JP2512009Y2 - 自動車のウインドウモ―ル取付構造 - Google Patents
自動車のウインドウモ―ル取付構造Info
- Publication number
- JP2512009Y2 JP2512009Y2 JP7835790U JP7835790U JP2512009Y2 JP 2512009 Y2 JP2512009 Y2 JP 2512009Y2 JP 7835790 U JP7835790 U JP 7835790U JP 7835790 U JP7835790 U JP 7835790U JP 2512009 Y2 JP2512009 Y2 JP 2512009Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- window glass
- molding
- fastener
- clip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Connection Of Plates (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車のウインドウモール取付構造に関する
ものである。
ものである。
従来の自動車のウインドウモール取付構造としては例
えば第７図および第８図に示すようなものがある。
えば第７図および第８図に示すようなものがある。
すなわち、第７図および第８図において、自動車パネ
ルＰには窓枠Ｗが形成され、該窓枠Ｗにはウインドウガ
ラスＧの周縁部G1を配設するためのパネル当接壁面P2
と、当該パネル当接壁面P2と直角方向に立上ったパネル
接面部P3が凹設され、当該パネル当接壁面P2に前記ウイ
ンドウガラスＧが接着材Ｓを介して接着固定されてい
る。即ち、窓枠Ｗを構成するパネルは、表面パネルP1を
ウインドウガラスＧが配設される大きさに穿設されたも
ので、この窓枠Ｗ周縁に段差をつけ、前記表面パネルP1
より直角方向に曲折したパネル接面部P3を形成し、さら
にこれに延設し直角方向に曲折したパネル当接壁面P2が
それぞれ形成されているものである。
ルＰには窓枠Ｗが形成され、該窓枠Ｗにはウインドウガ
ラスＧの周縁部G1を配設するためのパネル当接壁面P2
と、当該パネル当接壁面P2と直角方向に立上ったパネル
接面部P3が凹設され、当該パネル当接壁面P2に前記ウイ
ンドウガラスＧが接着材Ｓを介して接着固定されてい
る。即ち、窓枠Ｗを構成するパネルは、表面パネルP1を
ウインドウガラスＧが配設される大きさに穿設されたも
ので、この窓枠Ｗ周縁に段差をつけ、前記表面パネルP1
より直角方向に曲折したパネル接面部P3を形成し、さら
にこれに延設し直角方向に曲折したパネル当接壁面P2が
それぞれ形成されているものである。
前記パネル接面部P3には可撓性のＪ字状ファスナ10が
両面接着テープ30を介して接着固定されている。
両面接着テープ30を介して接着固定されている。
このファスナ10にはＴ字状クリップ20の脚部21が嵌入
し、該脚部21に形成した係止爪22が前記ファスナ10の先
端に形成した係止爪11に係止している。
し、該脚部21に形成した係止爪22が前記ファスナ10の先
端に形成した係止爪11に係止している。
該クリップ20はウインドウガラスＧの周辺に沿うコー
ナー部Ｃを除く位置に複数個隔設されている。第７図は
このクリップ20が設けられていない部分の断面を示して
いる。
ナー部Ｃを除く位置に複数個隔設されている。第７図は
このクリップ20が設けられていない部分の断面を示して
いる。
前記クリップ20の頭部23にはウインドウガラスＧ外周
縁とパネル接面部P3との隙間をふさぐ装飾体としてのス
テンレス製のモール40が被冠している。該モール40の内
端には前記ウインドウガラスＧのパネル面に弾接するエ
ンドラバー50が固着されている。
縁とパネル接面部P3との隙間をふさぐ装飾体としてのス
テンレス製のモール40が被冠している。該モール40の内
端には前記ウインドウガラスＧのパネル面に弾接するエ
ンドラバー50が固着されている。
Ｄは接着材Ｓのたれ流れを防止するダムラバーであ
る。
る。
上記のような従来技術に類似する技術は例えば実開昭
63−34706号公報に開示されている。
63−34706号公報に開示されている。
しかしながら、このような従来のウインドウモール取
付構造にあっては、クリップ20が設定されていない一般
部およびコーナー部Ｃにおいてモール40は、非常に不安
定であるため、ぶかつきが生じ外観品質を悪化させ、ま
