JPH0336518Y2 - - Google Patents

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JPH0336518Y2
JPH0336518Y2 JP1983067969U JP6796983U JPH0336518Y2 JP H0336518 Y2 JPH0336518 Y2 JP H0336518Y2 JP 1983067969 U JP1983067969 U JP 1983067969U JP 6796983 U JP6796983 U JP 6796983U JP H0336518 Y2 JPH0336518 Y2 JP H0336518Y2
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JP
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furnace
chamber
heating chamber
cooling tube
heat treatment
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JP1983067969U
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JPS59172756U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は同一炉内で加熱・冷却する単室型真空
熱処理炉に関するものである。
従来、真空焼鈍処理等を行なう単室型真空熱処
理炉として、たとえば、実公昭41−17532号公報
等が実用化されている。
この熱処理炉は、第1図に示すように、水冷ジ
ヤケツトを備えた炉殻1内に、開閉ダンパー3を
有するインナーチヤンバー2(加熱室)を備える
とともに、このインナーチヤンバー2と炉殻1と
の間にクーリングチユーブ4を備える一方、イン
ナーチヤンバー2内にヒータ5と循環フアン6を
備え、図示しない不活性ガス供給管および真空排
気系を備えた構成からなる。
そして、熱処理時には、図示しない扉から処理
材Wをインナーチヤンバー2内に装入したのち、
炉内を所定減圧下に保持しながらヒータ5により
インナーチヤンバー2内の処理材Wを加熱し、所
定の加熱が終了すれば、ダンパー3を開くととも
に、クーリングチユーブ4に冷却水を供給して循
環フアン6により炉内雰囲気を循環させながら処
理材Wを冷却し、熱処理を行なうものである。ま
た、単室型炉という構造上、扉開放(材料の装
入・抽出)時に炉内に空気が侵入し、空気中の不
純物がクーリングチユーブ4、炉内壁面1a等の
炉内部材に付着することになる。
したがつて、前記構成のものにおいては、この
付着した不純物は、冷却初期の高温雰囲気による
クーリングチユーブ4、炉内壁面1a等の炉内部
材の昇温により気化し、炉内雰囲気を汚染する。
そのため、処理材表面が酸化されるという欠点
を有していた。また、炉殻1内にインナーチヤン
バー2を設けるため構造が複雑であるという欠点
を有していた。
本考案は前記従来の単室型真空熱処理炉の欠点
を除去するためになされたもので、炉殻内面に断
熱材を内張りして加熱室を形成することによりイ
ンナーチヤンバーを廃止して構造を簡素化し、か
つ、炉内昇温時に加熱室内を真空パージすること
により扉開放にともない炉内部材に付着した不純
部を気化させて炉外に排出するようにした単室型
真空熱処理炉を提供することを目的とする。
つぎに、本考案を一実施例である第2図以下に
したがつて説明する。
本考案にかかる熱処理炉は、炉殻1の内面に断
熱材7を内張りして加熱室8を構成し、この加熱
室8内に、クーリングチユーブ4、ヒータ5およ
び循環フアン6を設けるとともに、不活性ガス供
給管9およびメカニカルブースタ11、ロータリ
ポンプ12からなる真空排気系10を設けた構成
からなる。
そして、処理材Wは、第3図に示すヒートサイ
クルの如く、まず、処理材Wを加熱室8内に装入
し、加熱室8内を所定減圧にするとともに、ヒー
タ5により加熱室8内を昇温する一方、この昇温
時に、加熱室8内を断続的に真空パージ(約10-2
←→約50Torr)して、処理材Wの装入時にクーリ
ングチユーブ4等の炉内部材に付着した不純物を
加熱気化させて、炉外に排出しつつ処理材Wを加
熱する。
そして、加熱室8内が所定温度になれば、加熱
室8内が約650Torrになるように不活性ガスを加
熱室8内に供給し、そのまま一定温度に炉温を保
持する。所定時間が経過すると、ヒータ5を停止
するとともに、クーリングチユーブ4内に冷媒を
供給し、炉内雰囲気を循環フアン6により循環さ
せながら処理材Wを冷却し、その後、処理材Wを
抽出するのである。
以上の説明で明らかなように、本考案によれ
ば、従来のように、炉内にインナーチヤンバーを
設け、その外部にクーリングチユーブを配置しな
いため、それだけ構造が簡単で、かつ、炉を従来
より小型化することができるとともに、加熱室の
昇温時にクーリングチユーブ等の炉内部材を加熱
して扉開閉時に付着した不純物を気化させて、真
空排気系で炉外に排出させるため、熱処理の冷却
初期に不純ガスの発生がなく、処理材の酸化を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の単室型真空熱処理炉の断面図、
第2図は本考案にかかる単室型真空熱処理炉の断
面図で、第3図は炉のヒートサイクルである。 1〜炉殻、4〜クーリングチユーブ、5〜ヒー
タ、6〜循環フアン、7〜断熱材、8〜加熱室、
9〜不活性ガス供給管、10〜真空排気系。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クーリングチユーブを備えた単室型熱処理炉に
    おいて、炉殻に断熱材を内張りして加熱室を形成
    し、この加熱室内にクーリングチユーブを配設す
    るとともに、加熱室内に、不活性ガス供給管と炉
    内昇温時に加熱室内を真空パージする真空排気系
    とを接続したことを特徴とする単室型真空熱処理
    炉。
JP6796983U 1983-05-06 1983-05-06 単室型真空熱処理炉 Granted JPS59172756U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6796983U JPS59172756U (ja) 1983-05-06 1983-05-06 単室型真空熱処理炉

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JP6796983U JPS59172756U (ja) 1983-05-06 1983-05-06 単室型真空熱処理炉

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Publication Number Publication Date
JPS59172756U JPS59172756U (ja) 1984-11-19
JPH0336518Y2 true JPH0336518Y2 (ja) 1991-08-02

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ID=30198155

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4117532Y1 (ja) * 1964-09-14 1966-08-15

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4117532Y1 (ja) * 1964-09-14 1966-08-15

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Publication number Publication date
JPS59172756U (ja) 1984-11-19

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