JPH033874A - エレベータのブレーキ装置 - Google Patents

エレベータのブレーキ装置

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JPH033874A
JPH033874A JP1135417A JP13541789A JPH033874A JP H033874 A JPH033874 A JP H033874A JP 1135417 A JP1135417 A JP 1135417A JP 13541789 A JP13541789 A JP 13541789A JP H033874 A JPH033874 A JP H033874A
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JP
Japan
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brake
electromagnetic brake
car
electric motor
electromagnetic
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JP1135417A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ikejima
宏行 池島
Shinji Yamazaki
真治 山崎
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はエレベータのブレーキ装置に関するもので、特
に、ダブルブレーキ構造を有するエレベータのブレーキ
装置に関するものである。
「従来の技術」 従来のこの種のエレベータのブレーキ装置として、特開
昭58−1.30875号公報に掲載された技術を挙げ
ることができる。
第4図は従来のエレベータのブレーキ装置の構成説明図
、第5図は第4図のブレーキ装置を制御する電気回路図
である。
第4図において、(1)はかご駆動用の電動機、(2)
は前記電動機(1)により輔(1,0)を介して駆動さ
れる巻上機の駆動綱車、(3)は前記駆動綱車(2)に
巻き掛けられた主索、(4)は前記主索(3)の・一端
に結合されたかご、(5)は主索(3)の他端に結合さ
れたつり合いおもり、(6)は電動機(1)の軸(10
)に固定されたブレーキ車である。
(7)は電磁ブレーキであり、周知のように、前記ブレ
ーキ車(6)に摩擦力を作用させるブレ−キシュー (
8)と、前記ブレーキシュー (8)をブレーキ車(6
)側に附勢するはね(図示略)と、ブレーキシュー(8
)を駆動するブレーキコイル(9)とを備えている。そ
して、前記電磁ブレーキ(7)は、ブレーキコイル(9
)の消勢時に、ブレーキシュー(8)が前記ばねの力で
ブレーキ車(6)に圧接して制動力を7−J−え、ブレ
ーキコイル(9)の附勢時には、ブレーキシュー(8)
がブレーキ車(6)から離れて前記制動力を解除するよ
うに構成されている。
第5図において、(11)はかご(4)が1−昇運転す
るときに閉成する−1−昇用電磁接触器(図示略)の常
開接点、(12)はかご(4)が下降運転するときに閉
成する下降用電磁接触器(図示略)の常開接点、(+)
、  (−)は直流電源である。
次に、」−記のように構成された従来のエレベータのブ
レーキ装置の動作を説明する。
かご(4)の停止時には、電磁ブレーキ(7)のブレー
キコイル(9)が消勢されていて、ブレーキシュー(8
)によりブレーキ車(6)を介して電動機(1)に所定
の摩擦制動力が附lう、されている。
この状態で、呼びが発生して、上昇運転指令が出ると、
まず、上昇用電磁接触器の常開接点(コ1−)か閉成さ
れ、これにより、ブレーキコイル(9)が附勢されて、
前記制動力が解除される。
次いで、電動機(1)が駆動され、かご(4)が停止予
定階まで1−昇される。ぞして、最近のエレベータでは
、この上昇運転中の電動機(1)の速度は、かご(4)
が減速して着床停止するまで電気的に制御される。
かご(4)か停止予定階に着床すると、電動機(1)へ
の電源供給が遮断されるとともに、」1昇用電磁接触器
の常開接点(11)が開放される。
このため、ブレーキコイル(9)が消勢されて、電動機
(1−)が制動される。
下降運転の場合も、下降用電磁接触器の常開接点(12
)の開閉に基づき、電磁ブレーキ(7)が前記上昇運転
時と同様に動作して電動機(1)を制動する。このよう
にして、呼びの発生に応答してかご(4)が上昇または
