JP2516676Y2 - エアクリーナ - Google Patents
エアクリーナInfo
- Publication number
- JP2516676Y2 JP2516676Y2 JP13674588U JP13674588U JP2516676Y2 JP 2516676 Y2 JP2516676 Y2 JP 2516676Y2 JP 13674588 U JP13674588 U JP 13674588U JP 13674588 U JP13674588 U JP 13674588U JP 2516676 Y2 JP2516676 Y2 JP 2516676Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air cleaner
- separator
- filter element
- opening
- space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動二輪車等の小型車両に搭載されたエン
ジンに供せられるエアクリーナに関するものである。
ジンに供せられるエアクリーナに関するものである。
従来技術 エアクリーナ内の空間をセパレータで複数の空間に区
分するエアクリーナは、実公昭46-16164号または実公昭
59-10382号公報に示されるように従来から存在してい
た。
分するエアクリーナは、実公昭46-16164号または実公昭
59-10382号公報に示されるように従来から存在してい
た。
前記した従来のエアクリーナでは、エアクリーナケー
スが、吸入口を備えた蓋体と、排出口を備えた本体とに
分離結合自在に2分割され、蓋体または本体にフィルタ
ーエレメントが着脱自在に装着され、該フィルターエレ
メントから排出口寄りの下流側の空間がセパレータで区
分され、該セパレータは本体およびフィルターエレメン
トで密閉されており、吸気音の消音や吸気行程後の吹返
しによるフィルターエレメントの汚損防止がこのセパレ
ータでもって遂行されるようになっていた。
スが、吸入口を備えた蓋体と、排出口を備えた本体とに
分離結合自在に2分割され、蓋体または本体にフィルタ
ーエレメントが着脱自在に装着され、該フィルターエレ
メントから排出口寄りの下流側の空間がセパレータで区
分され、該セパレータは本体およびフィルターエレメン
トで密閉されており、吸気音の消音や吸気行程後の吹返
しによるフィルターエレメントの汚損防止がこのセパレ
ータでもって遂行されるようになっていた。
解決しようとする課題 ところが、キャブレターの特性やエンジンの設定馬力
を調整する際に、エアクリーナ内の空間容積を変える必
要があるが、前記セパレータがフィルターエレメントよ
り下流側の空間にあって、エアクリーナケース本体とフ
ィルターエレメントで該セパレータが密閉されているた
め、フィルターエレメントを外さなければ、前記セパレ
ータを除去し、またはその設置を変更することが困難で
あった。
を調整する際に、エアクリーナ内の空間容積を変える必
要があるが、前記セパレータがフィルターエレメントよ
り下流側の空間にあって、エアクリーナケース本体とフ
ィルターエレメントで該セパレータが密閉されているた
め、フィルターエレメントを外さなければ、前記セパレ
ータを除去し、またはその設置を変更することが困難で
あった。
課題を解決するための手段および作用 本考案はこのような難点を克服したエアクリーナの改
良に係り、複数の空間に区分するセパレータを有するエ
アクリーナにおいて、エアクリーナの排出口を包囲する
ようにフィルターエレメントが該エアクリーナケースに
着脱自在に設けられ、前記エアクリーナケースには、前
記フィルターエレメントの周面が露出しうる開口が形成
され、前記エアクリーナケースの内面には、エアクリー
ナ内のフィルターエレメントを囲む空間と吸入口に通ず
る空間とに分割するセパレータを摺動させて着脱自在に
装着するセパレータガイド保持部が設けられ、該セパレ
ータガイド保持部に装着された前記セパレータを保持す
るとともに前記エアクリーナケース開口を密閉する蓋が
該エアクリーナケース開口に着脱自在に装着されたこと
を特徴とするものである。
良に係り、複数の空間に区分するセパレータを有するエ
アクリーナにおいて、エアクリーナの排出口を包囲する
ようにフィルターエレメントが該エアクリーナケースに
着脱自在に設けられ、前記エアクリーナケースには、前
記フィルターエレメントの周面が露出しうる開口が形成
され、前記エアクリーナケースの内面には、エアクリー
ナ内のフィルターエレメントを囲む空間と吸入口に通ず
る空間とに分割するセパレータを摺動させて着脱自在に
装着するセパレータガイド保持部が設けられ、該セパレ
ータガイド保持部に装着された前記セパレータを保持す
るとともに前記エアクリーナケース開口を密閉する蓋が
該エアクリーナケース開口に着脱自在に装着されたこと
を特徴とするものである。
本考案は、前記したように構成されているので、前記
蓋を前記エアクリーナケース開口より外した後、前記セ
パレータガイド保持部に装着されたセパレータを取外
し、または該セパレータガイド保持部にセパレータを装
着し、前記エアクリーナケース開口に前記蓋を取付ける
ことにより、キャブレターの特性やエンジンの設定馬力
の調整に対応して、エアクリーナ内の空間容積を容易に
変えることができる。
蓋を前記エアクリーナケース開口より外した後、前記セ
パレータガイド保持部に装着されたセパレータを取外
し、または該セパレータガイド保持部にセパレータを装
着し、前記エアクリーナケース開口に前記蓋を取付ける
ことにより、キャブレターの特性やエンジンの設定馬力
の調整に対応して、エアクリーナ内の空間容積を容易に
変えることができる。
