JPH0336197A - 電気ホイストの巻上制御回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電気ホイストの巻上制御回路に関し、特に、巻
上モートルおよび巻上ブレーキコイルの巻下時の制御に
関するものである。

〔従来の技術〕

第３図は、例えば実開昭５４−４４９７４号公報に示さ
れた従来の巻上制御回路を示す接続図である。同図にお
いて、１は巻上モートル、２は巻上ブレーキコイル、３
は巻上枠ボタンスインチ、４は巻下押ボタンスイッチ、
５は巻上制御用電磁接触器、５ａは電磁接触器５の主接
点、５ｂは電磁接触器５の補助接点、６は巻下制御用ｉ
ｔ電磁接触器６ａは電磁接触器６の主接点、６ｂは電磁
接触器６の補助接点である。また、Ｒ，Ｓ、Ｔは３相電
源の各相である。

次に動作について説明する。巻上モートル１および巻上
ブレーキコイル２は、押ボタンスイッチ３または４を押
すと、電磁接触器５または６が付勢され、動作状態とな
る。押ボタンスイッチ３を押すと巻上動作となり、押ボ
タンスイソチ４を押すと巻下動作となる。また、押ボタ
ンスイッチ３または４を離すと、電磁接触器５または６
が消勢され、巻上モートルエおよび巻上ブレーヰコイル
２も同時に消勢され、巻上モートル１は停止する。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の巻上制御回路は以上のように構成されているので
、巻下運転時に停止させるために押ボタンスインチ４を
離すと巻上モートルｌば停止するが、この際、巻上モー
トル１のトルクが消勢する時間よりも巻上ブレーキコイ
ル２が消勢する時間の方が若干遅れる。従って、巻上モ
ートル１のトルクが消勢した後、若干ブレーキの制動動
作が遅れ、巻上モートルは一瞬加速された後停止する。

第４図において、時刻ｔｏで巻上モートル１および巻上
ブレーキコイル２は消勢され、制動状態に移るが、巻上
ブレーキコイル２は時刻ｔｏから時間ｔｌだけ経過した
後に制動動作を開始するので、制動前にはＮ１であった
回転数が制動時には加速により最大Ｎ２まで上昇する。

このため、制動時のエネルギーは、加速しなかった場合
の回転数Ｎ１のエネルギーに対して、（Ｎ２／Ｎ１）２
倍となり、ブレーキライニングの寿命上不利となる。な
お第４図でＬは制動距離を示す。

本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、上記のような特性を解消してブ
レーキライニングの寿命を伸ばすことのできる電気ホイ
ストの巻上制御回路を得ることにある。

〔課題を解決するための手段〕

このような目的を達成するために本発明は、巻上モート
ルの巻上、巻下を制御すると共に巻上ブレーキコイルの
付勢、消勢を制御する電磁接触器を備え、この電磁接触
器は巻上制御用電磁接触器および巻下制御用電磁接触器
から成り、この巻下制御用電磁接触器は１個の巻上ブレ
ーキコイル制御用電磁接触器もしくは電磁継電器および
１個の巻上モートル巻下制御用電磁接触器もしくは電磁
継電器から成り、巻上モートル巻下制御用電磁接触器も
しくは電磁継電器を巻上ブレーキコイル制御用電磁接触
器もしくは巻上ブレーキコイル制御用電磁継電器で制御
するようにしたものである。

〔作用〕

本発明による電気ホイストの巻上制御回路においては、
巻上ブレーキコイルの消勢を巻上モートルの消勢よりも
若干早くする。これにより、巻下停止時の巻上モートル
の加速が防止される。

〔実施例〕

本発明による電気ホイストの巻上制御回路の一実施例を
第１図を用いて説明する。同図において、１は巻上モー
トル、２は巻上ブレーキコイル、３は巻上押ボタンスイ
ソヂ、４は巻下押ボタンスイッチ、５は巻上制御用電磁
接触器、６は巻下制御用電磁接触器７を制御するための
電磁継電器である。また、５ａ、７ａは電磁接触器５，
７の主接点、５ｂ、５ｃと５ｂ、５ｃと７ｂは電磁接触
器５と電磁継電器６と電磁接触器７の補助接点である。

さらに、８は巻上りミソトスインチ、８ａば操作回路用
巻上リミソトスインチである。

第１図において、巻上押ボタンスイソチ３を押すと、巻
上モートル１および巻上ブレーキコイル２は同時に付勢
され、また、押ボタンスイッチ３をはなすと、巻上モー
トル１１巻上ブレーキコイル２は同時に消勢され、その
動作は従来例と回しである。

