JPH0341894B2 - - Google Patents

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JPH0341894B2
JPH0341894B2 JP8492082A JP8492082A JPH0341894B2 JP H0341894 B2 JPH0341894 B2 JP H0341894B2 JP 8492082 A JP8492082 A JP 8492082A JP 8492082 A JP8492082 A JP 8492082A JP H0341894 B2 JPH0341894 B2 JP H0341894B2
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/84Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers
    • G11B5/842Coating a support with a liquid magnetic dispersion
    • G11B5/845Coating a support with a liquid magnetic dispersion in a magnetic field

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、磁気記録材料の製法に関し、特に、
磁性体の配向性にすぐれた磁気記録材料の製造方
法に関する。
磁気記録材料は、非磁性支持上に、バリウムフ
エライト、バリウムフエライトのバリウム、鉄の
一部をCa、Sr、Pb、Co、Ni、その他の金属で置
換したもの、MnBi及びMn、BiをSeその他の全
属で置換したものなど、粒子の形状が平板状であ
り、かつその磁化容易軸が、面に垂直な強磁性体
と結合剤を塗工したものである。
この製造方法において、磁性塗料を塗工後、塗
膜が乾燥する以前に磁性粒子を磁場中にて記録方
向に配向せしめて、その方向に対する電磁変換特
性を向上させる方法は通常の磁気テープに用いら
れている針状のr−Fe2O3などでは既に知られて
おり、実用化されている(その技術の一例は、特
公昭40−5350号、特公昭40−23624号、特公昭40
−23626号、特公昭41−2065号、特公昭43−21251
号等の特許公報に示されている)。
本発明は特公昭56−856号に記載された方法を
改良し板状で、板面に垂直な方向に磁気異方性を
有する磁性体を用い支持体面に垂直な方向に該板
状強磁性粒子の磁化容易軸が配向し、垂直方向の
磁化成分を利用した磁気記録に好適な磁気記録媒
体をつくろうとするものである。
垂直磁化記録が高記録密度磁気記録の点で優れ
ていることについては、「日経エレクトロニクス
(1978.8.7.)100〜111頁」及び「IEEE
TRANSACTIONS ON MAGNETICS」VOL.
MAG−15、No.6、1561〜1563頁(1979年11月)
に説明されている。
本発明の目的は、第1に、垂直方向に高い配向
度を有する磁気記録材料の製法を提供するにあ
り、第2は、磁性塗料の新規な塗工法を提供する
にある。垂直方向に磁場配向をする方法として、
ウエブ面に垂直な磁場の強さを上げるもの(特開
昭57〜58246)、強磁場中で実質的に塗膜の乾燥を
終了させようとするもの(特開昭57−58241)な
どが提案されている。
平板状の形状を有し、その平板面に垂直な方向
に磁化容易軸を有する強磁性体を用いて垂直方向
に配向された磁気記録媒体を作るには、これを磁
性結合剤中に分散した塗布液をウエブ上に塗布し
ウエブに垂直方向の磁場をかけて前記平板状磁性
粒子の磁化容易軸をウエブ面に垂直に揃えるべく
磁場配向処理を行うのであるが、その際上記の公
知の諸法にみる如くウエブ面に垂直な強磁場をか
けると共にその強磁場中で乾燥することが望まし
い。
しかしながら、工業的にウエブを連続的に走行
させつつ、この処理を行う場合、強磁場を支える
部分を非常に長くせねば磁場の中で乾燥を実質的
におえることがむずかしくなる。
本発明者等は、磁場域を磁場配向を行う強い磁
場を形成する第1の磁場域と、配向された磁場配
向の効果を持続するための、前者より小さい磁場
に形成する第2の磁場域とに分けることによりよ
り少いエネルギーで長い区域にわたり磁場配向効
果を持続させることができ、且つ、この間にウエ
ブの乾燥を行うことによりウエブの磁場配向を維
持している間に乾燥を完結させることができるこ
とを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、平板状の形状を有し、そ
の磁化容易方向が平板面に垂直である強磁性粒子
