JPH0341458Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0341458Y2 JPH0341458Y2 JP1986190435U JP19043586U JPH0341458Y2 JP H0341458 Y2 JPH0341458 Y2 JP H0341458Y2 JP 1986190435 U JP1986190435 U JP 1986190435U JP 19043586 U JP19043586 U JP 19043586U JP H0341458 Y2 JPH0341458 Y2 JP H0341458Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode plate
- double layer
- electric double
- capacitor
- cell
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 24
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 20
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 4
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 3
- 239000003792 electrolyte Substances 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の用分野〕
この考案は、所定数のコイン状コンデンサセル
を外装ケース内に収納してなる電気二重層コンデ
ンサに関するものである。
を外装ケース内に収納してなる電気二重層コンデ
ンサに関するものである。
コイン状コンデンサセルは主としてメモリのバ
ツクアツプ用電源等として用いられ、それを複数
個積層することにより所望とする電圧が簡単に得
られるという点では便利であると言えるが、それ
自体には外部端子を備えていないため回路基板等
に実装するに際しては、セル積層体を絶縁筒等を
介して有底円筒状の金属外装ケース内に収納する
とともに、そのケース開口部に外部端子を有する
電極板を配置した上で同開口部をかしめ加工し
て、見掛け状は電解コンデンサと同じくしてその
外部端子を利用して回路基板等に実装するように
している。
ツクアツプ用電源等として用いられ、それを複数
個積層することにより所望とする電圧が簡単に得
られるという点では便利であると言えるが、それ
自体には外部端子を備えていないため回路基板等
に実装するに際しては、セル積層体を絶縁筒等を
介して有底円筒状の金属外装ケース内に収納する
とともに、そのケース開口部に外部端子を有する
電極板を配置した上で同開口部をかしめ加工し
て、見掛け状は電解コンデンサと同じくしてその
外部端子を利用して回路基板等に実装するように
している。
しかしながら、従来においては上記の如く外装
ケース内にコンデンサセルや電極板等を収納した
のち、最終工程として同ケースの開口部をかしめ
加工しているが、そのかしめ時の圧力が強すぎる
とコンデンサセルからの液漏れが生じ、反対にか
しめ圧が弱いとケース開口部内において電極板が
不用意に回転してしまう等、総じてこのかしめ工
程時において不良率の発生が高く、そのかしめ圧
の調整にはかなりの熟練が要求されている。
ケース内にコンデンサセルや電極板等を収納した
のち、最終工程として同ケースの開口部をかしめ
加工しているが、そのかしめ時の圧力が強すぎる
とコンデンサセルからの液漏れが生じ、反対にか
しめ圧が弱いとケース開口部内において電極板が
不用意に回転してしまう等、総じてこのかしめ工
程時において不良率の発生が高く、そのかしめ圧
の調整にはかなりの熟練が要求されている。
この点に関し、例えば特願昭58−122840号（特
開昭60−15911号）においては、電極板もしく外
装ケースとキヤパシタ本体との間に金属緩衝材を
配置し、この金属緩衝材にて過大なかしめ圧を吸
収するようにしているが、これによるとキヤパシ
タ本体と金属緩衝材とを別々に絶縁筒内に収納
し、その筒内においてそれらを組合せるものであ
るため、組立作業が煩雑であるとともに、部品を
管理する上で好ましくない。
開昭60−15911号）においては、電極板もしく外
装ケースとキヤパシタ本体との間に金属緩衝材を
配置し、この金属緩衝材にて過大なかしめ圧を吸
収するようにしているが、これによるとキヤパシ
タ本体と金属緩衝材とを別々に絶縁筒内に収納
し、その筒内においてそれらを組合せるものであ
るため、組立作業が煩雑であるとともに、部品を
管理する上で好ましくない。
