JPH0332464Y2 - - Google Patents

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JPH0332464Y2
JPH0332464Y2 JP1985014072U JP1407285U JPH0332464Y2 JP H0332464 Y2 JPH0332464 Y2 JP H0332464Y2 JP 1985014072 U JP1985014072 U JP 1985014072U JP 1407285 U JP1407285 U JP 1407285U JP H0332464 Y2 JPH0332464 Y2 JP H0332464Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、荷物を簡便に運搬しうるハンド式の
運搬車であつて、特に階段を昇降できる運搬車に
関する。
(従来の技術) 従来、階段を昇降できる運搬車としては、特公
昭48−13023号公報および特公昭48−24129号公報
等に開示されたものが知られている。
すなわち、前記両者は、第10図に示すように
把手部31および荷受台32を有する側面形状L
字型の車体33の下方位置に主輪34を回転自在
に設けるとともに、その上方位置に副輪35を回
転自在に設け、両輪34,35の車軸間距離を調
整できるように構成されている。
そして、階段を昇る場合には主輪34と副輪3
5の車軸間距離を調整し、副輪35を支点にして
把手部31を押し下げつつ車体33を引き寄せ、
主輪34を一段上げ、次に、第11図に示すよう
に主輪34を支点にして把手部31を持ち上げつ
つ車体33を引き寄せ、副輪35を一段上げる。
このようにして、主輪34と副輪35を交互に一
段づつ上げて行く。
また、階段を降りる場合には主輪34と副輪3
5を交互に支点とし、前記主輪34と副輪35を
一段づつ降ろして行く。
しかしながら、前記運搬車にあつては、階段を
昇降するときには車体33が傾斜している上、把
手部31を押し下げたりするため、前記把手部3
1は階段に近接することになる。その結果、作業
者は前屈みの姿勢で運搬車を操作しなければなら
ず、運搬車の操作を極めて行い難いと云う問題が
あつた。特に、重い荷物を積載しているときに無
理な姿勢で操作を行うと極めて危険である。
また、四輪で平坦な所を走行する場合にも車体
33が傾斜しているために把手部31が地面に近
接し、運搬車の操作を行い難くなる。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、上記の問題点を解消するために創案
されたものであり、その目的は階段の昇降時等に
操作を良好かつ円滑に行える運搬車を提供するに
ある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の運搬車は、垂直なフレームと、フレー
ムの下方位置に設けられた水平な荷受台と、フレ
ームの後側下方位置に回転自在に設けられた主輪
と、主輪の上方位置でフレームの後側に回転自在
且つ変位可能に設けられた副輪と、略逆U字型を
呈すると共にその両端部がフレームの上端部に枢
着され、フレームの後側へ折り畳まれた状態とな
る折り畳み位置からフレームの前側へ傾斜した状
態となる前方傾斜位置へ回動自在な把手部と、フ
レームと把手部との間に設けられ、前記把手部
を、フレームの後側へ折り畳まれた状態となる折
り畳み位置とフレームの前側へ傾斜した状態とな
る前方傾斜位置とフレームに対して一直線状にな
る垂直位置とで夫々固定しうるロツク機構とを具
備したことに特徴がある。
(作用) 上記構成の運搬車は、階段を昇降する場合には
把手部をフレームの前側へ傾斜させてロツク機構
により固定し、その後、把手部を操作して主輪と
副輪を交互に支点とし、前記主輪と副輪を交互に
一段づつ上げたりあるいは降ろしたりする。この
とき、把手部をフレームの前側へ傾斜させている
ため、把手部は階段からかなり離間し、作業者は
操作が極めて行い易くなる。
また、四輪で平坦な所を走行する場合にも把手
部をフレームの前側へ傾斜させる。こうすること
により、把手部が地面から離間し、運搬車の操作
を行い易くなる。
さらに、把手部を後側へ折り畳み、この位置で
固定した場合には運搬車自身の背丈が低くなり、
小型の荷物を運搬するのに好都合となる。
しかも、把手部が折り畳み位置から前方傾斜位
置へ回動自在となつているため、荷受台に荷物を
積載した状態でも、把手部を自由に回動させて位
置を変えることができ、至極便利である。
加えて、把手部をロツク機構によつて折り畳み
位置、垂直位置及び前側傾斜位置の何れかに確実
に固定することができるので、極めて好都合であ
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図及び第2図は本考案の実施例を示す運搬
車の側面図及び背面図であつて、1はフレーム、
2は荷受台、3は主輪、4は副輪、5は把手部、
6はロツク機構である。
フレーム1は、左右のサイドフレーム7と、こ
れらを連結する横材8と、横材8を連結する縦材
9とから成る。
荷受台2は、パイプを枠組して構成されてお
り、フレーム1の下方位置に水平位置から垂直位
置に亘つて回動自在に設けられている。すなわ
ち、荷受台2は、第3図に示すようにフレーム1
の下方後側に固着された管状の軸受体10に主輪
11を架設し、前記主輪11にその基端部を外嵌
することにより、回動自在となる。
なお、荷受台2は、最下方の横材8に当合して
下方への回動が阻止され、上方へ回動したときに
はその先端が縦材9に嵌合されて格納状態とな
る。
