JPH0331489A - 表面処理工程の水洗方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金属表面の前処理方法とりわけ節水式の表面処
理方法に関する。

〔従来の技術〕

金属製品等に塗装などを行うに際しては、素地面を化学
的に脱脂、化成あるいはクロム酸、りん酸等で処理する
ことが行われる。

この金属表面処理は、処理物を薬液処理部で処理し、次
いで次段以降の洗浄部で薬液を洗い落とす手段が汎用さ
れている。

ｃ本発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、従来の表面処理方法では、各水洗槽への
薬液の持込みが増加して洗浄効果が低下するのを防止す
る方法として、各水洗槽の最終槽に新鮮水を単に給水し
て順次前送りするか、処理物にスプレーして付着水の洗
浄を兼ねながら給水を行い、順次前送りする方法がとら
れている。

これら給水された水洗水は余剰水となって、第１段の水
洗部でオーバーフローされ、排水となって工程外へ排出
される。

これら従来の方法では、余剰水が洗浄槽へ戻されろ為、
洗浄槽の汚染度が高くなり、汚染度を低く押さえる為に
給水量も多量に必要になっている。

〔問題点を解決するための手段３ 本発明は、前記のような従来技術の欠点を解消しようと
するもので、その目的とするところは薬液の付着した処
理物を効率よく洗浄し、しかも洗浄部の洗浄水の汚染度
を充分に低（維持し１、極めて少量の新鮮水の補給で済
む様にすることにある。

上記目的を達成するため、本発明は薬液を含む処理部で
表面処理を行った処理物を処理部から次段の洗浄部に移
送する際に通過する液切り部にて、処理物に付着した薬
液を新鮮水でスプレー洗浄し、スプレー洗浄後の汚染水
は薬液槽や洗浄槽へ戻すことなく、液切り部から排水す
るようにしたものである。

〔作用〕

上記構成により、処理物は薬液部にて表面処理された後
、液切り部に移送されてスプレー洗浄され、スプレー洗
浄された洗浄水は排水される。処理物はスプレー洗浄さ
れた後、次段以降の洗浄部へ移送され更に充分に洗浄さ
れるが、洗浄部にて洗浄される時には処理物に付着して
いる汚染水は、液切ゆ部でスプレー洗浄されて充分＋と
薄められているので、洗浄槽の汚染の′ＭＭが極めて低
くなる。

これにより洗浄槽への給水を低減させ、効果的に節水し
ながら汚染度管理が維持できる。

〔実施例〕

次に本発明を添付図面にもとずいて具体的に説明する。

第１図は本発明を金属塗装前処理工程に適用した実施例
を示すもので、２Ａは入口部、２Ｂは予備脱脂部、２Ｄ
は本脱脂部、２Ｆは洗浄部、２Ｈは化成処理部、２Ｊは
洗浄部、２には出口部、Ｑは処理物である。

前記、入口部２Ａから出口部２にはトンネル状のブース
として構成され、本実施例では処理物送入側から入口部
２Ａ、予備脱脂ゾーン２Ｂ、トレンソーンｚｃ、本ｔｅ
脂ゾーン２Ｄ、　ドレンゾーン２Ｅ、第１洗浄ゾーン２
Ｆ、ドレンゾーン２Ｇ、化成ゾーン２Ｈ，ドレンゾーン
２■、第２洗浄ゾーン２Ｊ、処理物出口部２Ｋが分割形
成され、予備脱脂ゾーン２Ｂから第２洗浄ゾーン２Ｊま
での各ゾーンの間には、仕切り板ＩＵ〜ＩＯＵが設けら
れている。

前記予備脱脂ゾーン２Ｂから第２洗浄ゾーン２Ｊの薬液
処理ゾーンならびに洗浄ゾーンには、それぞれスプレー
ノズル５Ｂ、５Ｄ１５Ｆ、５Ｈ１５Ｊが配設されると共
に下部にはポンプ３Ｂ、３Ｄ１３Ｆ、３Ｈ，３Ｊ、　と
送り管４Ｂ１４Ｄ、４Ｆ、４Ｈ１４Ｊを介して前記スプ
レーノズル５Ｂ〜５Ｊと接続する液槽ＩＢ〜１・Ｊが設
けられている。

