JPH0332729Y2 - - Google Patents

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JPH0332729Y2
JPH0332729Y2 JP1062285U JP1062285U JPH0332729Y2 JP H0332729 Y2 JPH0332729 Y2 JP H0332729Y2 JP 1062285 U JP1062285 U JP 1062285U JP 1062285 U JP1062285 U JP 1062285U JP H0332729 Y2 JPH0332729 Y2 JP H0332729Y2
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JP
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camshaft
engine
power transmission
rotary valve
shafts
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JP1062285U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は吸気通路にこの開通タイミングを設定
するロータリバルブが設けられたエンジンの吸気
制御装置に関するものである。
(従来技術) 近時、エンジンにおいては、吸気通路にロータ
リバルブが設けられ、該ロータリバルブによつて
吸気通路の開通タイミングを設定するようにした
ものが種々提案され、このようなエンジンのなか
で、ロータリバルブの開通タイミングを運転状態
に応じて調整するようにしたものがある。この開
通タイミングの調整手段としては、特開昭55−
148932号公報に見られるように、ロータリバルブ
の回転軸とは別体の動力伝達軸を前記回転軸と同
一軸線上に配設して両軸に例えばヘリカルスプラ
インを刻設し、このヘリカルスプラインに嵌合さ
れた調整部材を軸線方向に移動させて、前記両軸
の位相を変え、これによつてロータリバルブの開
通タイミングを運転状態に応じて調整するように
したものが知られている。
このようなタイミング調整手段を備えたエンジ
ンにあつては、広汎な運転状態に応じた吸気通路
の開通タイミングが設定されるように、上述の調
整部材が上記両軸上をスムースに移動することが
望まれる。
ところで、従来、前述の動力伝達軸はエンジン
吸排気弁のカムシヤフトとタイミングベルト等の
巻掛媒介節を介して連結され、この巻掛媒介節
は、クランク軸からカムシヤフトに動力を伝える
巻掛媒介節と同じ側に配設するものとされてい
た。このため、カムシヤフトのその軸受けからの
突出端部を延長して、該突出端部にクランク軸と
の間の巻掛媒介節が巻回されるクランク用プーリ
とロータリバルブ用のプーリが並設されていたた
め、必然的にカムシヤフトの突出端部を長く延出
せざるを得ず、このことから該突出端部に振れが
生じ易いものであつた。
(考案の解決しようとする問題点) 上述のカムシヤフトの突出端部の振れは巻回媒
介節を介して動力伝達軸に伝えられ、動力伝達軸
がロータリバルブの回転軸の軸線から偏心するこ
とによつて前述の調整部材のスムースな移動が阻
害される恐れを生ずる。
本考案の技術的課題とするところは、吸気通路
の開通タイミングを前述した調整手段により運転
状態に応じて調整するようにされたエンジンの吸
気制御装置において、上記カムシヤフトのその軸
受からの突出量を少なく設定しうるようにしてカ
ムシヤフト突出端部の振れの発生を極力なくし、
もつて上記動力伝達軸が上記回転軸から偏心する
ことを防止するようにして、前述したタイミング
調整手段の作動の信頼性を向上させることにあ
る。
(技術的課題を達成するための手段) 本考案は、エンジン出力軸から前記カムシヤフ
トに動力を伝える動力伝達部材が配置されている
カムシヤフト一端側とは反対側のカムシヤフト他
端側においては、設計上の自由度が高い点に着目
し、該カムシヤフト他端側にロータリバルブの駆
動系を配設してカムシヤフト突出端の振れの発生
をなくするようにすると共に、上記カムシヤフト
と巻掛媒介節を介して連係される動力伝達軸とロ
ータリバルブの回転軸との軸受を、一体に形成さ
れたケーシングに設けるようにして、上記動力伝
