JPH03293152A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH03293152A
JPH03293152A JP9408890A JP9408890A JPH03293152A JP H03293152 A JPH03293152 A JP H03293152A JP 9408890 A JP9408890 A JP 9408890A JP 9408890 A JP9408890 A JP 9408890A JP H03293152 A JPH03293152 A JP H03293152A
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昌巳 泉崎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はインクジェット記録装置、特に、熱エネルギー
によりインクを吐出させて記録を行なうインクジェット
記録装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、記録シートにインクを吐出させて記録を行なうイ
ンクジェット記録方式には種々のものがあるが、熱エネ
ルギーを利用してインクを吐出させる熱インクジェット
方式(たとえば、米国特許第4723129号明細書、
米国特許第4740796号明細書など)は、記録電気
信号に対する応答性が良く、吐出口(オリフィス)の高
密度マルチ化が容易、記録中の騒音が小さい、多色のイ
ンクを使用することによるカラー画像記録が容易などの
利点を有することから、他のインクジェット記録方式に
比べてその将来性が有望視されている。
しかし、この種のインクジェット記録装置においては、
記録ヘッドの液室やインク供給系に残留する気泡の除去
などを行うためになされる通常の回復動作時に、インク
が貯蔵されているタンクから記録ヘッドにインクを加圧
して供給する際、該インク中に含まれている微細なごみ
や塵埃などの異物が前記記録ヘッドに入り込みノズルま
で達すると、該ノズルが前記異物によりつまってしまい
、インクが該ノズルから吐出されなくなる。そこで、こ
のようなインクの不吐出を防ぐために、前記ノズルの開
口を広げたり、前記供給タンクと前記記録ヘッドとを結
ぶインク供給系の途中にメツシュフィルタを設けて前記
異物が前記記録ヘッドに入らないようにしている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記従来例では、前記ノズルの開口を広げると
記録密度が粗くなるという欠点があり、また、前記メツ
シュフィルタを設けても、前記通常の回復動作時に捕ら
えられる異物により該メツシュフィルタの目がつまって
しまい、それ以降前記通常の回復動作が十分に行えなく
なるため、前記記録ヘッドの吐出口からインクが吐出さ
れなくなるという欠点がある。
本発明の目的は、安定に記録ヘッドからインクを吐出さ
せることができるインクジェット記録装置を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 本発明のインクジェット記録装置は、 インクを微細な吐出口から小滴として吐出させる記録ヘ
ッドと、 インクが貯蔵されているタンクと、 前記記録ヘッドの通常の回復動作時に、前記タンクから
該記録ヘッドにインクを供給する供給管と、 前記記録ヘッドの通常の回復動作時に、該記録ヘッドか
ら前記タンクへインクを戻す戻し管と、前記供給管に設
けられた、インクを両方向に圧送することができるイン
ク圧送手段と、廃インクが蓄えられる廃インクタンクと
、前記供給管の前記記録ヘッドと前記インク圧送手段と
の間に設けられた、不吐出回復動作時に前記記録ヘッド
から押出されてくる廃インクの一部を前記廃インクタン
クに導く弁と、 前記記録ヘッドと前記弁との間の前記供給管の任意の位
置に設けられた第1のメツシュフィルタと、 前記記録ヘッドと前記タンクとの間の前記戻し管の任意
の位置に設けられた第2のメツシュフィルタと、 前記記録ヘッドの通常の回復動作時および不吐出回復動
作時に該記録ヘッドの吐出口をキャップするキャッピン
グ手段とを有し、 前記記録ヘッドの通常の回復動作時と不吐出回復動作時
とで前記インク圧送手段のインク圧送方向を反転させる
また、前記記録ヘッドの不吐出回復動作時の前記インク
圧送手段のインク圧送方向を所定のタイミングで反転さ
せてもよい。
前記記録ヘッドは、記録シートの記録領域の全幅にわた
って吐出口が形成されているフルラインタイプであって
もよい。
また、前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用してイン
クを吐出するものであって、該熱エネルギーを発生する
ための電気熱変換体を備えていてもよい。
[作用] 本発明のインクジェット記録装置では、記録ヘッドの通
常の回復動作時と不吐出回復動作時とで前記インク圧送
手段のインク圧送方向を反転させることにより、前記通
常の回復動作時に前記第1のメツシュフィルタの前記弁
側に捕らえられた異物を、前記不吐出回復動作時にイン
クを逆流させて該第1のメツシュフィルタから引き離す
とともに、該インクと一緒に前記供給管および前記弁を
介して前記廃インクタンクに流し込めるため、再び安定
に前記記録ヘッドからインクを吐出させることができる
