JPH0328628A - 灯芯式石油燃焼器の吸臭制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明ぱ灯芯式石油燃焼器の吸臭制御装置に関するもの
である。

従来の技術 一般に灯芯式石油燃焼器は灯芯を降下させて消火すると
、この灯芯から気化し続ける石油蒸気が高温の燃焼筒内
に入り、ここで熱分解されて強い臭気を発生するという
問題があった。

そこで最近はこの消火時の臭気を低減するため消火と同
時にファン等の吸臭装置を作動させ、灯芯から気化し続
ける石油蒸気をタンク内に吸込んだ後外部へと放出する
ものが提案されている。第２図、第３図はこのような装
置を有する灯芯式石油燃焼器で、灯芯１を降下させて消
火すると吸臭装置２のファン３が回転を始め、灯芯１上
部から気化し続ける石油蒸気を矢印のようにタンク４内
へと吸引し、排出口６より外部へと放出する。

この吸臭装置付きの灯芯式石油燃焼器によれば消火後に
発生し続ける石油蒸気が高温の燃焼筒６へと流れ込まず
にタンク４内金介して大気中に放出されるので、石油蒸
気が熱分解されることによって生じる刺激的な臭気はな
くなり、大ｒｔＪな臭気低減が図れる。

このような灯芯式石油燃焼器の吸臭装置の制御装置は従
来第４図のように構或されていた。以下その構成を動作
説明とともに行なう。１ず灯芯上下つまみ７を回転させ
て灯芯１を上昇させ点火装置（図示せず）で点火すると
、灯芯上下つまみ７と連動するスイッチ８のコモン接点
８ａが常開接点８ｂ側に切換わる。これによってスイッ
チ８、抵抗９を介［７てコンデンサ１０に充電がなされ
るとともに、トランジスタ１１、トランジスタ１２に給
電され、これらのトランジスタ１１　．１２がＯＮする
。

次にこのような状態から灯芯上下つまみ７を回転させて
灯芯１を降下させ消火すると、スイッチ８のコモン接点
８ａが常閉接点８Ｃ側に切換わる。

これによってトランジスタ１２、スイッチ８、抵抗１３
，１４を介してトランジスタ１６のベースに電流が流れ
、このトランジスタ１６がＯＮする。

その結果ファン３のモータ１６が回転を始め、前述した
如く灯芯上部から気化し続ける石油蒸気をタンク内へと
吸引するようになる。一方、これと同時に抵抗１７、１
８を介してコンデンサ１９に充電が開始され、その充電
電圧が一定値に達するとコンパレータ２０、２１が作動
してトランジスタ１１をＯＦＦとする。これによってト
ランジスタ１２もＯＦＦ　Ｌ，さらにはこのトランジス
タ１２、スイッチ８を介して給電されていたトランジス
タ１６もＯＦＦ　し、ファン３のモータ１６が回転を停
止する。すなわちモータ１６は前記コン．デンサ１９が
一定電圧に充電される１での間回転して吸臭動作を行な
い、その後は自動的に停止するようになっている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の制御回路は、燃焼器を燃焼させ
ている時に前述した如く電源である電池２２からトラン
ジスタ１１、１２に微弱電流が流れている。例えばこの
従来の回路に訃いて実測（ーでみると、電池２２の電圧
が３．２ｖあって電流は約０．８３　ｍＡ流れていた。

このようにこの制御回路では燃焼器を燃焼させている間
中微弱電流が流れ続け、無駄に電池２２を消耗するとい
う問題があった。例えば灯芯に点火する場合に 電池電圧　　　　　　　　　３ｖ 点火ヒータに流れるｔｉ　　　ＩＡ 点火に要する時間　　　　　６秒 とすると、これらから点火に要する全電力は３Ｘ１Ｘ５
＝＝１５Ｗ−就 となる。このような計算で従来例のように０．８３ｍＡ
ｉ流しながら１０時間使用したとすれば、電池電圧　　
　３ｖ 流れている電流　０．８３ｍＡ＝０．８３Ｘ１０　　Ａ
消費時間　　　　１０時間＝１０Ｘ６０Ｘ６０秒＝３８
Ｘ１０’ 使用電力＝３Ｘ０．８３Ｘ１０　　Ｘ３６Ｘ１０’＝８
９．８４Ｗ＠就 即ち、上記点火電力の約６倍となり、従って通常の点火
と合わせ７回点火動作したのと同じ電力を消費すること
になる。その結果電池の寿命は著しく短くなる。

