JPH0329333B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコードレスホーンと留守番電話装置を
有機的に結合した新規な装置に係わる。 従来コードレスホーンと留守番電話装置とを併
用するには、コードレスホーンと守番電話装置を
一対の電話機に並列に接続したものに限られてお
り、この際例えば子機側により留守番電話装置内
部の録音再生動作を如何様にも制御することがで
きなかつた。 本発明の目的は、留守番電話装置から応答用語
を送出中、発呼者の音声を子機側でモニターでき
るようにし、かつ、応答用語の送出を停止して、
通話を可能にする不在応答録音機能を有するコー
ドレスホーンを提供することにある。 以下本発明の構造作用を実施例につき説明す
る。第１図において、１は不在応答及び録音機能
を有するコードレス電話機で所謂親機又はベース
ステーシヨンでありTADは上記１内の不在応答
及び録音機能をなす部分である。端子Ｌ１，Ｌ２
は電話機、２は例えばシーメンス社のPSB6520
のような呼出信号に応じてトーンを発生するトー
ンリンガー回路であり、呼出信号を整流するブリ
ツジダイオード２−１、２つのトーン周波数を交
互に発生し、かつスピーカSPをドライブできる
トーン発生部２−２を有する。３は上記トーンを
直流化する整流平滑回路、４は上記直流出力を波
形整形するシユミツト回路、５は上述の呼出信号
に応じて発生するトーンの回数、すなわちベル回
数をカウントするベル回数カウント部、６は上記
ベルト回数を所定値にするためのデジタルスイツ
チを含むベル回数設定部であり、所定のベル回数
で“１”を出力し、かつベルが途中で鳴り止む
と、ベル回数の設定値は初期化されるように構成
されている。７は上記ベル回数カウント部の出力
により起動され、閉結用リレーＹ−１を駆動して
から応答用メツセージを送出し、かつ発呼者から
のメツセージを録音するための閉結、応答、録音
制御部である。なお、上記応答用メツセージと発
呼者のメツセージの再生及び録音手段はＣメモリ
ーでもよい。 次に７−１は０秒から数秒（例えば４秒）の可
変可能タイマーであり、後述の子機１２をオフフ
ツクしたさいリレーＹ−２の接点ｙ２−２が予め
設定された秒数以上閉じていると該タイマーの出
力により応答用メツセージの送出を止めることが
できる。 また７−２は留守番電話側の受信用録音体に発
呼者のメツセージの録音中に子機１２をオフフツ
クしリレーＹ−２の接点ｙ２−３が開いた時に録
音手段（図示せず）の動作を止めるか、相互の会
話を録音するために上記録音手段の動作を継続さ
せるかの選択を可能とするスイツチである。 次に８はハイブリツトトランス回路、９は送信
部で、着信があると上記トーンリンガー回路２か
らのトーンを送信部９を介して無線でアンテナ１
１から送信して子機１２を呼出し、既に待機状態
になつている子機１２側ではオフフツク（図中接
の位置）すると、親機側のリレーＹ−２が働いて
ｙ２−１で閉結回路を構成し、相互に通話状態に
なつた後に、電話線Ｌ１，Ｌ２を介して送られて
くる相手のメツセージを上記子機１２に送信す
る。また１０は受信部で、子機１２のオフフツク
によりリレーＹ−２をオンに保持し、その接点ｈ
２−１で電話線Ｌ１，Ｌ２を閉結状態に保持し、
かつ上記子機１２からの音声信号を受信し電話線
Ｌ１，Ｌ２に送出する。 本発明は上述の各部品で構成され、以下の作用
をなす。まず電話線Ｌ１，Ｌ２に呼出信号が入来
すると、コンデンサーＣ１，抵抗Ｒ１を介してト
ーンリンガー回路２に印加され、ブリツジダイオ
ード２−１で整流され、コデンサーＣ２で平滑化
されてトーン発生部２−２に給電するので、トー
ンを発生し、その出力で小出力のスピーカSPを
鳴らす。同時に、その出力は整流平滑回路で直流
化され、シユミツト回路４で波形整形され、ベル
