JPH03292254A - 鉄道車両用個室寝台 - Google Patents

鉄道車両用個室寝台

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JPH03292254A
JPH03292254A JP9162890A JP9162890A JPH03292254A JP H03292254 A JPH03292254 A JP H03292254A JP 9162890 A JP9162890 A JP 9162890A JP 9162890 A JP9162890 A JP 9162890A JP H03292254 A JPH03292254 A JP H03292254A
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JP9162890A
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Takashi Endo
隆 遠藤
Norio Ishizaka
範雄 石坂
Kenji Hayashi
賢次 林
Norio Ishii
石井 範雄
Katsutoshi Kobayashi
勝利 小林
Yukio Abe
幸雄 安部
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
East Japan Railway Co
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
East Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両内部にそのまま収納連設することができ
る繊維強化プラスチック(FI?P)で構成された2段
式の鉄道車両用個室寝台に関する。
〔従来の技術] 近時、旅客の快適嗜好に沿うため開放式に比べ個室形式
の寝台車が増加している。ところが、個室寝台は1室の
専有空間を広く取る必要があるため、車両当たりの乗客
輸送力が著しく低下する問題がある。
このような問題の解消を図る目的で、上下2段式の個室
寝台が開発されている。例えば、実公昭63−1203
7号公報にはこの目的に沿う二階形の個室寝台構造が提
案されており、区画壁により上下の一階寝室と二階寝室
とに区画されている車両のの二階形個室寝台において、
上下寝台の区画壁を高段壁部と低段壁部からなる階段状
に形成することにより居住性の改善を図っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記した実公昭63−12037号公報
記載の個室寝台構造においては、車両内に連設される各
二階形個室寝台の間に二階寝室用の階段を設置する必要
があり、必ずしも空間部分を十分に活用した構造とはい
えない、また、該構造に限らず従来の個室寝台は総じて
パネル部材で構成されている。この関係で各種の組立作
業は完成後の車両内部においておこなわれるため、工期
が長くなる難点がある。
本発明はこれら従来技術の問題点を解決するために開発
されたもので、空間部分を最大限に活用し、かつそのま
ま車両にセットできる形態に成形結合された2段形個室
寝台の提供を目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するための本発明による鉄道車両用個
室寝台は、繊維強化プラスチック(FRP)で成形され
た各独立の空間区画を有し、間口および奥行が略同一寸
法の上段個室と下段個室を2段重ねに結合一体化してな
ることを構成上の特徴とする。
第1図は本発明の構成態様を示したもので、(A)は上
段個室1の全体斜視図、CB)は下段個室2の全体斜視
図である。各個室寝台の本体は予め繊維強化プラスチッ
ク(FI?P)材料を用いて成形された独立のカプセル
状空間区画を保有し、上段個室室1の間口W1および奥
行り、は下段個室2の間口W2および奥行D2と略同−
の寸法に設定されている。
個室寝台本体を構成する繊維強化プラスチック(FRP
) としては、従来から汎用されている不飽和ポリエス
テル樹脂をマトリックスとするものでもよいが、安全性
の面を考慮すると耐燃性および低発煙性に優れるフェノ
ール樹脂をマトリックスに使用することが好ましい。こ
の場合には、液状レゾール型樹脂に硬化剤として有機、
無機の酸もしくはアルカリ類を配合し、必要に応じて各
種の充填剤を添加混合する。強化繊維には不飽和ポリエ
ステル樹脂の強化材として一般に使用されているガラス
