JP2538186Y2 - マンホールにおける足掛金具取付孔成型用の抜型具 - Google Patents
マンホールにおける足掛金具取付孔成型用の抜型具Info
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- JP2538186Y2 JP2538186Y2 JP2033091U JP2033091U JP2538186Y2 JP 2538186 Y2 JP2538186 Y2 JP 2538186Y2 JP 2033091 U JP2033091 U JP 2033091U JP 2033091 U JP2033091 U JP 2033091U JP 2538186 Y2 JP2538186 Y2 JP 2538186Y2
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- removal tool
- manhole
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- Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
- Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、マンホールにおける足
掛金具取付孔成型用の抜型具に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】マンホールには、その周壁内側に作業員
の昇降にあたって使用する足掛金具を取付けるようにし
ている。マンホールは一般にコンクリート製のものが用
いられているが、このマンホールへの足掛金具の取付け
は、例えば実開昭59−47749 号公報に記載されているよ
うに、後付式のものが主流をなしている。 【０００３】後付式によるものは、従来、図４に示すよ
うに、マンホールの成型用型枠７の所要個所に、足掛金
具の取付孔を形成するための、段付円柱状の鉄製の抜型
具15をボルト10により着脱自在に装着し、マンホール11
の遠心力コンクリート成型後、抜型具15を型枠７に装着
のまま、ジャッキボルトなどを用いて脱型するようにし
ている。 【０００４】 【考案が解決しようとする課題】上記従来の型枠によれ
ば、その脱型にあたっては、型枠には鉄製の抜型具が装
着されているので、型枠を均等に脱型する必要があり、
その作業が面倒で熟練を要するものである。また、抜型
具はその通り芯が脱型方向と正しく平行に装着されてい
なければならず、高い精度が要求されるとともに、抜型
具が均等及び平行に脱型できない場合、製品が破損また
は部分欠損等の不良品が発生することになる。更に、脱
型時にはかなりの力が加わるため、型枠に変形や歪みが
生じ易い等、多くの問題がある。 【０００５】本考案は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、型枠に装着する抜型具を、コンク
リートに装着しにくく、しかも弾性のあるものとするこ
とにより、脱型作業が容易で製品の損傷を防ぎ、同時に
抜型具の寿命向上及び生産性の向上を図ろうとするもの
である。 【０００６】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の構成について、実施例に対応する図１、図
２を参照して説明すると、本考案は、大径部３の一端に
小径部４を連設して、段付円柱状に形成した弾性型体１
の中に、その軸線に沿って、ボルト９を螺合するネジ穴
５を設けた結合金具２を、そのネジ穴５を弾性型体１の
大径部３の外端に開口して埋設したことを特徴とするも
のである。 【０００７】 【実施例】図１は本考案抜型具の一実施例を示した縦断
面図で、１は弾性型体、２は弾性型体中に埋設された結
合用の金具である。弾性型体１は、例えばスチレンブタ
ジエンゴム（ＳＢＲ）等の高弾性で耐熱、耐油性のある
材料が用いられ、断面略円形とした所要長さの大径部３
と、その一端に続いて断面略円形とした所要長さの小径
部４が連設されて、段付円柱状に形成されており、大径
部３及び小径部４の各外端はそれぞれ軸線に対して同方
向の傾斜面に形成されている。 【０００８】そして、上記弾性型体１の大径部３の中心
部内には、例えば防錆、強度及び加工性の良好な黄銅等
の金属材料を用いて形成され、軸線に沿ってボルトを螺
合するネジ穴５を設けた結合金具２が、そのネジ穴を大
径部３の外端に開口して埋設されており、結合金具２の
外端は大径部３の傾斜した外端と面一となって露出され
ている。そして、この結合金具２は、弾性型体１に対し
て回り止めとなるように、例えば外形を角形としておく
のがよく、また、抜止めとなるように、例えば外周に条
溝６，６等を設けておくのがよい。 【０００９】上記の結合金具２は、弾性型体１の成型に
あって埋設され、弾性型体１の材料は結合金具２の条溝
６，６内に食い込まれて、結合金具２の抜けを防止して