回数カウント部に印加される。更に、上記トーン
の出力は送信部９から子機１２に送信される。
こゝで、例えばベル回数設定部６を「５」に設定
したとすると、ベルが５回入来する前、すなわち
上述のリレーＹ−１が動作する以前で且又上記ト
ーンが子機１２側で５回鳴る前に上記子機１２側
の被呼者がオフフツクによる応答操作すると、受
信部１０のリレーＹ−２が動作状態に保持され、
その接点ｙ２−１、ハイブリツドトランス回路８
の１次捲線を介して閉結状態となり、上記トーン
は鳴り止み、相互に通話状態になる。 次に、相互の通話が終了して、子機１２をオン
フツクすると受信部１０のリレーＹ−２が復旧、
その接点ｙ２−１によつてｙ１−１が既に復旧し
ているさいは閉結状態は解除され、本装置１は待
機状態に復旧する。 次に、本装置１に呼出信号が入来し、前記トー
ンがスピーカSP、あるいは子機１２側で鳴つて
いるのに、被呼者が不在等で応答操作ができない
場合には、前述から明らかなようにベルトによる
トーンが５回鳴り終つたときにベル回数カウント
部５の出力が“１”となり、閉結・応答・録音制
御部を駆動する。こゝで、まずリレーＹ−１が動
作状態に保持され、その接点ｙ１−１により前述
のようにハイブリツドトランス回路８を介して閉
結状態にするので、上記トーンは鳴り止む。次に
上記閉結・応答・録音制御部７から応答用メツセ
ージが端子OUTか出力され、ハイブリツドトラ
ンス回路８を介して電話線に送出する。応答用メ
ツセージの送出が終了すると受信用録音体（図示
せず）が駆動され、端子INを介して発呼者のメ
ツセージを録音する。そして例えばタイマーが一
定時間に達するか公知のVOX回により上記受信
用録音体の走行を止め待機状態に復旧する。 次に、前述の応答用メツセージの送出中に子機
１２をオフフツクした場合には、前述のようにリ
レーＹ−２が動作状態に保持されるので、その接
点ｙ２−２により可変タイマー７−１がスタート
する。こののタイマーのの詳細は、第２図に示さ
れているが、接点ｙ２−２が閉じると、抵抗Ｒ１
２を介してコンデンサーＣ１０の充電が開始し、
例えば予めセツトした４秒後にコンデンサーＣ１
０の充電が所定値に達するとダイオードＤ１０を
介してフリツプフロツプFF−１をリセツトし、
応答用録音再生手段（図示せず）の駆動を止め
る。又テープであれば応答用メツセージの送出を
止めた後公知の手段での頭出しがなされる。従つ
て上述のようにオフフツクしてから応答用メツセ
ージが中断するまでの間の数秒間に設定してれ
ば、子機側にはハイブリツドトランス回路８によ
つてレベルの低い応答用メツセージに重なつて発
呼者のよびかけの声を聞くことができる。従つ
て、その発呼者と会話を希望する場合にはオフフ
ツクしたまま数秒を経過すると応答用メツセージ
が中断し、相互の会話が正常にできる。一方、オ
フフツクしてみたが発呼者との会話を希望しない
場合には、上記数秒内に子機１２をオンフツクす
ればリレーＹ−２は復旧し、上記チタイマー７−
１は動作せず、応答用再生手段（図示せず）は中
断することなく継続して駆動される。従つて発呼
者は、被呼者がオフフツクしたことを気付くこと
なく、応答用メツセージの終了後に、前述のよう
に自分のメツセージを録音する。なお前述のよう
に応答用再生手段がテープである時これを途中で
止めた場合には、本装置の復旧後に公知のように
頭出しをしておく必要がある。これを簡単に実行
するためには、上記接点ｙ２−２を第２図中のト
ランジスターTR−１のベース側に接続し、子機
１２を上述のようにオフフツクした場合にモータ
Ｍ１を止め、このＭ１によつて応統用録音体を止
め応答用メツセージが出ない状態で相互に会話を
することができる。次に再びオンフツクすると上
記モータＭ１が再び通電し応答用録音体を頭出し
をしてから待機状態に復旧する。 次に、TADが働いた後発呼者のメツセージの