主輪3は、フレーム1の後側下方位置に回転自
在に設けられており、本実施例では主輪11の両
端に回転自在に取付けられている。
副輪4は、主輪3の上方位置でフレーム1の後
側に回転自在且つ変位可能に設けられており、本
実施例では後部支持体12に架設した副軸13に
副輪4を回転自在に取付け、前記後部支持体12
をフレーム1に固着した前部支持部14に俯仰自
在に取付けている。
具体的には、前部支持体14は、断面形状を呈
し、その一端が横材8に固着されている。また、
後部支持体12は、角筒形状を呈しており、これ
を前部支持体14に内嵌して両支持体12,14
の側壁に固定軸15を貫設することにより、前部
支持体14に対して俯仰自在となる。さらに、両
支持体12,14間には後部支持体12を所定の
位置つまり水平位置、垂直位置並びに下方傾斜位
置で固定しうるロツク機構16が設けられてい
る。このロツク機構16は、第4図及び第5図に
示すように前部支持体14の側壁の端縁に形成さ
れた切欠17と、後部支持体12の側壁に貫設さ
れてその両端が切欠17に係合されるロツクピン
18と、固定軸15とロツクピン18との間に介
設された引張スプリング19と、後部支持体12
の側壁に穿設されて固定軸15が貫通された長孔
20等から成る。
そして、後部支持体12は、これを引張スプリ
ング19の付勢力に抗して引張ると、ロツクピン
18が切欠17から外れて回動可能となる。な
お、後部支持体12を水平位置から下方傾斜位置
へあるいはこの逆へすることにより、副輪4が上
下方向へ変位し、主輪3と副輪4の車軸間距離が
調整されることになる。また、後部支持体12を
垂直位置にすると、格納状態になる。
前記副輪4には自由切換逆転阻止装置が設けら
れており、本実施例においては自転車に汎用され
るラチエツト式逆転止めギヤ21等が使用されて
いる。この副輪4は、後部支持体12に回動可能
に取付けた切換えレバー22のピン23を逆転止
めギヤ21に係止したときには運搬車を後方へ引
き寄せる方向のみに回転し、ピン23を外せば前
後回転自由となる。これらの構造は従来から公知
である。
一方、把手部5は、パイプを略逆U字型に折り
曲げて形成されており、フレーム1の上端部に枢
着されてフレーム1の後側へ折り畳まれた状態と
なる折り畳み位置からフレーム1の前側へ傾斜し
た状態となる前方傾斜位置とに亘つて回動自在と
なつている。すなわち、本実施例においては、把
手部5の下端部に上部ブラケツト24を固着し、
フレーム1の上端部に下部ブラケツト25を固着
し、両ブラケツト24,25に軸26を貫設する
ことにより、把手部5はフレーム1に対して回動
自在となる。
また、把手部5とフレーム1の間には把手部5
を所定の位置、つまり前方傾斜位置(第1図一点
鎖線位置)、折り畳み位置(第1図二点鎖線位置)
ならびにフレーム1と一直線状になる垂直位置
(第1図実線位置)でそれぞれ固定しうるロツク
機構6が設けられている。このロツク機構6は、
第6図及び第7図に示すように下部ブラケツト2
5の周縁に形成された複数の切欠27と、上部ブ
ラケツト24に穿設されてその一部が各切欠27
と合致しうる長孔28と、長孔28に挿通されて
その両端部が切欠27に係合されるロツク棒29
と、ロツク棒29と軸26との間に介設された引
張スプリング30等から構成されている。
そして、把手部5は、ロツク棒29を引張スプ
リング30の付勢力に抗して軸26から離間させ
ると、ロツク棒29の両端部が切欠27から外れ
て回動可能となる。
次に、運搬車の作用について説明する。
荷物を積載して階段を昇る場合には、まず、把
手部5を前方傾斜位置で固定するとともに、逆転
阻止装置を作動させて副輪4を逆転不能にする。
次に、主輪3と副輪4を交互に支点とし、前記主
輪3と副輪4を交互に一段づつ上げて行く。階段
を降りる場合にも把手部5を前方傾斜位置で固定
するとともに、副輪4を逆転不能にし、主輪3と
副輪4を交互に支点とし、前記主輪3と副輪4を
交互に一段づつ降ろして行く。
また、四輪で平坦な所を走行する場合にも、第
9図に示すように把手部5を前方傾斜位置で固定
して操作を行う。
このように、把手部5を前方傾斜位置にする
と、前記把手部5が階段あるいは地面からかなり
離間し、作業者は操作を行い易くなる。
一方、背丈の高い荷物を運搬する場合には把手
部5をフレーム1と一直線状になる位置で固定し
て運搬車自身の背丈を高くする。
また、背丈の低い荷物を運搬する場合には把手
部5を折り畳み位置で固定して運搬車自体の背丈
を低くする。
なお、把手部5を固定するためのロツク機構6
は、上記実施例のものに限定されるものではな
く、前記把手部5を所定の位置で固定できれば、
その構造及び形状は任意である。
また、荷受台2、主輪3ならびに主輪4をそれ
ぞれフレーム1へ取付ける構造も、上記実施例の
ものに限定されるものではなく、適宜に設計変更
し得るものである。
さらに、上記実施例においては、副輪4のみに
逆転阻止装置を設けたが、他の実施例において
は、主輪3にも逆転阻止装置を設けても良い。
(考案の効果) 上述の通り、本考案の運搬車は、フレームの上
端部に把手部を折り畳み位置から前方傾斜位置に
亘つて回動自在に枢着し、把手部を所定の位置で
固定しうるロツク機構を設けたため、把手部を前
方傾斜位置で固定すると、階段を昇降したりある
いは四輪で平坦な所を走行する場合には把手部が
階段や地面からからり離間することになる。その
結果、作業者は前屈みになつて把手部を掴むこと
もなく、運搬車の操作を良好かつ円滑に行える。
また、把手部をフレームと一直線状になる位置
で固定すると、運搬車自身の背丈が高くなり、背
丈の高い受物を運搬するのに好都合である。