いる。 【００１０】本考案の抜型具は上記のように構成されて
おり、従来同様にマンホール成型用の型枠７に取付けて
使用される。すなわち、図２に示すように、型枠７の内
側に大径部３の外端を添接し、型枠７に設けられたボル
ト挿通孔８を通したボルト９を結合金具２のネジ穴５に
螺合して締付け固定する。 【００１１】マンホール10は上記型枠７内にコンクリー
トを注入し遠心力成型により形成される。成型後は型枠
７を撤去し、その際本考案抜型具は型枠７とともにマン
ホール10のコンクリートより抜き取られることになる。
それによって、マンホール10には図３に示すように、抜
型具の外形に応じた段付の取付孔11，11が形成されるこ
とになる。そして、それらの取付孔11，11に、コ字形に
形成した足掛金具12の外ネジを螺設した先端部を挿入し
て、ナット13を螺着した後、モルタル等14で孔埋めし、
足掛金具12を固定するのである。 【００１２】 【考案の効果】以上説明したように、本考案の抜型具
は、マンホールのコンクリートと接する外側部分を弾性
材による型体で形成したので、コンクリートとの分離性
がよく脱型しやすくなり、型枠への歪や変形の発生を防
止できるとともに、多少脱型に無理が生じたとしても、
その弾性により製品を損傷するおそれがなく、脱型作業
が簡易化されることになる。また、抜型具は、型枠に取
付けるための結合金具は、条溝を介して弾性型体に埋設
され、結合が強固であり、全体に耐久性にも優れてい
る。
掛金具取付孔成型用の抜型具に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】マンホールには、その周壁内側に作業員
の昇降にあたって使用する足掛金具を取付けるようにし
ている。マンホールは一般にコンクリート製のものが用
いられているが、このマンホールへの足掛金具の取付け
は、例えば実開昭59−47749 号公報に記載されているよ
うに、後付式のものが主流をなしている。 【０００３】後付式によるものは、従来、図４に示すよ
うに、マンホールの成型用型枠７の所要個所に、足掛金
具の取付孔を形成するための、段付円柱状の鉄製の抜型
具15をボルト10により着脱自在に装着し、マンホール11
の遠心力コンクリート成型後、抜型具15を型枠７に装着
のまま、ジャッキボルトなどを用いて脱型するようにし
ている。 【０００４】 【考案が解決しようとする課題】上記従来の型枠によれ
ば、その脱型にあたっては、型枠には鉄製の抜型具が装
着されているので、型枠を均等に脱型する必要があり、
その作業が面倒で熟練を要するものである。また、抜型
具はその通り芯が脱型方向と正しく平行に装着されてい
なければならず、高い精度が要求されるとともに、抜型
具が均等及び平行に脱型できない場合、製品が破損また
は部分欠損等の不良品が発生することになる。更に、脱
型時にはかなりの力が加わるため、型枠に変形や歪みが
生じ易い等、多くの問題がある。 【０００５】本考案は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、型枠に装着する抜型具を、コンク
リートに装着しにくく、しかも弾性のあるものとするこ
とにより、脱型作業が容易で製品の損傷を防ぎ、同時に
抜型具の寿命向上及び生産性の向上を図ろうとするもの
である。 【０００６】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の構成について、実施例に対応する図１、図
２を参照して説明すると、本考案は、大径部３の一端に
小径部４を連設して、段付円柱状に形成した弾性型体１
の中に、その軸線に沿って、ボルト９を螺合するネジ穴
５を設けた結合金具２を、そのネジ穴５を弾性型体１の
大径部３の外端に開口して埋設したことを特徴とするも
のである。 【０００７】 【実施例】図１は本考案抜型具の一実施例を示した縦断
面図で、１は弾性型体、２は弾性型体中に埋設された結
合用の金具である。弾性型体１は、例えばスチレンブタ
ジエンゴム（ＳＢＲ）等の高弾性で耐熱、耐油性のある
材料が用いられ、断面略円形とした所要長さの大径部３
と、その一端に続いて断面略円形とした所要長さの小径
部４が連設されて、段付円柱状に形成されており、大径
部３及び小径部４の各外端はそれぞれ軸線に対して同方
向の傾斜面に形成されている。 【０００８】そして、上記弾性型体１の大径部３の中心
部内には、例えば防錆、強度及び加工性の良好な黄銅等
の金属材料を用いて形成され、軸線に沿ってボルトを螺
合するネジ穴５を設けた結合金具２が、そのネジ穴を大
径部３の外端に開口して埋設されており、結合金具２の
外端は大径部３の傾斜した外端と面一となって露出され
ている。そして、この結合金具２は、弾性型体１に対し
て回り止めとなるように、例えば外形を角形としておく
のがよく、また、抜止めとなるように、例えば外周に条
溝６，６等を設けておくのがよい。 【０００９】上記の結合金具２は、弾性型体１の成型に
あって埋設され、弾性型体１の材料は結合金具２の条溝
