JPH0333020A - 減圧脱泡装置 - Google Patents

減圧脱泡装置

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JPH0333020A
JPH0333020A JP16382289A JP16382289A JPH0333020A JP H0333020 A JPH0333020 A JP H0333020A JP 16382289 A JP16382289 A JP 16382289A JP 16382289 A JP16382289 A JP 16382289A JP H0333020 A JPH0333020 A JP H0333020A
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vacuum
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和彦 石村
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孝 宇野
Shinji Takeshita
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B5/00Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
    • C03B5/16Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
    • C03B5/225Refining
    • C03B5/2252Refining under reduced pressure, e.g. with vacuum refiners

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、溶融ガラスや溶融金属等の高温溶融物内の
気泡を除去する減圧脱泡装置に係り、特に、高温溶融物
を連続的に供給するプロセス中で有効な減圧脱泡装置の
改良に関する。
〔従来の技術〕
従来この種の減圧脱泡装置としては例えば特公昭44−
4205号公報所載のものがある。
これは、溶解槽106中の高温溶融物としての溶融ガラ
スGを脱泡処理して次の処理炉に連続的に供給するプロ
セスにて用いられるものであり、第6図に示すように、
真空吸引される真空ハウジング100内に減圧脱泡槽1
01を収容配置し、この減圧脱泡槽101には、脱泡処
理前の高温溶融物としての溶融ガラスGが上昇導入され
る上昇管102を連通接続すると共に、脱泡処理後の溶
融ガラスGが次の処理炉に下降導出される下降管103
を連通接続し、各上昇管102及び下降管103の周囲
には上昇管102及び下降管103が断熱被覆されるケ
ーシング104,105を上記真空ハウシング100に
連通接続したものである。
そして、上記上昇管102及び下降管103は溶融ガラ
スGによって1200〜1300℃まで温度上昇するも
のであるため、通常白金等の貴金属製のものが使用され
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、この種の減圧脱泡装置にあっては、上記真空
ハウジング100に連通しているケーシング104,1
05の下端部を気密にして真空/”tウジフグ100内
の減圧度を保持することが必要になるため、例えば、各
ケーシングlO4,105の下端開口部に対して上昇管
102及び下降管103の下端周縁部を気密状態を保ち
ながら保持せざるを得ない。
この場合において、減圧脱泡槽100に連通接続されて
いる上昇管102及び下降管103の下端周縁部を各ケ
ーシング104,105の下端開口部に固定してしまう
と、溶融ガラスGが各上昇管102及び下降管103を
通過する際に、夫々の上昇管102及び下降管103が
50〜60 mm程度熱膨張するため、必然的に、上昇
管102及び下降管103が座屈変形してしまうという
技術的課題を生ずる。
この発明は、以上の技術的課題に立ってなされたもので
あって、上昇管及び下降管の熱膨張による座屈変形を有
