JPH0336409Y2 - - Google Patents

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JPH0336409Y2
JPH0336409Y2 JP1985116159U JP11615985U JPH0336409Y2 JP H0336409 Y2 JPH0336409 Y2 JP H0336409Y2 JP 1985116159 U JP1985116159 U JP 1985116159U JP 11615985 U JP11615985 U JP 11615985U JP H0336409 Y2 JPH0336409 Y2 JP H0336409Y2
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JP
Japan
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cowl
air duct
vehicle
wall
top wall
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JP1985116159U
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JPS6223715U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は車両におけるカウルの改良に関するも
のである。
従来の技術 従来のカウルは例えば実開昭58−115411号公報
で示されるようになつており、その構造は第5図
で示されるように、車幅方向に沿つてカウルイン
ナ1が設置され、その両側にはカウルサイド2が
設置されており、さらにその上方にはカウルアウ
タ3が設けられている。また、カウルインナ1に
は車室内に外気を取り入れるためのエアダクト4
が固定されており、該エアダクト4はカウルイン
ナ1から上方へ突出する上部5と、カウルインナ
1よりも下方へ伸びる下部6とから成り、その下
部6にはブロア7が設けられている。
カウルサイド2は、上記エアダクト4の取付け
に邪魔にならないよう設置されており、カウルイ
ンナ1との境界部には部分的に穴8,9が設けら
れている。
しかして、カウルアウタ3の空気取入口10か
ら、ブロア7の作動による負圧の作用で外気Aが
入り、この外気Aはカウルアウタ3とカウルイン
ナ1との間を通つてエアダクト4中に入り空調装
置本体(図示せず)へと導かれる。また、上記外
気Aとともに雨水B等も空気取入口10からカウ
ル内に浸入するが、エアダクト4の上部5の水切
り作用によりエアダクト4内への浸入を妨げら
れ、カウルサイド2の上記穴8内に導かれる。そ
して、水Bはカウルサイド2の腔内を通つて他の
穴9から車外へと排出される。
考案が解決しようとする問題点 しかし、従来のカウルサイド2は上記のごとく
エアダクト4の設置につき邪魔とならないように
形成されるのが一般的であり、該エアダクト4と
並列的にカウルインナ1に溶着固定されている。
このため、カウルサイド2の幅分はエアダクト4
の設置から干渉を受け、それだけ車幅方向での幅
Cが小さくなり断面も小さくなつて剛性の向上を
図る上で支障となつている。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため、本考案は、カウル
アウタとカウルインナとの間の空間における車の
側面寄り位置のカウルインナに、エアダクトの上
部が突出させられており、内外側壁と頂壁とによ
り略無底箱形とされたカウルサイドの頂壁は、前
記エアダクトの上部の、車の側面側の端縁に達す
る延出部を車幅方向に有する幅とされ、該エアダ
クトの上部に対応する部位の前記カウルサイド
は、内側壁を欠き、頂壁において該エアダクトの
上部の車の側面側の端縁に固着され、かつ内外側
壁でカウルインナに固着されているという構成を
採つている。
作 用 本考案は、前述の構成であり、略無底箱形とさ
れているカウルサイドが、カウルインナから突出
させられているエアダクトの上部の、車の側面側
の端縁に達する車幅方向の幅を有する頂壁と内外
の側壁とで形成され、頂壁がエアダクトの上部の
端縁に固着され、内外側壁がカウルインナに固着
されているので、従来のカウルインナより車幅方
向の断面が大となり、剛性が向上し、しかもカウ
ルの機能を損ねることが無い。
実施例 第1図ないし第3図は本考案に係るカウルの構
造の一例を示している。なお、これらの図におい
て第5図におけると同一部分は同一符号を付す
る。
カウルインナ1は、従来におけると同様にカウ
ルサイド2側において斜壁11で終つており、そ
の近傍の、車の側面寄り位置の上壁12にはエア
ダクト4の上部5が固着されている。また、この
場合エアダクト4はカウルインナ1と別体に形成
され、両者の接合部にはそれぞれ接合用のフラン
ジ13,14が設けられている。
また、カウルサイド2はフロントピラー15側
からカウル前端まで伸びる外側壁17、内側壁1
8および頂壁23よりなる略無底箱形の中空体で
構成されており、カウル前端側は閉止壁16で閉
じられており、左右端側は外側壁17、内側壁1
8で形成され、外側壁17下部には排水穴9が設