をバインダー中に分散し、これを非磁性支持体上
に塗布したウエブを支持体面に垂直な磁場中で配
向しつつ乾燥することからなる支持体面に垂直な
方向に配向された磁気記録媒体の製造方法におい
て、平板状強磁性粒子を垂直方向に配向させる第
1磁場域と、第1の磁場域の磁場より小さい磁場
を有し、該平板状強磁性粒子の配向状態を保持す
るための第2磁場域とを連続的に順次通過させつ
つ乾燥することを特徴とする磁気記録媒体の製造
方法である。
以下、本発明について詳述する。
第1の磁場域は、後述するように強い磁場をす
る必要があり、電磁石を使つたり、強力な永久磁
石の磁極間の距離を狭くして使うなどの努力が必
要である。磁性粒子を配向させるにはこのように
強い磁場を必要とするが、乾燥する迄の間第2の
磁場域で、この磁性粒子の配向状態を保持するに
は、一般にこれよりも低い磁場でよい。したがつ
て隣接する磁極の間、又は相対する磁極の間隔を
大きくしたり永久磁石を用いるときもその磁力が
小さく、したがつて安価なものが用いられるとい
う利点がある。実施例1に示す処方の塗布液の1
部をポリエステルベース上に乾燥厚み4μとなる
ように塗布し電磁石中で乾燥せしめた。この乾燥
には、約10秒を要した、このときの磁場の強さ
と、垂直方向の配向度SQ⊥を添付図面の第1図
に示す。図より明かなように3000ガウス迄配向度
は急に上り5000ガウスの磁場でほゞ飽和する。更
に同じようにして最初2秒間を5000ガウスの磁場
中におきその后すみやかに磁場を所定の値まで下
げて乾燥を終了させた。そのときの配向度SQ⊥
と配向維持磁場の強さとの関係を第2図に示す。
この例では、約500ガウス以上で効果あり1500〜
2000ガウス程度でほゞ飽和する。この発見を応用
して第3図に示すように、異極対向の磁極を複数
に分割する。この分割した磁極の間隙C1,C2
の下部b1,b2…点などでは磁極の直下のa1,a2
点に比し磁場が弱いがなお大きい磁場を有する。
磁極間a1,a2…aoなどの磁場の大きさは一般に磁
極間距離z1,z2…zoを狭める程大きくできる。磁
極1,1′;2,2′、付近の磁場について考える
と、磁極の長さx1に比し間隔z1が等しい点をこえ
て大きくなるとa1部の磁場が急減する。又逆に磁
極対間のb1における磁場はY1がZ1に比して等し
い点をこえると急に減少しはじめる。したがつ
て、X1,Z1,Y1がほゞ等しいような配置が効率
的である。(しかし磁極の磁力が配向に必要な磁
場に比し十分大きければX1,Z1,Y1がほゞ等し
いという関係からはずれてもよいことは勿論であ
る。) 第4図には、対向磁極のまん中の高さ、ウエブ
が通る位置における、磁場の強さの測定例を示
す。
磁極の長さXと、隣接磁極間の間隔Y、対向す
る磁極間の距離Zとして、X=Y=Z、及び、X
=ZY=1/2Xとしたときの磁場の強さの測定例を 第4図及び第5図の上方に示す。
したがつて、これを応用して第3図のように磁
極を配置した。この場合、X=Y=Zとなるよう
にした。この間隙C部を利用してここから乾燥風
を送るようにして、乾燥を効率化することもでき
る。ウエブの中方向へのびた異極対抗型の磁極を
2対以上設けその間より乾燥風を送ることによ
り、磁極1,1′;2,2′;n,n′間のa1,b1
…ao,bo部に形成される強磁場中を磁性液が塗布
され未乾状態のウエブ11が図の左端より導入さ
れる。このウエブに対し磁極1,2の間より乾燥
風21を送る。
ひきつづく磁極2,3…nの各間隙より同様に
乾燥風を送ることができる。なお、ウエブの磁場
中の走行路が長い場合には、ウエブの走行路を一
定に保つために、適当なウエブ支持ロールを設け
てもよく、下方の磁極間からウエブ下面に乾燥風
または風を送つてもよい。
このように構成することにより、強磁場を生ず
る第1磁場域の形成と、それに比し弱い第2の磁
場域をつくり、磁場配向の有効範囲をこの例の場
合2倍に拡大し、磁場の中での乾燥を容易ならし
め、かつ磁極間部より乾燥風をふきつけることに
より更にこの効果を促進することができる。
磁極1,1′,2,2′…n,n′は電磁石、又は
空心ソレノイド、又はALNICO、コバルト・レ
アーアース磁石などの永久磁石で形成してもよ
い。
磁場の強さは第1図、第2図を参照すると使用
する磁性体の抗磁力の倍より大きく望ましくはそ
の3倍以上が更に望ましい。通常の長手方向磁化
の場合にくらべ、磁性塗膜内に発生する大きな反
磁場のため、より大きな配向磁場が必要とされ
る。抗磁力が800〜1000エルステツド(Oe)の磁
性粉を用いるとき、1000Oe以上望ましくは3000
〜5000Oe又はそれ以上の磁場が用いられる。
磁極の長さXは、上下の一対は同一の大きさ、
