JPH03275350A - 突板シート - Google Patents

突板シート

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JPH03275350A
JPH03275350A JP2075770A JP7577090A JPH03275350A JP H03275350 A JPH03275350 A JP H03275350A JP 2075770 A JP2075770 A JP 2075770A JP 7577090 A JP7577090 A JP 7577090A JP H03275350 A JPH03275350 A JP H03275350A
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veneer
sheet
coating film
film
linear expansion
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JP2075770A
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Tatsuro Kawamura
川村 達郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はラッピング加工に供せられる突板シートに関す
る。
〔従来技術およびその問題点〕
従来より、突板の裏面にシート状物を貼着したラッピン
グ加工に供せられる突板シートは知られている。
該突板シートは、被化粧材(以下基材とする)に貼着さ
れ、次いで塗装が施され、突板ラッピング製品を得てい
た。
ところが、該突板シートを被化粧材へラッピング加工を
行うと、 ■ 基材の有する曲面、折曲部分において、該突板シー
トは、突板部分に割れを生じ該部分の表面強度が低下す
る。
■ 突板部分に発生した該割れ部分では、後に塗装が施
された場合、塗料の浸透速度が他の部分に比べ大きく、
塗膜厚さむら、光沢むらなど塗装欠陥を生じる。
■ ラッピング加工後に塗装を行わなければならないの
で、その方法はスプレー塗装に限定され、塗装各面が均
一な塗装を行えば各面でも塗装むらが発生し1表面化粧
性が低下する。
■ 突板ラッピング製品の完成までの工程が煩雑で労力
、コストの上昇を招く といった問題点を残していた。
しかも、該突板シートは基材へ貼着された際、基材と突
板の膨張運動の差により、突板表面に生じるひ割れを防
止するために、基材の膨張運動の突板への伝達を防ぐ目
的で、突板の裏面にシート状物が貼着されている。
ところが、このような従来の突板シートにおいては、突
板自身のひ割れは、防止できたものの、突板表面に塗膜
が形成される場合、該塗膜に対するひ割れの問題を残す
ものであった。
つまり、シート状物を裏面に貼着しないで突板が基板に
直接貼着されていると、強制的に基板の膨張運動の影響
を受は突板にひ割れを生じていた。このひ割れのために
、突板上の塗膜は、突板側に生じていた張力が解放され
ることになり突板表面側に該張力が逃げ、分散していた
ところが、突板にひ割れを防ぐために、突板と基板の間
に紙屑すなわちシート状物を介在させたことにより、突
板の膨張運動は、基板の影響を受けず、単独で比較的自
由に行われるようになった。
このため、突板は表面にひ割れを生じずに、膨張運動を
行うことなるので、該突板上に形成された塗膜は主とし
て突板の膨張運動すなわち基板の影響の少ない膨張運動
を強制的に受けることになる。このように塗膜は突板の
膨張運動により塗膜にひび割れを発生することになる。
〔問題点を解決するための手段とその作用〕本発明は上
記従来の突板シートの問題点を解決するため、次のよう
に塗膜の物性を設定したものである。すなわち シート状物1を裏面に貼着してなる突板シートにおいて
、突板2の表面に、破壊伸び5%以上を有し且つ、線膨
張係数が、突板の繊維方向と直交方向の線膨張係数の0
.5〜0.8倍好ましくはQ、 5−4.06 倍の値
を有する塗膜3を形成したものである。
本発明はこのように塗膜3の物性を設定することにより
、例えば弯曲部にラッピング加工する場合にも、塗膜3
にひ割れの発生がなく、意匠性を損なうことのない突板
シート4を得るものである。
〔構成の説明〕
以下本発明に構成について説明する。
第1図は、シート状物l、突板2、塗膜3より構成され
る突板シート4である。
シート状物1とは和紙、みつまた紙、マニラ紙、クラフ
ト紙、コツトン紙、合成樹脂含浸紙、他の紙類、不織布
など突板に基材の膨張運動を伝えずに突板の表面にひ割
れを生じさせないといった効果を有するものであればよ
い。
シート状物1が可撓性を有しているものであれば、該突
板ンート4の曲面を有する基材へのラッピング加工の際
好都合である。
突板2とは、スギ、ヒノキ、クリ、ブナ、ケヤキ、ラワ
ン、チーク、マホガニー、ローズウッド、ベイツガなど
に代表される銘木から得られる天然木突板、または、単
板を積層したフリッチをスライスし得られる人工突板を
用いることができる。
突板2の繊維方向に対し直交方向の線膨張係数は、4.
