JPH0330741Y2 - - Google Patents

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JPH0330741Y2
JPH0330741Y2 JP5818786U JP5818786U JPH0330741Y2 JP H0330741 Y2 JPH0330741 Y2 JP H0330741Y2 JP 5818786 U JP5818786 U JP 5818786U JP 5818786 U JP5818786 U JP 5818786U JP H0330741 Y2 JPH0330741 Y2 JP H0330741Y2
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JP
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protective grille
protective
decorative
outdoor unit
grille
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、空気調和装置の室外機において、熱
交換器の外面が防護グリルで覆われているものに
関する。
(従来の技術) 空気調和装置の室外機において、熱交換器の放
熱用フインの変形や、シート体の吸い込み防止等
のために、熱交換器の外面を網体や有孔板、ある
いは格子体状の保護グリルで覆うことが従来から
行われている。例えば実開昭59−71069号公報の
室外機は、こうしたもののひとつである。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、空気調和装置の能力を増加するにつ
いて、室外機の熱交換器を上下二段に重ねて配置
し、据付面積を増加することなく空気調和能力を
増強する場合がある。例えば、建物と建物の隣接
空間を利用して室外機を設置するような場合に、
こうした要請が強い。このような室外機におい
て、熱交換器の外面を防護グリルで覆う場合、防
護グリル自体の剛性が問題となる。熱交換器を二
段に重ねることにより、防護グリルの上下寸法が
大きくなるが、この場合、その周囲を強固に固定
したとしても、中央部付近が撓み変形して、放熱
フインに当接するおそれが生じるためである。と
くに、防護グリルが線材を素材にして格子構造に
形成されるものでは、グリルの開口度が他に比べ
て大きいため剛性が不足し勝ちとなる。
(考案の目的) 本考案は上記に鑑み提案されたものであつて、
熱交換器の二段重ねに伴つて用意される部材の多
機能化を図ることにより、低コストで防護グリル
の剛性を向上すること、および室外機の外観品位
の向上を実現することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) すなわち、第1図に示すように、室外機1の熱
交換器5A,5Bは、防護グリル7越しに見透す
ことができる。そのため、熱交換器5A,5Bを
上下二段に重ねると、両者の隣接線Lも外部から
明瞭に見えてしまい、販売、施工等の業者やユー
ザーに違和感を与え、その外観上の品位が損われ
てしまう。
この考案では、熱交換器5A,5Bの隣接線L
の外面を化粧用棧14で覆つて、外観上の品位が
損われるのを防止するとともに、この化粧用棧1
4を防護グリル7の補強に利用することにより、
その剛性の向上を実現する。
具体的には、例えば比較的幅広の金属板材で化
粧用棧14を形成し、これを防護グリル7の金属
線材8にスポツト溶接等により固定する。そし
て、化粧用棧14の左右両端と防護グリル7の周
縁複数個所をビス13,16等で機体ケース2に
固定する。防護グリル7の外形の縦横寸法比の変
更により、より高い機械的強度が必要な場合に
は、化粧用棧14の断面形をコ字形やL字形、あ
るいは補強リブが付されたΩ字形等に形成するこ
とが好ましい。
(作用) このことにより、本考案では、上下の熱交換器
5A,5Bの隣接部の外面に化粧用棧14を配置
するので、化粧用棧14で隣接線Lを遮蔽して、
外観上の違和感を解消することができる。また、
化粧用棧14を利用して防護グリル7の補強を行
うので、低コストで防護グリル7の剛性を向上で
きる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図および第3図に
基づいて説明する。
第1図において、空気調和装置の室外機1は、
矩形箱形の機体ケース2の内部に、図示していな
いが、圧縮機および送風フアンが収容されている
とともに、機体ケース2の前面および右側面にそ
れぞれ吸気用の通風口3,4が開口され、この通
風口3,4に面して横断面L字状の同形同大の熱
交換器5A,5Bが上下二段に重ねて配設されて
構成されている。そして、熱交換器5A,5Bの
放熱フイン6の変形等を防止するために、その外
面が防護グリル7,7で覆われている。
正面側の防護グリル7は、鋼製の線材8を縦横
に配列し、各線材8の交差個所を溶接することに
より格子に組んでなる。この場合の線材8の直径
は2.5m/m、防護グリル7の最大幅寸法は約60
cm、最大上下寸法は約80cmで、上下寸法が幅寸法
より大きくなつている。この防護グリル7を機体
ケース2に固定するために、横向きに配列された
最上列の線材8aの左右両端部に、該端部を上向
きに折り曲げてなる係止部9が形成されている。
また、縦方向に配列された左右両側寄りの線材8
b,8bの下端をU字形に折り曲げて取付座10
が形成されている。
側面の防護グリル7は、その最大幅寸法が約30
cmである以外は、正面側の防護グリル7と同様に
構成されており、係止部9および取付座10も同
じ要領で対応位置に形成されている。
第3図に示すように機体ケース2および該ケー
ス2を構成するコーナ枠2aの上端寄りには、前
記係止部9に対応して取付穴12が形成されてい
る。この取付穴12に係止部9を差し込み、防護
グリル7を通風口3又は通風口4に沿わせた後、
取付座10をビス13で座枠2bに止め付けるこ
とにより、正面および側面の各防護グリル7,7
が機体ケース2に固定される。
さらに、上下に重ねた熱交換器5A,5Bの隣
接線Lを遮蔽するために、この隣接部の外面に帯