下降運転される。
ところで、かご(4)が自動運転により全速力で−1−
昇しているときに、何らかの異常が発生ずると、電動機
(1−)への給電が遮断されると同時に、前記上昇用電
磁接触器が消勢されて、その常開接点(11)が開放さ
れる。このため、ブレーキコイル(9)が消勢されて、
電動機(1)に制動力が附与され、かご(4)は、かご
(4)内の負荷及び電磁ブレーキ(7)の制動力により
決定される減速度で停止する(以下「急停止」という)
一方、保守運転等の手動運転中に、上昇用呼びボタン(
図示略)が押されると、電動機(1)が給電されると同
時に、上昇用電磁接触器が附勢されて、ブレーキコイル
(9)が附勢され、これにより、電動機(1)に作用す
る制動力が解除されて、かご(4)が低速で一11昇さ
れる。そして、任意の位置で前記」二昇用呼びボタンを
離すと、電動機(1)への給電が遮断されるとともに、
−1−昇用電磁接触器が消勢されて、ブレーキコイル(
9)が消勢され、電磁ブレーキ(7)の制動力により、
かご(4)が前記「急停止」時とほぼ同等の減速度で停
止される(以下「手動停止」という)。
このように、従来、エレベータの乗客は異常時に「急停
止」をまれに体験することがあり、また、保守作業員は
保守運転の都度「手動停止」を体験する。
[発明が解決しようとする課題] ところで、最近のエレベータにおいては、例えば、かご
床をハニカム構造にしてかご(4)の軽量化を削ったり
、または、ドラム式ブレーキにかえてディスクブレーキ
を採用したり、或いは、制動性能の向上及び省電力対策
としてフライホイールを小形化または廃止したりするな
どの改良がなされ、エレベータの慣性モーメントが著し
く減少する傾向にある。
しかしながら、かご(4)の重量が多少軽量化されても
、その積載容量が同じであれば、電磁ブレーキ(7)の
制動力を低下させることはできない。通常、電磁ブレー
キ(7)の制動力は、余裕をみて、通常積載荷重の17
0%程度の荷重が作用した場合でもかご(4)を静止保
持できるよ・うに設定されている。このため、エレベー
タ全体の慣性モーメントが減少すると、それに応じて、
[急停止」または「手動停止」の際の減速度か増大する
。そして、かご(4)の軽量化等に伴い今後この傾向は
更に強まるものと予想される。
ところが、減速度が増大すると、駆動綱車(3)による
主索(3)のトラクション能力が不足して、「急停止」
または[手動停止」時に主索(3)の滑りが発生しやす
くなるばかりでなく、「急停止」または「手動停止」時
の急激な減速で、かご(4)内の乗客または保守作業員
が不快感を覚えたり、或いは、身体の不自由な老人等が
転倒したりするというおそれがある。
そこで、本発明の課題は、「急停止」または「手動停止
」時の主索の滑りを防止できるとともに、減速によって
生じる搭乗者の不快感及び不慮の事故を未然に防止でき
るエレベータのブレーキ装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明にかかるエレベータのブレーキ装置は、かご駆動
用の電動機を所定の制動力で制動する第1ブレーキ手段
と、前記電動機を第1ブレーキ手段の制動力よりも強力
な所定の制動力で制動する第2ブレーキ手段と、急停止
指令または手動停止指令が発生したときに、第1ブレー
キ手段を動作させたのち、所定時間経過後に第2ブレー
キ手段を動作させる制御手段とから構成されている。
[作用] 本発明のエレベータのブレーキ装置においては、自動運
転中の異常時に急停止指令が発生したり、または、保守
作業時等の手動運転中に手動停止指令が発生すると、制
御手段により、第1ブレーキ手段が動作したのち、所定
時間経過後に第2ブレーキ手段が動作する。このため、
急停止指令または手動停止指令の発生時には、まず、電
動機が第1ブレーキ手段により制動され、かごが低い減
速度で減速して停止されたのち、次いで、電動機が第2
ブレーキ手段により第1ブレーキ手段よりも強力な制動
力で制動されて、かごが停止位置に強力に静止保持され
る。
したがって、従来とは異なり、乗客または保守作業員が
1急停止」または「手動停止」時の減速によって不快感
を覚えるおそれがないとともに、老人の転倒等による不
慮の事故を未然に防止することができる。また、巻」−
機の駆動綱車のトラクション能力にも余裕ができ、主索
の滑りによる不慮の事故も確実に防止することができる
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明による一実施例のエレベータのブレーキ
