JPH032768Y2 - - Google Patents

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JPH032768Y2
JPH032768Y2 JP12128086U JP12128086U JPH032768Y2 JP H032768 Y2 JPH032768 Y2 JP H032768Y2 JP 12128086 U JP12128086 U JP 12128086U JP 12128086 U JP12128086 U JP 12128086U JP H032768 Y2 JPH032768 Y2 JP H032768Y2
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diaphragm
gas
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sheet
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はダイアフラムに関し、特に、耐気体
透過性を向上させることのできるダイアフラムに
関するものである。
〔従来技術およびその問題点〕
一般に、この種のダイアフラムは、ゴム等の弾
性体により形成されているために気体透過性を有
し、このため、加硫等により架橋密度を高くする
ことによつて、耐気体透過性を向上するようにし
たものが存在するが、これらにあつては耐油性が
低下してしまうという問題点を有していた。
また、ゴム等の弾性体の代わりに金属箔等から
なるベローズを用いて、この金属箔等のベローズ
の耐気体透過性によつてダイアフラムを耐気体透
過性としたものも存在するが、コストが非常に高
く実用的でなかつた。
そこで、第5図および第6図に示すように、ゴ
ム等の弾性体からなるダイアフラム本体22と、
このダイアフラム本体22の内側あるいは外側に
設けられた金属箔または樹脂膜等のシート状部材
23との2重構造でダイアフラム21を構成し、
金属箔または樹脂膜等のシート状部材23の耐気
体透過性によつてダイアフラム21を耐気体透過
性としたものが存在するが、金属箔または樹脂膜
等のシート状部材23は、ゴム等の弾性体からな
るダイアフラム本体22と比較して伸び率が極め
て小さいために、ダイアフラム本体22の伸び率
に制約を与えることとなり、結果的にダイアフラ
ム21の変形範囲が小さい範囲に制約されるとい
う問題点を有していた。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題
点を解決したものであつて、耐気体透過性を向上
することができるとともに、変形範囲をゴム等の
弾性体のみで構成したものとほぼ同様とすること
ができ、さらに、耐久性も良好とすることのでき
るダイアフラムを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために、この考案は、
ゴム等の弾性体からなるダイアフラム本体に、2
つの耐気体透過性のシート状部材を、前記ダイア
フラム本体2の変形時の歪み量が最大となる部分
で不連続となるように設けた構成を有している。
〔作用〕
この考案は上記のようにゴム等の弾性体からな
るダイアフラム本体に、その変形時の歪み量が最
大となる部分で2つの耐気体透過性のシート状部
材を重複した状態で設けたことにより、耐気体透
過性を向上することができるとともに、2つの耐
気体透過性のシート状部材は一体となつていない
ので、変形範囲をゴム等の弾性体のみで構成した
ものとほぼ同様とすることができ、さらに、耐久
性を向上することができることとなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図にはこの考案によるダイアフラムの第1
の実施例が示されていて、このダイアフラム1
は、ゴム等の弾性体であるダイアフラム本体2を
椀状に形成するとともに、このダイアフラム本体
2の開口周縁部から側部の内面にかけて、たとえ
ば、アルミニウムの金属箔等の耐気体透過性のシ
ート状部材3を、また、底部の外面にダイアフラ
ム本体2を介して前記耐気体透過性のシート状部
材3と周縁部が重複するように耐気体透過性のシ
ート状部材4をそれぞれ加硫接着等で接着して形
成されていて、前記ダイアフラム本体2において
耐気体透過性のシート状部材3,4が不連続で、
かつ、切り替わる部分は、ダイアフラム本体2の
変形時にその歪み量が最大となる部分となつてい
る。
したがつて、ダイアフラム1が変形、たとえ
ば、膨張した場合に、前記弾性体であるダイアフ
ラム本体2に対して前記耐気体透過性のシート状
部材3,4の伸び率は小さいが、ダイアフラム本
体2の膨張時に、その歪み量が最大となる部分で
前記耐気体透過性のシート状部材3,4が不連続
で、かつ、切り替わつているので、ダイアフラム
本体2の伸び率、すなわち、ダイアフラム1の伸
び率に何ら影響を与えることがないものである。
そして、上記のようなダイアフラム1をアキユ
ムレータに使用した状態が第2図に示されてい
て、上、下ケーシング5,6間で形成される空所
内には、上ケーシング5の環状垂下部7を覆つた
状態でこの考案によるダイアフラム1が取付けら
れ、上ケーシング5とダイアフラム1との間でガ
ス室8が形成され、また、下ケーシング6の内面
とダイアフラム1の外面とは接触しているととも
に、下ケーシング6に穿設した複数の孔9は流体
通路と連通されるようになつている。
そして、前記上ケーシング5に、前記ガス室8
と連通するガス流入孔10が設けられ、このガス
流入孔10を介してガス室8内に所定圧力のガス
が封入された状態で保持されている。
一方、流体通路からの脈動はダイアフラム1が
ガス室8側に変形することで吸収されるようにな
つている。