効に回避できるようにした減圧脱泡装置を提供するもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、第一の発明は、真空吸引される真空ハウジン
グと、この真空ハウジング内に収容配置されて高温溶融
物を威圧脱泡する減圧脱泡槽と、この減圧脱泡槽に連通
接続されて脱泡処理前の高温溶融物を上記減圧脱泡槽に
上昇導入する貴金属製の上昇管と、上記減圧脱泡槽に連
通接続されて減圧脱泡槽にて脱泡処理された高温溶融物
を下降導出する貴金属製の下降管と、上記真空ハウジン
グに夫々連通接続されて上記上昇管及び下降管を被覆す
るケーシングとを備えた減圧脱泡装置を前提とし、上記
上昇管及び下降管の下端近傍部とケーシングの下端部と
の間を可撓性シール部材で閉塞し、上記上昇管及び下降
管の定常熱膨張状態にて上記可撓性シール部材の撓み変
化量を抑止するようにしたものである。
また、第二の発明は、第一の発明と同様な基本的構成を
有し、上記上昇管及び下降管の下端近傍部と夫々のケー
シングの下端部との間を可撓性シール部材で閉塞し、真
空ハウジングの負圧状態に応じて上記可撓性シール部材
が下方側に引張される圧力調整手段を付設したことを特
徴とするものである。
このような技術的手段において、上記真空ハウジングの
減圧度については、脱泡の対象物の種類に応じて適宜選
定することができ、例えば溶融ガラスにあっては大体3
0〜100torr(−730〜−660m+oHg)
程度であることが好ましい。
また、減圧脱泡槽、上昇管及び下降管の材質についても
、少なくとも対象となる高温溶融物にて溶融しない融点
の高い白金、モリブデン等の貴金属を使用することが必
要であり、上昇管及び下降管の高さ、径寸法については
脱泡の対象物の種類(温度、粘度)及び脱泡処理時間、
処理量等を考慮して適宜選定することができる。
特に、減圧脱泡槽、上昇管及び下降管を通過する高温溶
融物の温度が低下しないように設計することが必要であ
り、例えば、減圧脱泡槽、上昇管及び下降管の周囲に断
熱材を配設したり、減圧脱泡槽、上昇管及び下降管を直
接通電加熱したり、別異のヒータにて間接的に加熱する
等の手段を施すことが好ましい。
更に、温度変化によって上昇管及び下降管の上端位置が
変化すると、減圧脱泡条件が微妙に変わってしまうので
、減圧脱泡槽と上昇管、下降管の上端部とは固定的に連
結することが好ましい。
更にまた、上記可撓性シール部材については、上昇管及
び下降管の下端部近傍とケーシングの下端部との間の気
密性を保ち、かつ、上記上昇管及び下降管の最大熱膨張
量を吸収できる程度の撓み可能範囲のものであれば、伸
縮自在なエアベローズタイプ、弾性変形可能な弾性材等
適宜選択することができる。
また、圧力調整手段としては、真空ケーシング真空吸引
作動時にて上昇管及び下降管に不必要な応力が作用しな
いように、真空ケーシング内の減圧度に応じて上記可撓
性シール部材を下方側へ引張するものであれば適宜設計
変更して差し支えない。
この場合において、上記圧力調整手段の具体的態様とし
ては、真空ハウジング内の減圧度を検知し、この検知信
号に基づいて駆動するエアシリンダ等の駆動手段で構成
してもよいし、また、真空ハウジング内の減圧度に応じ
て上記可撓性シール部材に作用する圧縮作用力の相殺力
を自然に発生させるべく、エアベローズ等の機能部材を
用いる等適宜設計変更することができるが、構成の簡略
化という観点からすれば、エアベローズ等の機能部材に
よって圧力調整手段を構成することが好ましい。更にま
た、上記上昇管及び下降管のクリープを有効に回避する
という観点からすれば、上記圧力調整手段の作用力を可
撓性シール部材の圧縮作用力よりも僅かに小さく設定す
ることが好ましい。
〔作用〕
上述したような技術的手段によれば、上記可撓性シール
部材は、上記上昇管及び下降管の下端近傍部と各ケーシ
ングの下端部との間を気密に保ち、高温溶融物を通過さ
せる際の上昇管及び下降管の熱膨張変化を吸収する。
そして、第一の発明においては、上昇管及び下降管の定
常熱膨張状態にて可撓性シール部材の撓み変化量が抑止
されるため、真空ハウジングを真空吸引作動したとして
も、可撓性シール部材が収縮して上昇管及び下降管に不
必要な圧縮応力が生ずることはない。
