JPH0333517Y2 - - Google Patents

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JPH0333517Y2
JPH0333517Y2 JP1987051588U JP5158887U JPH0333517Y2 JP H0333517 Y2 JPH0333517 Y2 JP H0333517Y2 JP 1987051588 U JP1987051588 U JP 1987051588U JP 5158887 U JP5158887 U JP 5158887U JP H0333517 Y2 JPH0333517 Y2 JP H0333517Y2
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guide shaft
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platen
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案は、色・種類等の異なる複数の筆記具
をキヤリツジ上に配列し、それらを選択的に使用
してプラテン上の記載シートに文字・図形・グラ
フ等を書き付けるプロツタプリンタに関する。
従来技術 従来、この種のプロツタプリンタとして、ボー
ルペン・サインペン等の筆記具を使用し、普通
紙・トレーシングペーパー・プラスチツクフイル
ム等の記録シートに書き付けるものがある。この
種のプロツタプリンタでは、複数の筆記具をそれ
ぞれ先端をプラテンに向けて平行に並べ、キヤリ
ツジの移動方向に平面的に配列していた。その中
には、たとえば第1図に示すように、筆記具2,
2……をキヤリツジ4の移動方向(図面と直角な
方向)に配列し、それをその移動方向と直角な方
向(図中矢印方向)に複数段(第1図に示す従来
例では2段)重ねたものもある。しかし、この種
のプロツタプリンタでは、各筆記具2,2……を
作動させるため、作動レバー6を各筆記具毎にそ
れぞれ別個に設けなければならず、それらをすべ
てキヤリツジ4に取り付けていた。そこで、筆記
具の数が多くなると、勢い作動レバー6の支持軸
8が増え、また作動レバーの配置空間を広く確保
しなければならない。これによつて、キヤリツジ
4が大きくなり、それを使用したプロツタプリン
タも全体が大型となる欠点があつた。
目 的 そこで、この考案は、複数の筆記具を備えるプ
ロツタプリンタにおいて、上述した従来の欠点を
解消することを目的とし、特に部品点数を著しく
削減して構造を簡略化し、プリンタ全体を小型に
し得るものである。
構 成 以下、図面に示すこの考案の一実施例に基づ
き、この考案を詳細に説明する。
第2図は、この考案によるプロツタプリンタを
示す。図中符号10は、外ケースである。外ケー
ス内には、プロツタプリンタ本体が収納される。
本体後方には、左右にプラテン12が掛け渡され
る。図示実施例では、プラテン12は、円筒状を
なし、両端にそれぞれスプロケツト14……を備
える。スプロケツトは、左右が互いに対応させて
等間隔に配置される。そして、そのようなプラテ
ン12は、図示省略したプラテンを送り機構によ
り回動される。なお、この考案において、プラテ
ンは、図示するような円筒状のものに限らず、た
とえば平板状のものとすることもできる。また、
スプロケツト14……は、この考案において必須
不可欠のものではない。
ところで、図示実施例で示すプロツタプリンタ
では、プラテン12に、記載シートとして、連続
シートと単シートの双方が巻き付け可能とされ
る。連続シートは、両側縁にスプロケツト孔を有
し、そのスプロケツト孔に前述したスプロケツト
14……を挿入し、プラテン12に下方から手前
に向け巻き付ける。そして、上方から後方へと巻
き付け、ウエイトローラ16で押さえる。他方、
単シートは、プラテン12に下方から手前に向け
巻き付け、さらに上方から後方へと巻き付けて、
ピンチローラ18,18とウエイトローラ16と
で押さえる。この考案によるプロツタプリンタで
は、記載シートとして、普通紙・トレーシングペ
ーパー・プラスチツクフイルム等を使用する。
第2図に示す実施例では、プラテン12の手前
にそれと平行にガイドシヤフト20を掛け渡す。
ガイドシヤフトは、キヤリツジ22を貫通する。
キヤリツジは、マグネツト24,24を備える尾
端が吸引されながらレール26上に乗り、プラテ
ン12と対向して左右に摺動可能に支持される。