本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、電池等の
電源の無駄な消耗をなくして電源寿命を向上させること
を目的としたものである。

問題点を解決するための手段 本発明は上記目的を達或するため電源とモータとコンデ
ンサと切換スイッチにより直列の閉回路を形戒すると共
にこの閉回路のコンデンサに、前記切換スイッチを介し
て抵抗器を並列接続し、前記コンデンサは充電時間金も
って前記モータの回転時間を規制する構戊にしてある。

作　　用 本発明は上記のように構咬してあるので燃焼中は切換ス
イッチが抵抗側に切換ってコンデンサに充電されていた
電荷を放電しており電力の消費は行なわれず、筐た、燃
焼停止中はこのコンデンサへの充電が完了すると充電作
用は自動的に停ｌＬシてそれ以降は電源が消費されず電
源の長寿命化が可能となる。

実施例 以下その一実施例を第１図金用いて説明すると、第１図
に釦いて、２１ぱ電池等の電源、２２はこの電源２１に
接続した吸臭ファン用のモータ、２３は上記電源２１と
モータ２２と直列に切換スイッチ２４を介して接続した
コンデンサで、切換スイッチ２４のコモン接点２４ａに
接続してる。そして切換スイッチ２４の常開接点２４ｂ
は抵抗２６を介してコンデンサ２３と閉回路全形成し、
常閉接点２４ｃぱモータ２２に接続してある。

上記構或にふ・いて、第２図、第３図で説明したような
灯芯式石油燃焼器にこの制御回路を用い灯芯１を芯灯上
下つ１み７をもって上昇させて燃焼を開始すると、前記
つ１み７に連動する切換スイッチ２４のコモン接点２４
ａが常開接縣２　４　ｂ側に切換わってコンデンサ２３
に燃焼停止中に充電された電荷が放電され、かつ電源２
１の回路は開路となり、モータ２２は停止し、電流も流
れない。

すなわち器具燃焼中に釦ける電気の流れ、換言すれば無
駄な電気の使用はなくなる。

このような状態で灯芯１を降下させて消火すると切換ス
イッチ２４のコモン接点２４ａが常閉接点２４ｃ側に復
帰し、燃焼中に放電されていたコンデンサ２３への充電
が開始されるとともにモタ２２が回転を始める。このモ
ータ２２の回転はコンデンサ２３に充電されている間で
、コンデンサ２３への充電が完了するとモータ２２の回
転は停止する。すなわちコンデンサ２３への充電が完了
する筐での間（約１分間）灯芯上部から気化し続ける石
油蒸気をタンク４内に吸引した後外部ヘと放出する。

なお・上記コンデンサ２３はモータ２２の同転に充分な
充電容量が必要であり、電源２１の電圧が３ｖとすると
１ファラノドぐらい必要である。筐た放電時の作護用で
ある抵抗２６は１００Ωぐらいが適当である。

発明の効果 以上実施例の説明で明らかなように本発明によれば、器
具燃焼中に無駄な電気が流れないのでその分電池等の電
源寿命を長くすることができ、経済的である。しかも回
路も非常に簡単で部品点数も少なくてすみ、故障等の恐
れも減少する等、その効果は大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に卦ける吸臭制御装置の回路
図、第２図は本発明及び従来の吸臭制御装置を用いた燃
焼器具の上面図、第３図は同じく断面図、第４図は従来
の吸臭制御装置の回路図である。 ２１・・・・・・電Ｌ２２・・・・・・モータ、２３・
・・・・・コンデンサ、２４・・・・・・切換スイッチ
、２５・・・・・・抵抗。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）電池等の電源と吸臭ファン用のモータとコンデン
   サと切換スイッチとで形成した直列の閉回路と、この閉
   回路の前記コンデンサに前記切換スイッチを介して並列
   接続した抵抗器とを備え、前記コンデンサは充電時間を
   もって前記モータの回転時間を設定する灯芯式石油燃焼
   器の吸臭制御装置。