一方、巻下押ポタンスイソチ４を押すと、巻下制御用電
磁接触器７を制御する電磁継電器６が付勢され、次に巻
下制御用電磁接触器７が付勢される。このとき、停止さ
せるため押ボタンスイッチ４を離すと、まず電磁継電器
６が消勢され、補助接点６Ｃが開くことにより巻上ブレ
ーキコイル２が消勢される。次に、電磁継電器６の補助
接点６ｂも開くため、巻下制御用電磁接触器７が消勢さ
れ、その主接点７ａが開き、巻上モートル１が消勢され
る。すなわち、巻上ブレーキコイル２が消勢された後、
巻上モートル１が消勢される。従って、第４図に示す加
速現象を起こすことなく制動状態となるため、制動時の
エネルギーが増大せず、ブレーキライニングの寿命が伸
びる。

上記実施例は交流ブレーキを使用した巻上制御回路を示
したが、直流ブレーキを使用した巻上制御回路を第２の
実施例として第２図に示す。なお第２図において第１図
と同一部分又は相当部分には同一符号が付しである。

第２図において、巻上ブレーキコイル２を消勢後、巻上
モートル１の回生トルクを有効に使うため、バイパス回
路用接点６ａ、６ｂを設けている。

すなわち、押ボタンスイソチ４を押して巻下運転を行な
う際、巻下電磁接触器操作用電磁接触器６が付勢される
と、その補助接点６ａが開き、６ｂが閉しる。このとき
巻上モートル１のＳ相の電流は、巻上ブレーキコイル２
１巻上ブレーキコイル早切り電磁接触器９の接点９ａ、
巻上ブレーキコイル早切り電磁接触器９の接点９ａ保護
用の抵抗１０、整流スタック１１で構成されるブレーキ
電源回路を通って巻上モートル１の巻線に流れる。

押ボタンスイソチ４を離すと、まず電磁接触器６が消勢
され、その補助接点６ａが閉し、６ｂが開く。従って、
巻上モートル１のＳ相電流は、直接巻上モートル１の巻
線に流れ、上記ブレーキ電源回路には電流は流れない。

そして、この間、接点６ｄの開もしくは電流オフにより
巻上ブレーキコイル２が制動しはじめると同時に巻上モ
ートル１は回生巻下運転状態となる。次に、電磁接触器
７が接点６Ｃが開により消勢され、巻上モートル１が消
勢され、停止に至る。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、巻上モートル巻下制御用
電磁接触器もしくは電磁継電器を巻上ブレーキコイル制
御用電磁接触器もしくは電磁継電器で制御することによ
り、巻上モートルの巻下運転時からの消勢タイミングを
巻上ブレーキコイルの消勢より若干遅らせることができ
るので、巻下停止時に巻上モートルが一瞬加速されるの
を防止するこ゛とができ、制動時のエネルギー増加を少
なくでき、ブレーキライニングの寿命を伸ばすことがで
きる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明による電気ホイストの巻上
制御回路の第１の実施例および第２の実施例を示す接続
図、第３図は従来の電気ホイストの巻上制御回路を示す
接続図、第４図は従来の巻上制御回路における巻下停止
時の巻上モートル回転変化を示すタイムチャートである
。 １・・・巻上モートル、２・・・巻上ブレーキコイル、
３・・・巻上押ボタンスイソチ、４・・・巻下押ボタン
スイソチ、５・・・巻上制御用電磁接触器、５ａ、７ａ
・・・主接点、６・・・電磁継電器、７・・・巻下制御
用電磁接触器、５ｂ、５ｃ、６ｂ、６ｃ、１ｂ・−補助
接点、８・・・巻上りミントスイソチ、８ａ・・・操作
回路用巻上リミントスイッチ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 巻上モートルの巻上、巻下を制御すると共に巻上ブレー
   キコイルの付勢、消勢を制御する電磁接触器を備え、こ
   の電磁接触器は巻上制御用電磁接触器および巻下制御用
   電磁接触器から成り、この巻下制御用電磁接触器は１個
   の巻上ブレーキコイル制御用電磁接触器もしくは電磁継
   電器および１個の巻上モートル巻下制御用電磁接触器も
   しくは電磁継電器から成り、前記巻上モートル巻下制御
   用電磁接触器もしくは電磁継電器を前記巻上ブレーキコ
   イル制御用電磁接触器もしくは巻上ブレーキコイル制御
   用電磁継電器で制御することを特徴とする電気ホイスト
   の巻上制御回路。