JPH0333558Y2 - - Google Patents

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JPH0333558Y2
JPH0333558Y2 JP8241985U JP8241985U JPH0333558Y2 JP H0333558 Y2 JPH0333558 Y2 JP H0333558Y2 JP 8241985 U JP8241985 U JP 8241985U JP 8241985 U JP8241985 U JP 8241985U JP H0333558 Y2 JPH0333558 Y2 JP H0333558Y2
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JP
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molding
elastic body
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、車両各部に用いられるモールデイン
グに関し、特に断面形状が一定でないモールデイ
ングの改良に関する。
「従来技術およびその問題点」 車両各部に用いられるモールデイングは一般に
一様断面の長尺材からなつているが、一部には、
断面形状が一定でないモールデイングがある。第
4図、第5図に示すリヤサイドウインドモールデ
イング10はその例で、はめ殺し窓Wの形状に応
じた形状に形成されている。このリヤサイドウイ
ンドモールデイング10は、一般に、装飾用の光
輝部材を兼ねるステンレス材料からなる芯材11
の外面に、意匠面となる部分を除いて弾性体(軟
質合成樹脂材料)12を被覆してなつている。非
一様断面の芯材11は、ロール成形することがで
きないため、金型を用いたプレス成形によつて形
成しており、弾性体12はこの芯材11の外面に
射出成形によつて被着されている。
しかしながらこの従来のリヤサイドウインドモ
ールデイング10は、芯材11をプレス成形して
いるため工数が多くかかる、芯材11の金属材料
からなるため重量が重い、端末を処理するために
芯材11に特別な端末加工を必要とする等の問題
があつた。さらに意匠上、芯材11が大きくなつ
て、ボデイーBからの突出量が大きくなると、芯
材11が変形しやすくなり、変形を防ごうとして
その厚みを増せば、重量が増大してしまう。また
このモールデイング10は、ボデイーBに対する
固定手段として、芯材11の両側の折返し縁部1
1a間に、固定ボルト13を有するリテーナ14
を挿入支持しなければならないため、固定作業性
が悪いという問題があつた。
「考案の目的」 本考案は、従来品についてこの問題意識に基づ
き、形状の設定が自由で、しかも軽量化を図つた
モールデイングを得ることを目的とする。また本
考案は、固定手段をモールデイングに予め一体化
して設けたモールデイングを得ることを目的とす
る。
「考案の概要」 本考案は、この目的を達成するため、従来ステ
ンレス等の金属材料から形成されていた断面が一
定でない芯材を硬質合成樹脂材料の射出成形品か
ら構成し、この芯材の意匠面適所に光輝部材を固
定するとともに、この光輝部材の周縁および芯材
の外面露出部を弾性体で射出成形被覆したことを
特徴としている。芯材を硬質合成樹脂材料を用い
た射出成形によつて形成するとその形状の設定は
自由であり、しかも重量は金属を使用する場合に
比し軽い。また芯材の裏面には、補強リブを一体
に形成することができるとともに、固定ボルト、
リテーナ等の固定用別部材を成形時に埋込固定す
ることができる。そした芯材の外面の露出部を光
輝部材と弾性体で被覆することにより傷が付くの
を防止することができる。前述のように、また硬
質合成樹脂材料は一般に、傷がつきやすく、表面
を保護するには、アクリルやシリコンのハードコ
ートを必要とする。しかしこれらのハードコート
設備は、ほこりを嫌うため、大掛りな設備が必要
で、コストがかかるという問題があるが、本考案
のように硬質合成樹脂材料の外面露出部を、光輝
部材および弾性体で覆えば、傷の付着を防止した
状態で、硬質合成樹脂材料の射出成形品の特徴、
すなわち形状の設定を金型によつて自由に行なう
ことができるという特徴を生かすことができる。
「考案の実施例」 以下図示実施例について本考案を説明する。第
1図ないし第3図は本考案のモールデイングをリ
ヤサイドウインドモールデイング10に適用した
実施例を示すものである。芯材21は、硬質合成
樹脂材料からなるもので、射出成形によつて形成
されている。この芯材21は、リヤサイドウイン
ドモールデイングの芯材として必要な強度を有す
る硬質樹脂材料、例えば硬質PVC(ポリ塩化ビニ
ル)樹脂材料から構成するもので、外面壁21a
と、この外面壁21aから内方に突出させた補強
リブ21bおよび埋込固定ボルト21cを有して
いる。外面壁21aは、はめ殺し窓Wの後端縁に
装着すべき特別の形状に形成されており、一様断
面ではない。また補強リブ21bは、交叉状に設
けられていて、その内端部はボデイーBに当接
し、あるいは僅かな隙間をもつて対向するように
なつている。また固定ボルト21cは、適当な間
隔で設けるもので、芯材21の成形時に埋込まれ
る。
この芯材21の外面には、ステンレス板材22
と弾性体23が被着されている。ステンレス板材
22は、意匠面とした芯材21の幅方向の中央部
において、外面壁21a表面に被着され、弾性体
23はこのステンレス板材22部分を除く外面壁
21a表面に被着され、さらに芯材21の縁部に
おいてその裏面に折返されている。弾性体23
は、従来品における弾性体12と同様の弾性を有
する軟質合成樹脂材料、例えば軟質PVC(ポリ塩
化ビニル)からなつている。
ステンレス板材22は、主に装飾のために設け
られるもので、モールデイングの意匠に応じ、そ
の設置範囲を拡大または縮小することができる。
このステンレス板材22の板厚は0.1〜0.5mmが適
当であり、芯材21との接合は接着剤を用いるの
が好ましい。このステンレス板材22は、モール
デイングの性質によつては他の光輝部材に代える