そして、そのようなキヤリツジ22の両側には、
ワイヤ8が取り付けられる。ワイヤは、ガイドシ
ヤフト20に沿つて張られ、外ケース10の両側
内でそれぞれプーリに巻かれる。第2図中点線で
示すように、外ケース10の片側内には、キヤリ
ツジ送り手段30がある。キヤリツジ送り手段
は、ワイヤ28が巻き付けられる一方のプーリ3
2と、そのーリを回転するパルスモータ34とか
ら構成される。そして、そのキヤリツジ送り手段
30のパルスモータ34を駆動し、プーリ32を
回転させてキヤリツジ22を動かし、キヤリツジ
をガイドシヤフト20により案内しながらプラテ
ン12に沿つて移動する。
図中符号36は、キヤリツジ22がホームポジ
シヨンにあることを検知するホームポジシヨンセ
ンサである。その左側にあつて図中符号38で示
すものは、キヤリツジ22がもつとも左側にある
ことを検知するレフトマージンセンサである。ま
た、図中符号40で示すものは、キヤリツジ22
と、外ケース10底部に備える制御回路部とを電
気的に接続する配線ケーブルである。
第3図なし第6図はそれぞれキヤリツジ22を
示し、第3図は第2図においてプラテン12の側
から見た正面図、第4図は第3図において上方か
ら見た平面図、第5図は第4図において左側から
見た左側面図、そして第6図は第5図において左
側から見た背面図である。第7図は、その一部を
省略した分解斜視図である。図中符号44は、キ
ヤリツジ本体を示す。キヤリツジ本体は、普叉形
状をなし、前述したとおり尾端にはマグネツト2
4,24を備える。また、尾端下面からは、下向
きに舌片45がのびる。その舌片は、キヤリツジ
22が第2図中左方向に移動したとき、センサ3
6,38を切つて、そのキヤリツジがホームポジ
シヨンないしレフトマージンにきたことを検知す
る。そのキヤリツジ本体44の前方二股部分には
それぞれ左右に突き抜ける貫通孔があけられ、そ
こに環状の軸受46,46がそれぞれ挿入固定さ
れる。そして、これらの軸受内に図中二点鎖線で
示す如くガイドシヤフト20が挿通され、前述し
たとおりキヤリツジ本体44がそのガイドシヤフ
ト20とレール26とで摺動可能に支持される。
そのようなキヤリツジ本体44の先端開口に
は、前方支持片48が左右に掛け渡され、その外
側に取付板50が重ねられて、取付ねじ52……
により固定れる。前方支持片48には、複数の小
孔54……があけられる。小孔は、それぞれプラ
テン12に向かい、キヤリツジ22の移動方向に
4つ並べて上下2段にあけられる。また、その前
方支持片48の中央下側には、後述するソレノイ
ド66の逃げ56が切り欠かれる。ところで、そ
のような前片支持片48の手前側には、第8図に
示すような一体ばね58がねじ止めされる。一体
ばねは、前記小孔54……と対応する位置に孔6
0……を有し、上下それぞれ4つの弾性片62…
…をのばし、それらの弾性片を各々手前側にU字
を形成するように折り曲げてなり、それら弾性片
62……の先端にはそれぞれ前記小孔54……と
対応する切欠き64……を有する。
他方、前述した取付板50の手前側には、後述
するクラツチ係合部材134の駆動手段としての
ソレノイド66が取付ねじ68,68によつて固
定される。そのソレノイドの作動杆70は、基端
が取付板50の中央孔72を貫通して前方に突出
する。その基端には、板ばね74の先端が押し当
てられる。板ばねは、取付板50の外側に重ねら
れ、基端を取付ねじ76により取付板50に固着
してなる。
一方、キヤリツジ本体44の二股部分基部に
は、ねじ79で後方支持片78が確実に取り付け
られる(第5図参照)。後方支持片は、下端がキ
ヤリツジ本体44に嵌め込まれて上方に突出して
なり、突出部分には複数の大孔80……があけら
れる。大孔は、それぞれプラテン12に向かい、
キヤリツジ2の移動方向に4つ並べて上下2段に
あけられる。そして、前述した前方支持片48の
小孔54……と対応する。その後方支持片78の
手前側には、停止板82が重ねられ、取付ねじ8
4,84で押えられる。停止板82には、前述し
た後方支持片78の大孔80……と対応して作用
孔86……があけられる。作用孔は、大孔80…
…より一回り小さくなつている。そして、前方支
持片48の小孔54……に先端を挿入し、後方支
持片78の大孔80……に基端を挿入して、前方
支持片48と後方支持片78との間に8つの筆記
具88……が掛け渡される。それらの筆記具は前
述した一体ばね58の切欠き64……内を通り、
各弾性片62……の先端が筆記具88……の肩部