この考案は上記した従来の欠点に鑑みなされた
もので、その目的は、ケースかしめ時にコンデン
サセルに加えられる機械的ストレスを吸収し得る
金属製バネを有しているにも抱らず、その組立作
業を容易に行い得るようにした電気二重層コンデ
ンサを提供することにある。
もので、その目的は、ケースかしめ時にコンデン
サセルに加えられる機械的ストレスを吸収し得る
金属製バネを有しているにも抱らず、その組立作
業を容易に行い得るようにした電気二重層コンデ
ンサを提供することにある。
上記目的を達成するため、この考案において
は、複数のコイン状セルを電気絶縁性の熱収縮性
スリーブにて一体的に積層するに際し、それらの
間のいずれか一箇所に金属製バネを介装するよう
にしている。
は、複数のコイン状セルを電気絶縁性の熱収縮性
スリーブにて一体的に積層するに際し、それらの
間のいずれか一箇所に金属製バネを介装するよう
にしている。
上記の如く、金属製バネは熱収縮性スリーブに
て一体的に積層保持されたセル積層体内に設けら
れているため、組立に際してコンデンサセルと金
属製バネとを別々に取扱う必要がない。また、ケ
ース開口部のかしめ時に発生する機械的ストレス
は上記金属製バネにて吸収され、セル積層体に過
大な圧力が加えられることはない。
て一体的に積層保持されたセル積層体内に設けら
れているため、組立に際してコンデンサセルと金
属製バネとを別々に取扱う必要がない。また、ケ
ース開口部のかしめ時に発生する機械的ストレス
は上記金属製バネにて吸収され、セル積層体に過
大な圧力が加えられることはない。
以下、この考案の実施例を添付図面を参照しな
がら詳細に説明する。
がら詳細に説明する。
第１図に示されているように、この電気二重層
コンデンサは金属材からなる有底円筒状の外装ケ
ース１を備えている。この外装ケース１内には例
えば３つのコイン状コンデンサセル２を積層した
状態でその周りを電気絶縁性の熱収縮性スリーブ
３にて被覆してなるセル積層体５が収納されるの
であるが、この考案においてはこのセル積層体５
のコンデンサセル２間に金属製バネ３が介装され
ている。この金属製バネ３はコンデンサセル２間
のいずれか一箇所に配置されていればよい。な
お、この実施例では金属製バネ３は第２図に示さ
れているように、通称皿バネと呼ばれている截頭
円錐状体からなが、単なる板バネであつてもよ
い。
コンデンサは金属材からなる有底円筒状の外装ケ
ース１を備えている。この外装ケース１内には例
えば３つのコイン状コンデンサセル２を積層した
状態でその周りを電気絶縁性の熱収縮性スリーブ
３にて被覆してなるセル積層体５が収納されるの
であるが、この考案においてはこのセル積層体５
のコンデンサセル２間に金属製バネ３が介装され
ている。この金属製バネ３はコンデンサセル２間
のいずれか一箇所に配置されていればよい。な
お、この実施例では金属製バネ３は第２図に示さ
れているように、通称皿バネと呼ばれている截頭
円錐状体からなが、単なる板バネであつてもよ
い。
このセル積層体５の上部には封口部材が配置さ
れる。すなわち、この封口部材は外部端子６ａを
有する第１電極板６と、同じく外部端子７ａを有
する第２電極板７とを電気絶縁板８を挾んで対設
したものからなり、この場合第１電極板６がセル
積層体５の一方の電極面に接触するように配置さ
れる。そして、外装ケース１の開口が第２電極板
７の周縁に接触するようにかしめられるのである
が、その際に発生する機械的ストレスは上記セル
積層体５内に設けられている金属製バネ３により
吸収されるため、コンデンサセル２から電解液が
漏れ出るおそれはない。また、この金属製バネ３
が圧縮される際の反発力にて第１電極板６とセル
積層体５との間、および第２電極板７とケース開
口部のかしめ部分と間の圧接力が高められるた
め、封口部材がケース開口部内において不用意に
回転するようなこともない。なお、上記セル積層
体５において、スリーブ４はその他方の電極面の
周縁に回り込んでいるが、実際には外装ケース１
の底壁はその開口部側に向けて凸形状になされて
いるため、セル積層体５の他方の電極面は外装ケ
ース１の底壁に対して確実に接続する。
れる。すなわち、この封口部材は外部端子６ａを
有する第１電極板６と、同じく外部端子７ａを有
する第２電極板７とを電気絶縁板８を挾んで対設
したものからなり、この場合第１電極板６がセル
積層体５の一方の電極面に接触するように配置さ
れる。そして、外装ケース１の開口が第２電極板
７の周縁に接触するようにかしめられるのである
が、その際に発生する機械的ストレスは上記セル
積層体５内に設けられている金属製バネ３により
吸収されるため、コンデンサセル２から電解液が
漏れ出るおそれはない。また、この金属製バネ３
が圧縮される際の反発力にて第１電極板６とセル