材質、形状を基本とする。しかし、隣り合うXi,
Xi+1の大きさは必要に応じて変えてもよい。
磁極を永久磁石板でつくるときには、これを適
宜積層してXiを変えてもよく、磁極が電磁石で
つくられるときには、Xiの異なる電磁石をなら
べてもよく、又は電磁石の磁極にウエブ巾以上の
巾方向の空孔でその巾がYiとなるものを設けて
もよい。
以下、実施例につき本発明の効果を説明する。
実施例 Coを置換したBaフエライト〔平均粒径0.1ミクロ
ン、平均厚さ0.03ミクロンの平板粒子、抗磁力
1320エルステツド〕 300部 グラフアイト粉末(平均粒径、約5ミクロン)
15部 塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体(共重合比
80:20、分子量45000) 45部 ステアリン酸アミル 10部 シリコーンオイル 4部 レシチン 3部 シメチルエチルケトン 300部 トルエン 300部 上記の組成の各成分をボールミルに入れて混合
分散させた。次にポリエステルポリオール50部を
加え、均一になる様に混合してから、ポリイソシ
アネート30部を加えて、再び混合分散させて硬化
性の磁性塗料とした。
なお、この塗布液の一部をとり前記した実験に
供した。
一方、コロナ放電処理をほどこした25ミクロン
のポリエチレンテレフタレートフイルムに乾燥厚
み4ミクロンとなるようにグラビアロールを用い
て上記塗料を塗工した。
磁場配向は、第3図に示す配置で行つた。
この例ではX=Y=Zとした。
次に、比較のためにY=O、X=Z、つまり磁
極を一体化させた配置をつくり、この中で磁場配
向と乾燥を行つた。比較例の場合磁場の及ぶ長さ
は実施例の約半分となる。
このようにしてウエブのスピードをかえてえら
れた塗膜の垂直方向の配向度をしらべた結果を表
に示す。
表 ウエブ・スピード SQ⊥ 実施例 比較例 20m/分 0.51 0.46 25 〃 0.51 0.42 30 〃 0.50 0.39 35 〃 0.46 0.39
【図面の簡単な説明】
第1図は乾燥に約10秒を要した時の磁場の強さ
と垂直方向の配向度(SQ⊥)の関係を示すグラ
フ、第2図は最初約2秒間と5000ガウスの磁場で
配向し、次いで磁場を下げて乾燥を終了させたと
きの配向維持磁場とSQ⊥の関係を示すグラフ、
第3図は本発明における磁極の配置を示す略図、
第4図及び第5図は磁極対間の間隙の変化に対す
る間隙間の磁場の強さの変化を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 平板状の形状を有し、その磁化容易方向が平
    板面に垂直である強磁性微粒子をバインダー中に
    分散し、これを非磁性支持体上に塗布したウエブ
    を支持体面に垂直な磁場中で配向しつつ乾燥する
    ことからなる支持体面に垂直な方向に配向された
    磁気記録媒体の製造方法において、未乾燥状態の
    磁性塗布層を有するウエブを、平板状強磁性粒子
    を垂直方向に配向させる第1磁場域と、第1磁場
    域の磁場より小さい磁場を有し、該平板状強磁性
    粒子の配向状態を保持するための第2磁場域とを
    連続的に順次通過させつつ乾燥することを特徴と
    する磁気記録媒体の製造方法。 2 第1磁場域及び第2磁場域が夫々直列に配列
    した複数対の異極対向型磁極により構成されてい
    る特許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体の製
    造方法。 3 複数対の異極対向型磁極が適当な間隙をもつ
    て配置され、該間隙から乾燥風を走行するウエブ
    に送る特許請求の範囲第2項記載の磁気記録媒体
    の製造方法。 4 第1磁場域の磁場の強さが強磁性微粒子の抗
    磁力の2倍以上である特許請求の範囲第1項乃至
    第3項の何れか1項に記載の磁気記録媒体の製造
    方法。 5 第2磁場域の磁場の強さが強磁性微粒子の抗
    磁力より大である特許請求の範囲第1項乃至第4
    項の何れか1項に記載の磁気記録媒体の製造方
    法。
JP8492082A 1982-05-21 1982-05-21 磁気記録媒体の製法 Granted JPS58203633A (ja)

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JPH0687305B2 (ja) * 1986-08-07 1994-11-02 東京磁気印刷株式会社 垂直磁気記録媒体の製造装置
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