録音中に、子機１２をオフフツクした場合には接
点ｙ２−３が開く。このさいに、選択スイツチ７
−２が「ON」側の場合には上記接点ｙ２−３と
は無関係に接続されたまゝとなりテープ制御部７
の端子INに相互の音声が入り、内蔵の公知の
VOX回路（図示せず）により録音手段（図示せ
ず）を動作し相互の会話を時間に制限なく録音す
ることができる。一方、選択スイツチ７−２が
「OFF」側の場合には上記接点ｙ２−３によつて
上記端子INへの音声は断となり、上記VOX回路
によつて数秒後に録音体は停止し、相互の会話は
それ以上録音されない。 なお本装置は、前述のように応答用メツセージ
の送出中に発呼者の音声をモニターできるが、こ
の応答用メツセージの送出中に既に発呼者が電話
を切つていた場合には、電話線に接続されている
ハイブリツジトランス回路８のバランスがくずれ
るから応答用メツセージは音色の異なる大きな声
で聞こえるので発呼者がすでに電話を切つたとの
判断ができる。 次に、子機１２において、コードレスホーンの
元来有するインターカム機能を操作するためのボ
タン（通常コールボタンという）を押すことによ
つて、例えば以下に述べる作用をなすことができ
る。即ち前述の応答用メツセージの送出中に、子
機１２から特殊なトーンが送信され、これが受信
部１０によつて受信される。上記受信部１０にお
いて、上記特殊トーンはフイルター（図示せず）
で検出され図示のリレーＹ−３を動作保持する。
従つて、このリレーＹ−３の接点によつて上述に
述べた操作以外の操作、例えば受信用録音体をリ
モコン操作したり、また受信用録音体に子機の用
件をメモ録音させたりすることが可能になる。例
えば、図中接点ｙ３−１、ｙ３−２によつて子機
から親機をコールしたとき音声信号の経路を切換
え、かつまた受信用録音体のみを駆動して子機か
らの用件をメモ録音することができ、本装置の機
能を更に増大させることができる。 以上のように本発明は、従来のコードレスホー
ンと留守番電話とを有機的に結合させることによ
つて、発呼者の呼び子機で確認した後、親機側と
一体になつたTAD部を動作させ、この間子機を
オフフツクすることによりTAD部の応答用又は
受信用の録音体の駆動を任意に制御することを可
能ならしめたものであり、この種装置の実用的効
果を高めたものということができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の主要部の回路図、第２図
は、第１図中７−１の詳細な回路図を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 親機および子機からなるコードレスホーンの
   親機に内臓され、電話線からの呼出信号を設定さ
   れた数受信すると電話線を閉結した後、応答用語
   を送出し受信用メツセージを録音する自動応答録
   音手段を有する装置において、上記子機のオフフ
   ツクを検出する手段と、該検出手段が設定された
   所定時間継続して子機のオフフツクを検出する
   と、上記所定時間経過後に上記応答用語の送出を
   停止させる手段を備え、上記所定時間継続してオ
   フフツクが検出された場合には応答用語の送出が
   停止され、上記所定時間内にオンフツクされた場
   合には、応答用語が継続して送出され、その後発
   呼者からの受信用メツセージを録音することを特
   長とする不在応答録音機能を有するコードレスホ
   ーン。 ２ 会話録音を選択する選択スイツチとを備え、
   上記受信用メツセージ録音中に子機のオフフツク
   が検出されると、上記選択スイツチで会話録音が
   選択されていれば電話の会話が録音され、選択さ
   れてなければ、会話の内容は録音手段に入力され
   ないように切換えられる特許請求の範囲第１項記
   載の不在応答録音機能を有するコードレスホー
   ン。