積層体５との間、および第２電極板７とケース開
口部のかしめ部分と間の圧接力が高められるた
め、封口部材がケース開口部内において不用意に
回転するようなこともない。なお、上記セル積層
体５において、スリーブ４はその他方の電極面の
周縁に回り込んでいるが、実際には外装ケース１
の底壁はその開口部側に向けて凸形状になされて
いるため、セル積層体５の他方の電極面は外装ケ
ース１の底壁に対して確実に接続する。
上記した実施例の説明から明らかなように、こ
の考案によれば、熱収縮性スリーブ４にて積層保
持されるセル積層体５内に金属製バネ３を介装さ
せるようにしたことにより、金属製バネ３とセル
積層体５とを一つの部品として取扱うことができ
るため、組立作業性がよい。また、金属製バネ３
の弾性によりコンデンサセル２を過大なかしめ圧
より効果的に保護し得るとともに、ケース開口部
内における電極板の回転をも防止することができ
る等、その効果は顕著である。
の考案によれば、熱収縮性スリーブ４にて積層保
持されるセル積層体５内に金属製バネ３を介装さ
せるようにしたことにより、金属製バネ３とセル
積層体５とを一つの部品として取扱うことができ
るため、組立作業性がよい。また、金属製バネ３
の弾性によりコンデンサセル２を過大なかしめ圧
より効果的に保護し得るとともに、ケース開口部
内における電極板の回転をも防止することができ
る等、その効果は顕著である。
第１図はこの考案の一実施例を示した分解斜視
図、第２図は同実施例に用いられている金属バネ
の斜視図である。 図中、１は外装ケース、２はコンデンサセル、
３は金属製バネ、４はスリーブ、６，７は電極
板、８は絶縁板である。
図、第２図は同実施例に用いられている金属バネ
の斜視図である。 図中、１は外装ケース、２はコンデンサセル、
３は金属製バネ、４はスリーブ、６，７は電極
板、８は絶縁板である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 有底円筒状の金属外装ケース内に、コイン状
コンデンサセルのセル積層体を収納するととも
に、該セル積層体上に、電気絶縁板を介して第
１電極板と第２電極板を対設してなる封口部材
を第１電極板が上記セル積層体の一方の電極に
接するように配置し、上記外装ケースの開口部
を上記第２電極板に接するように内方にかしめ
てなる電気二重層コンデンサにおいて、 上記セル積層体は、複数の上記コイン状コン
デンサセルをそれらの間のいずれか一箇所に金
属製バネを介装して積層するとともに、その周
囲を電気絶縁性の熱収縮性スリーブにて一体的
に被覆してなることを特徴とする電気二重層コ
ンデンサ。 (2) 実用新案登録請求の範囲(1)において、上記金
属製バネは截頭円錐筒状体を呈する皿バネであ
る電気二重層コンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986190435U JPH0341458Y2 (ja) | 1986-12-10 | 1986-12-10 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986190435U JPH0341458Y2 (ja) | 1986-12-10 | 1986-12-10 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63174431U JPS63174431U (ja) | 1988-11-11 |
| JPH0341458Y2 true JPH0341458Y2 (ja) | 1991-08-30 |
Family
ID=31143651
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986190435U Expired JPH0341458Y2 (ja) | 1986-12-10 | 1986-12-10 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0341458Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3848189B2 (ja) * | 2002-03-19 | 2006-11-22 | 日産ディーゼル工業株式会社 | 電気二重層キャパシタ |
-
1986
- 1986-12-10 JP JP1986190435U patent/JPH0341458Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63174431U (ja) | 1988-11-11 |
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