６，６内に食い込まれて、結合金具２の抜けを防止して
いる。 【００１０】本考案の抜型具は上記のように構成されて
おり、従来同様にマンホール成型用の型枠７に取付けて
使用される。すなわち、図２に示すように、型枠７の内
側に大径部３の外端を添接し、型枠７に設けられたボル
ト挿通孔８を通したボルト９を結合金具２のネジ穴５に
螺合して締付け固定する。 【００１１】マンホール10は上記型枠７内にコンクリー
トを注入し遠心力成型により形成される。成型後は型枠
７を撤去し、その際本考案抜型具は型枠７とともにマン
ホール10のコンクリートより抜き取られることになる。
それによって、マンホール10には図３に示すように、抜
型具の外形に応じた段付の取付孔11，11が形成されるこ
とになる。そして、それらの取付孔11，11に、コ字形に
形成した足掛金具12の外ネジを螺設した先端部を挿入し
て、ナット13を螺着した後、モルタル等14で孔埋めし、
足掛金具12を固定するのである。 【００１２】 【考案の効果】以上説明したように、本考案の抜型具
は、マンホールのコンクリートと接する外側部分を弾性
材による型体で形成したので、コンクリートとの分離性
がよく脱型しやすくなり、型枠への歪や変形の発生を防
止できるとともに、多少脱型に無理が生じたとしても、
その弾性により製品を損傷するおそれがなく、脱型作業
が簡易化されることになる。また、抜型具は、型枠に取
付けるための結合金具は、条溝を介して弾性型体に埋設
され、結合が強固であり、全体に耐久性にも優れてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案抜型具の一実施例を示す縦断面図であ
る。 【図２】型枠に抜型具を取付けた状態を示す断面図であ
る。 【図３】マンホールに足掛金具を取付けた状態を示す横
断面図である。 【図４】従来の抜型具の型枠への取付状態を示す断面図
である。 【符号の説明】 １ 弾性型体 ２ 結合金具 ３ 大径部 ４ 小径部 ５ ネジ穴 ６ 条溝 ７ 型枠 ９ ボルト 10 マンホール 11 取付孔 12 足掛金具
る。 【図２】型枠に抜型具を取付けた状態を示す断面図であ
る。 【図３】マンホールに足掛金具を取付けた状態を示す横
断面図である。 【図４】従来の抜型具の型枠への取付状態を示す断面図
である。 【符号の説明】 １ 弾性型体 ２ 結合金具 ３ 大径部 ４ 小径部 ５ ネジ穴 ６ 条溝 ７ 型枠 ９ ボルト 10 マンホール 11 取付孔 12 足掛金具
Claims (1)
- (57)【実用新案登録請求の範囲】 大径部の一端に小径部を連設して、段付円柱状に形成し
た弾性型体の中に、その軸線に沿って、ボルトを螺合す
るネジ穴を設けた結合金具を、そのネジ穴を弾性型体の
大径部の外端に開口して埋設したことを特徴とする、マ
ンホールにおける足掛金具取付孔成型用の抜型具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2033091U JP2538186Y2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | マンホールにおける足掛金具取付孔成型用の抜型具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2033091U JP2538186Y2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | マンホールにおける足掛金具取付孔成型用の抜型具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04109107U JPH04109107U (ja) | 1992-09-21 |
| JP2538186Y2 true JP2538186Y2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=31906431
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2033091U Expired - Lifetime JP2538186Y2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | マンホールにおける足掛金具取付孔成型用の抜型具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2538186Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-08 JP JP2033091U patent/JP2538186Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04109107U (ja) | 1992-09-21 |
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