JPH03324Y2 - - Google Patents

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JPH03324Y2
JPH03324Y2 JP17827586U JP17827586U JPH03324Y2 JP H03324 Y2 JPH03324 Y2 JP H03324Y2 JP 17827586 U JP17827586 U JP 17827586U JP 17827586 U JP17827586 U JP 17827586U JP H03324 Y2 JPH03324 Y2 JP H03324Y2
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magnet
formwork
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male member
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 産業上の利用分野 本考案は、コンクリート製品の連結に用いる
孔、吊り上げに用いる孔、水抜きに用いる孔、集
水に用いる孔等種々のコンクリート製品の孔を形
成する型枠構造に関する。
従来の技術 側溝用ブロツク、ボツクスカルバート等のコン
クリート製品を連結する場合、第5図に示すごと
く、両側がテーパ状となつている連結ピン29を
用いることが行なわれている。この場合、コンク
リート製品Cには連結ピンを嵌入するための孔が
設けられが、下部孔25は水平に設けられるのに
対し、上部孔24は斜面30に対して直角に、す
なわち水平方向に対して傾けて設けられる。
このような孔を形成するには、型枠内面から截
頭円錐形状の突起を突出させておくが、突起が型
枠の脱型方向に対して傾いている場合は、脱型に
先立つて突起を取り外さなければならない。
第4図はコンクリート製品Cの型枠を示す略断
面図で、ヒンジ28により側板27を倒して脱型
する場合、下方の突起26は脱型方向(矢印A方
向)と一致するのに対し、上方の突起は一致しな
い。そこで、上方の突起は、型枠外面に溶接固定
したナツト20にボルト21の雄ねじ部23を螺
着し、先端部22を型枠内面に突出させることに
より形成し、脱型に先立つてボルト21を取り外
すのである。
第7図は壁パネル31の連結部の断面図で、貫
通孔32にボルト33を通して締め付けることに
より2枚の壁パネルを連結している。
第6図は壁パネル31の型枠の部分断面図であ
る。ヒンジ39により側板38を倒して脱型する
場合、ヒンジ39と貫通孔の距離hが短い割に貫
通孔の長さが長くまた貫通孔のテーパも小さいの
で、やはり脱型に先だつて貫通孔を形成するため
の突起を取外さなければならない。そこでこの突
起は、型枠外面に溶接固定したナツト34にボル
ト35の雄ねじ部36を螺着し、先端部37を型
枠内面に突出させることにより形成する。
考案が解決しようとする問題点 上記のごときコンクリート製品の孔を形成する
型枠構造は、型枠の脱型または組立の度にボルト
をインパクトレンチ等で回転させて脱着すること
が煩雑で作業能率が悪く、また漏れ出したコンク
リートがボルトやナツトのねじ部分に付着して該
部が傷みやすいという問題があつた。
本考案は、このような従来の問題点を解消し、
型枠の脱型、組立の際の作業能率に優れ、コンク
リート漏れの影響も少ないコンクリート製品の孔
を形成する型枠構造を提供するものである。
考案の構成 問題点を解決するための手段 本考案は、型枠外面に固定され、後部が前部に
比較してソケツト状に増径した筒状を成し、後部
内に吸着固定されたリング状磁石を有する雌部材
に、頭部を截頭円錐形状に形成し尾部に逆ハンマ
ーとの係合手段を有するフランジ板を一体形成し
た雄部材を嵌入して頭部を型枠内部に突出させ、
フランジ板に作用する磁石の吸着力で雄部材を雌
部材に固定することを特徴とするコンクリート製
品の孔を形成する型枠構造である。
作 用 本考案は、型枠外面に固定した筒状の雌部材に
雄部材を嵌入し、その頭部を型枠内部に突出さ
せ、雌部材後部内に吸着固定させたリング状磁石
の吸着力を雄部材のフランジ板に作用させて雄部
材を固定するものであるから、雄部材の着脱は極
めて簡単である。すなわち、装着する場合は雄部
材を雌部材に嵌入させれば、それだけ磁石の吸着
力により固定され、取り外す場合は、フランジ板
に逆ハンマーを係合して引き抜くから、ボルトを
回転させる手間が不用であり、ねじ部を有しない
からコンクリート漏れに対する掃除も簡単であ
る。雄部材の頭部を截頭円錐形状、すなわち先端
ほど径が小さくなるごときテーパ状としたのは、
脱型の際の雄部材の引き抜きを容易にするいわゆ
る抜け勾配を設けたものである。
磁石外周面と雌部材後部周壁内面の間に隙間
(1〜3mm程度)を形成すると共に、磁石と雄部
材のフランジ板の間に僅かな隙間(0.3〜1mm程
度)を形成すると、磁石の吸着力がフランジ板に
最も効率的に作用し、雄部材の固定が強固にな
る。
実施例 第1図は本考案構造の実施例を示す断面図、第
2図は同じく雄部材を引き抜いた状態を示す側面
図、第3図は逆ハンマーとの係合手段の他例を示
す側面図である。
第1図に示すごとく、筒状の雌部材1は、型枠
12外面に溶接により固定されている。その後部
1bは前部1aに比較してソケツト状に増径し、
内部には端面2周囲に形成した段部3内側に磁力
により吸着固定したリング状磁石8を有する。磁
石8外周面と雌部材後部周壁内面との間には2mm
の隙間9がある。雄部材4は頭部5が截頭円錐形
状に形成され、尾部にフランジ板6が一体形成さ
れ、これらの中間部はやや括れた棒状をなし、磁
