JPH0341897A - プロセスデータ収集装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はプロセスデータ等のデータを収集するプロセス
データ収集装置に関する。

（従来の技術） 抄紙工程等においては、各加工装置を用いて製品を加工
するとき、プロセスデータ収集装置を用いて各加工装置
の状態信号や製品の加工状態信号を周期的に収集してプ
ロセスの状態監視や製品の品質管理に用いている。

第３図はこのようなプロセスデータ収集装置の一例を示
すブロック図である。

この図に示すプロセスデータ収集装置１０１は各加工装
置１０２の状態信号や製品１０３の加工信号を取り込む
入力部１０４と、収集した各種信号の格納エリア等とし
て使用されるディスク装置１０５と、収集した各種信号
の表示や各種指令の入力装置として使用される入出力装
置１０６と、前記入力部１０４によって取り込まれた各
種信号を所定周期で取り込んで前記ディスク装置１０５
に格納したり、このディスク装置１０５に格納されてい
る各種信号を処理して前記入出力装置１０６上に表示さ
せたりするＣＰＵ１０７とを備えている。

そして、各加工装置１０２の状態信号や製品１０３の加
工状態信号を周期的に収集してこれを時系列的に編集し
たり、特定の状態についてまとめて入出力装置１０６上
に表示する。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら上述した抄紙工程等においては、各加工装
置１０２の改善や製品１０３の品質改善などのために、
製品１０３の加工時に発生する真書状態を把握しその原
因を究明して対策に反映することが必要であるが、従来
のプロセスデータ収集装置１０１においては、データの
収集を周期的に行なっているので、各加工装置１０２の
異常が発生したときや、製品１０３の異常が発生したと
きのデータが記録されていないことが多い。

特に、抄紙工程のように製品１０３が紙である場合には
、加工状態の微妙な変化や加工装置１０２から出る発生
音の変化等のように操業者の五感でしかとらえることが
できない微妙な異常状態が発生してもこれが記録されて
いないことが多く、各加工装置１０２の改善や製品１０
３の品質改善を行ないにくいという問題があった。

本発明は上記の事情に鑑み、操業者の五感でしか認識で
きないような微妙な異常状態時の信号をも記録すること
ができ、これによって各加工装置の改善や製品の品質改
善に必要なデータを収集することができるプロセスデー
タ収集装置を提供することを目的としている。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するために本発明によるプロセスデー
タ収集装置は、プロセスの操業者が認知し得るプロセス
状態項目を表示するとともに、操業者によって前記プロ
セス状態項目が指定されたときこれを検知する操業者用
表示端末と、プロセス各部のデータ収集対象部分からデ
ータを取り込む入力部と、前記操業者用表示端末によっ
て前記プロセス状態項目が指定されたことが検知された
とき、前記入力部によって取り込まれたデータを前記プ
ロセス状態項目に対応させて収集するデータ収集部とを
備えたことを特徴としている。

（作用） 上記の構成において、操業者用表示端末上に表示されて
いるプロセス状態項目が指定されれば、データ収集部は
これを検知して入力部によって取す込まれたデータを前
記プロセス状態項目に対応させて収集して保存する。

（実施例） 第１図は本発明によるプロセスデータ収集装置の一実施
例を示すブロック図である。

この図に示すプロセスデータ収集装置１は入力部２と、
ＣＰＵ３と、ディスク装置４と、メモリ５と、通信部６
と、コンソール端末７と、操業者用表示端末８とを備え
ており、所定周期毎や操業者によって異常有りと判定さ
れたとき、各加工装置１０の状態信号や製品１１の加工
状態信号を収集する。そして、これを時系列的に編集し
たり、特定の状態についてまとめて表示する。

入力部２は前記各加工装置１０の状態信号や製品１１の
加工信号を取り込んでこれをＣＰＵ３に供給する。

またディスク装置４はこのプロセスデータ収集装置１の
動作を規定するプログラムの格納エリアや収集した各種
信号の格納エリア等を備えており、前記ＣＰＵ３からの
ロード指令に応して記憶しているプログラムをＣＰＵ３
に供給したり、前記ＣＰＵ３から各種信号が供給された
ときこれを収集データとして記憶したりする。

また、メモリ５は半導体メモリ等によって構成されてお
り、前記ＣＰＵ３のプログラム格納エリアや作業エリア
等として使用される。

また、通信部６は前記ＣＰＵ３と前記コンソール端末７
および操業者用表示端末８との間の通信信号をサポート
する回路を備えており、前記ｃＰＵ３から信号が出力さ
れたときにはこれを取り込んで前記コンソール端末７や
操業者用表示端末８に供給し、またこれら前記コンソー
ル端末７や操業者用表示端末８から信号が出力されたと
きにはこれを取り込んで前記ＣＰＵ３に供給する。

コンソール端末７は各種指令等を人力するのに必要なキ
ーボードと、収集データ等を表示するのに必要なＣＲＴ
等とを備えており、前記キーボードを介して各種指令等
が入力されたとき、これを前記通信部６を介して前記Ｃ
ＰＵ３に供給する。

また、この通信部６を介して前記ＣＰＵ３から表示デー
タ等が供給されたときこれを取り込んでＣＲＴ上に表示
する。

また、操業者用表示端末８は第２図に示す如くデータ表
示エリア１６と複数の異常状態表示エリア１７ａ〜１７
ｎとを有する表示器１５と、この表示器１５の画面が押
されたとき、これを検出して押された部分の位置データ
発生する位置検出器１４とを備えており、前記通信部６
を介して収集データ等のデータが供給されたときこれを
データ表示エリア１６に表示する。また、前記前記通信
部６を介して各異常状態選択肢データが供給されたとき
これらを各異常状態表示エリア１７ａ〜１７ｎに各々表
示する。そして、これら各異常状態表示エリア１７ａ〜
１７ｎが押されたとき、これを検出して押された部分の
位置データを発生しこれを前記通信部６を介してＣＰＵ
３に供給する。