繊維を適用することができ、ハンドレイアップ法、レジ
ンインジェクション法、BMC,SMC法などの成形法
により複合成形される。
下段個室2は、出入口3Bに通ずる足踏場の床面4Bの
片側に上段個室10階段部分5を収納するための窪み部
6を有する壁面で区画された寝台空間を形成することに
より構成されている。一方、上段個室1は、出入口3A
に通ずる階段7および踊り場となる床面4Aとその片側
に前記下段個室2の床面天井に相当する上部位置に湾曲
状天井部8を有する壁面で区画された寝台空間9Aを形
成することにより構成されている。そして、これらの両
個室は上段個室1の階段部分5が下段個室2の窪み部6
に収納された状態に支柱を介して支持固定されて一体化
した構造となっている。
(作 用〕 上記の構造を備える本発明の鉄道車両用個室寝台によれ
ば、軽量で高強度の繊維強化プラスチンクスで成形され
、間口、奥行が略同一寸法である各独立の空間区画を有
する個室寝台本体が予め2段に結合一体化した形態を呈
するから、車両への搭載および設置が極めて簡単となる
。また、室内灯、スピーカー、手摺、ソファ−、カーテ
ン器具、冷暖房器用整風板などの各種内装部品を車両設
置前の段階で装備することが可能となるため、車両内で
の工期は大幅に短縮される。
更に、上段個室の階段部分が下段個室の寝台空間の一部
に入り込んだ状態で上下2段に結合一体化する構造に設
計されているから、上段個室の階段部分が連設される個
室寝台間に介在することはなく上下段の出入口が交互に
連続するように設置することができる。このため、1車
両当たりの設置個数が著しく増大する。
なお、下段個室の寝台空間は窪み部の形成により若干手
狭になるが、この挟間部位は寝た場合の足元に相当する
位置であるため居住性を損ねる心配はない。
(実施例〕 以下、本発明の実施例を第2〜8図に基づいて説明する
第2図は本発明の鉄道車両用個室寝台を示した正面図、
第3図は第2図のA−A’線に沿う縦断面図、そして第
4図は第2図のB−B’線に沿う平断面図である。これ
ら図において、1は上段個室、2は下段個室、3A、3
Bは出入口、4A、4Bは床面、7は階段、8は湾曲状
天井部、9A、9Bは寝台空間である。上段個室lおよ
び下段個室2は耐燃性の繊維強化プラスチック(FRP
)で成形および接合され、間口、奥行が路間−の寸法に
なるように形成されている。
上段個室1と下段個室2は2段重ねに組み合わされ、四
方に配設した支柱10.11.12.13を介して固定
される。各個室は、各支柱に設置されているプレート1
4A、15A、16A、17Aにより上段個室1が支持
され、プレート14B、15B、16B、17Bにより
下段個室が支持されている。なお、支柱形状は第6図に
示すように下段個室1の底部から上段個室の上部に至る
長尺の支柱100所定位置にプレー)1’4A、14B
を設置する構造のほか、第7図のように上段個室lを支
持するプレー) 14A’をもつ支柱10′と下段個室
2を支持するプレート14A’14Bをもつ支柱10″
とを別々に作製し、各個室を固定後にプレート14A’
 と14A1とを溶接、ネジ止め等の適宜な手段により
接合する方法を採ることができる。このような支柱とプ
レートによる個室の支持は、上下個室間に一定の間隙を
形成することになり、上段個室の足音などが下段個室に
直接影響を与えることを防止するため、防音、防振に対
して効果がある。なお、各支柱の上端部には搬送等に便
宜なように吊り上げ用のフック孔18を設けておくこと
が好ましい。
個室と支柱との結合は両者間の空隙をパテで充填し、固
着後に繊維強化プラスチックなどによるオーバーレイを
施すことによっておこなわれる。
この際、パテおよびオーバーレイに使用される樹脂成分
は個室寝台本体のFRP材料に使用したものと同質とす
ることが好ましい。
各支柱には個室寝台の成形時における型抜きのための抜
き勾配に対応するスペーサーとして、溶接等によって袖
板19を設置すると固定が確実となる。袖板19を設置
した部分には第5図のように個室壁との間をパテ20で
接着し、さらに袖板およびその付近の外周をオーバーレ
イ層21で被覆することが補強上好ましい手段となる。
車両天井の冷暖房主ダクトから各個室内へ冷暖気を導入
するには、風道断面を美的に確保するために上段個室1
および/または下段個室2の天井および/または側壁の
稜線に沿って冷暖房用風道を埋設する構造とする。第8
図は上段個室1の天井の稜線に沿って冷暖房用風道22
を形成した部分の断面を示したもので、風道22は外側