石8および雌部材内周面と非接触であることによ
り磁石の吸着力を高める。11はコンクリート漏
れを防止するシールリングである。フランジ板6
外周には雌部材1後端部と係合して雄部材4を安
定させるための環状切欠6aが形成され、背面に
は環状膨出部7aを有する逆ハンマー係合部7が
一体形成されている。雄部材4は、雌部材1に嵌
入され、頭部5は型枠12内部に突出し、フラン
ジ板6は雌部材後端に接触する。このとき、磁石
8とフランジ板6の間には0.5mmの隙間10が生
じる。
雄部材4を雌部材1から取り外すには、第2図
に示すごとく、逆ハンマー13のC形頭部14を
雄部材の係合部7に係合させ、遊動錘15を後端
に打ち付ける衝撃により引き抜く。
雄部材の逆ハンマーとの係合部は、逆ハンマー
の頭部の形状に応じて種々考えられる。例えば、
第3図に示すごとく、鈎状頭部16である場合、
イに示す鈎状係合部17、ロに示す丸環状係合部
18、ハに示す穴あきプレート状係合部19等で
ある。
雄部材4を取外し、型枠12を脱型すると、コ
ンクリート面には雄部材の頭部5と相似形の孔が
形成されている。
考案の効果 本考案においては、型枠の脱型、組立に際して
雄部材の着脱を極めて簡単かつ短時間に行なうこ
とができ、また、ねじを一切有しないからコンク
リート漏れを生じても容易に清掃することが可能
である。本考案は、コンクリート製品の連結に用
いる孔のほか吊り上げに用いる孔、擁壁等の水抜
きに用いる孔、水路等の集水に用いる孔等種々の
コンクリート製品の孔の形成に用いて好適であ
り、実用的に優れるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案構造の実施例を示す断面図、第
2図は同じく雄部材を引き抜いた状態を示す側面
図、第3図は逆ハンマーとの係合手段の他例を示
す側面図、第4図は従来のテーパ孔形成部の構造
を示す断面図、第5図はコンクリート製品連結状
態を示す断面図、第6図は壁パネルの型枠の部分
断面図、第7図は壁パネルの連結部の断面図であ
る。 1……雌部材、1a……前部、1b……後部、
2……端面、3……段部、4……雄部材、5……
頭部、6……フランジ板、7……係合部、8……
磁石、9……隙間、10……隙間、11……シー
ルリング、12……型枠、13……逆ハンマー、
14……頭部、15……遊動錘、16……頭部、
17,18,19……係合部、20……ナツト、
21……ボルト、22……先端部、23……雄ね
じ部、24,25……孔、26……突起、27…
…側板、28……ヒンジ、29……連結ピン、3
0……斜面、31……壁パネル、32……貫通
孔、33……ボルト、34……ナツト、35……
ボルト、36……雄ねじ部、37……先端部、3
8……側板、39……ヒンジ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 型枠外面に固定され、後部が前部に比較して
    ソケツト状に増径した筒状を成し、後部内に吸
    着固定されたリング状磁石を有する雌部材に、
    頭部を截頭円錐形状に形成し尾部に逆ハンマー
    との係合手段を有するフランジ板を一体形成し
    た雄部材を嵌入して頭部を型枠内部に突出さ
    せ、フランジ板に作用する磁石の吸着力で雄部
    材を雌部材に固定することを特徴とするコンク
    リート製品の孔を形成する型枠構造。 (2) リング状磁石を雌部材後部端面周囲に形成し
    た段部内に吸着固定させることにより磁石外周
    面と雌部材後部周壁内面との間に隙間を確保す
    ると共に、雄部材フランジ板が雌部材後端に接
    して完全に嵌入された状態においてフランジ板
    と磁石の間に僅かな隙間を形成した実用新案登
    録請求の範囲第1項のコンクリート製品の孔を
    形成する型枠構造。
JP17827586U 1986-04-30 1986-11-21 Expired JPH03324Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17827586U JPH03324Y2 (ja) 1986-04-30 1986-11-21

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6403986 1986-04-30
JP17827586U JPH03324Y2 (ja) 1986-04-30 1986-11-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6375305U JPS6375305U (ja) 1988-05-19
JPH03324Y2 true JPH03324Y2 (ja) 1991-01-09

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ID=33161331

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JP17827586U Expired JPH03324Y2 (ja) 1986-04-30 1986-11-21

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JP7044610B2 (ja) * 2018-04-04 2022-03-30 積水化学工業株式会社 既設管の更生用支保装置

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JPS6375305U (ja) 1988-05-19

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