た沈み込んで風切音を発生させ、さらにはファスナ10と
の間に隙間δが生じこれも又外観品質を悪化させるとい
う種々の課題がある。
付構造にあっては、クリップ20が設定されていない一般
部およびコーナー部Ｃにおいてモール40は、非常に不安
定であるため、ぶかつきが生じ外観品質を悪化させ、ま
た沈み込んで風切音を発生させ、さらにはファスナ10と
の間に隙間δが生じこれも又外観品質を悪化させるとい
う種々の課題がある。
本考案はこのような従来の課題に着目してなされたも
ので、外観品質の向上と風切音の発生の著減を図った自
動車のウインドウモール取付構造を提供することを目的
とする。
ので、外観品質の向上と風切音の発生の著減を図った自
動車のウインドウモール取付構造を提供することを目的
とする。
かかる目的を達成するため、本考案は自動車パネルに
形成した窓枠にウインドウガラスの周縁部を配設するた
めのパネル当接壁面とこのパネル当接壁面と直角方向に
立上ったパネル接面部とを凹設し、当該パネル当接壁面
にウインドウガラスを接着材を介して接着固定し、かつ
前記パネル接面部にＪ字状ファスナを接着し、このファ
スナに前記ウインドウガラスの周縁に沿って隔設したＴ
字状クリップを嵌入係止し、このクリップの頭部にウイ
ンドウガラス外周縁とパネル接面部との隙間をふさぐモ
ールを被冠するとともに、このモールの内端にエンドラ
バーを固着してなる構造において、 前記エンドラバーの前記クリップが設定されていない部
分における基端部を前記モールの裏面に延長し、この延
長部に前記ファスナの先端を弾接させたものである。
形成した窓枠にウインドウガラスの周縁部を配設するた
めのパネル当接壁面とこのパネル当接壁面と直角方向に
立上ったパネル接面部とを凹設し、当該パネル当接壁面
にウインドウガラスを接着材を介して接着固定し、かつ
前記パネル接面部にＪ字状ファスナを接着し、このファ
スナに前記ウインドウガラスの周縁に沿って隔設したＴ
字状クリップを嵌入係止し、このクリップの頭部にウイ
ンドウガラス外周縁とパネル接面部との隙間をふさぐモ
ールを被冠するとともに、このモールの内端にエンドラ
バーを固着してなる構造において、 前記エンドラバーの前記クリップが設定されていない部
分における基端部を前記モールの裏面に延長し、この延
長部に前記ファスナの先端を弾接させたものである。
モールはクリップが設定されていない部分において、
その裏面にファスナの先端が弾接する延長部が設けら
れ、常時位置決めされているため、ぶかつきが生ぜず、
またファスナとの隙間も生じないばかりでなく、沈み込
みも生じない。
その裏面にファスナの先端が弾接する延長部が設けら
れ、常時位置決めされているため、ぶかつきが生ぜず、
またファスナとの隙間も生じないばかりでなく、沈み込
みも生じない。
以下図面を参照して本考案の一実施例を従来例と同一
の部品に同一符号を付して説明する。
の部品に同一符号を付して説明する。
第２図において、自動車パネルＰには窓枠Ｗが形成さ
れ、外窓枠ＷにはウインドウガラスＧの周縁部G1を配設
するためのパネル当接壁面P2と、当該パネル当接壁面P2
と直角方向に立上ったパネル接面部P3とが凹設され、当
該パネル当接壁面P2に前記ウインドウガラスＧが接着材
Ｓを介して接着固定されている。即ち、窓枠Ｗを構成す
るパネルは、表面パネルP1をウインドウガラスＧが配設
される大きさに穿設されたもので、この窓枠Ｗ周縁に段
差をつけ、前記表面パネルP1より直角方向に曲折したパ
ネル接面部P3を形成し、さらにこれに延設し直角方向に
曲折したパネル当接壁面P2がそれぞれ形成されているも
のである。
れ、外窓枠ＷにはウインドウガラスＧの周縁部G1を配設
するためのパネル当接壁面P2と、当該パネル当接壁面P2
と直角方向に立上ったパネル接面部P3とが凹設され、当
該パネル当接壁面P2に前記ウインドウガラスＧが接着材
Ｓを介して接着固定されている。即ち、窓枠Ｗを構成す
るパネルは、表面パネルP1をウインドウガラスＧが配設
される大きさに穿設されたもので、この窓枠Ｗ周縁に段
差をつけ、前記表面パネルP1より直角方向に曲折したパ
ネル接面部P3を形成し、さらにこれに延設し直角方向に
曲折したパネル当接壁面P2がそれぞれ形成されているも
のである。
前記パネル接面部P3には可撓性のＪ字状ファスナ10が
両面接着テープ30を介して接着固定されている。
両面接着テープ30を介して接着固定されている。
このファスナ10にはＴ字状クリップ20の脚部21が嵌入
し、該脚部21に形成した係止爪22が前記ファスナ10の先