また、第二の発明にあっては、圧力調整手段は、真空ハ
ウジング内の減圧度に応じた可撓性シール部材の圧縮作
用力が相殺される引張作用力を付与するものであるため
、真空ハウジングを真空吸引作動したとしても、可撓性
シール部材に不必要な外力が作用することはなく、上昇
管及び下降管に不必要な応力が生ずることがない。
そして更に、上記可撓性シール部材は装置運転中におい
ても可撓性を保持しているので、装置運転中において上
記上昇管及び下降管が温度変化によって若干伸縮変形し
たとしても、上記可撓性シール部材はその変形に追従し
得ることになり、装置運転中において上昇管及び下降管
に不必要な応力が生ずることもない。
〔実施例〕
以下、添付図面に示す実施例に基づいてこの発明の詳細
な説明する。
叉豊亘ユ 第1図及び第2図は、溶融ガラスを脱泡処理して次の処
理炉に連続的に供給するプロセス例を示す。
同図において、符号lは溶融ガラスGを板状電極1aに
て加熱する溶解槽、2は溶解槽lの側壁下部に連通接続
されて溶解槽lからの溶融ガラスGを棒状電極2aにて
加熱しながら導く案内ダクト、3は案内ダクト2に接続
されて溶融ガラスGを一時的に貯溜する貯溜タンク、4
は貯溜タンク3に貯溜した溶融ガラスGを減圧条件下に
おいて脱泡処理する減圧脱泡装置、5は上記貯溜タンク
3に連通接続されて上記減圧脱泡装置4にて脱泡処理さ
れた溶融ガラスGが導入される案内ダクト、6は上記貯
溜タンク3と案内ダクト5との連通状態を通常時におい
て塞ぐ仕切板、7は上記案内ダクト5の出口側に配設さ
れて脱泡処理後の溶融ガラスGを成形処理する成形処理
炉である。尚、案内ダクト6中にも溶融ガラスGを加熱
するヒータ(図示せず)が配設されている。
この実施例において、上記減圧脱泡装置4は、真空ポン
プlOによって真空吸引されるステンレス製の真空ハウ
ジング11を有し、この真空ハウジングll内に減圧脱
泡槽12を配設したものである。
そして、上記減圧脱泡槽12の底部−側には白金からな
る上昇管13が固定的に連通接続されており、この上昇
管13の下端部は上記貯溜タンク3内に貯溜される溶融
ガラスGに浸漬するようになっている。一方、上記減圧
脱泡槽12の底部他側には同じく白金からなる下降管1
4が固定的に連通接続されており、この下降管14の下
端部は上記案内ダクト5内の溶融ガラスGに浸漬するよ
うになっている。そしてまた、上記減圧脱泡装置4にお
いて溶融ガラスGが上昇管13側から減圧脱泡槽12を
通過した後に下降管14側へ移動するように、上記下降
管14の下端部位置は上記上昇管13の下端部位置より
も若干低く設定されている。尚、上記上昇管13及び下
降管14は図示外の温度制御系に基づいて通電加熱され
、所定温度に維持されるようになっている。
また、上記上昇管13及び下降管14の周囲には夫々ス
テンレス製のケーシング15,16が配設されており、
このケーシング15,16は上記真空ハウジング11に
連通接続され、各ケーシング15.16の下端開口15
a、16aから上記上昇管13及び下降管14の下端部
が外部に露呈するようになっている。尚、真空ハウジン
グ11及びケーシング15,16内には上記減圧脱泡槽
12、上昇管13及び下降管14の周囲を被覆する断熱
材17が設けられている。
更に、この実施例においては、上記上昇管13及び下降
管14のケーシング15.16から露呈した下端部近傍
とケーシング15.16の下端部との間には可撓性シー
ル部材20が設けられている。
この可撓性シール部材20は、特に第3図に示すように
、ステンレス製の伸縮自在なベローズ本体21の両端に
取付はフランジ22.23が固着されたエアベローズに
て構成されている。一方、上記上昇管13及び下降管1
4の下端部近傍には支持フランジ24が突設されている
。そして、上記可撓性シール部材20の上側取付はフラ
ンジ22は上記ケーシング15.16の下端部にシール
パツキン25を介してネジ26止めされ、また、上記可
撓性シール部材20の下側取付はフランジ23は上記支
持フランジ24にシールパツキン27を介してネジ28
止めされており、上記支持フランジ24には上昇管13
及び下降管14の挿通孔29aを有する取付はブラケッ
