JPH0329578Y2 - - Google Patents

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JPH0329578Y2
JPH0329578Y2 JP1986188781U JP18878186U JPH0329578Y2 JP H0329578 Y2 JPH0329578 Y2 JP H0329578Y2 JP 1986188781 U JP1986188781 U JP 1986188781U JP 18878186 U JP18878186 U JP 18878186U JP H0329578 Y2 JPH0329578 Y2 JP H0329578Y2
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JP
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air
intake port
cleaner device
air cleaner
air intake
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  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はエアクリーナ装置に関するもので、特
に自動三・四輪バギー車やモトクロス車等のオフ
ロード車に適したエアクリーナ装置に係るもので
ある。
[従来の技術] 一般に、自動三輪あるいは自動四輪のバギー車
やモトクロス車等のオフロード車は、汚水中や砂
塵の多い場所を走行し、そのためエアクリーナ装
置の汚損は著しい。
そこで、従来は、エアクリーナ装置のケース側
壁に空気吸入口を設け、その吸入された空気の流
れを略90度変更して、エレメントを通過させ、エ
ンジンへ供給するようにしている。第3図によつ
て詳しく説明すると、1はエアクリーナ装置のケ
ースで、該ケース1の側壁には空気の流れ方向に
略直交する方向に空気吸入口2が形成されてい
る。この空気吸入口2は、本図の場合紙面に直交
し、紙面の裏側に開口されている。3はエレメン
トで、上記空気吸入口2より吸入された空気は、
同図中矢印にて示すように該エレメント3の外周
にまわり込み、粉塵等が濾過されて空気供給口4
へ流入し、エンジン(図示せず)へ供給される。
上記のとおり、空気吸入口2より吸入された空気
の流れは、略90度変更されて空気供給口4へ流れ
込む。なお、同図中矢印Aは、円筒状のエレメン
ト3の手前側、即ち、紙面の表側を通過する空気
を示し、矢印Bは逆にエレメント3の裏側、即ち
紙面の裏側を通過する空気を示す。先行技術とし
て実公昭56−37087号がある。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記の如き構成の場合、空気吸入口
2より入り込んだ砂ぼこり等の粉塵あるいは汚水
等を含む空気は、粉塵、泥、水等とともにエレメ
ント3まで流れ込み、それらがエレメント3表面
に付着して濾過機能を著しく損なつていた。
そのため、エンジンへの空気供給が充分行われ
ず、出力の低下ひいてはエンジン不調という事態
を招くので、エレメント3を頻繁に洗浄する必要
があつた。
[考案の目的] 本考案は上記課題を解決すべくなされたもの
で、空気吸入口より導入される空気に含まれてい
る粉塵、汚水等を分離して、空気のみをエレメン
トに導き、清浄な空気をエンジンに供給しうるエ
アクリーナ装置を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] (1) 粉塵、汚水等を含む空気を清浄にしてエンジ
ンに供給するようにしたオフロード車用のエア
クリーナ装置である。
(2) エアクリーナ装置の空気吸入口を装置本体の
キヤツプの端部に設け、装置本体のケース内の
端部には隔壁を一体に設けて、前記空気吸入口
に連通する予備室とエレメント格納室とを区画
形成する。
(3) 前記予備室内に、平面長方形で上部が断面半
円形、下部両側が外側方に円弧状に曲成され、
一側面にリングが設けられた整流板を、その頂
部を前記空気吸入口に対向させて配すると共
に、一側面のリングを前記隔壁に貫通させてエ
レメント格納室への連通口を形成する。
(4) エレメント格納室にエレメントを格納する。
[作用] 空気吸入口より予備室に導入された粉塵、汚水
等を含む空気は、整流板の頂部に直接当つて左右
に分割拡散されて左右両側面に沿つて下降し、外
方に曲成された下部に案内されて外側下方に流れ
る。この時の空気流の慣性力により空気に含まれ
る粉塵、汚水等の大部分が吹き飛ばされて予備室
の底にたまり、空気のみが整流板の下端を回り込
んで反転し、リングによつて形成された連通口を
通過してエレメント格納室へ流入する。そして、
エレメントで濾過され清浄な空気が空気供給口へ
流入し、エンジンに供給されることとなる。
[実施例] 本考案によるエアクリーナ装置の一実施例を第
1図によつて説明すると、10はエアクリーナ装
置で、装置本体はケース11とキヤツプ12とか
ら成り、ケース11内には該ケース11と一体に
隔壁13が形成されて、該隔壁13により予備室
14とエレメント格納室15に仕切られている。
またキヤツプ12には空気吸入口16が一体に形
成され、この空気吸入口16は上記予備室14に
向けて開口されている。
17は整流板で、この整流板17は平面長方形
で、上部が断面半円形、下部両側が外側方に円弧
状に曲成されて、第2図に示すように“八”の字
の如く末広がり状に形成されており、一側面には
リング17aが設けられている。そして整流板1
7はその頂部を前記空気吸入口16に対向させて
配し、その頂部の一端を第1図に示す如くケース
