JP6041136B2 - フラットファンガード及び室外ユニット - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、びびり音を抑制可能なフラットファンガード及び室外ユニットを提供することを目的とする。
空気調和装置は、室外ユニット10と室内ユニット(図示せず)とから構成されており、冷媒配管により接続された冷媒回路に冷媒を流して、冷房運転および暖房運転を行う。室外ユニット10は、室外に設置され、室外空気と熱交換して冷房運転時には冷媒を凝縮させて外気に熱を放出し、暖房運転時には冷媒を蒸発させて外気から熱を取り込むものである。なお、以下に述べる上下および左右といった方向は、室外ユニット10を設置した状態でその前面側から見た場合の方向を示している。
室外ユニット10は、図1に示すように、略直方体箱形状のユニットケース(筐体、外装体)11を備え、このユニットケース11は、前後方向に延びる一対の脚部材13,13上に架け渡されて固定される底板12と、この底板12の4隅から鉛直方向に延びる支柱14と、前面パネル15を有して構成される。
底板12上には、図2に示すように、上面視略コ字形状に屈曲されて形成された熱交換器21が配置され、この熱交換器21によってユニットケース11の背面及び左右両側面が形成されている。この熱交換器21の上部には、送風装置(軸流型送風装置)22が配置される。熱交換器21は、ユニットケース11の側面部を構成し、このユニットケース11の左側面から背面及び右側面に沿わせて配置されている。
プロペラファン24の周囲には、プロペラファン24の吸込側の空気を吹出側に案内するベルマウス25が設けられ、このベルマウス25の吹出開口25Aの上方は、図2に示すように、プロペラファン24への人体などの接触を防止するフラットファンガード40で覆われる。また、ベルマウス25の周囲には、化粧パネル27が設けられている。
また、本構成では、圧縮機は、ユニットケース11の前面側に配置され、この圧縮機の上方空間に空気調和装置を制御する制御基板などの各種電装ユニットを配設した電装箱50が配置される。このため、前面パネル15を取り外すことによって、作業者が前面側からユニットケース11内の部品のメンテナンス作業を容易に行うことができる。符号29は、圧縮機の上方、後方、及び左右側方に設けられ、圧縮機に直接雨滴がかからないようにするためのカバー板である。
図3は、フラットファンガード40を外した状態の室外ユニット10の上部を示す斜視図である。図4は、図3の室外ユニット10の上部を示す分解斜視図である。図5は、前側天面パネル部33Aを示す斜視図である。図6は、後側天面パネル部33Bを示す斜視図である。図7は、フラットファンガード40を固定した状態の室外ユニット10を示す平面図である。
ベルマウス25の後方及び左右側方は、図3及び図4に示すように、それぞれ背面パネル体31及び側面パネル体(側板)32,32によって覆われている。ベルマウス25は、ユニットケース11の短尺長さ(本実施形態では、左右方向の幅)と略同一の大きさに形成されるとともに、吹出開口25Aに側面パネル体32,32に沿う直線部25B,25Bを備えている。各パネル体31,32は、上部を内側に折り曲げて形成した上端面(外装体端面)31A,32Aを備えている。背面パネル体31及び側面パネル体32,32は、側部が支柱14に、下端が連結部材16,16に固定されている。
背面パネル体31及び側面パネル体32,32には天面パネル体(端板)33が設けられている。これらパネル体31−33は、板金製であり、ユニットケース(外装体)11を構成している。
後側天面パネル部33Bは、図6に示すように、ベルマウス25の上方に位置する天面材33B1と、天面材33B1から立設する立設面33B2と、立設面33B2から後方の背面パネル体31に延出する上端面(外装体端面)33B3とを一体に備えて構成されている。
なお、図5及び図6中、符号35は開口34に沿って上方に起き上がる切り起こし壁、符号36,37は天面材33A1,33B1上に浸入した水を排水するための水抜き箇所である。水抜き箇所37は、支柱14を避ける切り欠き部38に設けられている。
図8は、フラットファンガード40を示す正面図である。図9は、フラットファンガード40の取り付け部43を拡大して示す斜視図である。図10は、フラットファンガード40の位置決め部45を拡大して示す分解斜視図である。図11は、フラットファンガード40の位置決め部45を拡大して示す斜視図である。
また、太線材42は、外周縁部だけではなく、フラットファンガード40全体に互いに間隔を空けて設けられている。これにより、フラットファンガード40全体の強度を向上させることができる。本実施形態では、最大でも太線材42間に2本の細線材41が配置される間隔で設けられている。
位置決め部45は、両端部42Aに取り付け部43が形成された太線材42の隣の細線材41に形成されている。これにより、位置決め部45を設けた細線材41の近傍でフラットファンガード40を強固に固定できるので、位置決め部45のびびり音を防止できる。
また、位置決め部45を設けた細線材41の隣の太線材42の両端部42Aに取り付け部43を備えたため、位置決め部45を設けた細線材41の近傍でフラットファンガード40を強固に固定できるので、位置決め部45のびびり音を防止できる。
例えば、上記実施形態では、フラットファンガード40は略矩形状に形成されていたが、フラットファンガード40の形状はこれに限定されるものではない。
11 ユニットケース(筐体、外装体)
21 室外熱交換器
24 プロペラファン
30 内周縁
31−33 パネル体(外装体)
31A,32A,33A3,33B3 上端面(外装体端面)
40 フラットファンガード
40A 外周縁
41 細線材
41A 端部
42 太線材
42A 端部
43,44 取り付け部
45 位置決め部
Claims (6)
- 板金製の外装体端面に配置されるフラットファンガードであって、
ファンガードの外周縁を前記外装体端面の内周縁よりも小さく形成し、縦列、横列に複数の細線材を配列し、当該細線材の間に太線材を配列し、いずれかの太線材の両端部に前記ファンガードを前記外装体端面に取り付けるための取り付け部を備えたことを特徴とするフラットファンガード。 - 前記太線材を複数本隣同士に配列し、各太線材の端部同士を閉じて前記取り付け部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のフラットファンガード。
- いずれかの細線材の端部にファンガードの逆取り付けを防止するための位置決め部を設け、当該細線材の隣の前記太線材の両端部に前記取り付け部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のフラットファンガード。
- 前記ファンガードの外周縁部に前記太線材を複数本配列したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のフラットファンガード。
- 前記取り付け部は前記太線材の端部を曲げて形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のフラットファンガード。
- 板金製の外装体端面にフラットファンガードが配置され、フラットファンガードの奥に室外熱交換器用のプロペラファンが配置された室外ユニットであって、
フラットファンガードは、
ファンガードの外周縁が前記外装体端面の内周縁よりも小さく形成され、縦列、横列に複数の細線材を配列し、当該細線材の間に太線材を配列し、いずれかの太線材の両端部に前記ファンガードを前記外装体端面に取り付けるための取り付け部を備えたことを特徴とする室外ユニット。
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