装置を示す構成説明図、第2図は第1図のブレーキ装置
を制御する制御手段を示す電気回路図である。
第1図において、従来例と同一の符すは従来例と同一の
構成部分を示しており、(1)はかご駆動用の電動機、
(2)は巻」−機の駆動綱車、(3)は主索、(4)は
かご、(5)はつり合いおもり、(6)はブレーキ車で
ある。
本実施例のエレベータのブレーキ装置は第1電磁ブレー
キ(2])及び第2電磁ブレーキ(22)によりダブル
ブレーキ構造となっている。第1電磁ブレーキ(21)
は、ブレーキ車(6)に摩擦力を作用させるブレーキシ
ュー(23)と、前記ブレーキシュー(23)をブレー
キ車(6)側に附勢するはね(図示路)と、ブレーキシ
ュー(23)を駆動するブレーキコイル(24)とを備
えている。そして、この第1電磁ブレーキ(21)は、
ブレーキコイル(24)の消勢時に、ブレーキシュー(
23)がばねの力でブレーキ車(6)に圧接して制動力
を与え、ブレーキコイル(24)の附勢時には、ブレー
キシュー(23)がブレーキ車(6)から離れて前記制
動力を解除するように構成されている。好ましくは、第
1電磁ブレーキ(21)の制動力は、通常積載荷重の1
20%程度の力でかご(4)を静止保持できるように設
定されている。この程度の制動力であれば、減速時にか
ご(4)内の乗客が不快感を覚えない。
第2電磁ブレーキ(22)は、第1電磁ブレーキ(21
)と同様に、ブレーキシュー(25)、ばね(図示略)
、及びブレーキコイル(26)を備えていて、前記ブレ
ーキコイル(26)の消勢時に、第1電磁ブレーキ(2
1)と共にブレーキ車(6)を制動するように構成され
ている。好ましくは、第2電磁ブレーキ(22)の制動
力は、第1電磁ブレーキ(21)の制動力を加えて通常
積載荷重の1−70%程度の力でかご(4)を静止保持
できるように設定されている。
第2図において、(28)は前記第1電磁ブレーキ(2
1)及び第2電磁ブレーキ(22)を制御する制御手段
としての電気回路の全体を示すものである。(2つ)は
安全が確認されると閉成し、かつ、かご(4)の停止で
開放する安全回路、(30)は安全確認リレー、(30
a)は前記安全確認リレー(30)の常開接点、(31
)はかご(4)が上昇運転するときに閉成する」−昇用
電磁接触器、(3]、a)は前記」−昇用電磁接触器(
31)の常開接点、(32)はかご(4)が下降運転す
るときに閉成する下降用電磁接触器、(32a)は前記
下降用電磁接触器(32)の常開接点である。
(33)は時限リレー (33a)は前記時限リレー(
33)が附勢されると直ちに閉成し、かつ、時限リレー
(33)が消勢されると所定時間(例えば2秒)後に開
放する接点である。(24)は前記第1電磁ブレーキ(
21)のブレーキコイル、(26)は第2電磁ブレーキ
(22)のブレーキコイルである。
(36)は自動運転時に閉成され、かつ、手動運転時に
開放される切換スイッチ、(37)は自動運転リレー 
(37a) 〜(37c)は前記自動運転リレー(37
)の常開接点、(37d)は自動運転リレー(37)の
常閉接点である。(38)は運転方向が上昇方向に決定
されると閉成する上昇方向決定回路、(3つ)は運転方
向が下降1 2 方向に決定されると閉成する下降方向決定回路、(40
)は上昇方向リレー (40a)及び(40b)は前記
上昇方向リレー(40)の常開接点、(41)は下降方
向リレー (4]、a)及び(41、b)は前記下降方
向リレー(41)の常開接点、(42)は手動運転によ
る−に昼時に操作される1−昇用呼びボタン、(43)
は手動運転による下降時に操作される下降用呼びボタン
である。(+)。
(−)は直流電源である。
次に、」−記のように構成された本実施例のエレベータ
のブレーキ装置の動作を説明する。
今、切換スイッチ(36)が閉成されて、自動運転状態
にあり、かご(4)が1階に待機しているとする。この
とき、自動運転リレー(37)が附勢され、その常開接
点(37a)〜(37c)が閉成され、かつ、常閉接点
(37d)か開放されている。また、安全条件が確認さ
れていれば、安全回路(29)が閉成され、安全確認リ
レー(30)が附勢され、その常開接点(30a)が閉
成されている。
この状態で、例えば、3階で上昇方向の呼びが発生する
と、上昇方向決定回路(38)が閉成され、上昇方向リ
レー(40)が附勢され、その常開接点(40a)及び
(40b)が閉成される。
このため、第2図中、(+) −(30a) −(40
a) −” (37a) −(3]−) = (−)で