又、ドレンゾーン２Ｅ、２Ｇ１２　Ｉ、２Ｋには断水送
り管６Ｅ、６Ｇ、６　Ｉ、６Ｋが配設されミストスプレ
ーノズル９Ｅ、９Ｇ、’１１１，９Ｋに連結されている
。

ミストスプレーは流量調′ＭＩ器７Ｅ、７Ｇ、７１７Ｋ
により流量を調整してスプレーされる。

ドレンゾーン２Ｅ、２１には排水孔８Ｅ、８１が設けら
れている。

Ｒは処理物搬送用のコンベアである。

上記構成の金属塗装前処理工程により、金属製品の連続
脱胞〜化成処理を行った。

処理物は表面積４．３６ｍ’のロッカー　４０台／時間
および表面！ｌＩＯ，６４ｍ”の棚板１００枚／時間の
割合で処理した。

１Ｂ、ＩＤにはアルカリ脱脂剤（全アルカリ汚染度換算
で１８０ｍｊ）　　Ｉ　Ｈにはりん耐亜鉛系化成剤（全
階汚染度換算で１８０ｍｊ　ｌ　を用い９Ｅ１９１への
新鮮水のスプレー給水量をおのおの２４０４７時間とし
てそれぞれ８Ｅ、８Ｉより排水し９Ｇ、９にへの新鮮水
のスプレー給水量をおのおの４３０１７時間、１７３（
１７時間として、それ粉氷 ぞれ前段へスプレーによる　−　　　　−を行い８Ｅ、
８Ｉより排水しながら操業をおこなった。

以上の操業の結果ＩＦにおけろ全アルカリ汚染度は２−
で一定となり、ＩＪにおけろ全耐汚染度は０．５−で一
定となった。

〔比較例〕

次に９Ｅ、９Ｉへの新鮮水のスプレー給水を止め、９Ｇ
、９にへの新鮮水のスプレー給水量をそれぞれ２１８０
１　／時間、８８４０１　／時間とした以外は同一の操
業条件で処理を行った。

以上の操業の結果、ＩＦにおけろ全アルカリ汚染度は２
ｄで一定となり、ＩＪにおける全酸汚染塵はＯ，Ｓ−で
一定となった。

〔発明の効果〕

実施例における洗浄部ＩＦ、ＩＪの洗浄水の汚染度は比
較例の新鮮水の給水量の約１７４であるにも関わらず同
等になり、良好な水質が維持できた。

又、新鮮水の給水量を１７４程度に減らすことができた
ため、排水処理の負担軽減にもなるという優れた効果が
得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施しｔコりん酸系皮膜化成処理ライ
ンの縦断側面図、ＩＢ〜ＩＪ　・薬液または洗浄水タン
ク、ＩＵ〜ＩＯＵ　　仕切板、２八〜２Ｋ・・処理液通
過ゾーン、３Ｂ〜３Ｊ・ポンプ４Ｂ〜４Ｊ・・送り管、
５Ｂ〜５ノ　・スプレーノズル、６Ｅ〜６に−・・新鮮
水送り管、７Ｅ〜７に流ＪＩＦｌ整器、８Ｅ１８１　　
・排水孔、９Ｅ〜９Ｋ　ミストスプレーノズル、Ｑ・処
理物、Ｒ・・フンベア

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. トンネル状ブース内に処理物を導入して薬液を含む処理
   液で表面処理を行った後、処理物を順次、次段の洗浄ゾ
   ーン以降へ移送して洗浄等を行う表面処理方法において
   、処理物を薬液ゾーンから次段の洗浄ゾーンの巾間位置
   にて新鮮水によるスプレー洗浄を行い、スプレー洗浄し
   た洗浄水を循環使用せずに排水することを特徴とする表
   面処理工程の水洗方法。