に風道外被23を覆設して形成し、その内面に結露防止
用の断熱材25を張りつけ外面にはオーバーレイ層21
を被覆する。主ダクトとの接続は、必要に応じ短尺のフ
レキシブルパイプを用いてダクト接続筒24(第2図参
照)との間でおこなわれる。
このようにして結合一体化された個室寝台には窓枠26
その他必要な内装部品が予め設置され、内装が全て完了
した状態で出入口3A、3Bを車両の通路側(第3図、
1点破線部分)に向け、その出入口が交互に隣接する(
第2図、1点破線参照)ように連設される。なお、階段
7の下部には必要に応じて跳板27を敷設することがで
きる。
〔発明の効果] 以上のとおり、本発明によれば繊維強化プラスチック(
FIIP)により形成された独立の空間区画をもつ居住
性、快適性に優れる個室が上下2段に一体化した個室寝
台が提供されるから遠距離列車用として旅客の要求を満
足させることができる。そのうえ、上段個室の階段、踊
り場部分が個室空間内に巧みに収納されるような構造に
設計されているから、余分のスペースが不要となる。し
たがって、1車両当たりの個室寝台数を多く設置するこ
とができ、輸送力の向上に対する効果が増大する。
更に、内装が完成した後に車両内に搬入することができ
るため、従来のパネル工法に比べて車両内での工期が大
幅に短縮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成態様を示した図で(A)は上段個
室の全体斜視図、(B)は下段個室の全体斜視図である
。第2図は本発明の実施例による鉄道車両用個室寝台の
正面図、第3図は第1図のA−A’線に沿う縦断面図、
第4図は第2図のB−B’線に沿う平断面図、第5図は
第4図の同区画部分の拡大図である。第6図および第7
図は支柱部分を示した斜視説明図、第8図は風道部分を
示した断面説明図である。 1・・・上段個室     2・・・下段個室3A、3
B・・・出入口  4A、4B・・・床面5・・・階段
部分     6・・・窪み部7・・・階段     
  8・・・湾曲状天井部9A、9B・・・寝台空間 10.11,12.13・・・支柱 14A、14B、15A、15B、16A。 16B、17A、17B・・・プレート18・・・フッ
ク穴    19・・・袖板20・・・パテ     
 21・・・オーバーレイ層22・・・冷暖房用風道層
 23・・・風道外被24・・・ダクト接続筒  25
・・・断熱材26・・・窓枠      27・・・跳
板W・・・間口       D・・・奥行第 図 第2図 第3図 第 7 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、繊維強化プラスチック(FRP)で成形された各独
    立の空間区画を有し、間口および奥行が略同一寸法の上
    段個室(1)と下段個室(2)を2段重ねに結合一体化
    してなることを特徴とする鉄道車両用個室寝台。 2、下段個室(2)が出入口(3B)に通ずる床面(4
    B)とその片側に上段個室(1)の階段部分(5)を収
    納するための窪み部(6)を有する壁面で区画された寝
    台空間を形成することにより構成され、上段個室(1)
    が出入口(3A)に通ずる階段(7)および床面(4A
    )とその片側に前記下段個室の床面(4B)天井に相当
    する上部位置に湾曲状天井部(8)を有する壁面で区画
    された寝台空間を形成することにより構成されており、
    これら両個室を前記上段個室の階段部分(5)が下段個
    室の窪み部(6)に収納した状態に支柱を介して支持固
    定された構造を有する請求項1記載の鉄道車両用個室寝
    台。 3、上段個室(1)および下段個室(2)が、四方に配
    設した支柱(10、11、12、13)の各プレートに
    より支持固定されている請求項1または2記載の鉄道車
    両用個室寝台。 4、支柱と上段個室(1)および下段個室(2)との間
    に、各個室をFRP成形するときに形成される抜き勾配
    に合わせた袖板(19)が介設されている請求項1、2
    または3記載の鉄道車両用個室寝台。 5、上段個室(1)および/または下段個室(2)の天
    井および/または側壁の稜線に沿って冷暖房用風道(2
    2)が埋設された構造を有する請求項1または2記載の
    鉄道車両用個室寝台。
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