ト29が上記ネジ28によって共線めされている。
次に、この実施例に係る減圧脱泡装置の作動について説
明する。
先ず、減圧脱泡装置を作動させる前段階として、減圧脱
泡装置4内に溶融ガラスGを導くことが必要である。
このとき、上記溶融ガラスGが通過したのと同様な条件
になるように、上記上昇管13及び下降管14を予め通
電加熱する一方、上記仕切板6を一旦開放し、貯溜タン
ク3内の溶融ガラスGを案内ダクト5側に導入し、上記
上昇管13及び下降管14の下端部が溶融ガラスGに浸
漬するようにした後、上記真空ポンプ10による真空吸
引動作を行わせるようにすればよい。
すると、溶融ガラスGが真空ハウジング11内の負圧状
態に伴って上昇管13及び下降管14を上昇していき、
減圧脱泡槽12部分で合流した後、溶融ガラスGはサイ
ホンの原理に基づいて上昇管I3から下降管14側へ向
かって移動し始める。
この段階において、上記仕切板6を閉じて所定時間が経
過すると、上昇管13を上昇した後に減圧脱泡槽12に
て脱泡処理を経た溶融ガラスGが下降管14を通じて案
内ダクト5側へ導入されることになり、以後、減圧脱泡
装置4を経た溶融ガラスGが案内ダクト5を通じて次の
成形処理炉7に連続的に供給されるのである。
このような減圧脱泡処理過程において、上記上昇管13
及び下降管14に溶融ガラスGが通過し始めると、上記
上昇管13及び下降管14は仮想線で示すように熱膨張
することになるが、可撓性シール部材20が上昇管13
及び下降管14の熱膨張変形に追従して撓み変形するの
で、上昇管13及び下降管14に無理な荷重が作用する
ことはなく、上昇管13及び下降管14が座屈すること
はない。
また、上記可撓性シール部材20は上昇管13及び下降
管14の下端部近傍と各ケーシング15゜16との間の
気密性を保つので、真空ハウジング11内の減圧度は良
好に維持される。そしてまた、上記上昇管13及び下降
管14が定常熱膨張状態(最大熱膨張状態に相当)に到
達した段階において、上記取付はブラケット29を所定
の固定部位に固定するようにしておけば、真空ハウジン
グ11内の負圧状態に伴って可撓性シール部材20が収
縮変形することはないので、上昇管13及び下降管14
に無理な圧縮荷重が作用することはない。
X亘亘ユ この実施例に係る減圧脱泡装置の基本的構成は実施例1
と略同様であるが、実施例Iと異なり、第4図に示すよ
うに、真空ハウジング11の減圧度に応じて可撓性シー
ル部材20を下方側へ引張する圧力調整手段40が設け
られている。
この実施例において、圧力調整手段40は、真空ハウジ
ング11に連通ずる例えばケ−シング15内の圧力を検
知する圧力センサ41と、この圧力センサ41からの圧
力信号に基づいて駆動エア圧を調整する圧力コントロー
ラ42と、上記可撓性シール部材20の下端側に取り付
けた取付はブラケット29に夫々一対設けられ、圧力コ
ントローラ42からの駆動エア圧に基づいて駆動される
エアシリンダ43とを備えている。そして、上記一対の
エアシリンダ43の引張駆動力りは、真空ハウジング1
1の減圧度に応じて可撓性シール部材20に作用する圧
縮力Pを完全に相殺するように設定されている。
従って、この実施例によれば、可撓性シール部材20の
基本的作用については実施例1と同様であるが、真空ハ
ウジング11の減圧度に応じて可撓性シール部材20に
作用する圧縮力Pが上記エアシリンダ43の駆動力りに
等しいため、上記取付はブラケット29を特に固定部位
に固定しなくても、取付はブラケット29は平衡状態に
保たれることになる。
よって、上記上昇管13及び下降管14に真空吸引動作
に伴う無理な荷重が作用することがないことに加えて、
上記可撓性シール部材20の撓み変形が装置運転中にお
いても確保されるため、上昇管13及び下降管14が装
置運転中の温度変化に伴って熱膨張、熱収縮したとして
も、その変化は上記可撓性シール部材20にて有効に吸
収され、その分、上昇管13及び下降管14に温度変化
に伴う応力が不必要に作用することはない。
尚、この実施例において、上記エアシリンダ43の駆動
力りを可撓性シール部材20の圧縮力Pよりも僅かに小
さくなるように設定すれば、上昇管13及び下降管14