この場合、既述のようにダイアフラム1はゴム
等の弾性体のみで形成したものと同様に変形可能
であることに加えて、耐気体透過性のシート状部
材3,4によつて充分な耐気体透過性を有してい
るので、ガス室8内に封入されたガス圧が長期に
亙つて一定に維持されることとなり、したがつ
て、このダイアフラム1をアキユムレータに用い
た場合には、従来のもののように、気体透過を見
越してあらかじめ気体容量を大きくする必要がな
くなるので、アキユムレータを小型化することも
可能となるものである。
第3図にはこの考案によるダイアフラムの第2
の実施例が示されていて、前記第1の実施例と同
一の部材には同一の番号を付して詳細な説明は省
略する。
このダイアフラム1は、ダイアフラム本体2の
開口周縁部から側部の外面にかけて耐気体透過性
のシート状部材3を、また、底部の内面にダイア
フラム本体2を介して前記耐気体透過性のシート
状部材3と周縁部が重複するように耐気体透過性
のシート状部材4をそれぞれ加硫接着等で接着し
て形成されていて、このように構成したものであ
つても、前記第1の実施例と同様に、耐気体透過
性を向上することができるとともに、変形範囲を
ゴム等の弾性体のみで構成したものとほぼ同様と
することができ、さらに、耐久性を向上すること
ができることとなる。
第4図にはこの考案によるダイアフラムの第3
の実施例が示されていて、前記のものと同一の部
材には同一の番号を付して詳細な説明は省略す
る。
このダイアフラム1は、ダイアフラム本体2の
開口周縁部から側部の内面にかけて耐気体透過性
のシート状部材3を、また、底部の内面に前記耐
気体透過性のシート状部材3と周縁部が重複し、
かつ、この周縁部が摺動可能となるように耐気体
透過性のシート状部材4をそれぞれ加硫接着等で
接着して形成されていて、このように構成したも
のであつても前記実施例のものと同様な作用を奏
するものである。
なお、前記それぞれの実施例においては、ダイ
アフラムの形状として椀状のものを示したが、こ
れに限定することなく、円筒状のものでも良く、
要は、ゴム等の弾性体からなるダイアフラム本体
に、その変形時の歪み量が最大となる部分で不連
続となるように2つの耐気体透過性のシート状部
材をそれぞれ設けたものであればどのようなもの
であつても良いことは勿論である。
〔考案の効果〕 この考案は上記のように、ゴム等の弾性体から
なるダイアフラム本体に、このダイアフラム本体
の変形時の歪み量が最大となる部分で不連続とな
るように2つの耐気体透過性のシート状部材をそ
れぞれ設けて構成したので、耐気体透過性を極め
て高くすることができるとともに、ゴム等の弾性
体のみで形成したものと比較してほぼ同一の変形
範囲を得ることができ、しかも、ダイアフラム本
体の弾性により耐久性を向上することができるな
どのすぐれた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるダイアフラムの第1の
実施例を示す概略縦断面図、第2図は第1図に示
すものをアキユムレータに取付けた状態を示す
図、第3図は第2の実施例を示す概略縦断面図、
第4図は第3の実施例を示す概略縦断面図、第5
図および第6図は従来のものを示す概略縦断面図
である。 1,21……ダイアフラム、2,22……ダイ
アフラム本体、3,4……耐気体透過性のシート
状部材、5……上ケーシング、6……下ケーシン
グ、7……環状垂下部、8……ガス室、9……
孔、10……ガス流入孔、23……シート状部
材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ゴム等の弾性体からなるダイアフラム本体2
    に、2つの耐気体透過性のシート状部材3,4
    を、前記ダイアフラム本体2の変形時の歪み量
    が最大となる部分で不連続となるように設けた
    ことを特徴とするダイアフラム。 (2) 前記耐気体透過性のシート状部材3,4は、
    金属箔で形成されている実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のダイアフラム。 (3) 前記耐気体透過性のシート状部材3,4は、
    前記ダイアフラム本体2の異なる面に縁部が対
    向する状態に設けられている実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のダイアフラム。 (4) 前記耐気体透過性のシート状部材3,4は、
    前記ダイアフラム本体2の同一面において、互
    いに縁部どうしが重複して設けられている実用
    新案登録請求の範囲第1項記載のダイアフラ
    ム。
JP12128086U 1986-08-07 1986-08-07 Expired JPH032768Y2 (ja)

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JP12128086U JPH032768Y2 (ja) 1986-08-07 1986-08-07

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JPS6327762U JPS6327762U (ja) 1988-02-23
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JP2574394B2 (ja) * 1988-05-24 1997-01-22 松下電器産業株式会社 圧力センサ

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JPS6327762U (ja) 1988-02-23

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