構成される回路により、1−昇用電磁接触器(31)が
附勢され、その常開接点(3]、a)が閉成されるとと
もに、電動機(1)が給電される。
したがって、第1電磁ブレーキ(21)のブレーキコイ
ル(24)が附勢され、それにより、第1電磁ブレーキ
(2])のブレーキシュー(23)による制動力が解除
される。また、これと同時に、時限リレー (3B)が
附勢され、その接点(33a)が直ちに閉成されて、第
2電磁ブレーキ(22)のブレーキコイル(26)が附
勢され、これにより、第2電磁ブレーキ(2]、)のブ
レーキシュー(25)による制動力が解除される。この
ため、電動機(1)が回転され、かご(4)が3階に向
かって上昇される。
かご(4)が3階に着床すると、安全回路(2つ)が開
放され、安全確認リレー(30)が消勢されて、その常
開接点(30a)が開放され、これにより、上昇用電磁
接触器(31)が消勢されて、その常開接点(31a)
が開放されるとともに、電動機(1)への給電が遮断さ
れる。したがって、第1電磁ブレーキ(21)のブレー
キコイル(24)が消勢されて、電動機(1)には第1
電磁ブレーキ(21)のブレーキシュー(25)による
制動力が附り、される。この場合、第1電磁ブレーキ(
21)の制動力は通常積載荷重の120%の値に設定さ
れているので、かご(4)を比較的低い減速度で減速し
たのち着床階に確実に静止保持することができる。
また、このとき、−1−昇用電磁接触器(31)の消勢
と同時に、時限リレー(33)が消勢され、その後、所
定時間(例えは2秒)が経過すると、その時限リレー 
(3B)の接点(33a)か開放され、第2電磁ブレー
キ(22)のブレーキコイル(26)が消勢される。こ
れにより、電動機(1)には第1電磁ブレーキ(21)
による制動力に加え、第2電磁ブレーギ(22)の制動
力が附与されるため、かご(4)を通常積載荷重の17
0%の制動力で着床階に強固に静止保持することができ
る。
ところで、かご(4)が全速力で−1−昇しているとき
に何らかの異常が発生し、安全回路(29)が開放され
て、急停止指令が発生ずると、安全確認リレー(30)
か消勢されて、その常開接点(30a)が開放される。
これにより、上昇用電磁接触器(31)が消勢されて、
その常開接点(31a)が開放されるとともに、電動機
(1)への給電が遮断される。常開接点(31a)の開
放により、第1電磁ブ1ノーキ(21)のブレーキコイ
ル(24)が消勢されて、電動機(1)には第1電磁ブ
レーキ(21)による通常積載荷重の1.20%の制動
力が附与される。このため、かご(4)は従来よりも低
い減速度で減速されて停止する。また、時限リレー(3
3)が消勢されてから所定時間(例えば2秒)5 6 が経過すると、ぞの接点(33a)が開放され、第2電
磁ブレーキ(22)のブレーキコイル(26)が消勢さ
れる。したがって、電動機(1−)には第1電磁ブレー
キ(2]、)及び第2電磁ブレーキ(22)による通常
積載荷重の170%の制動力が附与され、かご(4)が
前記停止位置に強固に静止保持される。
一方、保守作業員等により切換スイッチ(36)が開放
されると、自動運転リレー (37)が消勢され、その
常開接点(37a)〜(37c)か開放されるとともに
、常閉接点(37d)が閉成され、低速の手動運転状態
が設定される。
この状態で、」−昇用呼びボタン(42)が押されると
、第2図中、(+)−(37d)−(42)→(40)
→(−)で構成される回路により、−1−昇方向りlノ
ー(40)が附勢されて、その常開接点(40a)及び
(40b)が閉成される。これにより、(+)→(30
a)−” (40a)→(40b)−(31)−(−)
の回路により、1−昇用電磁接触器(3])が附勢され
、その常開接点(31a)が閉成され、かつ、電動機(
1)に給電される。したがって、前述した自動運転時と
同様に、第1電磁ブレーキ(21)のブレーキコイル(
24)が附勢されると同時に、時限リレー(33)の附
勢により第2電磁ブレーキ(22)のブレーキコイル(
26)が附勢され、第1電磁ブレーキ(21)及び第2
電磁ブレーキ(22)による制動力が共に解除されて、
電動機(1)が回転され、かご(4)が低速で−1−昇
される。
そして、かご(4)の走行中に−1−昇用呼びボタン(
42)の操作が解除されて、手動停止指令が発生ずると
、L、昇方向リレー(40)が消勢され、その常開接点
(40a)及び(40b)が開放され、」−昇用電磁接
触器(3]、)が消勢され、その常開接点(3]、a)
が開放される。これで、前述した自動運転中の異常時と