に極めて僅かな圧縮応力が作用した状態で、可撓性シー
ル部材20の圧縮力Pが相殺されることになり、クリー
プ現象に対する上昇管13及び下降管14の寿命を延ば
すことが可能になる。
罠亘班ユ この実施例に係る減圧脱泡装置の基本的構成は実施例2
と略同様であるが、圧力調整手段40が実施例2と異な
ったものになっている。
この実施例において、圧力調整手段40は、第5図に示
すように、一対のエアベローズ50にて構成されている
すなわち、上記エアベローズ50は、ステンレス製の伸
縮自在なベローズ本体51の両端に取付はフランジ52
.53を固着したもので、耐熱ホース54を介してケー
シング15,16内に連通接続されると共に、上記ケ−
シング15,16の下端部側方より突設された一対の支
持片55上に配置されている。
一方、上記可撓性シール部材2に取り付けた取付はブラ
ケット29の両端にはL字状の連結アーム56が一体的
に形成され、上記エアベローズ50の下側取付はフラン
ジ52はシールパツキン57を介して上記支持片55に
ネジ58止めされると共に、エアベローズ50の上側取
付はフランジ53はシールパツキン59を介して上記連
結アーム56の水平部にネジ60止めされている。
そして、両エアベローズ50の有効面積A1は可撓性シ
ール部材20であるエアベローズの有効面積Aと略等し
いものになっている。
従って、この実施例によれば、真空ノ\ウジング11の
減圧度に応じて可撓性シール部材20の有効面積Aに圧
縮力Pが作用したすると、上記各エアベローズ50の有
効面積A1/2には上記真空ハウジング11の減圧度に
応じた引張力PI/2が作用する。
このとき、上記可撓性シール部材20の有効面積Aと両
エアベローズ50の有効面積Alは略等しいものである
ため、上記可撓性シール部材20に作用する圧縮力Pと
両エアベローズ50に作中する引張力Plとは略等しい
ものになり、可撓性シール部材20に作用する圧縮力P
はエアベローズ50にて相殺されることになる。
それゆえ、実施例2と同様に、上昇管13及び下降管1
4には真空吸引動作に伴う無理な荷重が作用することが
なく、しかも、上記可撓性シール部材20の撓み変形が
装置運転中においても確保されるため、上昇管13及び
下降管14が装置運転中の温度変化に伴って熱膨張、熱
収縮したとしても、上昇管13及び下降管14に温度変
化に伴う応力が不必要に作用することはない。
尚、この実施例において、上記両エアベローズ50の引
張力Plを可撓性シール部材20の圧縮力Pよりも僅か
に小さく設定する場合には、上記両エアベローズ50の
有効面積AIを可撓性シール部材20の有効面積Aより
も僅かに小さくすればよい。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、この発明に係る減圧脱泡装置
によれば、上昇管及び下降管の下端近傍部と各ケーシン
グの下端部との間を可撓性シール部材にて閉塞し、真空
ハウジンクの真空吸引作動時における可撓性シール部材
の収縮変形を阻止するようにしたので、高温溶融物の通
過に伴って減圧脱泡槽に連結された上昇管及び下降管が
熱膨張したとしても、可撓性シール部材にて上記熱膨張
変形を有効に吸収することができ、もって、上昇管及び
下降管部分の座屈変形を有効に防止することができるほ
か、真空ハウジングの真空吸引作動時において、真空ハ
ウジングの減圧度を確実に維持しながら、上昇管及び下
降管への過大な応力の生成をなくし、上昇管及び下降管
部分の座屈変形をも有効に防止することができる。
また、請求項2ないし4いずれかに記載の減圧脱泡装置
によれば、装置運転中において上記上昇管及び下降管が
温度変化によって若干伸縮変形したとしても、上記可撓
性シール部材がその変形に追従し、上昇管及び下降管に
不必要な応力が生成される事態を回避するようにしてい
るので、装置運転中における上昇管及び下降管の熱変形
に基づく破壊を有効に防止することができる。
特に、請求項3記載の減圧脱泡装置によれば、圧力調整
手段が可撓性シール部材の収縮作用力より僅かに小さい
引張作用力を付与するように構成されるので、上記上昇
管及び下降管には極めて僅かな圧縮応力が作用した状態
でバランスすることになり、引張応力が作用した場合に
