JPH03283063A - 光情報記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光情報記録媒体に関する。

従来の技術 一般に、磁力を用いて吸着するマグネット・チャック方
式を用いた光デイスク装置では、スピンドルモータの回
転軸先端のターンテーブル上に磁′石を備え、光デイス
ク側ではこの磁石に対向する領域に磁性体を設けて吸着
されるようにしている。

ここに、光デイスク中心のハブをすべて金属製磁性体と
して構成したもの、必要領域に金属板をインサート成形
したハブ構成としたもの等があるが、何れにしてもハブ
は光デイスク自身に直接固着されている。固着の方式と
しては、主に、光硬化樹脂や溶剤を用いた接着法又は超
音波溶着法が用いられる。

発明が解決しようとする課題 このような光ディスクにおいては、ハブ固着に際してデ
ィスク本体への悪影響を与えることがなく、かつ、長期
的な信頼性があることが要求される。

ここに、接着法によるハブ固着の場合、固着によるディ
スク本体へのストレスは軽度のため複屈折の増加は殆ど
ないが、長期信頼性の点で劣るものである。

一方、超音波溶着法によるハブ固着の場合、長期信頼性
の点では優れているが、固着によるディスク本体へのス
トレスが大きく、複屈折の増大を招き、場合によっては
長所である長期信頼性にも悪影響を与えかねないもので
ある。

このように、従来の光ディスクの場合、長期信頼性の確
保と、ディスク本体に与えるストレスの軽減という相反
する制約から、かなり限られた範囲の条件設定しかでき
ず、記録媒体として不十分である。

課題を解決するための手段 光情報記録再生装置の回転軸上に設けた磁石の磁力によ
り吸着支持される磁性体を備えて回転駆動される光情報
記録媒体において、前記磁石に対向する領域に前記磁性
体を配設させたハブを媒体本体の表裏方向に２分割して
設け、これらのハブ同士の固着により前記媒体本体の中
心穴に嵌合させた。

作用 ハブが媒体本体に直接固着されていないため、媒体本体
にハブ固着時のストレスを与えることがなく、複屈折の
増大がない。一方、２分割されたハブ同士の固着には媒
体本体への影響がないことから、超音波溶着法等を用い
ることができ、長期信頼性の高いものとすることができ
る。よって、良好なる記録／再生動作が可能な媒体とな
る。

実施例 本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

本実施例の光ディスク（光情報記録媒体）１は、中心穴
２を有する円盤状のディスク本体（媒体本体）３と、前
記中心穴２に嵌合された上下２分割のハブ４，５とより
なる。各々のハブ４，５は各々表面側の所定位置く光デ
イスク装置の回転軸上に設けた磁石に対向する領域）に
位置させて磁性板（磁性体）６．７を有する対称形状の
ものである。これらのハブ４，５同士の固着側には、外
形寸法ｄ１　より順次小さくなる寸法ｄ１（＝中心穴２
の直径）、ｄ、とされた２段の段差部４ａ、４ｂ、’５
ａ、５ｂが各々形成されている。厚さ方向の寸法は各々
ｈ、、ｈ、、ｈ、とされている。ここに、２つのハブ４
，５は全く同一形状ではなく、第２図に示すように、一
方のハブ４の固着面側にはハブ５の固着面に対向させて
溶着代８（高さ：ｈ、）が形成されている（ハブ５側の
固着面は平坦である）。

より具体的には、これらのハブ４．５は内径４価、外径
１５ｍｍのステンレスプレート６．７を帝人化成株式会
社製のＬ−１２２５Ｌなるポリカーボネート樹脂（ハブ
４，５）でインサート成形したもので、ｄ　＝１７鴫、
ｄ、＝１５鵬、ｄ、＝１０＋ｎｍ、ｈ、＝２ｎｖｎ、ｈ
、＝ｈ、＝０．７＋＋＋＋ｎ　とされている。ハブ４側
の溶着代８はり、＝０．１５ｎｖｎとされている。

このような構成要素において、光ディスクｌとしては、
各々のハブ４．５の段差部４ａ、５ａをディスク本体３
の中心穴２に嵌合させ、ハブ４゜５の固着面同士を接合
させ、溶着代８を超音波溶着してハブ４，５同士を第１
図に示すように固着してなる。溶着条件は、振動振幅：
４２μｍ、溶着時加圧カニ１４ｋｇ、溶着変位量：１５
０μｍとした。

溶着には０．０７秒要した。この条件により固着された
ハブ４，５の破壊強度は１６ｋｇＷ〜２０ｋｇＷであっ
た。

ここに、第１図に誇張して示すように、ハブ４゜５とデ
ィスク本体３表面との間は約０．３ｍｍ程度のクリアラ
ンスが設けられており、ハブ４，５同士の固着によるデ
ィスク本体３へのストレスは一切発生しない。また、こ
のような０．３ｍｍ程度のクリアランス９があっても、
ディスク本体３の中心穴２とハブ４，５の寸法ｄ、なる
段差部４ａ。

５ａとの寸法関係により、ディスク本体３がハブ４．５
から外れることはなく、間接的な嵌合固定でも支障はな
い。即ち、装置本体内に装填し、回転軸により回転駆動
させる際にも中心ずれを起こすことなく、正常に記録／
再生動作を行わせることができる。

発明の効果 本発明は、上述したように磁性体を備えたハブを媒体本
体の表裏方向に２分割して設け、これらのハブ同士の固
着により媒体本体の中心穴に嵌合させてなり、ハブが媒
体本体に直接固着されていないため、媒体本体にハブ固
着時のストレスを一切与えることがなく、複屈折の増大
といった悪影響がなく、かつ、２分割されたハブ同士の
固着には、媒体本体への影響がないことから、超音波溶
着法等を用いることができ、長期信頼性の高いものとす
ることができ、よって、良好なる記録／再生動作が可能
な媒体を提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は断面図
、第２図はハブ単体の断面図である。 ２・・・中心穴、３・・・媒体本体、４，５・・・ハブ
、６゜７・・・磁性体

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 光情報記録再生装置の回転軸上に設けた磁石の磁力によ
   り吸着支持される磁性体を備えて回転駆動される光情報
   記録媒体において、前記磁石に対向する領域に前記磁性
   体を配設させたハブを媒体本体の表裏方向に２分割して
   設け、これらのハブ同士の固着により前記媒体本体の中
   心穴に嵌合させたことを特徴とする光情報記録媒体。