同様に、電動機(1)への給電が遮断され、第1電磁ブ
レーキ(21)が作動され、電動機(1)が通常積載荷
重の120%の制動力で制動されて、かご(4)が低い
減速度で減速されたのち停止する。そして、上昇用電磁
接触器(31)の消勢後、例えば2秒経過した時点で、
・次いで、第2電磁ブレーキ(22)が作動され、電動
機(])が第1−電磁ブレーギ(21)及び第2電磁ブ
レーギ(22)による通常積載荷重の170%の制動力
で制動されて、かご(4)が前記停止位置にしっかりと
静止保持される。
なお、」二記本実施例のエレベータのブレーキ装置の動
作を上昇運転について説明したが、下降運転についても
同様に説明できる。
このように、本実施例のエレベータのブレーキ装置は、
かご駆動用の電動機(1)を通常積載荷重の120%の
制動力で制動する第1電磁ブレーキ(21)と、電動機
(1)を第1電磁ブレーキ(21)と共に通常積載荷重
の170%の制動力で制動する第2電磁ブレーキ(22
)と、急停止指令または手動停止指令が発生したときに
、第1−電磁ブレーキ(21)を動作させたのち、所定
時間経過後に第2電磁ブレーキ(22)を動作させる電
気回路(28)とを具備するものである。なお、本実施
例においては、第1電磁ブレーキ(21)により第1ブ
レーキ手段が、また、第1電磁ブレーキ(21)及び第
2電磁ブレーキ(22)により第2ブレーキ手段が、そ
して、電気回路(28)により制御手段がそれぞれ構成
されている。
したがって、本実施例のエレベータのブレーキ装置にお
いては、自動運転中の異常時に急停止指令が発生したり
、または、保守作業時等の手動運転中に手動停止指令が
発生すると、電気回路(28)により、第1電磁ブレー
キ(21)が動作したのち、所定時間経過後に第2電磁
ブレーキ(22)が動作する。このため、急停止指令ま
たは手動停止指令の発生時には、まず、電動機(1)が
第1−電磁ブレーキ(2])により制動され、かご(4
)が低い減速度で減速して停止されたのち、次いで、電
動機(1)が第1電磁ブレーキ(21)及び第2電磁ブ
レーキ(22)により強力に制動されて、かご(4)が
停止位置に強固に静止保持される。
1つ 0 それ故、従来とは異なり、乗客または保守作業員が「急
停止」または「手動停止」時の減速によって不快感を覚
えるおそれがないとともに、老人の転倒等による不慮の
事故を未然に防止することができる。また、巻上機の駆
動網車(2)のトラクション能力にも余裕ができ、主索
(3)のtjiりに関連した不慮の事故を防止すること
もできる。
更に、停止状態では、通常積載荷重の170%の充分な
制動力でかご(4)を強固に静止保持することができる
なお、通常の自動運転に際しては、かご(4)が着床階
に停止してから第1電磁ブレーキ(21)が動作し、そ
の後、所定時間経過してから第2電磁ブレーキ(22)
が動作するので、乗客に停止時の衝撃を与えるおそれが
なく、しかも、かご(4)の静止保持能力も充分である
次に本発明の別の実施例を説明する。
第3図は第11図のブレーキ装置を制御する制御手段の
別の実施例を示す電気回路図である。なお、図中、前記
実施例と同一の符号は前記実施例と同一の構成部分を示
すものであり、重複する説明を省略する。
図において、(44)は停電時等に前記直流電源(+)
、  (−)が喪失したときに消勢される電源検出リレ
ー、(44a)は前記電源検出リレー(/1.4)の常
開接点、(44b)は電源検出リレー (44)の常閉
接点、(45)はバッテリーである。
直流電源(+)、  (−)が投入されている通常時に
は、電源検出リレー(44)が附勢され、その常開接点
(44a)が閉成されるとともに、常閉接点(44b)
が開放されている。したがって、この状態では、制御手
段としての電気回路(28)はエレベータのブレーキ装
置を前記実施例と同様に制御する。
一方、停電等により直流電源(−1−)、(−)が喪失
すると、第1.電磁ブレーキ(21)のブレーキコイル
(24)が消勢され、電動機(1)が第1−電磁ブレー
キ(21)により制動され、かご(4)が低い減速度で
減速して停止される。また、電源喪失により、電源検出
リレー(44)が消勢され、その常閉接点(44a)が
開放されるとともに、常閉接点(44b)が閉成される
。更に、電源喪失により、時限リレー(33)が消勢さ
れて、その接点(33a)が所定時間経過後(例えば2
秒)に開放される。
ところが、この所定時間の間は、接点(33a)が閉成
されているため、常閉接点(44,a)が開放されてい