ことができる。光輝部材としては、例えばCrメ
ツキ等の光輝性金属薄膜を用いることが可能であ
る。
以上のように、ステンレス板材22および弾性
体23は、芯材21の外面壁21aの全面を覆う
ように設ける。すなわち前述のように、芯材21
はその外面に傷が付きやすいから、これが露出し
ていると、外観が損なわれる。本考案は、硬質合
成樹脂材料からなる芯材21のこの欠点を補うた
めに、この芯材21の外面露出部をステンレス板
材22および弾性体23で覆うのである。よつて
露出しない部分については、必ずしも弾性体23
で覆う必要はないが、ボデイーBとの緩衝等の必
要がある場合には、芯材21の裏面にも適宜弾性
体23を被着することができる。
以上のモールデイングは、ステンレス板材22
を所定形状にプレス成形した後、その裏面に接着
剤を塗つて金型内にセツトし、この金型内に硬質
樹脂材料を射出成形して芯材21とステンレス板
材22をまず一体化する。この際金型内には固定
ボルト21cも同時にセツトしておき、芯材21
内にこの固定ボルト21cを埋込む。次にこれを
弾性体23を射出成形する金型内に入れ、この金
型内に硬質樹脂材料を射出成形して芯材21の外
面に弾性体22を被着して完成される。
したがつて、芯材21の外面壁21aの形状、
補強リブ21b、取付ボルト21cの位置や数等
は、金型によつて自由に設定することができる。
弾性体23の形状についても同様である。取付ボ
ルト21cは、他のリテーナ等の固定用別部材に
代えることができる。
以上は本考案をリヤサイドウインドモールデイ
ング10に適用したものであるが、断面形状が一
定でない芯材と弾性体を組み合わせたモールデイ
ングであれば、他のモールデイングにも適用可能
である。
「考案の効果」 以上のように本考案のモールデイングは、芯材
を硬質合成樹脂材料の射出成形品から形成したか
ら、断面形状が変化するモールデイングにつきそ
の形状を自由に設定することができる。そして傷
が付きやすいという性質のあるこの硬質合成樹脂
材料の外面露出部は、意匠面に設ける光輝部材
と、これ以外の部分の弾性体によつて覆われるた
め、硬質合成樹脂材料の弱点をこの光輝部材およ
び弾性体によつて補うことができる。よつて全体
として外観に優れたモールデイングを得ることが
できる。また芯材と弾性体がともに合成樹脂材料
からなるため、芯材を金属としていた従来品に比
し軽量化が図れ、端末の処理が容易になり、さら
に芯材をプレス成形する工程が省けるので、工数
の削減が図れる。また芯材の裏面に補強リブを一
体に設けることにより、強度を増してその変形を
有効に防止することができ、固定ボルト等の固定
用別部材を埋込固定することにより、固定部材の
装着作業を省略して、全体として固定に要する工
数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のモールデイングの実施例を示
す、第2図および第3図の−線に沿う断面
図、第2図は同正面図、第3図は同背面図、第4
図は本考案のモールデイングの装着部位例を示す
車両の側面図、第5図は従来のモールデイングの
例を示す第4図の−線に沿う断面図である。 10……リヤサイドウインドモールデイング、
21……芯材、21a……外面壁、21b……補
強リブ、21c……固定ボルト、22……ステン
レス板材(光輝部材)、23……弾性体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 断面形状が一定でない芯材と、この芯材に被
    着する弾性体とを有するモールデイングにおい
    て、上記芯材を硬質合成樹脂材料の射出成形品
    から構成し、この芯材の意匠面適所に光輝部材
    を固定するとともに、この光輝部材の周縁およ
    び上記芯材の外面露出部を上記弾性体で射出成
    形被覆したことを特徴とするモールデイング。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、芯
    材の裏面には、補強リブが一体に形成されてい
    るモールデイング。 (3) 実用新案登録請求の範囲第2項において、芯
    材の裏面には、補強リブとともに、固定用ボル
    ト、リテーナ等の固定用別部材が埋込固定され
    ているモールデイング。 (4) 実用新案登録請求の範囲第1項ないし第3項
    のいずれか一において、モールデイングは、車
    両後部側面のはめ殺し窓の後側縁に固定される
    リヤサイドウインドモールデイングであるモー
    ルデイング。
JP8241985U 1985-05-31 1985-05-31 Expired JPH0333558Y2 (ja)

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JP8241985U JPH0333558Y2 (ja) 1985-05-31 1985-05-31

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JP8241985U JPH0333558Y2 (ja) 1985-05-31 1985-05-31

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JPS61198145U JPS61198145U (ja) 1986-12-11
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KR100892694B1 (ko) * 2006-11-17 2009-04-15 현대자동차주식회사 차량용 도어 프레임
JP5338098B2 (ja) * 2007-11-21 2013-11-13 アイシン精機株式会社 車両用外装部品

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JPS61198145U (ja) 1986-12-11

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