端に形成した係止爪11に係止している。
し、該脚部21に形成した係止爪22が前記ファスナ10の先
端に形成した係止爪11に係止している。
該クリップ20はウインドウガラスＧの周辺に沿うコー
ナー部Ｃを除く位置に複数個隔設されている。前記クリ
ップ20の頭部23にはウインドウガラスＧ外周縁とパネル
接面部P3との隙間をふさぐ装飾体としてのステンレス製
のモール40が被冠している。該モール40の内端には前記
ウインドウガラスＧのパネル面に弾接するエンドラバー
50が固着されている。
ナー部Ｃを除く位置に複数個隔設されている。前記クリ
ップ20の頭部23にはウインドウガラスＧ外周縁とパネル
接面部P3との隙間をふさぐ装飾体としてのステンレス製
のモール40が被冠している。該モール40の内端には前記
ウインドウガラスＧのパネル面に弾接するエンドラバー
50が固着されている。
第１図に示すように、前記エンドラバー50は、前記ク
リップ20が設定されていない一般部における各クリップ
20間およびコーナー部Ｃにおいては、その基端部が前記
モール40の裏面に延長され、該延長部51に前記ファスナ
10の先端が弾接している。
リップ20が設定されていない一般部における各クリップ
20間およびコーナー部Ｃにおいては、その基端部が前記
モール40の裏面に延長され、該延長部51に前記ファスナ
10の先端が弾接している。
なお、この延長部51の成形はエンドラバー50と一体又
は別体どちらでも良い。
は別体どちらでも良い。
次に作用を説明する。
モール40はクリップ20が設定されていない部分におい
て、その裏面にファスナ10の先端が弾接する延長部51が
設けられ、常時位置決めされているため、ぶかつきが生
ぜず、またファスナ10との隙間も生じないため、外観品
質が向上するばかりでなく、沈み込みも生じないため、
風切音が著減する訳である。
て、その裏面にファスナ10の先端が弾接する延長部51が
設けられ、常時位置決めされているため、ぶかつきが生
ぜず、またファスナ10との隙間も生じないため、外観品
質が向上するばかりでなく、沈み込みも生じないため、
風切音が著減する訳である。
なお、上記第１実施例においては、第３図に示すよう
に、モール40の設定に際し、延長部51により鎖線で示す
ように、ファスナ10の先端部が倒れて位置決めとならな
い可能性があるが、本考案にあっては、第４図に示すよ
うに、延長部51にファスナ10の倒れを阻止するリブ52を
垂設すれば、これを未然に防止することができる。
に、モール40の設定に際し、延長部51により鎖線で示す
ように、ファスナ10の先端部が倒れて位置決めとならな
い可能性があるが、本考案にあっては、第４図に示すよ
うに、延長部51にファスナ10の倒れを阻止するリブ52を
垂設すれば、これを未然に防止することができる。
さらに、本考案においては、第５図に示すように、コ
ーナー部Ｃにおけるエンドラバー50を追従性を良好にす
るため、型物で成形する場合には、延長部51も一体に設
定するとコスト的に有利となる。
ーナー部Ｃにおけるエンドラバー50を追従性を良好にす
るため、型物で成形する場合には、延長部51も一体に設
定するとコスト的に有利となる。
以上説明してきたように本考案によれば、自動車パネ
ルに形成した窓枠にウインドウガラスの周縁部を配設す
るためのパネル当接壁面とこのパネル当接壁面と直角方
向に立上ったパネル接面部とを凹設し、当該パネル当接
壁面にウインドウガラスを接着材を介して接着固定し、
かつ前記パネル接面部にＪ字状ファスナを接着し、この
ファスナに前記ウインドウガラスの周縁に沿って隔設し
たＴ字状クリップを嵌入係止し、このクリップの頭部に
ウインドウガラス外周縁とパネル接面部との隙間をふさ
ぐモールを被冠するとともに、このモールの内端にエン
ドラバーを固着してなる構造において、 前記エンドラバーの前記クリップが設定されていない
部分における基端部を前記モールの裏面に延長し、この
延長部に前記ファスナの先端を弾接させたため、外観品
質が向上するとともに、風切音が著減するという効果が
得られる。
ルに形成した窓枠にウインドウガラスの周縁部を配設す
るためのパネル当接壁面とこのパネル当接壁面と直角方
向に立上ったパネル接面部とを凹設し、当該パネル当接
壁面にウインドウガラスを接着材を介して接着固定し、
かつ前記パネル接面部にＪ字状ファスナを接着し、この
ファスナに前記ウインドウガラスの周縁に沿って隔設し
たＴ字状クリップを嵌入係止し、このクリップの頭部に
ウインドウガラス外周縁とパネル接面部との隙間をふさ
