JPH03271039A - 車両用音響装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は一般にカーステレオと呼ばれている車両用音
響装置に関し、特に、イコライザの周波数特性を目動的
に調整する技術に関する。

（従来の技術〉 ｒ１動車内の狭い空間で良好な音質の音楽などを再生す
るには、音場としての車内の周波数特性を補正するため
に再生系にイコライザが必要になる。

また車内に搭乗している人数や、その人が座っている座
席の位置、さらには服装などによっても音場の周波数特
性が大きく変化するので、イコライザを備えていても、
手動でその特性を調整するものでは、車室内の状況の変
化に応じてたびたび調整作業を行なわなければならない
し、その調整を適切に行なうのも難しい。

電気的に周波数特性を可変設定することができるイコラ
イザを備えたものでは、何種類かの周波数特性をプリセ
ットしておき、車室角の状況に応じて特性パターンを簡
Ｉｌｌに切り替えることができるようにしたものがある
。さらには、イコライザの周波数バンド毎にテスト信号
を発生し、そのテスト信号をスピーカから実際に発音し
、そのテスト音をマイクロホンで採取してバンド毎にレ
ベル比較して音場の周波数特性を測定し、その特性がフ
ラットになるようにイコライザの周波数特性を自動設定
するものがある。

（発明が解決しようとする課題） 前述のように各バンド毎のテスト音を実際に発生してイ
コライザの周波数特性を自動調整する装置でも、テープ
プレーヤ、ＣＤプレーヤ、チューナなどの音楽ソースを
聴取して楽しむ行為とは別に、テストスイッチを押し、
車室内に無機的なテスト音をある程度の音量で発生させ
ることで調整を行なうことになるが、このような調整の
ための行為を状況の変化に応じてたびたび行なうのは面
倒であるし、快適なことではない。

この発明は前述した従来の問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、実際にスピーカから音楽などを鳴らし
て聴取している通常の使用状態のままで音場の周波数特
性に合わせてイコライザが自動調整されるようにした車
両用音響装置を提供することにある。

（課通を解決するための手段〉 そこでこの発明では、電気的に周波数特性を可変するこ
とができるイコライザを備え、信号源からの音￥１１ご
号を前記イコライザを介して増幅しスピーカから出力す
る車両用音響装置において、前記信号源からの音響信号
の周波数特性を適宜なサンプリング期間ごとに測定する
第１の測定手段と、前記スピーカから出力された音をマ
イクロホンで採取し、そのマイクロホン出力の周波数特
性を昂１の−き１定手段と同期して測定する第２の測定
手段と、第１および第２のＡＰｊ定手段によって得られ
た２つの周波数特性の差分に基づいてその差分が小さく
なるように前記イコライザの周波数特性を自動調整する
制御手段とを設けた。

（作　用） 例えばテーププレーヤなどの信号源で音楽を再生し、そ
れを実際にスピーカから出力している状態において、前
記第１の測定手段では、比較的長い前記サンプリング期
間における前記信号源からの周波数特性が測定される。

また第２のＪｌ定手段では、実際にスピーカで車室内に
放出された音の周波数特性を前記サンプリング期間と同
期してｄｐ１定される。そして前記マイクロホン出力の
周波数特性が原信号の周波数特性に近付くように、前記
制御手段によって前記イコライザの周波数特性が自動調
整される。

（実　施　例） 第１図は本発明の一実施例による車両用音響装置の概略
構成を示している。テーププレーヤ１゜ＣＤプレーヤ２
．チューナ３などの信号源からの音響信号がプリアンプ
４．イコライザ５．メインアンプ６を紅てスピーカ７に
供給され、スピーカ７から車室内に音が放出される。な
お図示省略しているが、本装置は左右２チャンネルのス
テレオ装置であり、スピーカ７は左右両チャンネルにつ
いて車室内の前後などに多数配置される。そして、車室
内の適宜な位置にマイクロホン８が設置されており、ス
ピーカ７から車室内に放出された音をマイク８で採取す
る。

イコライザ５に人力される前の原信号はＦＦＴ（高速フ
ーリエ変換）用路９ａ、累積回路１０ａ。

特性メモリｌｌａからなる第１の測定手段に供給される
。またマイクロホン８の出力はＦＦＴ＠路９ｂ、累積回
路１０ｂ、特性メモリｌｌｂからなる第２のＤＩ定手段
に入力される。

テーププレーヤ１．ＣＤプレーヤ２．チューナ３のいず
れかのソースからの音楽などの音響信号がプリアンプ４
．イコライザ５．メインアンプ６を経てスピーカ７から
出力されているとする。ＦＦＴ回路９ａはイコライザ５
に人力される原信号をｔｐ速でフーリエ変換して周波数
スベク）・ラムを繰り迦し出力する。累積回路１０ａは
例えば５〜１０秒捏度のサンプリング期間にＦ　Ｆ　Ｔ
　ｌ！！回路９ａから繰り返し出力される周波数スペク
トラムを素枯し、そのサンプリング期間の平均的な周波
数スペクトラムを出力し、その特性データをメモリ１１
ａに書き込む。

ＦＦＴ回路９ｂ、累積回路１０ｂ、特性メモリ１１ｂか
らなる第２の測定手段も第１の測定手段と同期してまっ
たく同様に動作し、マイクロホン８で採取した音響信号
についての周波数特性のデータをメモリ１１ｂに格納す
る。特性メモリ１１ａと１１ｂの特性データは一定の周
期で同期して更新される。

メモリｌｌａに格納された原信号の周波数特性データと
、メモリｌｌｂに格納されたマイクロホン８で採取した
信号の周波数特性データとが比較部１２で比較され、両
特性データの差分が求められ、その差分データに基づい
てイコライザ５の周波数特性が各バンド毎の差分を小さ
くする方向に自動調整される。

以上の動作が適当な周期で常時行なわれ、ソースからの
音楽などをスピーカ７から出力するという実使用状態に
おいて、車室内に放出された音の周波数特性が原信号の
周波数特性と等しくなるようにイコライザ５の特性が逐
次更新されていく。

（発明の効果〉 以上詳細に説明したように、この発明に係る車両用音響
装置では、ソースからの音楽などをスピーカから車室内
に放出している実際の使用状態において、車室内に放出
されてマイクロホンで採取された音の周波数特性が原信
号の周波数特性に等しくなるようにイコライザの周波数
特性が目動的に調整されるので、聴取者はまったく周波
数特性の補正について意識しなくても、乗車人数１乗員
の着出位置１服装それに曲物などの状況が変化して音場
の周波数特性が女動しても、それに合わせて逐次イコラ
イザの周波数特性が稠整され、常に良好な音質で音楽な
どを聴取することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による車両用音響装置の概略
構成ブロック図である。 ８・・・・・・・・・マイクロホン

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電気的に周波数特性を可変することができるイコライザ
   を備え、信号源からの音響信号を前記イコライザを介し
   て増幅しスピーカから出力する車両用音響装置において
   、前記信号源からの音響信号の周波数特性を適宜なサン
   プリング期間ごとに測定する第１の測定手段と、前記ス
   ピーカから出力された音をマイクロホンで採取し、その
   マイクロホン出力の周波数特性を第１の測定手段と同期
   して測定する第２の測定手段と、第１および第２の測定
   手段によって得られた２つの周波数特性の差分に基づい
   てその差分が小さくなるように前記イコライザの周波数
   特性を自動調整する制御手段とを備えたことを特徴とす
   る。