に当たる。そして、筆記具を手前に付勢し、常時
はその基端を停止板82に当てて止める。
故に、図示実施例では、4つの筆記具88……
が、それぞれ先端をプラテン12に向けて平行に
並べ、キヤリツジ22の移動方向に配列する。そ
して、その配列をキヤリツジの移動方向と直角な
方向に2段に重ねて設ける。よつて、8つの筆記
具が、コンパクトにキヤリツジ本体44上に搭載
されることとなる。
この考案によるプロツタプリンタでは、筆記具
88……として、水性あるいは油性のボールペン
やサインペン、鉛筆、鉄筆等を使用する。そし
て、同一種類で色の異なる複数の筆記具をキヤリ
ツジ22上に搭載し、または種類の異なる複数の
筆記具を同時にキヤリツジ22上に搭載し、それ
らを適宜選択使用することもできる。
上述した後方支持片78の手前には、2つの作
動レバー90,92が重ねて配され、キヤリツジ
本体44に掛け渡した同一中心軸94により回動
自在に支持される。一方の作動レバー90は、先
端に突出する係合部96を有し、その係合部を停
止板82の作用孔86……を通して上段の筆記具
88……の基端と対向させる。他方、作動レバー
90の基端には、キヤリツジ22の移動方向に幅
広に作用受部98を形成し、その作用受部で後述
する下段のソレノイド100の作用を受ける。図
示実施例では、中心軸94から先端係合部96ま
での距離と、中心軸94から基端作用受部98ま
での距離との比を1対1につくる。このような作
動レバー90の中央には、また前方に向け2つの
係合突起102,102が突出し、その間に係合
凹部104を形成する。またさらに、作動レバー
90の中心には、細長の嵌合孔106があけら
れ、そこに他方の作動レバー92が嵌め込まれ
る。そして、第7図に示すようにキヤリツジ本体
44の一側からその孔45を貫通して中心軸94
を挿入し、図中矢印aで示すように一方の作動レ
バー90の孔91を通して後、他方の作動レバー
92の孔93を貫通し、再び作動レバー90の孔
91を通す。しかる後、図中矢印bで示すように
キヤリツジ本体44の孔47を貫通してその他側
へと突出し、該中心軸94の両端にワツシヤ9
5,97を取り付けてそれを抜け止めする。これ
により、2つの作動レバー90,92を一体と
し、中心軸94上で移動自在に保持することがで
きる。他方の作動レバーは、作動レバー90より
も短かく、先端には同様に係合部108を設け、
その係合部を停止板82の作用孔86……を通し
て下段の筆記具88……の基端と対向させる。そ
の作動レバー92の基端にも同様にキヤリツジ2
2の移動方向に幅広に作用受部110を形成し、
その作用受部で後述する上段のソレノイド112
の作用を受ける。図示実施例では、この作動レバ
ー92についても作動レバー90の場合と同様
に、中心軸94から先端係合部108までの距陸
と、中心軸94から基端作用受部110までの距
離との比を1対1につくる。
ソレノイド112,100は、前述した作動レ
バー90,92の駆動手段で、キヤリツジ本体4
4から垂下される支持板114に上下に取り付け
られる。そして、それらのソレノイドに通電する
と、それぞれの作動杆116,118が前述した
作動レバー90,92の作用受部110,98に
作用し、それらの作動レバーを中心軸94のまわ
りに回動させ、それらの先端係合部108,96
で筆記具88……を動かし、プラテン12に押し
当てることができる。図示実施例では、2つの作
動レバー90,92において、中心軸94から係
合部までの距離と、中心軸94から作用受部まで
の距離との比を等しくするから、ソレノイド11
2,100を同一とし、プラテン12に対する筆
記具88……の押し当て圧を一定とすることがで
きる。
なお、支持板114は、取付ねじ120……を
用いて係止片122,122とともにキヤリツジ
本体44に取り付けられる。係止板122,12
2にはそれぞれ係止孔124,124があけら
れ、それらの係止孔には各々前述したワイヤ28
の両端が掛け止めされる。
ところで、前述した作動レバー90の係合凹部
104には、クラツチ部材126の係合凸部12
8が嵌まり合う。クラツチ部材は、C字型形状を
なし、係合凸部128の反対側の開口部にはくち
ばし状の係合片130,130が形成される。そ
して、そのクラツチ部材126はガイドシヤフト
20に取り付けられ、その2つの外周溝にそれぞ
れC型スプリング132,132が嵌め込まれて
そのガイドシヤフト20に固定される。
そのようなクラツチ部材126の係合片13
0,130間には、クラツチ係合部材134の突