また、前記記録ヘッドの不吐出回復動作時の前記インク
圧送手段のインク圧送方向を所定のタイミングで反転さ
せることにより、前記第1のメツシュフィルタの前記弁
側に捕らえられた異物を、前記不吐出回復動作時に振動
させて該第1のメツシュフィルタからより剥れやすくす
ることができる。
[実施例] 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
第1図は本発明のインクジェット記録装置の一実施例に
おける記録ヘッド1aのインク供給系を示す図、第2図
は本発明のインクジェット記録装置の一実施例を示す斜
視図、第3図は第1図に示した記録ヘッド1aの構造の
一部分を示す斜視図である。
本実施例のインクジェット記録装置は多色刷りのインク
ジェット記録装置であり、第2図に示すようにインクを
微細な吐出口から小滴として吐出させる4つの記録ヘッ
ド1a〜1dが搭載されている記録ヘッドユニット1と
、該記録ヘッドユニット1が搭載されており、2本のガ
イドレール4に沿って移動するキャリッジ3と、該キャ
リッジ3を移動させるタイミングベルト5および駆動モ
ータ6と、記録シート7を図中下から上にシート送りす
る一対のシート送りローラ9および該シート送りローラ
9を駆動するシート送りモータ8と、前記記録シート7
を記録位置に保持する、前記シート送りローラ9と協動
する一対の保持ローラ10と、ホームポジションHへ導
かれた前記記録ヘッドユニット1と対向する位置に設け
られた、記録ヘッド1a〜1dの不吐出の回復を行なう
ときなどに用いられるキャッピング手段14とを具備し
ている。
第3図に示すように、前記記録ヘッドユニット1に搭載
されている記録ヘッド1aは、外部より供給されるイン
クが蓄えられる液室30aと、列状に設けられた複数個
のノズル33aとを有する。該各ノズル33aには、画
像情報に応じて吐出口31aから吐出させるインク液滴
を形成するための熱エネルギーを発生する電気熱変換体
32aがそれぞれ設けられている。すなわち、インクジ
ェット装置内の不図示の駆動手段により、前記画像信号
に応じた駆動信号を前記電気熱変換体32aに印加して
、該電気熱変換体32aに熱エネルギーを発生させ膜沸
騰を生じ、前記ノズル33a内に気泡を形成する。そし
て該気泡の成長によって前記吐出口31aからインク液
滴を吐出させる。
第1図に示すように、該記録ヘッド1aへのインクの供
給系は主に、該記録ヘッド1aに供給されるインクが貯
蔵されているタンク13aと、前記記録ヘッド1aの通
常の回復動作時に、前記タンク13aから前記記録ヘッ
ド1aにインクを供給する供給管11aと、前記記録ヘ
ッド1aの通常の回復動作時に、前記記録ヘッド1aか
ら前記タンク13aへインクを戻す戻し管12aと、前
記供給管11aに設けられた、インクを両方向に圧送す
ることができる、ギアポンプから成るインク圧送手段2
4aと、廃インクが蓄えられる廃インクタンク21aと
、前記記録ヘッド1aと前記インク圧送手段24 a 
間の前記供給管11aから該廃インクタンク21aに廃
インクの一部を導くために設けられた弁22aとから構
成されている。前記記録ヘッド1aの液室30aと前記
供給管11aおよび前記戻し管12aとの接続点には、
それぞれ第1のメツシュフィルタ34aおよび第2のメ
ツシュフィルタ35aが設けられている。他の記録ヘッ
ド1b〜1dについても同様である。
次に、本実施例のインクジェット記録装置の動作につい
て説明する。
記録動作時には、第2図に示すキャリッジ3が駆動モー
タ6およびタイミングベルト5によって図中左から右に
移動されどともに、記録ヘッドユニット1の4つの記録
ヘッド18〜1dからシアン、マゼンタ1イエロー、ブ
ラックのインクがそれぞれ記録される画像に応じて吐出
されることにより、記録シート7に前記画像が記録され
ていく。該記録シート7は、−性分の記録が終了される
ごとに、シート送りモータ8.シート送りローラ9によ
って図中下から上にシート送りされる。
次に、4つの記録ヘッド18〜1dのインク供給系の記
録動作1通常の回復動作、不吐出回復動作について、第
1図に示した記録ヘッド1aを例にして説明する。
(1)記録動作 記録ヘッド1aへのインクの供給は、第1図に示したタ
ンク13aからインクの自重により戻し管12aを介し
て行なわれる。このとき、インクとともにタンク13a
から運ばれてくる異物は第2のメツシュフィルタ35a
に捕らえられるため、記録動作時にノズル33aが該異
物によりつまることがないので、吐出口31aから安定
にインクを吐出させることができる。
(2)通常の回復動作 記録ヘッド1aの液室30aやインク供給系に残留する
気泡の除去およびノズル33aへのインクの初期充填時
などに行なわれる通常の回復動作時には、第2図に示し
た記録ヘッドユニット1がキャッピング手段14に対向
するよ1 うに、キャリッジ3が駆動モータ6およびタイミングベ
ルト5によってホームポジションHに導かれる。前記記
録ヘッドユニット1が前記キャッピング手段14に対向
すると、前記記録ヘッド1aの各吐出口31aは第1図
に示すように該キャッピング手段I4によってキャップ
される。その後、タンク13aに蓄えられているインク
を、インク圧送手段24aによって図中へ方向に加圧循
環して前記液室30aに送り込む。該送り込まれたイン
クは、該液室30aから戻し管12aを介して前記タン