実施例 以下、本考案をオフロード型自動二輪車1に適用した
図示の一実施例について説明する。
図示の一実施例について説明する。
オフロード型自動二輪車1に2サイクルエンジン2が
搭載され、この2サイクルエンジン2の後方の給気ポー
トにキャブレーター3およびエアクリーナ4が接続さ
れ、2サイクルエンジン2の前方の排気ポートに排気管
5が接続されている。
搭載され、この2サイクルエンジン2の後方の給気ポー
トにキャブレーター3およびエアクリーナ4が接続さ
れ、2サイクルエンジン2の前方の排気ポートに排気管
5が接続されている。
またエアクリーナ4はロアーパイプ6,シートレール7,
バックステー8で囲まれた空間の斜後上部に配置されて
いる。
バックステー8で囲まれた空間の斜後上部に配置されて
いる。
さらにエアクリーナ4のクリーナ本体10はプラスチッ
クよりなり、中空5角柱状に形成され、その前部開口11
に連結チューブ9が着脱自在に取付けられるようになっ
ている。
クよりなり、中空5角柱状に形成され、その前部開口11
に連結チューブ9が着脱自在に取付けられるようになっ
ている。
さらにまたエアクリーナ4のクリーナ本体10は左方に
おいて開口され、その開口周縁12に断面U字状の溝13が
形成されており、この溝13に蓋14の突条(図示されず)
が嵌合されて、クリーナ本体10は密閉されるようになっ
ている。
おいて開口され、その開口周縁12に断面U字状の溝13が
形成されており、この溝13に蓋14の突条(図示されず)
が嵌合されて、クリーナ本体10は密閉されるようになっ
ている。
しかもクリーナ本体10の頂部10aの略前後中央内面に
巾方向に指向したガイド溝15が形成されるとともに、ク
リーナ本体10の底部10bと後方傾斜部10cとの境界線内面
にも巾方向に指向したガイド溝15が形成されており、こ
の上下、ガイド溝15にセパレータ16の上下縁が摺動して
嵌脱自在に嵌合されるようになっている。
巾方向に指向したガイド溝15が形成されるとともに、ク
リーナ本体10の底部10bと後方傾斜部10cとの境界線内面
にも巾方向に指向したガイド溝15が形成されており、こ
の上下、ガイド溝15にセパレータ16の上下縁が摺動して
嵌脱自在に嵌合されるようになっている。
なおセパレータ16の左側に孔17が開口され、この孔17
に連通管18が一体に嵌着されている。
に連通管18が一体に嵌着されている。
またクリーナ本体10内にて前部開口11を密閉するフィ
ルターエレメント19が取付け金具20によって着脱自在に
取付けられるようになっている。
ルターエレメント19が取付け金具20によって着脱自在に
取付けられるようになっている。
さらにガイド溝15の後方に隣接してクリーナ本体10の
頂部10aの下面に車体巾方向に指向した角筒状のダクト2
1が一体に形成され、このダクト21の右端(第4図では
左端)は密閉されるとともにダクト21の左端(第4図で
右端)はクリーナ本体10内の空間に開口され、クリーナ
本体10の頂部10aを貫通してダクト21の右側部(第4図
で左側部)と大気とを連通する吸気ダクト22が設けられ
ており、クリーナ本体10内の空間はダクト21、吸気ダク
ト22を介して大気と連通するようになっている。
頂部10aの下面に車体巾方向に指向した角筒状のダクト2
1が一体に形成され、このダクト21の右端(第4図では
左端)は密閉されるとともにダクト21の左端(第4図で
右端)はクリーナ本体10内の空間に開口され、クリーナ
本体10の頂部10aを貫通してダクト21の右側部(第4図
で左側部)と大気とを連通する吸気ダクト22が設けられ
ており、クリーナ本体10内の空間はダクト21、吸気ダク
ト22を介して大気と連通するようになっている。
図示の実施例は前記したように構成されているので、
蓋14をセパレータ16を引出せば、取付け金具20の取外し
取付け作業によってフィルターエレメント19を容易に交
換することができる。
蓋14をセパレータ16を引出せば、取付け金具20の取外し
取付け作業によってフィルターエレメント19を容易に交
換することができる。
また2サイクルエンジン2の設定馬力やキャブレータ
ー3の特性の調整に対応してセパレータ16をガイド溝15
に嵌装しあるいはガイド溝15よりセパレータ16を取外す
ことにより、クリーナ本体10内の容積空間や吸気長さを
2段階に変更することができ、吸気系の特性を2サイク
ルエンジン2やキャブレーター3に整合させることがで
きる。
ー3の特性の調整に対応してセパレータ16をガイド溝15
に嵌装しあるいはガイド溝15よりセパレータ16を取外す
ことにより、クリーナ本体10内の容積空間や吸気長さを
2段階に変更することができ、吸気系の特性を2サイク
ルエンジン2やキャブレーター3に整合させることがで
きる。
さらにセパレータ16でもってクリーナ本体10内空間を
分割しかつ巾方向に指向したダクト21を形成したため、
エアクリーナ4の前後長さを増大させることなく、吸気
系の長さを増加させることができるので、エアクリーナ
4を小型化することができる。
分割しかつ巾方向に指向したダクト21を形成したため、
エアクリーナ4の前後長さを増大させることなく、吸気
系の長さを増加させることができるので、エアクリーナ
4を小型化することができる。
さらにまたエアクリーナ4を小型化できるため、エア
クリーナ4の設置位置を自由に選定することができる。
クリーナ4の設置位置を自由に選定することができる。
考案の効果 このように本考案においては、前記蓋を前記エアクリ
ーナケース開口より外しさえすれば、前記エアクリーナ
ケース内のフィルターエレメントを取外さなくても、前
記セパレータガイド保持部と、該セパレータガイド保持
部に装着されているセパレータが露出しているため、前