片136が入る。クラツチ係合部材は両端に吊下
腕138,138をもち、その吊下腕にはそれぞ
れ円形孔140,140があけられる。そして、
キヤリツジ本体44間に掛け渡した支持軸142
が、それらの円形孔140,140を挿通し、ク
ラツチ係合部材134を回動可能に吊り下げる。
このとき、支持軸142にはコイルばね144が
巻き付けられ、その一端はクラツチ係合部材13
4に掛けられ、他端はキヤリツジ本体44に立て
た係止軸146に掛け止められる。そして、クラ
ツチ係合部材に常に第7図中反時計方向の回動習
性を与える。しかし、このクラツチ係合部材13
4には、常に前述したソレノイド66の作動杆7
0の先端が板ばね74の弾性力により押し当られ
る。板ばね74の弾性力は、コイルばね144の
弾性力よりも強く、したがつてクラツチ係合部材
134は第7図中時計方向の回動習性を受け、突
片136がクラツチ部材126の係合片130,
130間に入り込み、C型スプリング132,1
32に抗してクラツチ部材を押し開き、ガイドシ
ヤフト20への固定を解除する。そして、クラツ
チ部材126および作動レバー90,92をキヤ
リツジ本体44とともに移動可能とする。なお、
クラツチ係合部材134の突片136には、一定
間隔置きに小さな置決め孔148があけられる。
その位置決め孔には突片136に沿つて左右に移
動するクラツチ部材16の係合片130,130
が入り込み、作動レバー90,90を筆記具88
……の位置に正確に対応させて停止し得るように
する。
この考案によるプロツタプリンタは、たとえば
上述のように構成される。よつて、電源オフ時
は、板ばね74が作動杆70を押し、クラツチ係
合部材134をコイルばね144に抗して第7図
中時計方向に回動させる。そして、クラツチ係合
部材134の突片136をクラツチ部材126の
係合片130,130間に挿入し、C型スプリン
グ132,132に抗してそれら係合片間を押し
開く。故に、クラツチ部材126は、ガイドシヤ
フト20への固定を解除される。同時に、突片1
36と係合片130,130とが係合するから、
仮に手でキヤリツジ本体44を移動すると、キヤ
リツジ本体44とともにクラツチ部材126およ
び作動レバー90,92もともに移動することと
なる。
第9図は、第2図に示すプロツタプリンタの回
路ブロツク図である。いま、電源をオンとする
と、制御回路部からの信号がキヤリツジ送り手段
30に送出されてパルスモータ34を駆動し、プ
ーリ32を回転させてワイヤ28を巻き取り、キ
ヤリツジ22を第2図中左方向(−方向)に移動
させる。よつて、キヤリツジは、ガイドシヤフト
20により案内されてプラテン12に沿つて移動
することとなる。第10図に示すフローチヤート
から判るように、キヤリツジがホームポジシヨン
を通過し、レフトマージンに達したことをセンサ
38で検知すると、ソレノイド66に通電する。
すると、作動杆70が板ばね74に抗して引き寄
せられる。そして、クラツチ係合部材134は、
コイルばね144の弾性力より第7図中反時計方
向に回動される。これにより、突片136は、係
合片130,130間から抜け、クラツチ部材1
26との係合が解除される。そして、クラツチ部
材は、C型スプリング132,132の弾性力に
よりガイドシヤフト20に固定される。同時に、
キヤリツジ本体44は、第2図中右方向(+方
向)に送られる。しかし、クラツチ係合部材13
4とクラツチ部材126との係合が解除され、ク
ラツチ部材126がガイドシヤフト20に固定さ
れるから、クラツチ部材と係合する作動レバー9
0,92はそのままの位置を保持する。そこで、
キヤリツジ本体44はやがて作動レバー90に当
たることとなる。ところで、この考案では、この
ときガイドシヤフト20とクラツチ部材126と
の間の摩擦抵抗を、パルスモータ34のトルクよ
り小さく設定する。そこで、キヤリツジ本体44
は、作動レバー90に当たり、作動レバーを引き
ずりながら移動することとなる。そして、ホーム
ポジシヨンにきたことをセンサ36で検知し、そ
の位置でキヤリツジ22を止める。併せて、ソレ
ノイド66への通電が止められる。これにより、
クラツチ係合部材134が再びクラツチ部材12
6に係合し、クラツチ部材のガイドシヤフト20
への固定を解除する。よつて、作動レバー90,
92は、このとき第7図中もつとも左側の筆記具
と対応する初期位置にセツトされることとなる。
そして、キヤリツジ本体44の移動とともに移動