けられている。内外の側壁17,18の下端には
フランジ19,20が設けられており、このフラ
ンジ19,20がカウルインナ1の上面に溶着固
定されている。
また頂壁23は、その幅Dがエアダクト4の上
部5の、車の側面E側の端縁24に達する延出部
21を車幅方向に有する幅寸法とされている。
内側壁18は、エアダクト4の上部5に対応す
る部位で切欠され、前記フランジ20は頂壁23
に連らなり、その延出部21の一部として前記上
部5の端縁24に向つて***させられ、この部分
がエアダクト4の上部5と固着され一体化されて
いる。フランジ20はエアダクト上部5の端縁2
4と接合されているが、エアダクトの上部5の両
側壁とは接合されておらず、この非接合部が排水
穴8になつている。
このため、カウルサイド2は第1図で示される
ようにその幅Dが従来における幅Cよりも一段と
大きくなり、断面の大きさもそれにつれて大きく
なつて、その剛性が高められている。
なお、上記エアダクト4の上部5とカウルイン
ナ1とは、第4図のごとく一体化させ、両者間の
フランジ13,22を省略することもできる。
以上のような構成のカウルにおいて、カウルア
ウタ3の空気取入口10から入つた外気Aは従来
におけると同様エアダクト4から入りブロア7を
経て空調装置に至り、水Bはエアダクト上部5に
よりエアダクト4内への浸入を妨げられ、カウル
サイド2とエアダクト上部5間の排水穴8からカ
ウルサイド2の腔中に入り下方の排水穴9から車
外へ排出されることとなる。
考案の効果 本考案は以上のような構成および作用からなる
ので、外気の取り入れと水切りの両機能を損なう
ことなくカウルサイド2の断面の大型化を図り得
るものである。従つて、カウルサイド2は、大型
の閉じ断面形状を構成し、その剛性の向上を達成
し、振動、騒音の発生を好適に防止し得るもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係るカウルの一
実施例を示し、第1図は第2図における−線
概略断面図、第2図はカウルサイド部分の部分切
欠斜視図、第3図は第2図における−線概略
断面図であり、第4図はカウルサイドとカウルイ
ンナとを一体化した場合のこれらの部分の概略垂
直断面図であり、第5図は従来におけるカウルを
示す第1図と同様な断面図である。 1:カウルインナ、2:カウルサイド、3:カ
ウルアウタ、4:エアダクト、5:エアダクトの
上部、17:外側壁、18:内側壁、21:延出
部、23:頂壁、24:端縁、D:幅、E:車の
側面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カウルアウタとカウルインナとの間の空間にお
    ける車の側面寄り位置のカウルインナに、エアダ
    クトの上部が突出させられており、内外側壁と頂
    壁とにより略無底箱形とされたカウルサイドの頂
    壁は、前記エアダクトの上部の、車の側面側の端
    縁に達する延出部を車幅方向に有する幅とされ、
    該エアダクトの上部に対応する部位の前記カウル
    サイドは、内側壁を欠き、頂壁において該エアダ
    クトの上部の車の側面側の端縁に固着され、かつ
    内外側壁でカウルインナに固着されている車両の
    カウル。
JP1985116159U 1985-07-29 1985-07-29 Expired JPH0336409Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985116159U JPH0336409Y2 (ja) 1985-07-29 1985-07-29

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JP1985116159U JPH0336409Y2 (ja) 1985-07-29 1985-07-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6223715U JPS6223715U (ja) 1987-02-13
JPH0336409Y2 true JPH0336409Y2 (ja) 1991-08-01

Family

ID=31000488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985116159U Expired JPH0336409Y2 (ja) 1985-07-29 1985-07-29

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5446443U (ja) * 1977-09-05 1979-03-30
JPS5684413U (ja) * 1979-12-04 1981-07-07
JPS58115411U (ja) * 1982-01-31 1983-08-06 日野自動車株式会社 自動車の外気取入れ口

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6223715U (ja) 1987-02-13

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