ク13aに戻される。このとき、前述した記録動作時に
前記第2のメツシュフィルタ35aに捕らえられた異物
も前記インクに押し流されて、タンク13aに戻される
。一方、インクとともにタンク13aから供給管11a
を介して運ばれてくる異物は、第1のメツシュフィルタ
34aに捕らえられるが、該インクは前記インク圧送手
段24aによって加圧されて送り込まれるため、前記第
1のメツシュフィルタ34aに捕らえら2 れる異物の量は、前記記録動作時に前記第2のメツシュ
フィルタ35aに捕らえられた異物の量よりも多くなる
。その結果、通常の回復動作が何回か繰り返され、前記
第1のメツシュフィルタ34aの異物による目づまりが
生じると、それ以降該通常の回復動作が十分行なわれな
くなるために、記録動作時にインクがノズル33aから
吐出されなくなる。
(3)不吐出回復動作 記録ヘッド1aからインクが吐出されなくなったときに
行なわれる不吐出回復動作時には、前述した通常の回復
動作時と同様にして、前記記録ヘッド1aの各吐出口3
1aをキャッピング手段14によってキャップする。そ
の後、インク圧送手段24であるギヤポンプに逆電圧を
印加することによって前記通常の回復動作時とは逆に第
1図中B方向に、タンク13aに蓄えられているインク
を加圧循環させてタンク13aから戻し管12aを介し
て液室30aへ送り込む。該送り込まれたインクは前記
吐出口31aがキャップされているので、前記供給管1
1aに押出される。このとき、該インクは前記通常の回
復動作時に前記第1のメツシュフィルタ34aに捕らえ
られた異物を該第1のメツシュフィルタ34’aから引
き離してしまうため、該異物が混入したインク(以下、
廃インクと呼ぶ)となるので、弁22aを開いておくこ
とにより、供給管11aおよび弁22aを介して廃イン
クタンク21aに該廃インクの一部を流し込むことがで
きる。その結果、不吐出回復動作を行なうことにより前
記通常の回復動作時に前記第1のメツシュフィルタ34
a捕らえられた異物を除去することができるので、再び
前記通常の回復動作を行なうことができる。ここで、該
不吐出回復動作を行なうと第2のメ・ンシュフィルタ3
5aの戻し管12a側に少量の異物が捕らえられること
もあるが、該異物は前記通常の回復動作時にインクとと
もにタンク13aに流し込むことができるため問題なし
1゜上記(1)〜(3)に示した動作については、他の
3つの記録ヘッド1b〜1dも同様である。
次に、本発明のインクジェット記録装置の第2の実施例
について説明する。
前記第1の実施例においては、不吐出回復動作時にイン
ク圧送手段24aによりインクを第1図中B方向に加圧
循環させたが、本実施例のインクジェット記録装置は、
インク圧送手段24aによりインクを加圧循環させる方
向を所定のタイミングで反転させるものである。すなわ
ち、不吐出回復動作時には、まず第1図中へ方向に1秒
間インクを加圧循環させ、次の2秒間には図中B方向に
インクを加圧循環させることを1回または複数回繰り返
して、第1のメツシュフィルタ34aに捕らえられてい
る異物を図中左右方向に振動させて、該異物が該第1の
メツシュフィルタ34aから剥れやすくするものである
以上説明した第1および第2の実施例における弁22a
の代わりに、第1図中へ方向に送られるインクはそのま
ま通過させ、B方向に送られるインクの一部は廃インク
タンク21aに導くが、そ 5 6 の他のインクはそのまま通過させる弁を、供給管11a
の記録ヘッド1aとインク圧送手段24aとの間に設け
てもよい。
前記記録ヘッド18〜1dの不吐出を検出する方法とし
ては、作業者が検出してもよいし、前記記録シート7に
記録されていく画像を電荷転送デバイス(COD)から
成るイメージセンサなとで監視することにより自動的に
検出してもよい。また、前記不吐出回復動作は、記録シ
ート7への一性分または数性分の記録が終了するたびに
行なってもよい。この場合には、前記不吐出回復動作が
頻繁に行なわれるため、不吐出の発生を最小限に抑える
ことができる。
また、通常の回復動作時と不吐出回復動作時とで、液室
30aに送り込むインクの量を変えてもよい。
さらに、キャッピング手段14は、記録ヘッド1a〜1
dのノズルのクリーニングを行なう公知のクリーニング
手段や通常の回復動作時に供給管11aから送り込まれ
るインクを各吐出口31aより吸い込む手段を備えてい
るものであってもよい。
第1のメツシュフィルタ34aは、記録ヘッド1aと弁
22aとの間の供給管11aの任意の位置に設けられて
いればよく、第2のメツシュフィルタ35aは、記録ヘ
ッド1aとタンク13aとの間の戻し管12aの任意の
位置に設けられていればよい。
本発明は、特にインクシェツト記録方式の中でもキャノ
ン■が提唱しているバブルジェット方式の記録ヘッドを
用いたインクジェット記録装置において、優れた効果を
もたらすものである。
その代表的な構成や原理については、たとえば、米国特
許第4723129号明細書、同第4740796号明
細書に開示されている基本的な原理を用いて行なうもの
が好ましい。この方式は所謂オンデマント型、コンティ
ニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オン
デマンド型の場合には、液体(インク)か保持されてい
るシートや液路に対応して配置されている電気熱変操体