可能とされる。故に、この状態で、ソレノイド1
00または112に通電し、作動レバー90また
は92を回動して、その係合部96,108で筆
記具を押し、筆記具の先端をプラテン12に押し
当てることにより、キヤリツジ22を移動させな
がらプラテン12を回動させ、プラテン上の記載
シートに文字・図形等を書き付けることができ
る。
さて、書き付け途中において筆記具の交換をす
るときには、ソレノイド66に通電し、前述した
とおりクラツチ係合部材134とクラツチ部材1
26との係合を外し、クラツチ部材をガイドシヤ
フト20に固定する。そして、作動レバー90,
92をその位置に残したままキヤリツジ本体44
を動かし、キヤリツジ本体44に対する作動レバ
ーの相対位置を変化させて、作動レバーを所望の
筆記具の位置へと移動させる。たとえば第6図
で、左から2つ目の上または下の筆記具を使用し
ているが、それを左から3つ目(右となり)の上
または下の筆記具と交換するときは、キヤリツジ
22を同図中左方向に、左右隣接する筆記具の単
位間隔分移動させる。そして、それら左から3つ
目の上および下の筆記具の基端に、作動レバー9
0,92の係合部96,108を対向する。ま
た、右端の上または下の筆記具と交換するとき
は、左方向に筆記具の単位間隔の2倍分移動させ
る。反対に、左となりの上または下の筆記具と交
換するときは、キヤリツジ22を図中右方向に筆
記具の単位間隔分移動させる。そして、次にソレ
ノイド66への通電を止めて再びクラツチ係合部
材134とクラツチ部材126とを係合し、ガイ
ドシヤフト20に対する該クラツチ部材126の
固定を解除する。しかして、キヤリツジ22を移
動させるとともにプラテン12を回動し、選択し
た筆記具を記載シートの書きはじめ位置へともつ
てくる。その後、ソレノイド100または12へ
と通電して上または下の筆記具を選択し、その選
択した一方の筆記具の先端をプラテン12上の記
載シートに押し当てる。これにより、キヤリツジ
22を移動さながらプラテン12を回動させるこ
とにより、記載シートに書き付けることができ
る。
前記したこの考案のプロツタプリンタにおける
作動レバー90,92は、前記実施例に用いたプ
ロツタプリンタに限らず、他のプロツタプリンタ
に適用し得る。たとえば、第11図に示す如く、
キヤリツジ本体150上の固定位置に複数の筆記
具152……を備え、前記第1図におけるプロツ
タプリンタと同様に各筆記具152……を作動さ
せるために、ソレノイド154……を各筆記具毎
にそれぞれ別個に設けるプロツタプリンタに前記
作動レバーを適用することもできる。すなわち、
この他の実施例では、2つの作動レバー156,
158を前記第1の実施例と同様に重ねて配し、
それらの作動レバー156,158をキヤリツジ
本体150に掛け渡した同一中心軸160に回動
自在に取り付ける。これらの作動レバーの上端に
は、それぞれ切欠き(図示省略)が設けられる。
その切欠きに筆記具152……の先端小径部15
2a……がそれぞれ入り込む。それらの筆記具1
52……は、フレーム162上に立てた後方支持
片164と前方支持片166とでキヤリツジ本体
150上の固定位置に支持される。筆記具152
……の後端には圧縮ばね168……が配設され
る。他方、作動レバー156,158の下端に
は、それぞれソレノイド154……の作動杆17
0が当接する作用受部156a,158aを形成
する。ソレノイド154……の後端には復帰用圧
縮ばね172……が配設され、作動杆170に常
に図中右方向の移動習性を与える。この圧縮ばね
172……の強さは、前記した筆記具の圧縮ばね
168……よりも強く形成される。そこで、前記
ソレノイド154……に通電すると、それぞれの
作動杆170……が復帰用圧縮ばね172……に
抗して引き込まれ、同時に、圧縮ばね168……
に筆記具152……が押され、作動レバー15
6,158が中心軸160を中心に回動する。す
ると、筆記具152……が圧縮ばね168の弾性
力に基づく筆圧で先端をプラテン174に接触す
ることとなる。
また、前記した実施例では、筆記具を上下二段
に重ねて配列するが、それらを二段以上の複数段
に配置してもよい。したがつて、この場合には、
作動レバーを筆記具の各段毎に同一の中心軸に二
つ以上の作動レバーを重ねて形成する。
さらに、前記した作動レバーは、一方の作動レ
バーの中心に細長の嵌合孔をあけて、そこに他方
の作動レバーを嵌め込んで構成する。しかし、作
動レバーは、同一の中心軸のまわりに回動可能で
あつて、その軸方向に重ね合わせ得る構成であれ