11の側壁に形成された凹部18の上端に係止す
るとともに、他端に形成されたリング17aの下
部を前記隔壁13の中央部に切欠形成した凹部の
底縁に支持し、リング17aの上部をカバー12
により係止して、位置決め固定し、リング17a
にてエレメント格納室15への連通口17cを形
成している。
19はエレメントで、該エレメント19はケー
ス11の空気供給口20の基端に断面コ字形の環
状シール材21を介してクランプ22により支持
固定されて、上記エレメント格納室15内に格納
されている。23および24は排出口で、排出口
23は予備室14の底にたまつた粉塵、汚水を排
出するためのものであり、排出口24はエレメン
ト格納室15の底にたまつた水等を排出するため
のものである。25はキヤツプ12をケース11
に固着するための締付部材である。
上記の如く構成されたエアクリーナ装置におい
て、空気吸入口16より予備室14に粉塵、汚水
等を含む空気が吸入されると、その空気は整流板
17の頂部に直接当つて左右に分割拡散されて左
右両側面に沿つて下降し、外方に曲成された下部
に案内されて外側下方に流れる。この時の空気流
の慣性力により空気に含まれる粉塵、汚水等の大
部分が吹き飛ばされ、予備室14の底にたまるこ
ととなる。
そして、空気のみが第2図中白抜きの矢印の如
く、整流板17の端部17bを回り込んで反転
し、リング17aによつて形成された連通口17
cを通過して第1図に示すエレメント格納室15
へ流入する。更に、エレメント19を通過して微
細な粉塵等を濾過して清浄な空気のみが、空気供
給口20よりエンジン(図示せず)側に供給され
ることになる。
[考案の効果] 以上の説明で判るように本考案のエアクリーナ
装置によれば、空気吸入口より予備室に吸入した
空気中に含まれる粉塵、汚水等が整流板に沿つて
流れる空気流の慣性力により飛散せしめられ、空
気のみが整流板の両側下端に回り込んで反転し、
整流板の一側面のリングによつて形成された連通
口を通つてエレメント格納室に流入し、エレメン
トを通過して微細な粉塵等が濾過されて、非常に
清浄な空気のみをエンジンに供給することができ
るようになつた。従つて、エンジンの出力を低下
させることなく、常に良好な性能を発揮させるこ
とが可能となつた。またエレメントの汚損、機能
低下を抑制できて耐用期間が長くなり、エレメン
トの取替回数が減少した。
なお、本考案のエアクリーナ装置は、自動三・
四輪のバギー車あるいはモトクロス車等の粉塵、
汚水等の悪条件下において走行するオフロード車
に最適であるが、通常の自動二輪車、乗用車にお
いても適用できることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるエアクリーナ装置の実施
例を示す断面図、第2図は整流板を示す斜視図、
第3図は従来のエアクリーナ装置を示す断面図で
ある。 10……エアクリーナ装置、11……ケース、
12……キヤツプ、13……隔壁、14……予備
室、15……エレメント格納室、16……空気吸
入口、17……整流板、17a……リング、17
c……連通口、19……エレメント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 粉塵、汚水等を含む空気を清浄にしてエンジン
    に供給するエアクリーナ装置において、該エアク
    リーナ装置の空気吸入口を装置本体のキヤツプの
    端部に設け、装置本体のケース内の端部には隔壁
    を一体に設けて前記空気吸入口に連通する予備室
    とエレメント格納室とを区画形成し、前記予備室
    内に平面長方形で上部が断面半円形、下部両側が
    外側方に円弧状に曲成され、一側面にリングが設
    けられた整流板をその頂部を前記空気吸入口に対
    向させて配すると共に一側面のリングを前記隔壁
    に貫通させてエレメント格納室への連通口を形成
    し、エレメント格納室にエレメントを格納したこ
    とを特徴とするオフロード車用エアクリーナ装
    置。
JP1986188781U 1986-12-08 1986-12-08 Expired JPH0329578Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6393461U JPS6393461U (ja) 1988-06-16
JPH0329578Y2 true JPH0329578Y2 (ja) 1991-06-24

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ID=31140464

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JP5737610B2 (ja) * 2011-02-09 2015-06-17 日立工機株式会社 携帯型作業機
JP6065320B2 (ja) * 2013-03-29 2017-01-25 本田技研工業株式会社 車両用内燃機関の吸気装置
JP2021006710A (ja) * 2019-06-28 2021-01-21 いすゞ自動車株式会社 エアクリーナー装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6016771U (ja) * 1983-07-11 1985-02-04 株式会社豊田自動織機製作所 紡機スピンドルの回転クリツプ構造

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JPS6393461U (ja) 1988-06-16

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