さらに、把手部を折り畳み位置で固定すると、
運搬車自身の背丈が低くなり、背丈の低い荷物を
運搬するのに好都合である。
しかも、把手部を前方傾斜位置や折り畳み位置
で固定すると、運搬車の背丈が低くなり、団地の
建物のように階段の途中に狭い踊場がある場合で
も把手部が壁面に当合することがなく運搬車を引
き寄せることができ、運搬車を極めて良好に階段
から踊場、あるいはこの逆に昇降することができ
る。
加えて、把手部が折り畳み位置から前方傾斜位
置へ回動自在となつて居り、且つ把手部をロツク
機構によつて折り畳み位置、垂直位置及び前方傾
斜位置の何れかに固定することができるため、荷
受台に荷物を積載した状態でも、把手部を自由に
回動させてその位置を変えることができるうえ、
把手部も所定の位置へ確実に固定することができ
る。
また、副輪を、主輪の上方位置でフレームの後
側に回転自在且つ変位可能に設け、副輪を変位さ
せることによつて主輪と副輪の車軸間距離を調整
できるようにしているため、荷受台に荷物を積載
した状態でも、運搬車を起立状態にすれば、副輪
を自由に変位させて車軸距離を調整することがで
きるので、至極便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す運搬車の側面
図、第2図は同じく背面図、第3図は第2図の
−線拡大断面図、第4図は第1図の−線拡
大断面図、第5図は第4図の−線断面図、第
6図は第2図の−線拡大断面図、第7図は第
6図の−線断面図、第8図は階段を昇降する
場合の運搬車の概略側面図、第9図は四輪で平坦
な所を走行する場合の運搬車の概略側面図、第1
0図及び第11図は従来の運搬車の階段での操作
要領を示す概略側面図である。 1はフレーム、2は荷受台、3は主輪、4は副
輪、5は把手部、6はロツク機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 垂直なフレーム1と、フレーム1の下方位置に
    設けられた水平な荷受台2と、フレーム1の後側
    下方位置に回転自在に設けられた主輪3と、主輪
    3の上方位置でフレーム1の後側に回転自在且つ
    変位可能に設けられた副輪4と、略逆U字型を呈
    すると共にその両端部がフレーム1の上端部に枢
    着され、フレーム1の後側へ折り畳まれた状態と
    なる折り畳み位置からフレーム1の前側へ傾斜し
    た状態となる前方傾斜位置へ回動自在な把手部5
    と、フレーム1と把手部5との間に設けられ、前
    記把手部5を、フレーム1の後側へ折り畳まれた
    状態となる折り畳み位置とフレーム1の前側へ傾
    斜した状態となる前方傾斜位置とフレーム1に対
    して一直線状になる垂直位置とで夫々固定しうる
    ロツク機構6とを具備したことを特徴とする運搬
    車。
JP1985014072U 1985-02-01 1985-02-01 Expired JPH0332464Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985014072U JPH0332464Y2 (ja) 1985-02-01 1985-02-01

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JP1985014072U JPH0332464Y2 (ja) 1985-02-01 1985-02-01

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Publication Number Publication Date
JPS61129667U JPS61129667U (ja) 1986-08-14
JPH0332464Y2 true JPH0332464Y2 (ja) 1991-07-10

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ID=30498660

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JP1985014072U Expired JPH0332464Y2 (ja) 1985-02-01 1985-02-01

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2808523B2 (ja) * 1994-09-13 1998-10-08 株式会社岡村製作所 ショッピングカートのハンドル装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5667665A (en) * 1979-11-09 1981-06-06 Kabo Ag Handcart which can asend on stair

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4989848U (ja) * 1972-11-24 1974-08-03

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JPS5667665A (en) * 1979-11-09 1981-06-06 Kabo Ag Handcart which can asend on stair

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JPS61129667U (ja) 1986-08-14

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