ば、上記した作動レバーの形状・構造には限られ
ない。
効 果 したがつて、この考案によれば、筆記具をキヤ
リツジの移動方向に配列するプロツタプリンタに
おいて、キヤリツジ上に備える1本の中心軸に作
動レバーを回動自在に設け、その作動レバーを該
中心軸に沿つて軸方向にスライド可能としてその
作動レバーで適宜筆記具を選択的に作動し得るよ
うに構成するから、作動レバーやその駆動手段を
少なくし、部品点数を削減してコストダウンを図
るとともに、キヤリツジを小さくしてプリンタ全
体の小型化を図ることができる。また、キヤリツ
ジ重量を軽減してスペースモータを小型化し、消
費電流を少なくし、ランニングコストの低減を図
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のプロツタプリンタのキヤリツ
ジ側面図である。第2図は、この考案の一実施例
を示すもので、この考案によるプロツタプリンタ
の平面図を示す。第3図から第6図はそれぞれ第
2図に示すプロツタプリンタのキヤリツジを示
し、第3図は第2図においてプラテンの側から見
たキヤリツジの正面図、第4図は第3図において
上方から見たキヤリツジの平面図、第5図は第4
図において左側から見たキヤリツジの左側面図、
そして第6図は第5図において左側から見たキヤ
リツジの背面図である。第7図は、同キヤリツジ
の一部を省略した分解斜視図である。第8図は、
同キヤリツジに使用される一体ばねの拡大斜視図
である。第9図は、第2図に示すプロツタプリン
タの回路ブロツク図である。第10図は、同プロ
ツタプリンタの電源をオンしたときのフローチヤ
ートを示す。第11図は、この考案を適用した他
のプロツタプリンタのキヤリツジ側面図である。 12……プラテン、20……ガイドシヤフト、
30……キヤリツジ送り手段、44……キヤリツ
ジ本体、66……ソレノイド(駆動部材)、88
……筆記具、90,92……作動レバー、94…
…中心軸、100,112……ソレノイド(作動
部材)、126……クラツチ部材、134……ク
ラツチ係合部材、142……支持軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ガイドシヤフトと、 そのガイドシヤフトにより摺動可能に支持する
    キヤリツジ本体と、 そのキヤリツジ本体に各々前記ガイドシヤフト
    と平行に設ける中心軸及び支持軸と、 そのキヤリツジ本体を前記ガイドシヤフトによ
    り案内してプラテンに沿つて移動するキヤリツジ
    送り手段と、 前記キヤリツジ本体上において、先端をそれぞ
    れ前記プラテンと対向し、該キヤリツジ本体の移
    動方向に配列する、複数の筆記具と、 前記中心軸上に摺動自在に設けてそれらの筆記
    具の1つと選択的に係合し、前記中心軸を中心と
    して摺動自在に支持する、作動レバーと、 その作動レバーを揺動して前記筆記具を作動
    し、前記プラテン上の記載シートに書き付ける、
    前記キヤリツジ本体に搭載する、作動部材と、 弾性により前記ガイドシヤフトに取り付けてそ
    のガイドシヤフトとの間の摩擦抵抗を前記キヤリ
    ツジ送り手段による送り力より小さくし、前記作
    動レバーと係合してそれとともに移動する、クラ
    ツチ部材と、 そのクラツチ部材と係脱し、係合時該クラツチ
    部材の弾性に抗してその前記ガイドシヤフトへの
    取り付けを解除する、前記支持軸で支持する、ク
    ラツチ係合部材と、 そのクラツチ係合部材を駆動してそれを前記ク
    ラツチ部材と係脱する、前記キヤリツジ本体上の
    駆動部材と、 からなる、プロツタプリンタ。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57100075A (en) * 1980-12-16 1982-06-22 Richo Denshi Kogyo Kk Multicolor high-speed pen recorder

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57100075A (en) * 1980-12-16 1982-06-22 Richo Denshi Kogyo Kk Multicolor high-speed pen recorder

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