0X10−6〜40XIO−θの範囲にあり、0.2〜
1.0+m程度の厚さを有するものが用いられる。
塗膜3は、合成樹脂塗料によって形成されるもので、塗
膜の破壊伸び5%以上、突板の繊維方向と直交方向にお
ける線膨張係数の0.5〜8倍好ましくは0.5〜4・
06倍の範囲にあるもので例えば、塗膜の線膨張係数が
23X10−6〜34XIO−6にある、ポリエステル
樹脂、ポリウレタン樹脂、アミノアルキド樹脂、アクリ
ル樹脂、塩化ビニル樹脂、ニトロセルロースなどを例示
することができる。
塗膜3の破壊伸びは、5%未満であると、該突板シート
4を基材ヘラッピング加工し貼着した場合、基材の曲面
、折曲部分において、塗膜割れが発生してしまい、表面
意匠性を著しく低下させる。
更に、剛性が大きくなりラッピング加工の貼着時に、突
板の曲面、折曲部分に発生するひび割れを抑えることが
できず、塗膜割れと同時に、塗膜下の突板2のひび割れ
は防げないものである。
塗膜3に破壊伸び5%以上を有する塗料を採用したこと
により、該突板シート4を基材ヘラッピング加工し貼着
した場合でも、基材の曲面、折曲部分においても塗膜3
に割れが生じない、なぜならば一般に突板2の線膨張係
数が5%以内であるからである。また、従来起こってい
たラッピング加工の貼着時にも、基材の曲面、折曲部分
においても、突板2の表面と、該伸び力を持った塗膜で
覆うことになるので、突板表面には、該塗膜3の引張り
応力により、ひび割れの発生が防がれる。
塗膜4の線膨張係数が突板2の繊維方向と直交方向にお
ける線膨張係数の0.5倍未満であり、塗膜3の破壊伸
びが5%未満であると、塗膜3の膨張運動は、突板2の
膨張運動に対応できず、加えて該塗膜3の剛性が高いた
め、膨張運動に際し非常に脆弱性を示すことになり、容
易に塗膜割れを生じことになり、表面意匠性を低下させ
る結果となる。
塗膜3の線膨張係数が、突板2のam方向と直交方向に
おける線膨張係数の8.0倍以上であり、破壊伸び5%
以下であると剛性を持った塗膜3の膨張運動により、突
板2は強制的な張力をその表面に受けることになり、該
突板2表面に非常に微細な亀裂を発生させ、該現象の経
時的な繰り返しにより、該亀裂は突板2上に目視できる
程のひ割れへと発展し、所謂、塗膜下割れを起こし表面
意匠性を著しく低下させることになる。
また、塗膜3の線膨張係数が突板2の繊維方向と直交方
向における線膨張係数の0.5〜8.0倍の範囲になく
、その破壊伸びが5%未満であると、塗膜3の持つ剛性
と塗M3と突板2の膨張運動の差により、塗膜3と突板
2の力関係は、非常にアンバランスなものとなり、該突
板シート4を基材5に貼着し、実用に供した場合、該突
板シート4が形成する化粧面の耐久性を著しく低下させ
る結果を招く。
しかしながら、前記した塗膜3の線膨張係数は好ましく
は突板2の繊維方向、直交方向のそれの0.5〜4.0
6倍であることが好ましい。なぜならば、塗膜3の線膨
張係数があまり大きいと塗膜の弾力性とともの柔軟性な
ども増し、その強度が低下することになるからである。
すなわち、第4図に示すように塗膜3の線膨張係数を突
板2の繊維方向と直交する方向のそれの0.5倍に設定
したとすると破壊伸び5%に達しない範囲で突板2の繊
維方向直交方向の膨張に随順し、且つ塗膜3はその剛性
が最大限に保持できる。
得られた突板シート4は、第2図に示すように基材5上
に貼着される。
基材5とは合板、木質繊維板、パーティクルボード、集
成材、単板積層材などの木質材料により構成される板状
体あるいは造形体、合成樹脂板、合成樹脂シート、無機
質板、金属板、またはこれら二種以上により構成される
複合材料であってよい。
〔発明の効果〕
