3〜6及び印刷導体7が形成される。
本考案は以上の説明から明らかなように、機械
的強度に優れるとともに高温での耐酸化性に優
れ、表面に耐熱性に優れた絶縁膜を形成すること
ができて、高温処理の必要な厚膜回路からなる応
力センサを容易に付設し得る金属ダイアフラム圧
力センサを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すも
のであり、第1図は上面図、第2図は縦断面図、
第3図は要部の拡大断面図、第4図は本考案の他
の実施例を示す第3図相当図である。 図面中、1はダイアフラム本体、2は絶縁膜、
3〜6は応力センサ、7は印刷導体、8は絶縁材
皮膜である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 Alを含有するFe基合金材又はNi基合金材を
    プレス加工により所定形状に形成してなるダイ
    アフラム本体と、このダイアフラム本体に含有
    されたAlを選択的に酸化することにより前記
    ダイアフラム本体の表面部に形成されるアルミ
    ナ被膜からなる絶縁膜と、この絶縁膜に一体的
    に付設される応力センサとを具備してなる金属
    ダイアフラム圧力センサ。 2 アルミナ被膜からなる絶縁膜と応力センサと
    の間に絶縁材被膜を一体的に介在することを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    の金属ダイアフラム圧力センサ。
JP4092484U 1984-03-21 1984-03-21 金属ダイアフラム圧力センサ Granted JPS60152950U (ja)

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JP4092484U JPS60152950U (ja) 1984-03-21 1984-03-21 金属ダイアフラム圧力センサ

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JPS60152950U JPS60152950U (ja) 1985-10-11
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JPS60152950U (ja) 1985-10-11

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