生じ易い引張破断又はクリープ破断を有効に回避するこ
とができる。
更にまた、請求項4記載の減圧脱泡装置によれば、真空
ハウジングに連通ずるエアベローズにて圧力調整手段を
構成するようにしたので、真空/’%ウジング内の圧力
を検知し、この検知信号に基づいて圧力制御するシステ
ムに比べて、装置構成を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る減圧脱泡装置の実施例1の概略
構成を示す断面説明図、第2図は実施例1に係る減圧脱
泡装置が組み込まれるプロセス例を示す斜視図、第3図
は第1図中■部詳細説明図、第4図はこの発明に係る減
圧脱泡装置の実施例2を示す第3図と同様な説明図、第
5図はこの発明に係る減圧脱泡装置の実施例3を示す第
3図と同様な説明図、第6図は従来における減圧脱泡装
置の概略構成を示す説明図である。 〔符号の説明〕 11・・・真空ハウジング 12・・・減圧脱泡槽 13・・・上昇管 14・・・下降管 15.16・・・ケーシング 20・・・可撓性シール部材 40・・・圧力調整手段 50・・・エアベローズ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)真空吸引される真空ハウジング(11)と、この真
    空ハウジング(11)内に収容配置されて高温溶融物(
    G)を減圧脱泡する減圧脱泡槽(12)と、この減圧脱
    泡槽(12)に連通接続されて脱泡処理前の高温溶融物
    (G)を上記減圧脱泡槽(12)に上昇導入する貴金属
    製の上昇管(13)と、 上記減圧脱泡槽(12)に連通接続されて減圧脱泡槽(
    12)にて脱泡処理された高温溶融物(G)を下降導出
    する貴金属製の下降管(14)と、 上記真空ハウジング(11)に夫々連通接続されて上記
    上昇管(13)及び下降管(14)を被覆するケーシン
    グ(15,16)とを備えた減圧脱泡装置において、上
    記上昇管(13)及び下降管(14)の下端近傍部と夫
    々のケーシング(15,16)の下端部との間を可撓性
    シール部材(20)で閉塞し、 上記上昇管(13)及び下降管(14)の定常熱膨張状
    態にて上記可撓性シール部材(20)の撓み変化量を抑
    止するようにしたことを特徴とする減圧脱泡装置。 2)真空吸引される真空ハウジング(11)と、この真
    空ハウジング(11)内に収容配置されて高温溶融物(
    G)を減圧脱泡する減圧脱泡槽(12)と、この減圧脱
    泡槽(12)に連通接続されて脱泡処理前の高温溶融物
    (G)を上記減圧脱泡槽(12)に上昇導入する貴金属
    製の上昇管(13)と、 上記減圧脱泡槽(12)に連通接続されて減圧脱泡槽(
    12)にて脱泡処理された高温溶融物(G)を下降導出
    する貴金属製の下降管(14)と、 上記真空ハウジング(11)に夫々連通接続されて上記
    上昇管(13)及び下降管(14)を被覆するケーシン
    グ(15,16)とを備えた減圧脱泡装置において、上
    記上昇管(13)及び下降管(14)の下端近傍部と夫
    々のケーシング(15,16)の下端部との間を可撓性
    シール部材(20)で閉塞し、 真空ハウジング(11)の負圧状態に応じて上記可撓性
    シール部材(20)を下方側に引張する圧力調整手段(
    40)を付設したことを特徴とする減圧脱泡装置。 3)請求項2記載のものにおいて、 上記圧力調整手段(40)は、上記可撓性シール部材(
    20)の収縮作用力よりも僅かに小さい作用力で引張す
    るものであることを特徴とする減圧脱泡装置。 4)請求項2若しくは3記載のものにおいて、上記圧力
    調整手段(40)は、上記上昇管(13)及び下降管(
    14)のケーシング(15,16)に夫々連通し、かつ
    、可撓性シール部材(20)への作用力を相殺するエア
    ベローズ(50)にて構成されていることを特徴とする
    減圧脱泡装置。
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