達軸が上記回転軸の軸線から偏心することを防止
するようにしたものである。
(実施例) 以下、本考案を部分過給エンジンに対して適用
した場合の実施例につき、添付した図面に基いて
説明する。
第1図において、1はエンジン本体で、エンジ
ン本体1は直列四気筒OHC型のものとされてい
る。エンジン本体1の各燃焼室には図示を省略し
た主吸気ポート排気ポートの他に過給ポート2が
開口し、主吸気ポートは主吸気バルブにより、排
気ポートは排気バルブにより、また過給ポート2
は補助バルブにより開閉されるようになつてお
り、上記各バルブはカムシヤフト3に配設された
タイミングカムによつて開閉制御がなされる。カ
ムシヤフト3には軸受(図示省略)から突出する
一端側に設けられたプーリ4、該プーリ4に巻回
されたタイミングベルト、チエーン等の巻掛媒介
節5を介してクランク軸(図示省略)からの動力
伝達がなされ、前記各バルブはクランク軸の回転
に同期して開閉されるようになつている。
過給ポート2は過給通路6が接続され、過給通
路6にはロータリバルブ装置7、該ロータリバル
ブ装置7の上流側に過給機(図示省略)が配設さ
れている。
ロータリバルブ装置7はエンジン本体1の側壁
に取付けられたケーシング8と、該ケーシング8
内に回転自在に収納された回転子9と、タイミン
グ調整手段10とをその基本要素としている。
ケーシング8は本体部8aと軸受部8bからな
り、本体部8aはカムシヤフト3の軸線と平行に
伸びる略円筒筒形状を有し、本体部8aには過給
機(図示省略)に連なる一つの流入口11が形成
されている。流入口11、流出口12は本体部8
aの内部空間(弁室)13に開口され、流入口1
1は前述したクランクプーリ4側に開口されてい
る。各流出口12は前述した各過給ポート2に連
通されている。
回転子9は有底円筒状とされ、その開口14を
流入口11に向けて、本体部8a内に回転自在に
嵌挿されている。回転子9には気筒数に応じた4
つの連通孔15が、回転子9の軸線方向に間隔を
置いて、かつ周回り方向において互いに90゜ずれ
た位置関係とされている。これにより、流入口1
1から本体部8aの内部空間すなわち弁室13内
に流入した過給気は流出口12と連通孔15とが
合致したときにのみ、この合致した流出口12に
対応した過給ポート2へ過給気が供給される。
回転子9は、開口14側端部(第1図中、右端
部)において、軸受16を介して本体部8aに回
転自在に支持され、他端(第1図中左端)には、
第2図にも示すように、回転子9の底壁17に連
設され、回転子9の軸心に沿つて伸びる回転軸1
8が設けられ、この回転軸18と直列に、すなわ
ち回転軸18と動力伝達軸19とは、軸線を一致
させて配設されている。両軸18,19は軸受部
8bに、夫々、軸受20を介して回転自在に支持
され、両軸18,19は一体的に形成された軸受
部8bによつて同一軸線上の配置関係が確実なも
のとされ、また動力伝達軸19は並置された二つ
の軸受20,20によつて軸振れの防止が図られ
ている。軸受部8bには空間21が形成され、こ
の空間21内にタイミング調整手段10が配設さ
れている。
タイミング調整手段10は、第2図に示すよう
に、前記両軸18,19の対向端部に、夫々、形
成されたヘリカルスプライン22,23をその一
構成要素とされている。他の構成要素として、両
軸18,19に跨つて伸びる調整駒24を有し、
調整駒24はその各端でヘリカルスプライン2
2,23に嵌合され、この調整駒24はリング部
材25に軸受26を介して回転自在に支持されて
いる。このことから、調整駒24は前記両軸1
8,19と共に回転して、両軸18,19が連係
されると共に調整駒24が軸線方向に移動するこ
とによつて、ヘリカルスプライン22,23と協
働して前記両軸18,19の位相が変わることと
なる。調整駒24の移動は、軸受部本体部8bに
軸aによつて揺動自在に軸支された作動材Aによ
つてなされ、この作動材Aは、例えばエンジン負
荷に応じて揺動されるようになつており、前記両
軸18,19の位相を変えることによつてロータ
リバルブ装置7の開通タイミングをエンジンの運
転状態に応じて調整、すなわち、進角調整がなさ
れるようになつている。
このように構成されたロータリバルブ装置7の
駆動系は、エンジン本体1の前述したクランクプ
ーリ4が配置されている側とは反対側に配設され