に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度
上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加すること
によって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、
記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果的にこの駆
動信号に一対一対応し液体(インク)内の気泡を形成で
きるので有効である。この気泡の成長、収縮により吐出
用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少なくと
も一つの液滴を形成する。この駆動信号をパルス形状と
すると、即時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、
特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、
より好ましい。このパルス形状の駆動信号としては米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。なお
、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第
4313124号明細書に記載されている条件を採用す
ると、さらに優れた記録を行なうことができる。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示され
ているような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ
構成(直線状液路または直角液路)の他に、熱作用部が
屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許
第4558333号明細書および米国特許第44596
00号明細書にそれぞれ記載のものを用いた構成のもの
でもよい。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応せる構成を開示
する特開昭59年第138461号公報に基づいた構成
としても本発明は有効である。
さらに、インクジェット記録装置が記録できる最大記録
媒体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記
録ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよ
うな複数個の記録ヘッドの組み合わせによって、その長
さを満たす構成や一体的に形成された一個の記録ヘッド
としての構成のいずれてもよいが、本発明は、上述した
効果な 9 0 一層有効に発揮することができる。
加えて、装置本体に装着されることで、装置本体との電
気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる
交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘ
ッド自体に一体的に設けられたカートリッジタイプの記
録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
また、本発明のインクジェット記録装置の構成として設
けられる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補
助手段などを付加することは本発明の効果を一層安定で
きるので好ましい。これらを具体的に挙げれば、記録ヘ
ッドに対しての、キャッピング手段、クリーニング手段
、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれと
は別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備
加熱手段、記録とは別に吐出を行なう予備吐出モードを
行なうことも安定して記録を行なうために有効である。
さらに、インクジェット記録装置の記録モードとしては
、黒色などの主流色のみの記録モードだけではなく、記
録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによ
ってでもよいが、異なる色の複色カラーまたは混色によ
るフルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明
は極めて有効である。
以上説明した本発明実施例においては、インクを液体と
して説明しているが、室温やそれ以下で固化するインク
であって、室温で軟化もしくは液体となるもの、あるい
は、インクジェットで一般的に行われている温度調整の
温度範囲である30℃以上70℃以下の温度範囲内で軟
化もしくは液体となるものでもよい。すなわち、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものであればよい。
加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固
形状態から液体状態への態度化のエネルギーとして使用
せしめることで防止するか、または、インクの蒸発防止