ぐモールを被冠するとともに、このモールの内端にエン
ドラバーを固着してなる構造において、 前記エンドラバーの前記クリップが設定されていない
部分における基端部を前記モールの裏面に延長し、この
延長部に前記ファスナの先端を弾接させたため、外観品
質が向上するとともに、風切音が著減するという効果が
得られる。
第１図および第２図は夫々本考案の一実施例を示す第６
図のＩ−I,II−II線断面説明図、第３図は第１実施例の
不具合例を示す説明用断面図、第４図はその改善案を示
す説明用断面図、第５図はコーナー部のエンドラバーを
型物で成形した場合の説明用裏面図、第６図は自動車の
後視図、第７図および第８図は夫々従来例を示す第１図
および第２図相当図である。 Ｐ……自動車パネル、P2……パネル当接壁面、P3……パ
ネル接面部、Ｇ……ウインドウガラス、G1……ウインド
ウガラス周縁部、Ｗ……窓枠、Ｓ……接着材、10……フ
ァスナ、20……クリップ、40……モール、50……エンド
ラバー、51……延長部。
図のＩ−I,II−II線断面説明図、第３図は第１実施例の
不具合例を示す説明用断面図、第４図はその改善案を示
す説明用断面図、第５図はコーナー部のエンドラバーを
型物で成形した場合の説明用裏面図、第６図は自動車の
後視図、第７図および第８図は夫々従来例を示す第１図
および第２図相当図である。 Ｐ……自動車パネル、P2……パネル当接壁面、P3……パ
ネル接面部、Ｇ……ウインドウガラス、G1……ウインド
ウガラス周縁部、Ｗ……窓枠、Ｓ……接着材、10……フ
ァスナ、20……クリップ、40……モール、50……エンド
ラバー、51……延長部。
Claims (1)
- 【請求項１】自動車パネルに形成した窓枠にウインドウ
ガラスの周縁部を配設するためのパネル当接壁面とこの
パネル当接壁面と直角方向に立上ったパネル接面部とを
凹設し、当該パネル当接壁面にウインドウガラスを接着
材を介して接着固定し、かつ前記パネル接面部にＪ字状
ファスナを接着し、このファスナに前記ウインドウガラ
スの周縁に沿って隔設したＴ字状クリップを嵌入係止
し、このクリップの頭部にウインドウガラス外周縁とパ
ネル接面部との隙間をふさぐモールを被冠するととも
に、このモールの内端にエンドラバーを固着してなる構
造において、 前記エンドラバーの前記クリップが設定されていない部
分における基端部を前記モールの裏面に延長し、この延
長部に前記ファスナの先端を弾接させたことを特徴とす
る自動車のウインドウモール取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7835790U JP2512009Y2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | 自動車のウインドウモ―ル取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7835790U JP2512009Y2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | 自動車のウインドウモ―ル取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0435912U JPH0435912U (ja) | 1992-03-25 |
| JP2512009Y2 true JP2512009Y2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=31621563
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7835790U Expired - Lifetime JP2512009Y2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | 自動車のウインドウモ―ル取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2512009Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-23 JP JP7835790U patent/JP2512009Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0435912U (ja) | 1992-03-25 |
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