ても、第3図中、(45)→(/1.4b)→(:33
 a) −(26)の回路により、第2電磁ブレーキ(
22)のブレーキコイル(26)が附勢され続け、この
第2電磁ブレーキ(22)により電動機(1)は制動さ
れない。そして、前記所定時間が経過すると、接点(3
3a)が開放されて、ブレーキコイル(26)が消勢さ
れ、電動機(1)が第1電磁ブレーキ(21)及び第2
電磁ブレーキ(22)により強力に制動され、かご(4
)が前記停止位置に静止保持される。
このように、第3図の実施例によれば、停電等の電源喪
失時における第1電磁ブレーキ(21)と第2電磁ブレ
ーキ(22)との同時動作が回避される。したがって、
前記実施例の効果に加え、停電等の電源喪失時でも、主
索(3)の滑り、乗客の不快感、または、老人の転倒等
の不慮の事故をそれぞれ防止できるという効果が得られ
る。
なお、−1−記名実施例では、第1−電磁ブレーキ(2
1)が動作してから第2電磁ブレーキ(22)が動作す
るまでの所定時間を時限リレー(33)により設定した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、電動機(
1)の回転速度を検出する速度検出器を設け、この速度
検出器が電動機(1)の停止を検出したときに、第2電
磁ブレーキ(22)が動作するように構成してもよい。
また、上記実施例では、第2ブレーキ手段が第1電磁ブ
レーキ(21)と第2電磁ブレーキ(22)とからなり
、第1電磁ブレーキ(21)のみの場合よりも強力な制
動力を発揮するように構成されているが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、第2ブレーキ手段をそれ単
体で第1ブレーキ手段よりも強力な制動力を発揮し得る
電磁ブ3 4 レーキにより構成することも可能である。しかしながら
、上記実施例のように、第2ブレーキ手段を第1電磁ブ
レーキ(21)と第2電磁ブレーキ(22)とで構成し
た場合は、双方の制動力を加えた力で電動機(1)を強
力に制動できるため、単体で制動する場合と比較して、
ブレーキ装置全体を小型に構成できるという効果が得ら
れる。
[発明の効果] 以」二のように、本発明のエレベータのブレーキ装置は
、かご駆動用の電動機を所定の制動力で制動する第1ブ
レーキ手段と、前記電動機を第1.ブレーキ手段の制動
力よりも強力な所定の制動力で制動する第2ブレーキ手
段と、急停止指令または手動停止指令が発生したときに
、第1ブレーキ手段を動作させたのち、所定時間経過後
に第2ブレーキ手段を動作させる制御手段とから構成し
たものである。したがって、急停止指令または手動停止
指令の発生時には、まず、電動機が第1ブレーキ手段に
より制動され、かごが低い減速度で減速して停止された
のち、次いで、電動機が第2ブレーキ手段により第1ブ
レーキ手段よりも強力な制動力で制動されて、かごが停
止位置にしっかりと静止保持される。それ故、「急停止
」または「手動停止」時の減速によって乗客または保守
作業員に不快感を与えるおそれがなくなり、しかも、老
人の転倒等による不慮の事故、並びに、主索の滑りに関
連した事故をそれぞれ防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による一実施例のエレベータのブレーキ
装置を示す構成説明図、第2図は第1図のブレーキ装置
を制御する制御手段を示す電気回路図、第3図は第2図
の別の実施例を示す電気回路図、第4図は従来のエレベ
ータのブレーキ装置の構成説明図、第5図は第4図のブ
レーキ装置を制御する電気回路図である。 図において、 1:電動機、     4:かご、 21:第1電磁ブレーキ、 22:第2電磁ブレーキ、 28:電気回路、   33:時限リレーである。 なお、図中、同−符号及び同−記シー3は同一または相
当部分を示すものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)かご駆動用の電動機を所定の制動力で制動する第
    1ブレーキ手段と、 前記電動機を前記第1ブレーキ手段の制動力よりも強力
    な所定の制動力で制動する第2ブレーキ手段と、 急停止指令または手動停止指令が発生したときに、前記
    第1ブレーキ手段を動作させたのち、所定時間経過後に
    前記第2ブレーキ手段を動作させる制御手段と を具備することを特徴とするエレベータのブレーキ装置
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