記セパレータガイド保持部に装着されているセパレータ
を簡単に取外し、または該セパレータガイド保持部にセ
パレータを簡単に装着することができ、キャブレーター
の特性やエンジンの設定馬力の調整に極めて容易にかつ
能率良く対処することができる。
ーナケース開口より外しさえすれば、前記エアクリーナ
ケース内のフィルターエレメントを取外さなくても、前
記セパレータガイド保持部と、該セパレータガイド保持
部に装着されているセパレータが露出しているため、前
記セパレータガイド保持部に装着されているセパレータ
を簡単に取外し、または該セパレータガイド保持部にセ
パレータを簡単に装着することができ、キャブレーター
の特性やエンジンの設定馬力の調整に極めて容易にかつ
能率良く対処することができる。
第1図は本考案に係るエアクリーナを備えた自動二輪車
の側面図、第2図は前記エアクリーナの一実施例を図示
し蓋を外して一部欠截した側面図、第3図は前記実施例
の平面図、第4図はその要部斜視図、第5図および第6
図は第2図のV−V線およびVI−VI線に沿って截断した
断面図である。 1……オフロード型自動二輪車、2……2サイクルエン
ジン、3……キャブレーター、4……エアクリーナ、5
……排気管、6……ロアーパイプ、7……シートレー
ル、8……バックステー、9……連結チューブ、10……
クリーナ本体、11……前部開口、12……開口周縁、13…
…溝、14……蓋、15……ガイド溝、16……セパレータ、
17……孔、18……連通管、19……フィルターエレメン
ト、20……取付け金具、21……ダクト、22……吸気ダク
ト。
の側面図、第2図は前記エアクリーナの一実施例を図示
し蓋を外して一部欠截した側面図、第3図は前記実施例
の平面図、第4図はその要部斜視図、第5図および第6
図は第2図のV−V線およびVI−VI線に沿って截断した
断面図である。 1……オフロード型自動二輪車、2……2サイクルエン
ジン、3……キャブレーター、4……エアクリーナ、5
……排気管、6……ロアーパイプ、7……シートレー
ル、8……バックステー、9……連結チューブ、10……
クリーナ本体、11……前部開口、12……開口周縁、13…
…溝、14……蓋、15……ガイド溝、16……セパレータ、
17……孔、18……連通管、19……フィルターエレメン
ト、20……取付け金具、21……ダクト、22……吸気ダク
ト。
Claims (1)
- 【請求項1】複数の空間に区分するセパレータを有する
エアクリーナにおいて、エアクリーナの排出口を包囲す
るようにフィルターエレメントが該エアクリーナケース
に着脱自在に設けられ、前記エアクリーナケースには、
前記フィルターエレメントの周面が露出しうる開口が形
成され、前記エアクリーナケースの内面には、エアクリ
ーナ内のフィルターエレメントを囲む空間と吸入口に通
ずる空間とに分割するセパレータを摺動させて着脱自在
に装着するセパレータガイド保持部が設けられ、該セパ
レータガイド保持部に装着された前記セパレータを保持
するとともに前記エアクリーナケース開口を密閉する蓋
が該エアクリーナケース開口に着脱自在に装着されたこ
とを特徴とするエアクリーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13674588U JP2516676Y2 (ja) | 1988-10-21 | 1988-10-21 | エアクリーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13674588U JP2516676Y2 (ja) | 1988-10-21 | 1988-10-21 | エアクリーナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0259251U JPH0259251U (ja) | 1990-04-27 |
JP2516676Y2 true JP2516676Y2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=31397538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13674588U Expired - Lifetime JP2516676Y2 (ja) | 1988-10-21 | 1988-10-21 | エアクリーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2516676Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6840206B2 (en) | 2002-06-07 | 2005-01-11 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Engine intake system |
-
1988
- 1988-10-21 JP JP13674588U patent/JP2516676Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6840206B2 (en) | 2002-06-07 | 2005-01-11 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Engine intake system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0259251U (ja) | 1990-04-27 |
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