■ 基材の有する曲面、折曲部分においても該突板シー
トは突板部分に割れを生じることなく、該部分の表面強
度が低下することはない。
■ 突板シートには、ラッピング加工貼着前に塗装が行
われているため、突板シートを基材にラッピング加工す
るだけで、色むら、光沢むらなどの塗装欠陥を生じない
塗装各面が均一な塗装面を有した表面化粧性の優れた製
品が単一工程で得ることができる。
■ 突板の表面に形成される塗膜の破壊伸びを5%以上
線膨張係数を突板の繊維方向と直交方向における線膨張
係数の0.5〜8.0倍と好ましくは0.5〜4.06
倍に設定したことにより、突板シートを曲面へ折曲貼着
した場合でも、該折曲部においても塗膜にひび割れを発
生することがない。
なぜならば第4図に示すように、突板2が例えば5%伸
びたとし、且つ塗膜の最小線膨張係数がその0.5倍と
すると塗膜は2.5%を越えて5%に近づくまで伸びる
。これに対して塗膜の破断伸び5%であるので、塗膜3
は線膨張係数を越えるがひ割れの発生はない。
本発明は突板のその繊維方向と直交方向の線膨張係数が
5%内外を最大とする点に着目し、上記塗膜3の物性を
設定したもので、なるべく剛性が高く、しかもひ割れの
発生しない塗膜の形成に成功したものである。
例えば塗膜3の線膨張係数をあまり大きくすると塗膜の
強度が低下するので好ましくない。
〔実施例〕
30g/m2の厚みを有する和紙の表面に、接着剤を塗
布し、 厚さ0.5mm、表面に板目模様が現れるようにスライ
スされ、繊維方向と直交方向における線膨張係数18.
9X10−’の値を有するベイツガの突板を貼着する。
該裏面に和紙が貼着された突板の表面に破壊伸び6%を
有し、線膨張係数25XlO−6である塗膜をアミノア
ルキド樹脂塗料を塗布し形成し、所望の突板シートを得
た。
こうして得られた突板シートを木質繊維板製のの造作材
の表面に真空プレスで貼着し、突板貼り造作材を得たが
、該造作材の各折曲部においても塗膜割れのない優れた
化粧造作材が得られた。
同様にこの突板シートを合板表面に接着剤にて貼着し、
表面性の優れた化粧板が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明突板シートの断面図、 第2図:同じく折曲部にラッピング加工した時の断面図
、 第3図:突板の繊維方向を示す、 第4図二本発明の作用説明図。 l:シート状物、 2:突板、 3:塗膜、 4:突板シート、 5:基材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シート状物を裏面に貼着してなる突板シートにお
    いて 突板の表面に破壊伸び5%以上を有し、且つ、線膨張係
    数が、突板の繊維方向に対し直交方向の線膨張係数の0
    .5〜8.0倍好ましくは0.5〜4.06倍の値を有
    する塗膜が形成されていることを特徴とする突板シート
JP2075770A 1990-03-27 1990-03-27 突板シ―ト Expired - Lifetime JP2534927B2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56128234U (ja) * 1980-03-03 1981-09-29
JPS647529U (ja) * 1987-07-03 1989-01-17
JPH01120338A (ja) * 1987-11-04 1989-05-12 Dainippon Ink & Chem Inc 曲げ加工が可能な木質化粧板の製造方法

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