ている。すなわち、前記動力伝達軸19の軸受部
8bから突出した突出端にプーリ27が取付けら
れ、その一方で、前記カムシヤフト3は、クラン
クプーリ4の取付け側とは反対側、つまり他端側
において、エンジン本体1から突出され、その突
出端(第1図、第2図中、左端)にロータリバル
ブ用プーリ28が取付けられ、両プーリ27,2
8にタイミングベルト等の巻掛媒介節29が巻回
されている。カムシヤフト3のロータリバルブ用
プーリ28取付側においては、他の補機類が取付
けられていないため、カムシヤフト3の延長端部
30は、リアハウジング31に突設されたケーシ
ング32によつてほぼ全長が覆われ、ロータリバ
ルブ用プーリ28との近接位置においてカムシヤ
フト3の延長端部30は軸受33を介してケーシ
ング32に支持される構成とされている。
ロータリバルブ用プーリ28が取付けられてい
るカムシヤフト3の突出端と軸受33との間隔が
極めて短かくされているため、該突出端の振れ、
すなわちカムシヤフト3の径方向の振れの発生が
極力防止されることとなる。したがつて、カムシ
ヤフト3と前記動力伝達軸19との間に介設され
ている巻掛媒介節29によつて動力伝達軸19の
振れつまり径方向の振動が生ずることもなく、ま
た一体に形成された軸受部8bによつて動力伝達
軸19と回転軸18とはしつかりと支持されてい
ることから、上記両軸18,19は確実に同一軸
線上に維持されることとなり、調整駒24のスム
ースな移動が約束され、タイミング調整手段10
の作動の信頼性を向上することができる。以上、
本考案を部分過給エンジンに適用した場合をもつ
て説明したが、過給を行なわない通常のエンジン
に対しても適用しうることは勿論である。すなわ
ち、ロータリバルブにより吸気通路の開通タイミ
ングを設定するものであつてもよい。
(考案の効果) 本考案は以上述べたことから明らかなように、
動力伝達軸の偏心が防止され、タイミング調整手
段の作動の信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す全体図、第2
図はタイミング調整手段の部分の詳細を示す平面
断面図である。 1:エンジン本体、3:カムシヤフト、4:ク
ランクプーリ、6:過給通路、7:ロータリバル
ブ、8:本体部、8b:軸受部ケーシング、1
0:タイミング調整手段、18:回転軸、19:
動力伝達軸、22,23:ヘリカルスプライン、
24:調整駒、29:巻掛媒介節。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンの吸気通路に介設され、巻掛媒介節を
    介してエンジン吸排気弁のカムシヤフトにより回
    転駆動されて前記吸気通路の開通タイミングを設
    定するロータリバルブ装置を有し、該ロータリバ
    ルブ装置は、ロータリバルブの回転軸と、該回転
    軸と同一軸線上に設けられ、前記カムシヤフトに
    前記巻掛媒介節を介して連係された動力伝達軸
    と、前記両軸に嵌挿され、該両軸の軸線方向に移
    動することによつて該両軸の位相を変える調整部
    材とを備え、該調整部材によつて前記吸気通路の
    開通タイミングが運転状態に応じて調整するよう
    にされたエンジンの吸気制御装置において、 前記巻掛媒介節は、エンジン出力軸から前記カ
    ムシヤフトに動力を伝える動力伝達部材が配置さ
    れているカムシヤフト一端側とは反対側のカムシ
    ヤフト他端側に配設され、 前記回転軸と前記動力伝達軸の軸受は、一体的
    に形成されたケーシングに設けられている、 ことを特徴とするエンジンの吸気制御装置。
JP1062285U 1985-01-30 1985-01-30 Expired JPH0332729Y2 (ja)

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JP1062285U JPH0332729Y2 (ja) 1985-01-30 1985-01-30

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JPS61128307U JPS61128307U (ja) 1986-08-12
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