板状の化粧用棧14,14が各通風口3,4の全
幅に亘つて配設されている。この化粧用棧14,
14は、正面および側面の各防護グリル7,7の
補強に利用されており、第2図に示すように、そ
れぞれの板面が縦方向に配列された線材8,8に
溶接されて、防護グリル7,7と一体化されてい
る。この固定状態において、各化粧用棧14,1
4は防護グリル7,7の上下方向の中央に位置し
ている。正面の化粧用棧14の左右両端には、ね
じ座15,15が段落ち状に形成されていて、こ
れらのねじ座15,15を機体ケース2とコーナ
枠2aとにビス16で止め付けている。同様に、
側面の化粧用枠14の前端にねじ座15を形成
し、これをコーナ枠2aにビス16で止め付けて
いる。
以上のように構成した防護グリル7,7によれ
ば、最も撓み変形しやすい上下方向中央部が、上
下の熱交換器5A,5Bの隣接線Lを遮蔽する化
粧用棧14,14で補強されるので、防護グリル
7,7の剛性、強度が向上する。また、化粧用棧
14,14を機体ケース2およびコーナ枠2aに
ビス16で固定して、防護グリル7,7の中央部
付近における内外方向の動きを拘束することによ
り、さらに剛性が向上するとともに、運転時の防
護グリル7,7の振動やビビリ音の発生を防止す
ることができる。
尚、上記の実施例では、吸気用の通風口3,4
が前面と右側面の二個所に開口されたものについ
て説明したが、通風口は機体ケース2の周面一個
所に開口されていても良いことはいうまでもな
い。また、通風口3,4は吹出口であつても良
い。
また、防護グリル7は、線材8の配列方向を例
えば斜めに変更するなどにより、あるいは非直線
状の線材8を縦横に配列することなどにより、格
子形状を種々に変更することができる。さらに、
線材8の配列密度や線径を変更して、中央部付近
の強度向上を図ることもできる。
さらに、熱交換器5A,5Bの形状変化に応じ
て、上下に細長い縦横寸法比の大きな防護グリル
7が必要とされる場合がある。こうした場合、化
粧棧14の断面形状をコ字形やL字形にして、あ
るいは板面の長手方向に補強リブ形成して、その
強度向上を図ることもできる。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案では、上下の熱
交換器5A,5Bの隣接部の外面に配置した化粧
用棧14で隣接線Lを遮蔽するとともに、この化
粧用棧14を利用して撓み変形しやすい防護グリ
ル7の中央部付近を補強し、さらに、化粧用棧1
4を機体ケース2に固定して防護グリル7の内外
方向の動きを拘束し、その剛性を向上するように
したので、隣接線Lが見えることによる違和感を
解消して外観品位を向上できると同時に、比較的
大きな面積をカバーする防護グリル7の剛性を低
コストで向上することができる。また、剛性の向
上に伴つて、運転時における防護グリル7の振動
を防止して、その機体ケース2への固定部での疲
労や振動音の発生を防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例を示して
おり、第1図は空気調和装置の室外機の正面図、
第2図は第1図におけるA−A線に沿う断面図、
第3図は第1図におけるB−B線に沿う断面図で
ある。 1……室外機、2……機体ケース、3,4……
通風口、5A,5B……熱交換器、7……防護グ
リル、8……線材、L……隣接線、14……化粧
用棧。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機体ケース2に通風口3又は4が開口され、通
    風口3又は4に面して熱交換器5A,5Bが上下
    二段に重ねて配置され、前記通風口3又は4の外
    面が防護グリル7で覆われた空気調和装置の室外
    機において、前記防護グリル7は線材8を格子に
    組んで構成され、該防護グリル7に上下の熱交換
    器5A,5Bの隣接線Lの外面を覆う化粧用棧1
    4が一体的に設けられており、該化粧用棧14の
    左右両端部と防護グリル7の周縁部複数個所とが
    機体ケース2に取り付け固定されていることを特
    徴とする空気調和装置の室外機。
JP5818786U 1986-04-17 1986-04-17 Expired JPH0330741Y2 (ja)

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JP5818786U JPH0330741Y2 (ja) 1986-04-17 1986-04-17

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JP5818786U JPH0330741Y2 (ja) 1986-04-17 1986-04-17

Publications (2)

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JPS62171832U JPS62171832U (ja) 1987-10-31
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ID=30888548

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JP5818786U Expired JPH0330741Y2 (ja) 1986-04-17 1986-04-17

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JP5402987B2 (ja) * 2011-05-20 2014-01-29 ダイキン工業株式会社 冷凍装置の室外ユニット
JP6730671B2 (ja) * 2016-05-31 2020-07-29 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機の室外機

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JPS62171832U (ja) 1987-10-31

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