を目的として放置状態で固化するインクを用いるかして
、いずれにしても熱エネルギーの記録信号に応じた付与
によってインクが液化してインク液状として吐出するも
のや記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるも
のなどのような、熱エネルギーによって初めて液化する
性質のインク使用も本発明には適用可能である。このよ
うな場合インクは、特開昭54−56847号公報ある
いは特開昭60−71260号公報に記載されているよ
うな、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形
物として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向
するような形態としてもよい。本発明においては、上述
した各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸
騰方式を実行するものである。
〔発明の効果] 本発明は、上述のとおり構成されているので、次に記載
する効果を奏する。
供給管に設けられた、インクを両方向に圧送することが
できるインク圧送手段と、前記供給管の記録ヘッドと該
インク圧送手段との間に設けられた、不吐出回復動作時
に前記記録ヘッドから押出されてくる廃インクの一部を
前記廃インクタンクに導く弁とを有し、前記記録ヘッド
の通常の回復動作時と不吐出回復動作時とて前記インク
圧送手段のインク圧送方向を反転させることにより、前
記通常の回復動作時に第1のメツシュフィルタの前記弁
側に捕らえられた異物をインクと一緒に前記供給管およ
び前記弁を介して前記廃インクタンクに流し込めるため
、再び前記通常の回復動作を十分に行うことができるの
で、前記記録ヘッドからインクを安定に吐出させること
ができるという効果がある。
また、前記記録ヘッドの不吐出回復動作時の前記インク
圧送手段のインク圧送方向を所定のタイミングで反転さ
せることにより、前記異物を前記不吐出回復動作時に振
動させて前記第1のメツシュフィルタからより剥れやす
くすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のインクジェット記録装置の一実施例に
おける記録ヘッド1aのインク供給系を示す図、第2図
は本発明のインクジェット記録装置の一実施例を示す斜
視図、第3図は第1図に示 3 4 した記録ヘッド1aの構造の一部分を示す斜視図である
。 1・・・記録ヘッドユニット、 la、lb、lc、ld−記録ヘッド、3・・・キャリ
ッジ、4・・・ガイドレール、5・・・タイミングベル
ト、6・・・駆動モータ、7・・・記録シート、8・・
・シート送りモータ、9・・・シート送りローラ、 10・・・保持ローラ、lla・・・供給管、12a・
・・戻し管、13a・・・タンク、14・・・キャッピ
ング手段、 21a・・・廃インクタンク、22a・・・弁、30a
・・・液室、31a・・・吐出口、32a・・・電気熱
変換体、 33a・・・ノズル、 34a・・・第1のメツシュフィルタ、35a・・・第
2のメツシュフィルタ、A、B・・・方向、H・・・ホ
ームポジション。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、インクを微細な吐出口から小滴として吐出させる記
    録ヘッドと、 インクが貯蔵されているタンクと、 前記記録ヘッドの通常の回復動作時に、前記タンクから
    該記録ヘッドにインクを供給する供給管と、 前記記録ヘッドの通常の回復動作時に、該記録ヘッドか
    ら前記タンクへインクを戻す戻し管と、前記供給管に設
    けられた、インクを両方向に圧送することができるイン
    ク圧送手段と、 廃インクが蓄えられる廃インクタンクと、 前記供給管の前記記録ヘッドと前記インク圧送手段との
    間に設けられた、不吐出回復動作時に前記記録ヘッドか
    ら押出されてくる廃インクの一部を前記廃インクタンク
    に導く弁と、 前記記録ヘッドと前記弁との間の前記供給管の任意の位
    置に設けられた第1のメッシュフィルタと、 前記記録ヘッドと前記タンクとの間の前記戻し管の任意
    の位置に設けられた第2のメッシュフィルタと、 前記記録ヘッドの通常の回復動作時および不吐出回復動
    作時に該記録ヘッドの吐出口をキャップするキャッピン
    グ手段とを有し、 前記記録ヘッドの通常の回復動作時と不吐出回復動作時
    とで前記インク圧送手段のインク圧送方向を反転させる
    インクジェット記録装置。 2、記録ヘッドの不吐出回復動作時のインク圧送手段の
    インク圧送方向を所定のタイミングで反転させる請求項
    第1項記載のインクジェット記録装置。 3、記録ヘッドは、記録シートの記録領域の全幅にわた
    って吐出口が形成されているフルラインタイプである請
    求項第1項または第2項記載のインクジェット記録装置
    。 4、記録ヘッドは、熱エネルギーを利用してインクを吐
    出するものであって、該熱エネルギーを発生するための
    電気熱変換体を備えている請求項第1項、第2項または
    第3項記載のインクジェット記録装置。
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