ＣＰＵ３は前記ディスク装置４に格納されているプログ
ラムに基づいて装置各部の制御を行なうように構成され
ており、前記入力部２を介して供給される各秤信号の取
り込み処理や、格納処理、編集処理、表示処理、操作者
用表示端末８から構成される装置データの処理等の処理
を行なう。

次に、この実施例のデータ収集動作について説明する。

まず、プロセスデータ収集装置１の電源が投入されれば
、ＣＰＵ３はディスク装置４に格納されているプログラ
ムをメモリ５に転送してこのメモリ５上にあるプログラ
ムの実行を開始する。

そして、ＣＰＵ３はディスク装置４から予め登録されて
いる各異常状態選択肢データを読み出してこれらを通信
部６を介して操業者用表示端末８に供給し各異常状態表
示エリア１７ａ〜１７ｎに“異常音“異常振動″　　“
乾燥異常”等の異常状態内容を示すメツセージを表示さ
せる。

また、コンソール端末７のキーボードが操作されて異常
状態選択肢データの修正指令が入力されれば、ＣＰＵ３
は通信部６を介してこれを取り込むとともに、この修正
指令に応じてディスク装置４に格納されている各異常状
態選択肢データを修正して前記各異常状態表示エリア１
７ａ〜１７ｎに表示されている異常状態内容を示すメツ
セージを修正する。

この状態で、ＣＰＵ３は入力部２を介して各加工装置１
０の状態信号や製品１１の加工状態信号を収集してこれ
を通信部６を介して表示器１５のデータ表示エリア１６
に表示させるとともに、予め決められたタイミングで前
記各種信号を周朗的に抽出してこれをディスク装置４に
格納したり、このディスク装置４内に格納されている各
種信号を編集したり、特定の状態についてまとめて通信
部６に送出しコンソール端末７のＣＲＴ上に表示させた
りする。

またこの動作と並行して、操業者用表示端末８を持って
いる操業者が表示器１５のデータ表示エリア１６された
内容や各加工装置１０の状態、製品１１の状態を見たり
しながら何等かの異常があると判断して、各異常状態表
示エリア１７ａ〜１７ｎに表示されているメツセージの
うち、異常と判断した内容に対応するメツセージが表示
されている部分を指などで押せば、操業者用表示端末８
の位置検出器１４がこれを検出して前記抑圧部分の位置
を示す位置データを発生してこれを通信部６を介してＣ
ＰＵ３に供給する。

これによって、ＣＰＵ３はこのとき得られている各加工
装置１０の状態信号や製品１１の加工状態信号と、前記
位置データによって指定される異常状態の内容、前記操
業者用表示端末８から位置データが出力さ、れた時刻（
受付時刻）等のデータを異常時のデータとしてディスク
装置４に格納する。

以下、ＣＰＵ３は上述した処理を繰り返して操業データ
の収集を行なう。

このようにこの実施例においては、操業者用表示端末８
上の各異常状態表示エリア１７ａ〜１７ｎに異常状態内
容を示す各メツセージを表示させ、これら各異常状態表
示エリア１７ａ〜１７ｎが押されたとき、各加工装置１
０の状態信号や製品１１の加工状態信号と、前記位置デ
ータによって指定される異常状態の内容、前記操業者用
表示端末８から位置データが出力された時刻等のデータ
を異常時のデータとしてディスク装置４に格納するよう
にしているので、操業者の五感でしか認識できないよう
な微妙な異常状態時の信号をも記録することができ、後
日このデータに基づいて各加工装置１０の改善や製品１
１の品質改善を促進させることができる。

また、上述した実施例においては、抄紙工程プロセスの
操業データをデータの収集対象としているが、このよう
な抄紙工程プロセス以外のプロセスの場合にも同様な操
作によって異常時のデータや記録したい部分のデータを
収集することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、操業者の五感でし
か認識できないような微妙な異常状態時の信号をも記録
することかでき、これによって各加工装置の改善や製品
の品質改善に必要なデータを収集することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるプロセスデータ収集装置の一実施
例を示すブロック図、第２図は第１図に示す操業者用表
示端末の一例を示す平面図、第３図は従来のプロセスデ
ータ収集装置の一例を示すブロック図である。 １・・・プロセスデータ収集装置 ２・・・入力部 ３・・・データ収集部（ＣＰＵ） ８・・・操業者用表示端末 １０・・・データ収集対象部分（加工装置）１１・・・
データ収集対象部分（製品）１７ａ〜１７ｎ・・・プロ
セス状態項目（異常状態表示エリア）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）プロセスの操業者が認知し得るプロセス状態項目
   を表示するとともに、操業者によって前記プロセス状態
   項目が指定されたときこれを検知する操業者用表示端末
   と、 プロセス各部のデータ収集対象部分からデータを取り込
   む入力部と、 前記操業者用表示端末によって前記プロセス状態項目が
   指定されたことが検知されたとき、前記入力部によって
   取り込まれたデータを前記プロセス状態項目に対応させ
   て収集するデータ収集部と、を備えたことを特徴とする
   プロセスデータ収集装置。